ブルックリン・ラックフィールド
ブルックリン・ラックフィールド(Brooklyn Luckfield)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 声優:杉田智和
- 種族:地球人(米国系)
- 性別:男
- 年齢:18歳
- 身長:---cm
- 体重:---kg
- 血液型:O型
- 髪色:金髪
- 所属
- 階級:曹長→少尉
18歳のアメリカ人。愛称はブリット。義理人情に厚く、公明正大で一本気で真面目な少年である。その何事にも真面目に取り組む態度が周囲の人間の信頼を集めており、自然に仲間うちでリーダーシップをとることも多い。
また、非常に強い正義感を持っており、他人の不正や曲がったことを一切許せない頑固な面も持つ。自分自身にも厳しく、自分が正しいと思った道を妥協する事はない。やや短気なのが玉にキズ。
初出は『スーパーヒーロー作戦』だが、アイテムショップから出るときにウィンクで☆を飛ばしたりと、その性格はまるで別人。また、この時点では髪型が『α』以降とは異なり、「ブリット」の愛称がなかったため会話では本名である「ブルックリン」で呼ばれていた。
αシリーズ
『スーパーロボット大戦α』では八人の主人公の一人に過ぎなかったが、次作『第2次スーパーロボット大戦α』では、パートナーであるクスハ・ミズハがスーパー系主人公に昇格したことで彼もまた副主人公に昇格。同時にスーパー系主人公機である超機人「虎龍王」が正式な搭乗機となった。
バルマー戦役終了後、ブリットはクスハを日本に残しアメリカで己の武術を磨いていたが、ガンエデンにより洗脳を施されその尖兵として使役されることとなり、黒き虎王機で龍王機を瀕死の状態まで追い詰める。しかしブリットはクスハの懸命な説得によりガンエデンの洗脳を破り、虎王機と龍王機は「龍虎王・虎龍王」として復活する。その後はクスハ及び超機人と共に封印戦争を戦い抜いていったが、超機人は最終決戦時にクスハとブリットを護るべくナシム・ガンエデンと刺し違える道を選び、行方不明に。戦後はクスハと共にテスラ・ライヒ研究所に所属し、超機人の研究をしながら龍虎王・虎龍王の行方を捜す道を選ぶ。
数ヵ月後、再び訪れた戦乱(『第3次スーパーロボット大戦α』)の際には、超機人の研究の過程で開発された鋼機人「雷虎改」を駆り、クスハと共に再び戦場に舞い戻る。しかしこの戦乱の中で目覚めた、龍虎王・虎龍王より上位の超機人「四霊の真・龍王機」を駆る男・孫光龍と遭遇。己の目的のためにバルマーに降った彼と数度にわたり剣を交えることとなるが、テスラ研近傍での戦いにおいてクスハを護るために瀕死の重症を負う。その戦いの中では、クスハと力を合わせて真・龍虎王を呼び出し孫を撃退することに成功するが、彼自身は同機の中で着座したまま昏睡状態に陥ってしまう。しかし後に閉鎖空間内における孫(及びゴラー・ゴレム隊のハザル)との再戦時、クスハの魂の呼び掛けにより目覚めを果たし、以後は「真・虎龍王」の搭乗者として再びクスハと共に巨悪に立ち向かった。
全てが終わった後、ブリットはテスラ研で研究者として歩む道を選ぶ。そしてこれまで共に歩んできたクスハに指輪を手渡しプロポーズ。それを受け入れた彼女に、永久に共に歩んでいくことを誓うのであった。
ORIGINAL GENERATIONシリーズ
ゼンガー、エクセレンに次ぐ3人目のATXチーム隊員として登場。コールサインはアサルト3。念動力の素質を見込まれて、マオ社のヴィレッタの計らいにより、ゲシュペンストMk-IIシリーズの中でもタイプTTの3号機を与えられいた。その後月面で「ヒュッケバインMk-II」に搭乗することとなった際に、その素質が開花。部隊の重要な戦力として成長を遂げる。また、地上のハガネ隊で看護兵として搭乗していたクスハ・ミズハとは、彼女に看病されたのがきっかけでお互い意識しあうようになり、イングラムにより精神操作を施されたクスハを救出するという過程を経てその仲はより深いものとなっていく。
戦後は新たにATXチームの一員となったクスハ共々引き続き戦い続けることとなり、OG2中盤ではαシリーズ同様、クスハと共に超機人・虎龍王の操者に選ばれる。またOG外伝では同じく複座式のグルンガスト参式にクスハと共に搭乗するなど、クスハとの連携戦闘を重視した戦闘スタイルを構築している。
登場作品と役柄
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- スパロボタイトルにおける初出演作品。ゲームシステム上、彼のグラフィックの変更が可能。主人公の中で唯一念動力と切り払いが共にLV9まで伸びるのが特徴。念動力は平均的な伸びだが、切り払いは初期Lv5でしかも全パイロット中トップクラスの速度で成長する。なお、この作品のみ「日本文化に強い関心を抱いているが、その日本観には所々勘違いがある」というキャラ付けがあった(なお、OGシリーズでは逆にエクセレンの間違った日本の諺・格言に突っ込み・訂正を入れることも)。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 彼女であるクスハが本作より正主人公に昇格したため、彼も副主人公に昇格(次作・第3次αでの肩書は「パートナー」)。ガンエデンに洗脳され、最初は虎王機と共に敵として登場。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 途中で昏睡状態になるが、真・虎龍王と共に復活。EDではクスハにプロポーズし、その想いは見事に成就した。
