「アハマド・ハムディ」の版間の差分
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ラ・ギアスに召喚された今でもイスラム教を信仰しており、厳格に戒律を守っているため、酒は飲まず豚肉も食べない。祈りの時間にメッカの方向がわからないのが悩みであるらしい。 | ラ・ギアスに召喚された今でもイスラム教を信仰しており、厳格に戒律を守っているため、酒は飲まず豚肉も食べない。祈りの時間にメッカの方向がわからないのが悩みであるらしい。 | ||
− | + | 『コンプリートボックス』までの作品では事あるごとに前述のイスラム教徒であることが描写され、信仰を理由に行動を制限する場面が見られたが、リメイク版『魔装機神I』を筆頭に近年の作品ではイスラム教を連想させる台詞や描写が軒並み削除されている。ただし「裁きの刃を受けよ」「神の加護があらんことを」といったやや宗教的な台詞を吐いていることもあるほか、『魔装機神II』ではベッキーと精霊について話した際に精霊に興味を持てないことを明かし、ベッキーに信仰の問題かと問われると個人的な信念の問題であると答えている。このように設定そのものは消滅していないものの、信仰ではなくアハマド一個人の考えが行動理念である描写となっている。テロリスト関連の設定については、そもそも触れられているのが『コンプリートボックス』のキャラクター事典のみで、ゲーム本編では取り上げられたことがないため、描写変更の影響は特に受けていない。 | |
− | + | 『アンティラス隊』結成に伴い参加するも、事あるごとにシュテドニアス軍と戦闘に陥る羽目になる『アンティラス隊』の現状を憂い、各地でコネを作る目的で離隊。別個の組織を結成して隊の情報部を支援している(一応、魔装機操者をやめたわけではない)。 | |
リメイク版では第二章の合流時に「すき焼きを食べたい」「ソイソース(醤油)が手放せない」と発言しており、意外にも日本かぶれであるらしい。ラングランに日本文化が流入していることも背景にあるのだろう。 | リメイク版では第二章の合流時に「すき焼きを食べたい」「ソイソース(醤油)が手放せない」と発言しており、意外にも日本かぶれであるらしい。ラングランに日本文化が流入していることも背景にあるのだろう。 | ||
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== 名台詞 == | == 名台詞 == |
2014年7月16日 (水) 00:44時点における版
アハマド・ハムディ(Ahmed Hammoudi)
- 登場作品:魔装機神シリーズ(バンプレストオリジナル)
- 声優:玄田哲章
- 種族:地球人(パレスチナ出身)
- 性別:男
- 年齢:不詳(30代)
- 所属:アンティラス隊を離脱して以降、同隊の補佐を目的とする支援組織を結成
- 神聖ラングラン王国カークス軍(EX/OG2nd)
- アンティラス隊情報部(POJ)
- 階級:魔装機操者
- キャラクターデザイン:河野さち子(リファイン)
ラングランの魔装機操者でソルガディのパイロット。基本的には寡黙で人と交わるタイプではなく、放浪癖に近い習性を持っている。また戦闘に関してはかなりの自信が見受けられ、時として戦いのスリルを好むバトルマニアとしての一面を見せることもある。このような特徴のため、周囲からは愛想のない人間と見られている。ただし、バトルマニアではあるものの、自分から戦乱を起こすような真似はせず、起きてしまった戦乱に介入して一刻も早く戦乱を終結させることを目的としている。また、仲間と認めている人間には気を遣う場面もあるなど、決して協調性のない人間ではない。
パレスチナ出身のイスラム教徒で、ベドウィン(遊牧民族)のテロリストだった。長年にわたって戦乱の中を生きてきた人物であり、魔装機操者の中では異色の経歴の持ち主。このことから「力あるものが正義」という主義を貫いており、ラングラン動乱時には簒奪者側のカークス軍に協力し、邪魔者としてマサキ達を倒そうとする場面もあった。
