シュワルツ

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シュワルツ(Schwartz)

漫画版

名前はシュワルツコフとも。米軍のスーパーロボットステルバーα04のパイロット。白人至上主義者であると同時に、極度の日本人嫌い(その次に嫌いなのが黒人、次いでプエルトリコとメキシカン)だったが、一文字號との衝突や橘翔との出会いで考えを改める。

アラスカ戦線での戦いの中で翔と恋仲となり、共にステルボンバーに乗るようになる。

OVA版

タワースーパーロボット軍・アメリカ人パイロットのリーダー的存在。ステルバーを操縦。

早乙女博士のせいで全世界がゲッター線汚染されたため、日本人嫌い。また、日本人が、地上で危険な生活を送る他国人を他所にシェルターへ閉じこもっていたことも、それに拍車をかけている。なお、黒人の取り巻きを連れている事から、白人至上主義者というわけではない模様。
汚染の元凶の一角ともいえる「十三年前のゲッターチーム」も嫌悪しており、ゴウに銃口を向けたことがある。ただし、インベーダーと戦うため渋々ながら隼人の指揮下に入っている。

当初はゲッター線で動くゲッターロボとパイロットであるケイ達を忌み嫌っていたが、後に仲間として認めていった。

登場作品と役柄

世界最後の日』は参戦数が少なく(スパロボ学園も彼は出ていない)ため、ジャックに比べると出番は少ない。

スーパーロボット大戦D
リガ・ミリティアに所属。そのおかげかVガンダムのキャラクターとよく絡む。中でもジュンコ・ジェンコとは何かと会話が多いが、同じ戦闘部隊のリーダー格というのはもちろん、ジュンコの声優がTV版『ゲッターロボ號』の翔と同じことからの声優ネタという要素もあると思われる。ゲッター線を嫌ってはいるが、日本人そのものを嫌っているという描写は見受けられない。戦力としては、参入時に援護防御を習得済み、そして早めに援護攻撃を習得してくれるため、ステルバーの性能も手伝って序盤の撤退する敵に対して主人公と共に援護役として役立ってくれる。
第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
本作で初の声付き参加。元々『世界最後の日』は濃い顔立ちのキャラが多いが、その中でも際立って顔グラフィックがやたらに濃い。
なんと今回は地球連邦正規軍の特殊部隊の隊長として、暗黒大陸の調査の為に訪れている。よってゲッターチームや日本人に対する恨みはまったく無く、むしろガンダムや黒の騎士団が軍として独立権限を与えられているZEXISが怪しいと自らどんな存在かを確認する為にZEXISに入る。正規軍ゆえかZEXISを好意的に見ているわけではないが、アロウズのやり口も嫌っており(彼曰く『ZEXISとアロウズは俺の中でワースト1を争う』とのこと)、アロウズへの面当てにZEXISに情報を提供してくれるシーンも。
その後展開が進むにつれ、正規軍にいた頃にはわからなかったアロウズの卑劣さや、その陰で戦い続けるZEXISの活躍が黙殺されている状況を目の当たりにし、ZEXISに対する偏見や誤解も無くなる。なお、その頃にはZEXISの空気が気に入ったのか正規軍からは完全にドロップアウトしたようだが、エンディングでは連邦軍を内部から改革するために正規軍に戻った模様。
戦闘面では援護要員として使いやすく回避率もかなり高い。タワー離脱後は彼がスーパーロボット軍団総攻撃の指揮をすることになる。
なお、あるステージで相棒のランバードがインベーダーに寄生され殺された過去を語る場面がある。
また、元フラッグファイターだったという設定が付けられている(つまりブリタニア・ユニオン出身。日本人嫌いの設定がないのは彼らとの折り合いが付かなくなるからとも受け取れる)。しかし、非常に残念ながらブシドーとは一切絡まない。

精神コマンド

D
ひらめき必中加速ド根性熱血鉄壁:
第2次Z 再世篇
加速必中ド根性不屈気合熱血:

固有エースボーナス

第2次Z 再世篇
攻撃(移動力+1、命中率+20%アップ)

人間関係

ケイ
当初は忌み嫌っていたが、やがて認め合い、よき戦友同士に。
ゴウ
汚染の元凶の一角「十三年前のゲッターチーム」の一人。真ゲッターロボごと抹殺しようと銃口を向けるが、ガイの取り成しで止める。
神隼人 (OVA)
上司。汚染の元凶の一角「十三年前のゲッターチーム」の一人だが、インベーダーと戦うため、渋々、指揮下に入る。
流竜馬 (OVA)
汚染の元凶の一角「十三年前のゲッターチーム」の一人だが、竜馬に対する感情は描写されていない。