ORIGINAL GENERATIONシリーズ
- スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION
- ATXチームの一員。リシュウ・トウゴウの弟子でもある。虎王機及び虎龍王が未登場なので殆どヒュッケバインMk-IIに乗っている。なお、リュウセイ編終盤で登場するニセモノのうち、彼のニセモノのみデフォルト機体のヒュッケバインMk-IIではなく、ビルトシュバインに乗っている。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
- 前作同様。中盤で遂に虎龍王に乗り換えを果たす。序盤のデフォルト機であるヒュッケバインMk-IIが射撃戦向けの機体なので、PPを射撃に振り分けていると、格闘戦特化の虎龍王に乗り換えた後に泣きを見る。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS
- 初代OGに存在した、クスハを巡るリュウセイとの三角関係の描写がほとんど削られ、ドロドロした描写が大分薄まっている。
- スーパーロボット大戦OG外伝
- 『OGクロニクル』のシナリオが追加されており、虎龍王の戦闘能力を向上させるために剣技の鍛錬に余念のない姿が描かれている。また、クスハの悩みを察して激励するシーンもあるなど、恋仲も進展しているようである。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 黒い虎王機が登場する事は判明しているが、公式ブログでは「あの人は仮面を被りません」と言われており、キャラホビ2011では「洗脳されません」「クスハと一緒にいます」と敵にまわらない事も明言された。また、「ジョッシュ用の援護台詞が用意されている」とブリット役の杉田智和が発言している(ジョッシュ役の中村悠一が杉田智和の友人であるためと思われる)。
- スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ
- 諸事情によりヒュッケバインMk-IIでなく、グルンガスト2号機に搭乗する。第26話にてレフィーナのバニー姿を見て思わず鼻血を出すという潔癖癖を露呈してしまった。
- スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
- 諸事情によりヒュッケバインMk-IIでなく、量産型ビルトシュバインに搭乗。
人間関係
- クスハ・ミズハ
- 彼女。また、ATXチームのチームメイトである。
- ゼンガー・ゾンボルト
- 元ATXチームの上司。強く尊敬する人物。
- キョウスケ・ナンブ
- ATXチームのチームメイト、後に上司。頼りになる兄貴分といった感じ。
- エクセレン・ブロウニング
- ATXチームのチームメイト。彼女には毎度毎度からかわれている。
- リシュウ・トウゴウ
- 剣の師匠。
- ユウキ・ジェグナン
- 互いを認め合う良きライバル。ブリットは青臭いところもある直情型であるため、クールなユウとは反りが合わないように思えるが、どちらも根底に「正義感が強く、弱い人々の味方」「敵であろうと味方であろうと、卑怯な行いを認めない」という信念を持つため、似た者同士と言える。
- リュウセイ・ダテ
- かつての恋のライバル(?)。GBA版OG1では彼からクスハの事を託される一幕も。
- ジャーダ・ベネルディ
- GBA版のOG1でイングラムに拉致されたクスハの事でリュウセイと殴り合いになっていたところを彼に叱咤される。
- トウマ・カノウ
- 第3次αの主人公であり、スペシャルドラマで親友兼弟子に。OG外伝ではゲストとして登場。このまま行けばOGシリーズでも同じ展開になるだろうか。
- タスク・シングウジ
- ヒリュウ改と合流した際にいつの間にか彼とは意気投合していた。こちらは同じ熱い物を持つスーパー系の要素がある者同士の親友といったところか。OG1エピローグではブリットにクスハを大事にするようねぎらう言葉をかけている。ちなみにお互い彼女が作るものには苦労している者同士でもある。
版権作品との人間関係
主な機体
- 量産型ゲシュペンストMk-II・タイプTT
- OGシリーズでは初期の乗機。
- ヒュッケバインMk-II
- スパロボαではリアル系でスタートした場合に主人公機となる。OGシリーズではメインパイロットに。
- グルンガスト2号機
- DWではヒュッケバインMk-IIの代役として彼の愛機に。ゲーム内では相性が良い。
- グルンガスト弐式