ラ・ギアスに召喚された今でもイスラム教を信仰しており、厳格に戒律を守っているため、酒は飲まず豚肉も食べない。祈りの時間にメッカの方向がわからないのが悩みであるらしい。
『コンプリートボックス』までの作品では事あるごとに前述のイスラム教徒であることが描写され、信仰を理由に行動を制限する場面が見られたが、リメイク版『魔装機神I』を筆頭に近年の作品ではイスラム教を連想させる台詞や描写が軒並み削除されている。ただし「裁きの刃を受けよ」「神の加護があらんことを」といったやや宗教的な台詞を吐いていることもあるほか、『魔装機神II』ではベッキーと精霊について話した際に精霊に興味を持てないことを明かし、ベッキーに信仰の問題かと問われると個人的な信念の問題であると答えている。このように設定そのものは消滅していないものの、信仰ではなくアハマド一個人の考えが行動理念である描写となっている。テロリスト関連の設定については、そもそも触れられているのが『コンプリートボックス』のキャラクター事典のみで、ゲーム本編では取り上げられたことがないため、描写変更の影響は特に受けていない。
『アンティラス隊』結成に伴い参加するも、事あるごとにシュテドニアス軍と戦闘に陥る羽目になる『アンティラス隊』の現状を憂い、各地でコネを作る目的で離隊。別個の組織を結成して隊の情報部を支援している(一応、魔装機操者をやめたわけではない)。
リメイク版では第二章の合流時に「すき焼きを食べたい」「ソイソース(醤油)が手放せない」と発言しており、意外にも日本かぶれであるらしい。ラングランに日本文化が流入していることも背景にあるのだろう。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦EX
- マサキの章でもリューネの章でも、簒奪者カークスに組する悪役として登場。シュウの章では、敗残の身だったアハマドにシュウが声をかけ、共にヴォルクルスと戦った。第4次では共に行動していないことから、その後シュウ達とは別れた模様(「強者と戦う」という目的を果たしたのと、地上に未練がないためと思われる)。
- リメイク版では具体的にシュウとの別れの理由が描写された他、別れた後に傭兵稼業とデモンゴーレム狩りに励んでいたことが判明した。
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 第一章では御前試合あたりで出てくるのみ。第二章の共通ルートでの出番は「メモリアル・デイ」でヴォルクルスに立ち向かうシュウに加勢する姿のみ。その後、王都ラングランに一時帰還するもセニアにシュウが起こしたヴォルクルスに対する反乱の一部始終を伝えた後、再び旅立ってしまう。二章本格参戦はラセツルート(ロドニー&エリス戦死ルート)のみ、シナリオ「ウェンディの悲劇」において仲間となる。ただし全味方操者の中で唯一経過ターン数を加入条件にしており、必殺技の修得にも別に条件が必要(とはいえ、習得シナリオが「ウェンディの秘密」なので、ウェンディを救うつもりなら確実に覚える)という…。お陰で非常に影の薄いキャラとなっている。
- スーパーロボット大戦コンプリートボックス
- 音声を収録。イスラム教関連の台詞を音声有りで聞ける、今となっては貴重な作品。
魔装機神シリーズ
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 前述のように、多数の台詞に改編が行われたキャラ。しかし、代わりなのかどうか、彼の加入時にシモーヌとベッキーがいると、なんと500万クレジットもの大金を気前よくくれるというイベントが追加された。とはいえ終盤なので活かし切れない……と思いきや、今作の周回プレイにおける「終了時の所持金(払い戻しなし)+100万クレジットを引き継ぎ」という仕様により、彼を仲間にしたクリアデータを引き継ぎ用に保存しておくと非常に役に立つ。そのため、一部のプレイヤーからは「アハマド神」と崇められることに。本作以降、数多くのマイナーキャラに埋もれていた彼の存在感が飛躍的に増したように思える。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 序盤で加入するが、前半の終わり頃にアンティラス隊の裏方に回るべく除隊する。今までの作品に比べて、バトルマニアの一面は見せているものの、周囲を気遣う発言やアンティラス隊のために敢えて裏方に回るなど、性格が丸くなった印象が強い。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
