マリン・レイガン
マリン・レイガン | |
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外国語表記 | Marine Ragan |
登場作品 | 宇宙戦士バルディオス |
声優 |
塩沢兼人(原作) 山崎たくみ(SRW代役) |
デザイン | 上條修 |
種族 | S-1星人 |
性別 | 男 |
年齢 | 20歳[1] |
出身 | S-1星 |
所属 | UFムセイオン→ブルーフィクサー(特務戦闘隊特別隊員) |
概要
『宇宙戦士バルディオス』の主人公。
S-1星では科学者であった父・レイガン博士の手伝いをしていたが、ゼオ・ガットラー率いるアルデバロン軍の一斉蜂起によって父を殺され、更には皇帝トリノミアス三世の殺害の濡れ衣を着せられてしまう。
その後、自ら父が開発したパルサバーンに搭乗してアルデバロン軍を追うものの、亜空間突入に巻き込まれて過去の地球へと辿り着き、ブルーフィクサーの一員となって、アルデバロン軍と戦ってゆく。
敵であるアルデバロン軍からは「裏切り者」と呼ばれ、味方からも「敵のスパイ」と疑われてはいたものの、その熱意で次第に仲間の信頼を勝ち取っていった。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 初登場作品。自軍パイロットとしては珍しく海適応A。機体の海適応もAであり、水中戦もこなす。本職が科学者ということもあってか、格闘の数値が他のスーパー系と比較して低めだが、バルディオスのサイズのためその事は微塵も感じさせない。バルディオスのEN消費が激しいので、まずはEセーブを習得しよう。
- スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク
- 「チャレンジバトルMISSION6」では雷太&オリバーとの関係が険悪な時期のものになっている為、久々にマリン達のギスギスした戦闘台詞を楽しむ(?)事が可能。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 物語中盤、ZEXISの切り札としてゴッドシグマと共に満を持して登場する。
- 「過酷な運命を背負った異星人」という共通項で明神タケルの事を常に気に掛けるという、前作におけるデューク・フリードの立ち位置をそのまま継承している。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 物語序盤で登場。今回も明神タケルとよく絡む。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 未参戦ではあるが、Z-BLUEに参加していない旧ZEUTH・ZEXISのメンバーと共に、翠の地球でサイデリアルと戦っている設定となっている。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
回避以外は全体的に高い能力を持ち、防御はトップクラス。格闘の方が射撃より高いが、「バルディロイザー」は格闘武器であるし、差はたったの1なので正直関係ない。
精神コマンド
- Z
- 加速、不屈、気合、分析、勇気
- 元々科学者だけあって「分析」を習得。「加速」は足の遅いバルディオスにはありがたい。
- 最後に「勇気」を覚えるが、雷太が「熱血」、オリバーが「必中」、自分が「不屈」「加速」を使える上に「バルディロイザー」はバリアを貫通するため、無理をして使う必要は無い。
- 第2次Z
- 加速、不屈、気合、分析、直撃、愛
- 勇気の代わりに直撃と愛を習得した。
- また、「バルディロイザー」は『再世篇』終盤まで追加されない為、それまではオリバーの突撃と自身の直撃を使った「サンダーフラッシュ」が猛威を振るうことになる。
特殊技能(特殊スキル)
- Z
- 底力、気力+ (ダメージ)、ブロッキング
- 防御よりの技能を覚える。ヒット&アウェイ、Eセーブ、集束攻撃辺りが候補になるが、終盤のボスラッシュに備えて再攻撃やガードも欲しい。
- 第2次Z破界篇
- 底力、ブロッキング、ヒット&アウェイ
- 第2次Z再世篇
- 底力、援護攻撃、ヒット&アウェイ
小隊長能力(隊長効果)
- 小隊移動力+1、回避率+10%
- 『Z』で採用。
エースボーナス
パイロットBGM
- 「あしたに生きろバルディオス」
- オープニング主題歌。
人間関係
ブルーフィクサー
- ジャック・オリバー
- バルディプライズのパイロット。マリンを敵のスパイと疑い、衝突していたが、やがて強い信頼で結ばれていった。
- 北斗雷太
- キャタレンジャーのパイロット。オリバー以上にマリンを疑っていたが、オリバー同様やがて信頼していくようになる。
- ジェミー・星野
