早乙女研究所
早乙女研究所(Saotome Institute)とは、『ゲッターロボシリーズ』に登場する施設。
概要
ゲッター線の研究・開発を目的とし浅間山に建設された民間研究所で、ゲッター線研究のスペシャリスト・早乙女博士が所長を務める。
TV版
元々は宇宙開発用のロボットを開発していたが、偶然ゲッター線を発見し、ロボット技術をはじめ様々な分野に組み入れる事となる。
宇宙から降り注ぐゲッター線を収集する為の「ゲッター線収集塔」なるタワー状の建造物が特徴的だが、恐竜帝国との抗争開始後は高確率で破壊されるケースが目立った。また、他作品の研究所のような迎撃システムは基本的に有しておらず、バリアシステムで凌いでいる間に保有戦力・ゲッターロボに因る敵機撃墜を待つ事が大半だった。流石に戦局が激化してからは、メカザウルスすら撃破可能な超兵器「ゲッターナバロン砲」で守りを固めるも、研究所から少々離れた山中に設置している辺り、最後まで戦闘には消極的だった姿勢が窺える。
地上部分は脆弱な反面、地下シェルターは極めて堅牢に造られており、幾度と無く研究所スタッフの生命を救ってきた。また、研究所内にはスタッフ用の食堂も設備されており、カレーライスが100円で購入出来る。
恐竜帝国との抗争終結後、ゲッター線研究および地球防衛の任務は新早乙女研究所に移行する事と成る。
原作漫画版・OVA版
TV版とは違って迎撃システムが充実しており「ナバロン砲(TV版よりもかなり小ぶり)」も有しているが、メカザウルスの前には時間稼ぎ程度の効果しか挙げられず、研究所員の七割近くが敵の襲撃で殺される事が多い。その一方で、敷島博士開発の兵器群は一定以上の戦果を挙げている。
また、漫画版では「全員ゲッターに取り込まれてしまう」「非人道的な博士達のせいでテストパイロットはよく死ぬ」「パイロット候補が奇人ばかりなのでスカウトマンはよく死ぬ」といった具合に不吉なジンクスが多く、ある意味で「早乙女研究所で勤務する事が死亡フラグ」とも言える。
登場作品
旧シリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦
- 初登場。エンディングのスタッフロールのラストにも登場し、上空に流れ星が流れる。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- マップ「特訓!大雪山おろし」「目覚めよ!超獣機神」の舞台となる。後者はクリア後に資金2万7千、プロペラントタンクS、アポジモーター、対ビームコーティングを貰える。
また、神ファミリーが発掘したイオン砲を持ち込んだ場所でもある。
関連人物
- 早乙女博士
- 所長。
- 早乙女ミチル、早乙女元気
- 研究所は早乙女家の邸宅も兼ねる。
- 流竜馬、神隼人、巴武蔵
- 原作漫画版では研究所を生活の拠点としている(ただし相部屋で、個室は与えられていない)が、TV版では放課後に寄宿舎から通っている模様。
- 敷島博士
- 大枯文次
- TV版では唯一、顔パスで研究所に訪れる事が可能な部外者。尤も、小屋の倒壊に関するクレームが大半だが。SRW未登場。
関連用語
- ゲッター線
- 微量で膨大なエネルギーを持ち、宇宙から降り注ぐ無限力のひとつ。進化を司り恐竜を絶滅に追い込み、猿を人に進化させた、自らの意思を持つ。
- ゲッター合金
- 早乙女博士が開発した特殊合金。イーグル号、ジャガー号、ベアー号の3台のゲットマシンの装甲に使われている。一種の形状記憶合金で、ゲッターロボの変形を可能にしている。
- ゲッターナバロン砲
- 第34話で完成した研究所唯一にして最強の迎撃システム。一撃でメカザウルスを破壊する事が可能だが、その威力を危険視する恐竜帝国から研究所攻略の前段階として真っ先に狙われる事も多かった。砲撃手担当は大枯文次に託されているが、「人選ミス」との声も。
- 世界発明研究所
- 早乙女研究所の真向かいに建てられている「研究所」とは名ばかりの掘っ立て小屋で、大枯文次の自宅も兼ねる。ゲットマシンの飛行コースの真下に建てられている為、出撃時の衝撃波をモロに喰らって倒壊する事が多い。
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