- アンティラス隊支援組織を結成して西に東に忙しく飛び回っている。離脱してなおその存在感は色濃く、他の脱退した操者達とは比較にならない。これも500万クレジットのなせる業か……。
OGシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 第4弾PVで登場。マサキと対決している。出番はマサキルート「テリウス出奔」の一度のみ。しかも確実に倒す必要がなかったりするという……。本番はやはりDPである。
- スーパーロボット大戦OG ダークプリズン
- 「メモリアル・デイ」でシュウに帯同することが既に明かされているので特筆する事はあまりないが、公式サイトにあるソルガディ紹介画像で味方側からヴォルクルス(上)を「ジャハンナム」で攻撃する彼の勇姿を確認出来る。
- 本作は説得ではなく「敗者達の聖戦」クリア後で仲間になる。能力自体は『第2次OG』から大幅に調整がかけられている。地形適応は弱体化(陸海空A宙Bから陸空A海宙Bに)したが、ツイン精神コマンド欄を埋めた「闘志」がエースボーナスに移行。その代替として「不屈」がツイン精神側に移動するなど継戦能力を増強されたため、撃破数50を早々に超えれば華々しい活躍を見込めるだろう。
- しかしヴォルクルスとの決戦後は「強者と戦うという目標を果たした」という理由でシュウ達とは別れてしまうため地上には来ない。このため3話しか使えない。
- 資金を渡すことも稼ぎ方を教えることもないが、加入時にすでに改造されている3段階の改造資金を離脱時に払い戻して(実質プレゼントして)くれるあたりは流石。さらに、彼の撃破数に関わる隠し要素は設定上の高価武器として有名なMTDMシューター。エースボーナス獲得=隠し要素達成なので、是非とも撃墜数を稼いで二重の旨味を味わってほしい。今作ではスポット参戦キャラの撃墜数引き継ぎがないが、期間が短いとはいえ正式参戦扱いなので、2周目以降は参戦当初から大暴れできる場合も。
- 今作ではやたらと洞察力に優れた描写が多く、少し話を聞いただけでシュウやアルバーダの目的を即座に察するという切れ者ぶりを見せている。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 能力は格闘戦に優れる。他は並だが、「2回行動」をかなり早く習得する(LV41~45)。精神コマンドは完全にアタッカー仕様。
精神コマンド
- EX
- ド根性、気合、ひらめき、加速、熱血、激怒(SFC版)
- ド根性、気合、ひらめき、加速、熱血、激励(PS版)
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 根性、必中、報復、鉄壁、覚醒、熱血
- 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 必中、加速、偵察、手加減、熱血、自由選択
- OG2nd
- ド根性、加速、熱血、闘志(ツイン)
- OGDP
- 集中、加速、ひらめき、気合、熱血、不屈(ツイン)
特殊技能(特殊スキル)
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 気配察知、再攻撃、分身、斬り返し、2回行動
- OG2nd
- 援護攻撃L2、カウンターL6、戦意高揚
エースボーナス
- 気力130以上になると「闘志」がかかる。
- 『OGDP』におけるエースボーナス。『第2次OG』(敵対時)のものではない。
パイロットBGM
- 「終わりなき戦い」
- OGシリーズにおける汎用戦闘BGM。
人間関係
- マサキ・アンドー