- ブルーフィクサーの科学開発局応用物理研究室員。マリンに想いを寄せるが、恋仲には至らなかった。
- キャリン・フリック
- 無二の親友にして、UFムセイオンを競っていたライバル。
- デビット・ウェイン
- バルディオスの補欠パイロット。挑発的に振舞われるが、やがてパイロットになった真の理由を打ち明けられる。彼の特攻の際、マリンは彼の操縦の腕を「俺以上だ」と称えた。
- 劇場版ではただ挑発されるだけで、それ以上の絡みは特に無し。
- エラ・クインシュタイン
- マリンをブルーフィクサーに引き入れた人物で、バルディオスの開発に携わっている。
- 月影剛士
- ブルーフィクサーの司令長官。マリン達の最大の理解者でもある。
アルデバロン軍
- ゼオ・ガットラー
- 宿敵。
- ローザ・アフロディア
- マリンにとっては父の仇(間接的)ではあるが、アフロディアにとっては弟のミランをマリンに(正当防衛であるが)殺されているために彼を憎んでいる。しかし、紆余曲折を経て後に惹かれあう事に…。
- SRWではアフロディアが生存するため、完全に和解する。
S-1星
- レイガン博士
- 父親。放射能濾過装置を開発していた科学者で、S-1星から他の星への軍事侵攻には反対していた。
- 第1話「孤独の追跡者」にて放射能濾過装置を完成させるが、その当日にクーデターを起こしたガットラーの親衛隊の手によって殺されてしまう。SRW未登場。
- トリノミアス三世
- S-1星の皇帝。クーデターを起こし、トミノリアス三世を暗殺したアフロディアによって「皇帝殺し」の濡れ衣を着せられてしまう。
他作品との人間関係
星の異なる仲間たちとの交流によって、マリンは自身の心の中にあったわだかまりを解いていくことになる。
- デューク・フリード
- 『Z』にて共演。同じ異星人同士である為、彼の心情を最も理解していた。
- 兜甲児
- 『Z』では彼の闘志に大きく感銘を受けた。
- 壇闘志也
- 『Z』にて共演。色々と性格は対照的だが、彼と友情を育む。
- 風見博士
- 『Z』にて彼の非道に激怒した。
- 鉄甲鬼
- 『Z』にてジェミーと二人でバルディオスの整備を行うマリンに、「人間でも宇宙人でもない俺なら」と協力を申し出た。
- また、エウレカの正体判明後、彼と共にレントンとエウレカの関係を祝福し、応援した。
- 明神タケル
- 『第2次Z』における後輩的存在。前作での経験を踏まえ、苦悩する彼に何かとアドバイスを送る。
- 明神静子
- 『第2次Z破界篇』中盤で、ロゼに捕らえられていた彼女をゴッドシグマと共に救出する。
- ルイ
- 『第2次Z破界篇』でZEXISのいる世界に飛ばされた後、ギシン星人と交戦中であった彼女達のレジスタンスグループを救っていた事が語られる。
スパロボシリーズの名台詞
- (俺にもわかる…。大切なものを守るために命を懸けるあいつの心が…デュークフリードが言ったようにS-1星人である俺と地球人のあいつ…同じように心を持っている)
- 『Z』第24話「光子力研究所奪還作戦」より。甲児の話を聞いて。
- 「オリバー、雷太……お前達が俺をどう思おうと好きにするがいい。だが、あいつの心に触れた以上、光子力研究所奪還作戦……俺も命がけでやらせてもらうぞ」
- 直後の場面でオリバーと雷太の二人と遭遇して。この辺りから、マリンの人間関係が変化し始める。
- 「こうして見ると只の女の子だな」
- 「…確かに、地球人にとって異星人は自分達の星を狙う敵だ…」
「だが、敵ならば、こんな虐殺が許されるのか!? 答えろ、雷太!」 - ランド編第31話「引き裂かれる過去」においてUNを検索した際にザフト側のZEUTHが数々の非道を行っていた記事(カイメラの工作による偽情報)を閲覧した後の台詞。
- この時点でマリンと対立していた雷太も流石に何も言い返せずに「それは…」とうなだれていた。
- 『Z』第39話ランド編「スタート・イット・アップ」より。エウレカがコーラリアンと知って改めてエウレカを見て言った台詞。
- その言葉にレントンは怒ったが、マリンはその後「すまない。気を悪くしたなら謝る」と謝罪した。
- ちなみに鉄甲鬼が仲間に加わってた場合、マリンではなく鉄甲鬼がエウレカの事に触れる。
- 「恥ずかしい話だが、俺は彼女がコーラリアンと聞いた時、驚きと好奇の目で見てしまった。馬鹿げているよな…。自分が散々嫌な目にあってきたのにそれと同じ事をしようとしたなんて…」
「でも、お前は違った。お前だけは変わらぬ目でエウレカを見つめていた。だからお礼を言いたい。お前達は俺に大切な事を改めて教えてくれたからな」 - 同上。マリンが雷太やオリバーに「敵の宇宙人」として敵視されていた経験が有るのにも関わらず、マリン自身が雷太達のような偏見でエウレカを見てしまった事を謝罪し、レントンとエウレカの絆を見て二人に感謝の意を述べる。
- 「駄目だなぁ、マリン…。いったい何をやっているんだ…」
