メイガス
メイガス(Magus)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 声優:土井美加(α外伝)
- 種族:コンピュータ(ソフィア・ネートと一体化)
- 所属:アンセスター(α外伝)
- 役職:指導者(α外伝)
αシリーズ
α外伝の未来世界における、アンセスターと呼ばれる集団の指導者。その正体は、イーグレット・フェフの手によりマシンセルを注入され、アースクレイドルの管理を司るメイガス・システムと一体化させられたソフィア・ネート博士。マシンセルの影響からか、肌の色がマシンナリー・チルドレンと同様、薄紫色に変色している。 マシンセルの制御を掌握しているため、スリサズの感情調整を行おうとした場面も見受けられた。
当初は地球の環境再生と人類達自身に地球の守護を任せるべく行動していたが、何千年経とうと争いをやめず地球を汚染する事しか考えない人類に生存する価値はないと判断し、地球の維持のために人類の抹殺が必要という結論を導き出し、作中ではそれを遂行するために行動する。タイムスリップ機能を得た機動兵器アウルゲルミル駆り、最終的にプリベンターらに倒される。
また、クレイドル制御の「メイガス・ゲボ」とスクールの教育用として「メイガス・ケーナズ」というコンピュータも存在した。
OGシリーズ
αシリーズと同じくメイガスの名を冠するコンピュータとして、アースクレイドルの中枢を司る「メイガス・ゲボ」と、上記の「メイガス・ケーナズ」の二種が登場。アースクレイドルと同様のムーンクレイドルには「グロリア」という同系列のスーパーコンピュータが存在する。 イーグレット・フェフの企みによってソフィア・ネートがメイガス・ゲボと一体化させられ、アースクレイドルの制御(マシンセル)に当たらせた。スレードゲルミルやベルゲルミルもメイガス・ゲボの補助によりマシンセルで進化を果たしている。その後ソフィアはゼンガー・ゾンボルトに救出された。
登場作品と役柄
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- 熟練度「易」「普」ルートのラスボス。乗機アウルゲルミルは武装の性能がよく、超射程のイミルアーム、高威力のドグマブラスターは反則的な性能を誇る。EP時のドグマブラスターは直撃を受ければ、間違いなく撃墜されてしまう。メイガスが2回行動するターンに注意。頻繁に発動してくる鬼のような精神コマンドによる連撃も辛く、持久戦に持ち込まれると詰む危険性も高い。メイガスの精神を解除しつつ安全にダメージを与えるにはどうするかよく考えて行動すべし。
熟練度「難」ルートの場合、ラスボスの座はネオ・グランゾンに奪われてしまうが、あちらはあちらで無消費系の武器が射程1のグランワームソードしかないため、ENを切れさせてしまえば安全に攻撃できる。一方のアウルゲルミルは主兵装の一つであるイミルアームが射程1~13でありながら、ENも弾薬も一切消費しないので何度でも使用してくる。継戦能力に関しては間違いなくこちらが強い。いかなる状況でも必ず反撃されてしまうのだ。 - 第2次スーパーロボット大戦α
- ゼンガールートの序盤に登場。この時はイーグレット・フェフによる反乱がまだ起きていなかったため、コンピュータの姿で登場。アースクレイドルに攻め込んできた邪魔大王国に対しマシンセルで抵抗を試みるも、機能停止に追い込まれてしまう。しかしここで邪魔大王国が攻めてこなければ、近い内にフェフの反乱によってアンセスターが誕生してしまうため、そういった意味では邪魔大王国は間接的に人類を危機から救ったことになる。
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION
- 名前のみ登場。
- スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION2
- 新たにメイガス・ゲボとメイガス・ケーナズが登場。ソフィア博士がゲボのコアとされるが、ゼンガーにより救出され、ゲボは機能を停止した(ケーナズに関しては不明)。
- スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATIONS
- 概要は上記のOG2と同じだが、ケーナズは破壊されてない様子。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
ラスボスの1人だけあって能力値は高水準。特に防御は隠しボスのシュウを凌ぐ高さを持ち、現行の作品で最も高いダークブレインに匹敵する数値となっている。回避が少々低い以外は欠点が見当たらない。
精神コマンド
- ド根性、必中、かく乱、覚醒、魂、戦慄
- アンセスターの長らしく凄まじいラインナップ。この内、かく乱・戦慄以外は全てゲーム中で使用してくる。これだけでも十分恐ろしいのだが…。
