神大造は「ゲッターロボシリーズ」の登場人物。
概要
神隼人の父で、神重工業株式会社の社長。
第45話で自社製作の人工衛星が破壊兵器に改造されてしまったとの情報を掴み、事の真偽を確かめるべく早乙女研究所へ調査を依頼。そこで、数年振りに息子の隼人と再会する。
隼人が中学生の時に妻を亡くしているが、臨終の際にも仕事一辺倒で病室を訪れなかった事もあり、隼人からは常に冷徹な態度をとられ、疎遠な関係となっていた。それゆえ、大造は早乙女博士の口から初めて、息子がゲッターチームの一員であった事を知らされる。自分の依頼が、間接的に早乙女研究所を壊滅状態に追い遣った事に責任を感じた大造は、無償で研究所の再建工事を行なう。作業中、足場から転落しそうになるトラブルにも見舞われるが、間一髪のところを隼人によって救われる。しかし、真の和解にまでは至らなかった。
第29話で富士山麓に建設中だった神重工業ゲッター線研究所をメカ天魔鬼(SRW未登場)に狙われるが、窮地に陥った隼人を救うべく、研究所を犠牲にする覚悟で天魔鬼にゲッター線エネルギーを照射し、これを撃破。研究所は失ったものの、自分の真意を理解した隼人と、ようやく和解する事が出来た。
登場作品と役柄
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 初登場作品。ゲッター1を神重工業でブラックゲッターに改造する役割を担う。終盤のアクシズ落下阻止イベントでは、αナンバーズへの声援要員として娘と共に登場する。
人間関係
- 神隼人
- 息子。彼からは長い間「仕事以外に何も無い人間」と思われていた。
- 神明日香
- 娘。パリ留学の際、妻の写真が収められている懐中時計を彼女に託していた。
- 早乙女博士
- 『無印』第45話で縁が出来た事も有り、彼からの協力を得てゲッター線の研究を極秘で推し進めていた模様。新早乙女研究所よりも人々の生活に密着したレベルのゲッター線応用法を模索していた。
- 集積装置責任者
- ゲッター線集積装置を「武器」として使用する大造の判断に当初こそ研究所自爆の危険性を訴えるが、「息子を救いたい」という大造の覚悟に打たれ危険も厭わず彼の砲撃準備をアシストする。
名台詞
- 「励ましに…?何を言うんだ。私には、お前と明日香が居る」
「研究所など、また建てればいいのだ。お前と明日香に比べたら物の数では無い…」
- 『G』第29話ラストで瓦礫の山と化したゲッター線研究所跡地に佇む大造へ、研究所を守りきれなかった事を謝罪してくる息子に語った偽らざる本心。長い間引き摺り続けていた蟠りが氷解した事で、何時しか隼人も「親父」から「父さん」へと呼び方を改めていた。