- 『春秋戦争』ではお互い敵となって舌戦と格闘戦を繰り広げたが、『LOE』第一章の頃はデモンゴーレム狩りの際に仲が良い様子を見せている。テロリストを憎悪するマサキが旧シリーズにてアハマドの過去をどう思っていたのかは不明。諸処の戦闘台詞を拝見するに、アハマドがこの日本人の少年に抱いていた悪感情は、ラングランの王都で行われた「御前試合」でマサキに敗北したことに起因するのではないかと思われる。あの敗戦で戦士としての誇りを幾分傷つけられたのか、「ダークプリズン」では「甘い正義感で方々に首を突っ込んでいるのだろう?」とやや手厳しいマサキ評をジェルバの面々に送っている。しかし、ROEでアンティラス隊を脱退するときにはマサキを激励しており、わだかまりも解消したようである。
- シュウ・シラカワ
- 強敵と認める男。シュウの章(EX)で、「命をかけるにふさわしい相手と戦いたくはないか」と勧誘された際、アハマドは「カークスへの義理は果たした」としてシュウに力を貸す道を選んだ。いくら「力こそ全て」というアハマドでも、ヴォルクルス教団に手を貸すことが正義と判断するとは思えないので、シュウの本質を見抜いた上で仲間になったのかもしれない。ちなみにOGDPでは次の行動を聞いただけで即座に自分の戦うべき相手、即ちシュウの目的を察している(後述)。
神聖ラングラン王国
- カークス・ザン・ヴァルハレビア
- 『春秋戦争』の最中、力を貸すに値すると見込んだラングランの武人。ちなみに演者は同じである。
- フェイルロード・グラン・ビルセイア
- アハマド曰く「オレから見れば到底善人とは思えん」とのこと。その後の展開を考えれば、必ずしも的外れではなかったのかもしれない。
- セニア・グラニア・ビルセイア
- 彼女がデモンゴーレム狩りに無理矢理付いてこようとして「あたし一人守れないっていうの?」と文句を言った際に、「最後に信用できるのは自分だけ。自分の身は自分で守るべきである」と説教している。『シュテドニアス南北戦争』以降、支援組織を結成して情報面と外交面で彼女を補佐する。
- リカルド・シルベイラ
- 大地の魔装機神ザムジードの初代操者。『御前試合』の観客席でマサキとアハマドの両者を比較したとき、「格が違う(アハマドではマサキの相手にならない)」と、かなり情け容赦のない評価を下してる。
アンティラス隊
- サナン・ティアンプラサート
- 彼の死の際に「盟友」と呼び、その心意気を受け取るとともに、その安らかな眠りを願った。
- ゲンナジー・I・コズイレフ
- 潜伏術に長けた戦友。諜報活動の際に何かと頼りにしているが、それを理由にゲンナジーがアンティラス隊から離脱することがあるため、ゲンナジーのファンは心穏やかでないらしい。
- ガエン
- ソルガディの後任操者。
名台詞
共通
- 「それが悪い事だというのか、マサキ? 力のあるものが、より正当な地位を望む。これは当然の権利だと思うが?」
- マサキの章(EX/OG2nd)にて。カークスが政権を簒奪しようとしているとマサキに非難された際の台詞。
- 「いいか?俺はパレスチナの出身だ。戦争がどういうものかいやと言うほど知っている」
「戦争は起こってしまった以上は、一刻も早く終わらせるのが一番なのだ。そのためには力のあるものを応援する」 - 上の台詞に続いて。簒奪者カークスに協力した彼なりの理由。賛否はどうあれ戦争地帯の出身者が持つ思想としては完全に間違っているわけでもないため、マサキも「見識の違い」と認めている。 同じバトルマニアとして一見ヴィンデル・マウザーあたりと話の合いそうなアハマドだが、彼は台詞の通り、方法はどうあれ戦争終結を第一に考えているのに対し、ヴィンデルは戦争の継続と拡大そのものが目的なので、方向性は全く逆である。
- 「フ……口の中が、アドレナリンの味でいっぱいだ……やはり、オレは戦いが好きなのだな」
- 復活したヴォルクルスとの対決を前にしてみせる全シリーズ共通の述懐。シュウの行動をこの一言で片付けてしまったあたり、やはりアハマドはシュウの目的を察していたのだろう。
戦闘台詞
- 「アッラーフアクバル!」
- リメイク以降、削除されてしまった戦闘台詞。旧シリーズおよびSFC版LOEでのみ確認可。意味は「アラーは偉大なり」。確かに今のご時世ではヤバイ。
