「ケイサル・エフェス (人物)」の版間の差分
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+ | :原作同様劇中でもラスボスの役回りを務め、最終話では本来の姿の方の顔グラフィックも見せる。最期は[[熱気バサラ]]ポジションであるアイコ艦長の歌が秘める'''ゆるふわ無限力'''に端を発した'''銀河全体の歌声'''で流れを失い、トキコによる縮退砲やタマミとアヤメによる竜巻斬艦刀を受け敗北した。経緯からネタで「藍子担当P(プロデューサー)になった」などとプレイヤーからは言われることも。 | ||
+ | :サイドストーリーでは平行世界からやってきたアイドルが元の世界でもケイサル・エフェスを撃破してきた旨の発言をしているが、これについては詳しく書かれていない。 | ||
+ | :本作がギャグ寄りの作風なため本編の格に比してシュールさを感じさせる結末ではあるが、「強大なラスボスを歌の力で倒す」と言う点はαシリーズの流れを踏襲している。全体を通しての立ち位置としては、[[イワーノ・ゲペルニッチ|ゲペルニッチ]]にも近い。 | ||
+ | :なお、今回のイベントは、アイマス世界ではあくまで「アイドルたちが演じる劇中劇」という扱いなのだが、その劇が終わった後のEDで'''ケイサル・エフェスが「アイドルに希望を見出したかのような」メッセージ'''をアイドルたちに向けており、'''果たしてこれが本当に劇中劇と言うだけだったのか、実際にどこかの平行世界で行われた戦いだったのか、どちらとも取れる'''終わり方となっている。下記の「名(迷)台詞」項も参照。 | ||
== パイロットステータス設定の傾向 == | == パイロットステータス設定の傾向 == | ||
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:「今遙か遠い彼方……」での死に際の台詞。最後の最後で「因果の鎖」に言及していった霊帝の真実は……。 | :「今遙か遠い彼方……」での死に際の台詞。最後の最後で「因果の鎖」に言及していった霊帝の真実は……。 | ||
:なお、「運命の戦士たちよ」は「GONG」の歌詞「今こそ立ち上がれ、運命(さだめ)の戦士よ」からであろう。 | :なお、「運命の戦士たちよ」は「GONG」の歌詞「今こそ立ち上がれ、運命(さだめ)の戦士よ」からであろう。 | ||
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+ | ;「無駄ぞ、無駄ぞ。勇気を歌うか? 闘志を叫ぶか? それらとて疲弊し、消えゆくがこの世の定め。戦いのGONGは、もはや鳴らぬわ。」 | ||
+ | :6話クリア後、原作同様に戦士たちの戦意を奪っての台詞。αナンバーズに敗れた後の霊帝であるのか、もはや「GONG」にも負けぬかのように豪語する。しかし……(続く) | ||
+ | ;「ぬう……! なんなのだ、その、ゆるゆるで! ふわっとした答えは!」 | ||
+ | :その中で一人、アイコ艦長(高森藍子)だけが平然と、'''熱くも激しくもない「優しい歌」'''を歌い続けており、その歌によって戦意は取り戻された。その様を見て「なぜ崩れぬ」とアイコに問いかけるが、'''「私にも、よくわかりません。ごめんなさい♪」'''と返されて。「'''ゆるふわ無限力'''」と名付けられたその力により、霊帝はまたしても打ち破られるのであった。 | ||
+ | :なお、この台詞は高森藍子がそのマイペースさを「ゆるふわ」と評されるキャラクターであることに則った表現だが、言い回しで威厳も何もあったものではない。 | ||
+ | ;「天よ聞け! 地よ耳を傾けよ! 宇宙、生命、ゆるふわ…滅ぶべし!」 | ||
+ | :最終話での戦闘開始前台詞。本人としては理解のできない全く未知の無限力を脅威と見るのは当然であり、それ故に大真面目に言っているのだが、'''ゆるふわ'''の四文字が見事なまでに緊張感を破壊している。 | ||
+ | ;「おお、我が……消える…… だがこれは……これが、温もりだというのか……!?」<br />「ふ、ふふふ、ふ……。よもや、この我が敗れるとは……。 なれど……心地良き歌ぞ……! さらば、だ……。」 | ||
+ | :最終話クリア後。アイコのみならずアイドル全員の歌が響き、さらに封印が解かれた[[ネオ・グランゾン]]まで加勢する中、竜巻斬艦刀・逸騎刀閃により再びケイサル・エフェスは散る。しかしその死に際はかつてのような妄執と怨念の残るものではなく、霊帝は歌の前に満足して消えていった。非常に特殊な形であるが、結果的にαシリーズ黒幕であったケイサル・エフェスに思わぬ救いの手が伸びた形となっている。 | ||
+ | ;「……大義なり、アイドルよ。これからも、希望の灯をともし続けよ。この宇宙から、苦難が消え去る日まで……。」 | ||