- 根性、ひらめき、集中、熱血、気合、鉄壁、補給(イベント用)
- 追い込まれると、頻繁に根性(ド根性)で粘ってくる他、ひらめき・集中・鉄壁で守りを固め、気合・熱血(魂)でこちらを確実にしとめてくる。特に必中・魂の掛かったドグマブラスターの威力は凶悪の一言。何としても回避を。補給でENと弾薬の回復も何度か行なうので、使用タイミングは意識しておくといい。タイミングを見誤ると減らしたENが無駄になってしまう。鉄壁と覚醒を使用したターンは撃墜が不可能に近いので、メイガスの2連ドグマブラスターを対処する事を重点に行動するといい。2軍ユニットをメイガスの攻撃範囲外へと退避させる事も忘れずに。
特殊技能(特殊スキル)
- 底力 指揮官L4
- ボス標準の底力にカンストの指揮官を持つ。底力と精神の鉄壁、アウルゲルミルの装甲にメイガスの高い防御と合わさって異常に硬く長期戦は免れない。指揮官で取り巻きのベルゲルミルが強化されるのも厄介。
パイロットBGM
- 「眠れ、地の底に」
- アウルゲルミル搭乗時のBGM。
- 「EARTH CRADLE」
- ゲーム初登場時のBGM。THE GATE OF MAGUSのフレーズが含まれている。
- 「ANCESTOR」
- 彼らアンセスターの専用BGM。様々な所で使用されている。
人間関係
- ソフィア・ネート
- 素体となった人格にして器。彼女の意思はメイガスによって既に消去されたのだが…。
- ゼンガー・ゾンボルト
- スレードゲルミルのパイロット。「メイガスの剣」として何千年も地球を護り続けていた。αシリーズではアースクレイドルの軍事責任者として眠りについていたが、イーグレット=フェフによる反乱が原因で、メイガスに洗脳されてしまう。しかし元の人格だったソフィアにゼンガーに対する何らかの想いがあったのか、最後まで彼にマシンセルを注入する事はなかったが、髪の色がマシンセル特有の紫色に染まっている事から多少マシンセルによる処置が行なわれていたと思われる。アンセスターでは唯一の人間。
- イーグレット・ウルズ
- 側近の少年。ゼンガーが「メイガスの剣」ならばウルズは「メイガスの目」と言うべき存在。時折、元の人格を見せるメイガスやゼンガーに対し不安を抱いていた。マシンナリー・チルドレンの中でも冷静かつ的確な判断が出来た彼は最も信用出来たようで、プリベンターの面々との接触や各種任務、アウルゲルミルの管理も任されていた。
- イーグレット・フェフ
- ソフィアをメイガスに変貌させた張本人であるが、α外伝ではそれを知ったゼンガーに殺害される。
版権作品との人間関係
名台詞
- 「スリサズ、先程から感情パターンが偏っている…」
「そのままでは命令実行に支障をきたす恐れがある。感情調整を行うぞ」 - 旧人類抹殺に熱を入れ過ぎたスリサズを不安に思ったメイガスの台詞。マシンセルの制御が可能であるメイガスだからこそマシンセルで構成された彼らの感情調整が可能なのだろう。そして、スリサズの言葉は…。
- 「我が名はメイガス…。アンセスター…そして、地球の管理者…」
「人間共よ…お前達は地球という巨大なシステムには不要な存在…」
「お前達が長きに年月に渡って愚かな戦いを繰り広げ、地球を汚染し続けて来た罪は…」
「このアウルゲルミルによって裁かれなければならない……」 - アースクレイドル内での最終決戦でアウルゲルミルと共に現れた時の台詞。
- 「ゼンガー…この裏切り者めが」
「…正常に機能しない部品は排除あるのみ…」 - ゼンガーがプリベンターの味方になった時の台詞。
- 「歪んだ過去などいらぬ。そして、未来を我が手に」
- 戦闘台詞の一つ。現在のメイガスは皮肉にも歪んだ過去の出来事によって誕生した存在と言える。
- 「ヒトが同じ愚行しか繰り返さないのは黒歴史が証明している…。私はそのメビウスの輪を断ち切るのだ」
- アムロと戦闘した時の会話。確かに元の世界から数千年以上経過した未来世界でも未だに争い続ける人類をメイガスが見放すのも無理は無い。
- 「歪曲フィールド、展開…」
- バリア系使用時の没台詞。なんとあの歪曲フィールドがアウルゲルミルに搭載されていたらしい。恐らく、ブラックボックスの機能によるものだろうが、ブラックボックスのバリアは元々念動フィールドなので、念動力者ではないメイガスにはバリアが展開できない。そこでアンセスターの技術を用いて歪曲フィールドに変質させた可能性がある。後のベルグバウに念動フィールドでは無く、ディフレクトフィールドが装備されていたのはこれが理由の一つかもしれない。
余談
- α外伝において、メイガスとゼンガーを対決させた際、ファンの間では夫婦喧嘩と揶揄される事がある。確かにラスボスの彼女とボス級のゼンガーの夫婦喧嘩は地球を破滅に導きかねないが。
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