スーパーロボット大戦EX
- 「おお、本来の用事を忘れてはいかんな。君達にはここで死んでもらう。口封じだよ」
- 上記の会話の後、テリウスが脱走したことを露見させないためにマサキ達に襲いかかる。…この時のアハマドは完全に(上記の発言があるとはいえ)悪役である。
- 『第2次OG』にて「マサキの章」が再現されたが、多少の改変はあったものの概ねこの通りのやり取りが発生。
- 「アッラーの前では、一人の悪意などはたかが知れている。それにカークスはさほど悪人とは言えんよ。貴様らの推すフェイル王子とて、オレから見れば到底善人とは思えん」
- 「例えそれが悪であっても?」というテュッティの問いかけに対して。
- 「貴公が責任をとって死んだ所で事実が変わるわけではないのだ!ここでカークスを失脚させては再び戦乱が起こる。いつかはバレるにしても今は最悪だ。ならば…!」
- テリウスが脱走した際、居合わせたラテルは「私が責任を取る」と主張しマサキとの一戦を避けようとするが、アハマドはこう返す。ここでも「再び戦乱が起こる」と危惧している辺り、アハマドなりに戦争終結を考えいることが伺える。
- 「また、下らぬ大義にとらわれておるのだろう、ヤンロン? 貴様やマサキ達のそういった態度が戦争をながびかせるのだ。いいかげんに目を覚ませ」
- リューネの章にて。その後ヤンロンからは「戦争屋」と非難されていた。こちらはOGサーガで再現されていない。
- 「こいつは手応えがありそうだな。アッラーの他に神はなく、ムハンマドは神の使徒なり!」
- シュウの章においてヴォルクルスの分身と戦うことになった際の台詞。
- 「インシャラー…」
- シュウの章の最後を締めくくる台詞。「神(アッラー)の思し召しのままに…」という意味。PS版ではDVE。
OGシリーズ
- オレグ「貴様は反連邦主義者ではないのか」
アハマド「連邦の支配を良しとしないもの全てが、DCに好意的だと思わぬことだ」 - DCの再興に興味がないと語った後の、オレグからの質問とその回答。地上世界時代のアハマドの思想の一部が垣間見える。
- 「俺は俺個人の意思で同行を決めた。目的を果たすまで知り得た情報を第3者に流す気はない」
「ならばこう言おうか。強者と戦うという俺の望みをマサキやヤンロン達に邪魔されたくない」 - シュウへの同行に対し、ガエンやサフィーネから怪しまれてこう返す。バトルマニアとしての本質が伺える台詞。
- 「テリウス王子も…戦場で頼れるのは自分だけ。よろしいですな?」
- 同行を決めつつもテリウスにはこんなことを言っている。一応彼なりの配慮なのだろうか。
- アハマド「それでシュウ。これから何処へ行くのだ?」
シュウ「ティーバの神殿へ行き、ヴォルクルス様の封印を解きます」
アハマド「ふん、なるほど」
ヨン「あの……その話を聞いても驚かないんですね」
アハマド「そんなことだろうと思っていたからな」 - ヴォルクルスの封印を解くというシュウからの発言に対してなんのリアクションもなく返事一つで受ける。同行を決めたくせにあまりに無関心な台詞に見えるがこの直後…。
- (どうやら、シュウが言ったことに嘘はなさそうだ…)
- シュウがアハマドを誘った理由である「命を懸けるに相応しい強敵と戦わせる」という意味を察してのモノローグ。この時アハマドは余裕の笑みを浮かべており、既にこの地点でシュウが何を企んでいるのか、そして自分が戦うであろう「命を懸けるに相応しい強敵」が何なのかを悟っていたのだろう。なによりこのときのシュウは「ヴォルクルスを復活させる」とは言ったが「ラ・ギアスを破壊する」とは言っていないのである。
- 「フッ…シュウに感謝せねばならんな……!ヴォルクルス…、奴以上に戦い甲斐のある敵など、滅多におらんわ……!」
- 『OGDP』におけるヴォルクルスとの戦闘前台詞。この台詞と前述のモノローグも合わせて、少なくともリメイク版では最初からシュウの目的を悟っていたことがわかる。
- 「……貴様は、早死にさせるには惜しい戦士だ。神の加護があらんことを」