+ | :エンディングにて。既に劇中劇<ref>三好紗南の発言から、シンデレラガールズの世界はゲームとしての「スーパーロボット大戦」シリーズが実在していることが判明している。</ref>たる戦いの幕は下り、アイドル達の名前表記が本来の漢字表記に戻っている中、ケイサル・エフェスのみそのままなので役者ではなく本人のメッセージである可能性が高い。改めて歌とアイドルの力を認めたこのメッセージに、脇山珠美だけが反応した素振りを見せていた。 | ||
== 搭乗機体 == | == 搭乗機体 == | ||
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== 余談 == | == 余談 == |
2019年4月14日 (日) 11:51時点における版
ケイサル・エフェス | |
---|---|
外国語表記 | Keysar Ephes |
登場作品 | |
声優 | 水木一郎 |
デザイン |
河野さち子(仮の姿) 金子一馬(本当の姿) |
SRWでの分類 |
パイロット ラストボス |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 詳細不明 |
性別 | 男 |
年齢 | 半不老不死 |
所属 | ゼ・バルマリィ帝国 |
役職 | 霊帝 |
ケイサル・エフェスは『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』の登場人物。
概要
ゼ・バルマリィ帝国の創世神「ズフィルード」とも呼ばれる神であり、真の霊帝。『第3次スーパーロボット大戦α』、ひいてはαシリーズにおける黒幕にして最終ボスである。
元々はゲベル・ガンエデンの中枢であったサイコドライバー能力者の「ゲベル」であった男が「正の無限力(イデ)」と対する「負の無限力」を身に付け、ケイサル・エフェスとして生まれ変わった姿。ゲベル・ガンエデンに代わる台座に身を置き、地下聖堂玉座の裏にある巨大な台座に卵の状態で眠りについた。そして自分の代わりとして代々の霊帝にサイコドライバー能力の資質を持つ少年へと据え置いた。
正の無限力から運命を奪い取り、宇宙の因果律を支配する存在、真の神、あるいは悪魔になろうとしている。肉体・生命を失っても自身と共にあれば存在しているのと同じであるという思想を持っており、生命から肉体を捨てさせ(つまりは皆殺しにし)、霊達の世界を生み出し、その全てを支配しようとしている。
明確に動きを見せたのは銀河大戦の終盤におけるバルマー星崩壊時だが、実際には『スーパーヒーロー作戦』においてユーゼス・ゴッツォが作り出した「虚構の世界」から既に動き始めていた。具体的に自身の存在を察知したユーゼスの行動を利用してαの宇宙を(ラ・ギアス含め)統括する因果律に干渉を行い、その流れを歪めることで力ある者達を一所にまとめ、強大な戦力へと変えることから始まった。これは、集った力がいずれ正の無限力と合流し、審判を乗り越える=運命(アポカリュプシス)に打ち勝つことを狙ったため。その後に彼らを討つことで、自らの手に全ての運命を握ることが最後の目的であった。これによって生じた歴史の「歪み」により、本来起きるべき事象が起きず、出るべき犠牲が出なくなるなどの現象(つまり、原作の展開が起こらなくなる)があちこちで、しかもごく自然に発生していた(メタなことを言えばスパロボ展開が)。
この「歪み」についてはα世界の事件の当事者であるユーゼス・ゴッツォ、イングラム・プリスケン、パプテマス・シロッコ、渚カヲル、シュウ・シラカワなどがおり、シュウは己の死と天秤を掛けることでロンド・ベルを消滅させることでその目論見を潰そうと考えていた。そして、宇宙怪獣を打倒し、アポカリュプシスを阻止したαナンバーズの前に姿を現し、正の無限力を持つ彼らを抹殺すべく牙をむく。
普段見せている老人の姿は偽りで、本当の姿は台座の「白き祭壇」から出現。黒い人型に頭二本の角、三つの目、腕が六本という異形な姿。その負の無限力は圧倒的で、悪意から形成したゼ・バルマリィ帝国の機動兵器を底無しに出現させたばかりか、ゲベル・ガンエデンをも召喚するなど、その威圧感で人々を恐怖に落としいれ戦意を奪った。打つ手のないαナンバーズであったが、数多くの仲間たちと、戦いで散った多くの英霊たちから勇気をもらい、熱気バサラが作った曲「GONG」により負の無限力は無力化。そして力添えしたイルイ・ガンエデンと共に、正義のスーパーロボット軍団はケイサル・エフェスに打ち勝ち、この宇宙から消滅させた。しかし、最後に「因果の鎖が断たれない限り、無限力とともに再び現れる」と言い残しており、再登場の可能性は残っている。
名前はヘブライ語で意味は「ケイサル」=「皇帝」、「エフェス」=「零」「無」「終焉」。肉あるものと対比して霊たる自分を「我は零にして無」と言っていることから、同音同義で「零(れい)⇒霊(れい)」であり、霊帝を意味するネーミングとなっている。「終焉」はタイトルにも掛かっている。
登場作品と役柄