他作品における人間関係

ゲッターロボ號

一文字號
原作漫画版『ゲッターロボ號』では当初はいがみ合っていたが、やがて悪友同士になる。
橘翔
原作漫画版『ゲッターロボ號』では、これまでの女性観を覆した彼女に惹かれ、恋仲になる。

スーパー系

柊弾児
Dにおいてオリファーの死に責任を感じていた彼に「お前はそんなこと気にするんじゃねえ」と慰めの言葉を掛けている。

ガンダムシリーズ

宇宙世紀ガンダムシリーズ

アムロ・レイ
Dでは金竜と共にチームのまとめ役という事もあり、彼とも仲が良い。
オリファー・イノエ
Dでは戦友。
ジュンコ・ジェンコ
同僚。上記の声優ネタからも絡んでいると思われる。

西暦作品

グラハム・エーカー / ミスター・ブシドー
再世篇において、かつて同じくフラッグファイターであった人物。かつてのフラッグファイターのトップガンの迷走をシュワルツがどう思ったのかは不明。
パング・ハーキュリー
再世篇ではかつて連邦軍の作戦で何度か行動を共にしており、彼のことをある程度知っていた。
そのため、ルート次第でアロウズや正規軍に対しクーデターを起こした彼の素性を自軍のメンバーに教える役どころを担う。

リアル系

金竜
Dではアムロと共にチームのまとめ役という事もあり、彼とも仲が良い。

バンプレストオリジナル

ジョシュア・ラドクリフ
戦友。歳は離れているが、彼とはお互いタメ口を交し合う程の打ち解けあった関係である。
クリアーナ・リムスカヤ
色々と彼女の世話を見ており、彼女からも慕われている。シュワルツは妹を亡くしている為、彼女に妹の面影を見ているのかもしれない。

名台詞

「このタコ野郎がぁッ!!」
第6話、メタルビースト・バロゾフを前にステルバーで迎撃、マシンガンを乱射しながら。
「早乙女の一族はこの俺が皆殺しにしてやる!」
「なぜだ...なぜてめえは人間なんだよ!」
ケイの正体が早乙女元気だと知って殺そうとするが、撃つ事が出来ず悔しそうに呟く。
「今度こそお前の元に逝けると思ったんだがな…」
第7話での台詞。ステルバーのコックピット内で既に死んでしまった妹の写真に語りかけて。

スパロボシリーズでの名台詞

戦闘台詞

「どうした!ボディがお留守だぜ!」
第2次Zでの戦闘台詞。おそらく前半がザ・キング・オブ・ファイターズシリーズにおいて安井邦彦氏が演じている八神庵の、後半がそのライバル草薙京の台詞から。