- 『OGDP』で別れ際にアルバーダに送った台詞。多くのプレイヤーもアルバーダを早死にさせるには惜しい人物だと思っただろう。果たして、この先アルバーダを待ち受ける運命はどのようなものになるのだろうか。
魔装機神シリーズ
- 「セニア殿、それは違いますな。戦場で頼れるのは自分だけ。自分の身は自分で守りなさい」
- デモンゴーレム退治に無理矢理ついてきたセニアへの戒め。後にテリウスに対しても同じことを言っている。どうやら王族へ対しての彼なりの姿勢である模様。
- アハマド「ふむ、見た所、かなり新しいデモンゴーレムのようだな。まだ近くに召喚した術者がいるかも知れん」
マサキ「サフィーネか、それともルオゾールか…。ま、どっちでも構わねえけどよ」
アハマド「確かにな。誰が来ようと戦うのみ!アッラーフアクバル!!」 - デモンゴーレム退治におけるマサキとのやり取り。リメイク版では「アッラーフアクバル」の一言が削除された。
- 「アッラーの意志に背く者共!裁きの刃、受けるがいい!」
- 『魔装機神の名にかけて』において出撃した際の台詞。地底世界においてもアハマドにとってアッラーは偉大な存在であるようだ。リメイク版では前半のセリフが削られ「裁きの刃、受けるがいい!」となっている。
- 「すべてはアラーの思し召し。インシャラー…」
「俺は全力を尽くすだけだ。あとは神のみぞ知る、だな」 - LOEにおける御前試合での台詞。典型的なイスラム教徒の言葉である。リメイク版では後者の台詞に差し替えられたが、どちらもバトルマニアの彼にしては珍しく謙虚な台詞である。
- アハマド「豚肉は入っておらんだろうな?」
マサキ「文句言うなら食うな!」 - すき焼きパーティでの1コマ。イスラム教徒であるアハマドにとって豚を食うことはタブーであるためである。
- 「どうやらオレは、戦いがないと生きていけんようでな」
「ここで出会えたのも、アッラーの思し召しだろう。手伝ってやるぞ、マサキ」 - LOE第2章にて合流した際のセリフ。まさに絵に描いたような戦闘狂のムスリムである。
- 「ああ、忘れる所だった。少しばかり資金を稼いできた。役に立つ様だったら使ってくれ」
- リメイク版におけるシモーヌとべッキーがいる時にアハマドが仲間になった場合の台詞。その額はなんと500万クレジットである。…少しどころではない。
- まあ、7億クレジットを知らずに手に入れた人もいたが、それでもアハマドがくれた金はゲームバランスを崩壊させるには十分な額である…。
- 「少しばかり」は、時系列にしてDP20話でシュウのもとを離脱してから、第二章「ウェンディの悲劇」でマサキ達に合流するまでの間に稼いだ資金と考えられる。おそらく1ヶ月以上は過ぎているので、500万クレジットはそこまで達成不可能な額ということもないだろう。
- 「気にするな。どうせ俺には使い道のない金だ」
- 大金を気前よく提供してくれる理由。ちなみに1クレジットは日本円に換算すると約10円の価値になるため、アハマドは日本円で5000万円もの大金を使い道がないからと無償提供してくれたことになる。
- アハマド「もう少しソイソースを入れたほうが良くないか?」
ミオ「へえ。アハマドさん醤油の味わかるんだ」
アハマド「ああ。あれはいい。最近は手放せん」 - 第2章でのすき焼きパーティでの1コマ。自分からすき焼きをリクエストした上で味付けにまでこだわるなど、すっかり気に入った模様。
魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 「ティアンよ……お前の心意気は、しかと受け取った。俺もなすべき事をなそう!」
- ティアンが命を賭けたポゼッションでラスフィトートの復活を阻止した後、増援に現れたときの台詞。
- 「……盟友、サナン・ティアンプラサートに平穏があらん事を」
- 上述と同じく、シナリオエンドデモでティアンの死を悼んでの台詞。
余談
『戦争狂のムスリム』というイメージは、イスラム圏に対して西欧が抱いているステレオタイプの一つであり、アハマドのキャラ造形にもそうした認識が影響を及ぼしている感がある。
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