- スパロボαでは主人公機。
- グルンガスト参式
- OGシリーズではメインパイロットを務める。
- 量産型ビルトシュバイン
- 『ジ・インスペクター』ではヒュッケバインMk-IIの代役として彼の愛機に。
- 虎龍王 虎王機
- 四神の超機人で、ブリットは虎王機に搭乗。
- 雷虎改
- 鋼機人の一機で、第3次αでは初期の乗機。
- 真・虎龍王
- 虎龍王が生まれ変わったブリットの最終搭乗機。
名台詞
- 「こうして、俺の戦いは終わりを告げた。俺は軍を退役し、DCに入ることにした。ロンド=ベルのみんなには止められたんが、軍人になるつもりはなかったんだ。DCでは、今までの経験を生かし、人型機動兵器のテストパイロットをやることになっている。もちろん、なにかあればロンド=ベル隊に帰るつもりだ。地球の、そしてみんなの平和を守る気持ちに、変わりはないから…」
- αのEDより。DVE台詞。
- (キョウスケ少尉が来てくれたおかげで…)
(これからはエクセレン少尉にからかわれずに済みそうだな) - OG1キョウスケ編3話での台詞。しかし、エクセレンにしてみれば、反応が淡白なキョウスケよりも、大げさな反応を返すブリットの方がいじり甲斐があった様で、直後のインターミッションでは早速バスタオル一丁で迫っており、ブリットは完全なぬか喜びだった事を思い知る羽目に。
- 「ぐっ…! じゃあ、お前だったらクスハを守れたと言うのか!?」
「お前はクスハの何なんだ!? ただの幼なじみか!? それとも恋人なのか!?」
「あの子の本当の気持ちも知らないくせに…何もしてやれないくせに…」
「偉そうな口を利くな!!」 - GBA版OG1の中盤でクスハがイングラムに拉致された後にリュウセイと喧嘩になった時の場面。クスハの守れなかった事で声を荒げて先に殴ってきたリュウセイに対して、上の台詞で反論して殴り返していた。直後にその様子を見かねたジャーダの叱咤で制止された。
鈍感な一面があるリュウセイの性格を考えると、強烈な皮肉ともとれる台詞である。事実、リュウセイはこの言葉を受けて、クスハをブリットに託す決意を固める。
OGSでは三角関係ではないので、お互いの無力さを悔いる会話になっている。 - 「人間が残ると思いますよ」
- OG2にてラミアの「兵士から任務を取ったら何が残る」という疑問に対する答え。なおこのセリフはスパロボAにおけるシロー・アマダの発言。
- 「クスハアァアァッ」
「好きだあああッ」 - Record of ATXにて、洗脳されたクスハに対して、グルンガスト二号機のT-LINKシステムで直接彼女の脳に某小隊長張りの直球ど真ん中の告白台詞を叩き込む。この直後、某ガンダムファイターよろしくクスハの洗脳は解かれ、彼女は「あう」と照れてしまう。ブリットも言うつもりはなかったらしく、後でクスハ共々南極で正座して照れている。なお、この告白はイルムが録音しており、後でリュウセイへ暴露された。
- 「ぶへらっ!」
- ジ・インスペクターRecord of ATXにて、クスハ汁を飲んだ際に発した一言。その後ぶっ倒れて、耳から「ま紫」色の煙が出てくることに……
杉田智和氏との関わり
各種イベントへの出演や「うますぎWAVE」のパーソナリティーとしての活躍など、今ではスパロボに欠かせない声優の一人となっている杉田氏だが、ブリットは氏がスパロボでの初めて演じた役であることから思い入れが強いようであり、各所でその想いを語っている。また、それゆえかブリットの台詞で氏を意識したネタも用意されていることがある。
- クスハとブリットのカップリングについて、『クスハは人気のあるキャラクターなので、ブリットはクスハのファンから嫌われているんですよ』……と、某ネットラジオで笑い話として語っていた。なお、同番組で『虎龍王を封印するプレイヤーもいる』と、一部のファンの心理を代弁して苦笑していた。
- ブリットは第2次αにおいてガンエデンに洗脳を施されるのだが、杉田氏はその際にブリットが装着する仮面を自作しており、イベント等の際にはよくお手製の仮面を被って登場する。ただし、現在この仮面は壊れてしまっているらしい。
関連セリフ
- 「熱血レベルMAXで行ってやる!!」「うますぎ!ウェィィィィィッブ!!」
- OGsおよびOG外伝にてブリットをゲシュペンストMk-II・タイプSに乗せ換え、『究極!ゲシュペンストキック』を使用する事で聞けるレアなセリフ。元ネタはブリットの声優である杉田智和氏がメインパーソナリティのウェブラジオ うますぎWAVEから。ちなみに前半の台詞は同じくメインパーソナリティである遠藤正明氏がOPで毎回言う決め台詞。
- 「モリソバ!エリンギ!マスター!博士の叫びを聞いてくれ!」「うますぎ!ウェィィィィィッブ!! 」
- 上のセリフと同じくうますぎWAVEネタ。ちなみに モリソバ=相沢舞 エリンギ=斉藤梨絵 マスター=遠藤正明 である。こちらは上のセリフと比べて低確率で出現するレア中のレアなセリフである。
資料リンク
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