「お前…地球を助けるんだろう…。あの青い空と海…そして、大地を…」 - 『Z』第44話「舞い降りる太陽」で一定条件を満たし、敗北条件を満たすと最後に呟く。この際、通常とは異なりTV版の最終話「破滅への序曲(前篇)」を再現した特殊ゲームオーバー画面を見ることができるので、一度は見ることをお勧めする。
- ちなみに、バッドエンドルートでもこの台詞を言う。悲惨な終わり方専用の台詞ということか。実は没データには山崎たくみ氏が収録した専用のDVEが存在している。
- 「これがバルディロイザーだっ!!」
- 同上。イベントを起こしてクリアすると、イベント戦闘でこの台詞が出る。初の映像化となった幻の必殺技が「明日を救う」原作ファン驚愕の展開である。
- 「やった! やったぞ! 俺達は地球の未来を…明日を救ったんだ!!」
- 同上。人工太陽作戦を阻止しての一言。
- 原作『宇宙戦士バルディオス』の放送開始から28年後に発売された『スーパーロボット大戦Z』において、原作で「救えなかった明日」をようやくOPの歌詞の通りに救う事が出来た瞬間である。
- 「風見博士! あんたって人は!!」
- 『Z』第46話「混迷の中の正義」より。風見博士の非道に対して激怒した時の台詞。「それは彼のセリフだろ!」とのツッコミは野暮である。
- 「行くぞ、ガットラー! 俺達の命の全てをぶつけてやる!」
「地球に住む全ての人々の怒り、思い知れっ!!」 - ガットラーに対してバルディロイザーを使用するとこの台詞が出る。真実を知ってなお、S-1星と地球を戦いに巻き込むアルデバロン軍総統に、マリンの怒りが炸裂する。
- ちなみに、後者の台詞はジ・エーデルに対してもある。
- 「俺は地球に来て、自然の恵みの食べ物に初めて出会い、その素晴らしさに感謝した。それを腐らせたお前達は徹底的に叩く!!」
- 『ZSPD』ビーター・サービス業務日誌第1話「食べたくて合体」における戦闘前会話。
- 食べ物絡みだが、このシナリオの戦闘前会話はコミカルなものが多い中で、珍しくシリアスな台詞である。
- 「それは破滅に進むだけだ! そうやって、S-1星は生まれたんだ!」
「そんな未来は認めない! この美しい星が失われるような事は、あってはならないんだ!」 - 『ZSPD』シークレットエピソード第2話「執行者」におけるギンガナムとの戦闘前会話より。
- 安定化を果たした多元世界をS-1星の二の舞にはさせじと、「戦いが人を進化させ歴史を進ませる」との熱弁を振るうギンガナムの方法論を完全否定する。
- 「もうやめてくれ…! 俺はお前と話をしたい!」
「エグゼクターを作った人間も、お前も地球を愛している…その想いは俺達も同じなんだ。そして、人間の命も地球と同じ掛け替えの無いものなんだ」
「地球を愛するのなら、同じように人間も愛してくれ!」 - 『ZSPD』シークレットエピローグ最終話「黒い歴史を越えて」におけるXAN-斬-との戦闘前会話。
- 「執行者」の真意を汲み取りつつ、人間も地球の一部である事を主張して停戦を呼び掛けるが…。
- 「…答えてくれないのか…ならば、俺も覚悟を決める…」
「行くぞ、ブラックオーバーマン! 俺は地球と人類の明日の為に、お前を討つ!!」 - 直後、飽くまでも「敵」として立ち塞がる黒いオーバーマンの意志を悟り、不本意ながらも刃を向ける。
- 「ありがとう、みんな…かつて敵として戦ったS-1星人を祝福してくれるとは思わなかったよ」
- 『第2次Z破界篇』でZEXISとの合流を果たし、S-1星人の移民団が居住可能な惑星に辿り着いた旨を報告した際、ZEUTHの面々から祝福された事を受けての台詞。
- オリバーや雷太とのいざこざが印象に残っていたのか、どうも「地球人とS-1星人が敵同士だった」という事実から抜け出せ切れていない様子。
- 「憎しみや悲しみを越えなければ、人間は未来へ進む事は出来ない」
「俺は泥沼の戦いの中で、それを学んだ。だから、お前に俺と同じ思いをしてもらいたくない」 - ドラゴンズハイヴにおけるロゼとの戦闘直前、彼女に対する憎悪を制御する自信が無いと漏らすタケルへ、前戦での経験を踏まえて送ったアドバイス。
- 「そんな事をしてマーグという男が喜ぶと思うのか!」
- 敗れてもなお、マーグの復讐を果たすべくタケルへ牙を剥くロゼを制止する為に叫んだ台詞だが、この言葉はロゼへの憎しみを抑え切れなくなっていたタケルをも抑止する事となった。
搭乗機体
- パルサバーン
- これに乗って地球に漂着した。
- ニュー・パルサバーン
- パルサバーンをクインシュタイン博士が改造。
- バルディオス
- メインパイロットを務める。
余談
- 『戦国魔神ゴーショーグン』最終話「果てしなき旅立ち」ではグッドサンダーチームとドクーガとの最終決戦を見守るギャラリーの一員として、エラ・クインシュタインと共に登場する「お遊び」が施されていた。