インターミッション

D

「…ふん、どこかで見た機体だと思ったが、そうか、貴様か。いるならさっさと出な」
「貴様に気にしてもらう必要はねぇ。いけよ」
D、地上ルート2話にて、スクランブルがかかった格納庫内でジョッシュと顔を合わせて。ジョッシュの人脈の広さがよく分かるシーン。
シュワルツ「マーベット、こんなところにガキを入れるな!」
マーベット「彼はヴィクトリーのパイロットです、少佐」
シュワルツ「その小僧が、パイロット? ガンダムのか? ハッ、伯爵もついにもうろくしてきたな」
マーベット「しかし彼がいなければ、ヴィクトリーは回収できませんでした」
シュワルツ「…こんな小僧にまでたよらなきゃならんのか、オレたちは」
ウッソ「あの…」
シュワルツ「いきな。時間がねぇ」
ウッソ「はい!」
Dにて。ウッソがパイロットである事実をマーベットから聞かされ、彼は子供をも戦場に駆り出さねばならない不甲斐なさを痛感しつつ、ウッソを送り出す。
「…例のマジンガーZとやらのパイロットも、ずいぶん若かったな。おまけに変なロボットで、弟も戦うらしいじゃねぇか」
「あの小僧ほどの戦闘センスはないだろうにな。仲間が死んじまうのはつらいが…ガキを戦いに出さなきゃならねぇオレたちも、情けねぇもんさ」
D、「飛ばせ鉄拳!ダブルマジンガー!!」のエンドデモにて。ウッソを修正したオリファーに対して「手加減してやれ」と言うものの、「ウッソに死んで欲しくないからこそ、早く一人前のパイロットにしてやる事が自分の出来る事」とオリファーの思いを聞いた彼は、新たに合流した甲児達のことを振り返り、再び自分達の不甲斐なさを噛み締めるのだった。
「…おい、ガキどもは、別の部屋へ連れていっておきな」
D、「Mr.ネゴシエイター」にて。タワーの休憩室のテレビで、ベスパのイエロージャケット部隊に囚われたニュング伯爵ファラ少佐の指揮のもと、ラゲーンの広場で行われる公開処刑の生放送を見て。ジュンたち子供には、とてもじゃないがこんなショッキングなものは見せられないと配慮したのだろう。
「ケッ、おいオリファー。こういうことをやったからにはよ、てめぇ、絶対に死ぬんじゃねぇぜ。わかってんだろうな」
D、「壮絶!巨大ローラー作戦」のエンドデモにて。マーベットとの結婚式を挙げたオリファーに対して、ぶっきらぼうながらも祝福する。オリファーは、「もちろんそのつもりですよ」と返すが、次のシナリオで彼は…。
「なんだと!? あの…あのバカ野郎が…」
D、「聞こえないレクイエム」にて。オリファーが死亡する様を目の当たりにして。
「ここは…ガキどもがいってることの方が、正しいぜ。
オレたちがそんな戦い方をしちまったら、まずいだろうよ」
D、「狂乱のエンジェル・ハイロゥ」にて。エンジェル・ハイロゥへの直接攻撃でサイキッカーの犠牲が出たことを知り、「うかつに壊してはまずい」旨を伝えたアムロだが、ゼクスはそれに対して「地球圏すべてと数万の人の命、どちらが大きいかは言うまでも無い」と、即時破壊を進言する。省吾やウッソ、ジュドー達はその意見に反発する。「やるだけの事をやらないで結論を出そうとするな」と。彼はそんな子供たちの様子を見て、さりげなくフォローをしてやるのだった。
シュワルツ「ガキどもは、あれでいいのさ。戦争やるためだけに、生きてるわけじゃない。オレみたいな奴と違ってな」
ジュンコ「なにいってんだか。少佐だって、そうだろ。楽しいこと思い出さないと、あたしらさ、生きてる意味なんて、なくなっちゃうんだから。そんなんで、戦いが終わった後ちゃんと男をやれるのかい」
シュワルツ「ケッ。ジュンコ、そんなことは、てめぇにいわれるこっちゃねぇってんだよ」
D、「デザイア」のシナリオデモにて。最終決戦を前にキャッチボールに興じる子供達を眺めながらのやりとり。

Zシリーズ

「もう少しあんた等は自分の立場ってのを自覚しろよ」
「どんな魔法を使ったかは知らないがZEXISと言えば、独立部隊の名を借りた反連邦組織と噂されてるんだがな」
再世篇第22話より。ZEXISのメンバーに対して信用していない態度を取るが、この時の彼はZEXISが結成された事情を知らず(というか、再世篇のZEXISの結成経緯はたとえ知っていても正規軍からすれば相当不明確である)、そもそもZEXISの共通の敵が地球連邦にいる為、そういう意味では当然というべきか。なお、余談だがZEXISの総司令官であるゼロは本当に魔法と呼ばれることもあるギアスという力を持っている。
「最悪の展開だな。どうやら、アロウズの挑発に総司令官自らが乗っちまったらしい。」
「その通りだ。だが、今は善悪を論じている場合じゃねぇ」
「アロウズは今回の一件をネタに次は、エゲつない手段で来やがるぜ」
再世篇第23話より。
「くっ…ランバード!化けて出てきやがったか!」
「来るな!俺は…元同僚のお前を撃ちたくねえ!たとえ、インベーダーに寄生されても!!」
第35話「昨日への決別」にて、ルークアダモンPの精神攻撃を受けてる最中の台詞。原作と同様ランバードはインベーダーに寄生されて壮絶な最期を遂げたようだ。しかし、ケイがインベーダーに寄生された父親と戦った事を思い出し、自分も負けじと立ち上がった。
「悪いな、ランバード。まだお前達の所に行く気はねえのさ」
「俺はこの翼が折れるまで飛び続けるんだよ!」
ルーク・アダモンPの精神攻撃を振り切って。亡き戦友の分まで敵と戦い続ける事を誓うのであった。