ユニットとしてのケイサル・エフェスはケイサル・エフェスを参照。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- ゼ・バルマリィ帝国の指導者「霊帝」というフレーズで存在を示唆される(「愚帝」とはルアフ・ガンエデン)。直接登場してはいないものの、ストーリー終了後、SDFのメンバーの前から姿を消していたイングラム・プリスケンによって自らの存在を突き止められ、アストラナガンで戦いを挑まれていた模様。しかし、イングラムは返り討ちにあってしまった上に肉体を喪い、意識体のみとなったイングラムは、せめてケイサル・エフェスの存在を伝えようと、半壊したアストラナガンで地球圏に帰還しようとするも、未来世界にてアンセスターに鹵獲されてアウルゲルミルのコアとして利用されてしまう事になった。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- αシリーズの真の最終ボス。本人の能力はラストボスだけあり、全能力は回避を除き最強。「極」と「底力」により命中率が高く、精神コマンドの集中とかく乱を使っても、50%を僅かに下回るほど。
その他
- アイドルマスター シンデレラガールズ
- 2017年12月に開催されたOGシリーズとのコラボイベント『スーパーロボット大戦CG -奏鳴の銀河へ-』にて登場。ルアフ同様OGコラボにも関わらず、OGシリーズに未だ出ていない(存在の示唆すらない)のに登場した。
- 原作同様劇中でもラスボスの役回りを務め、最終話では本来の姿の方の顔グラフィックも見せる。最期は熱気バサラポジションであるアイコ艦長の歌が秘めるゆるふわ無限力に端を発した銀河全体の歌声で流れを失い、トキコによる縮退砲やタマミとアヤメによる竜巻斬艦刀を受け敗北した。経緯からネタで「藍子担当P(プロデューサー)になった」などとプレイヤーからは言われることも。
- サイドストーリーでは平行世界からやってきたアイドルが元の世界でもケイサル・エフェスを撃破してきた旨の発言をしているが、これについては詳しく書かれていない。
- 本作がギャグ寄りの作風なため本編の格に比してシュールさを感じさせる結末ではあるが、「強大なラスボスを歌の力で倒す」と言う点はαシリーズの流れを踏襲している。全体を通しての立ち位置としては、ゲペルニッチにも近い。
- なお、今回のイベントは、アイマス世界ではあくまで「アイドルたちが演じる劇中劇」という扱いなのだが、その劇が終わった後のEDでケイサル・エフェスが「アイドルに希望を見出したかのような」メッセージをアイドルたちに向けており、果たしてこれが本当に劇中劇と言うだけだったのか、実際にどこかの平行世界で行われた戦いだったのか、どちらとも取れる終わり方となっている。下記の「名(迷)台詞」項も参照。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
能力値は全てのスパロボ内でも最強クラスで、格闘、射撃、技量が共に初期値200と非常に高く、命中は221もある為、全パイロットの中で唯一ドーピング無しでレベル99までに命中が400に達する。SPも命中同様221とふざけた高さ。回避だけは低いが。ちなみに、撃墜数は0。自身で動いたのが最終決戦だけなのである種当然か。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
- 第3次α
- 念動力L9、底力L9、気力+ (ダメージ)、極、戦意高揚、2回行動
- 防御力もさることながら命中率が桁外れに高く、底力も発動するとかく乱ですら50%以下にするのも難しくなる。たとえ自身の攻撃の命中率が0%になろうとも極で最終命中率を補強しているので隙が無い。ジャミング機能、見切り、小隊長能力を駆使してしのぎ切ろう。複数のユニットを囮にして攻撃を凌ぎ、射程の外からイデオンガンを連発するのが最善手。気力+ (ダメージ)、戦意高揚が死に技能になりやすいのが救い。防御面は前作のイルイと違って、ガードを所持していないため軟らかい部類に入り、本作ではサイズ差補正無視が追加されたのでサイズ差によるダメージ低下も気にする必要が無い。問題は、取り巻きのクストースを含めた5連攻撃が確実に待っているということだが。
小隊長能力(隊長効果)
- 第3次α
- 小隊全機の地形適応「空陸海」をAにする
- イルイと同じ能力。機体=本人の地形適応が全て「S」のため当然死に能力。版権作品の大ボスクラスがよく所持している攻撃力・命中系の補正でない事に付け入る隙がある。
人間関係
- イルイ・ガンエデン
- イルイの意識に入り込んでいるナシムとは同一の存在。ナシムはゲベルを説得しようとするも、力を追い求めるゲベルは拒否した。そして…。
- ユーゼス・ゴッツォ
- ケイサル・エフェスの存在を突き止めており、その意を受けた事もあり、イングラムを自らの支配下に置いた。
- ルアフ・ガンエデン
- 自分の代わりとして霊帝に据え、銀河に戦乱を起こすように仕向けた。
- エツィーラ・トーラー
- 不快な追従に苛立ち、一撃で消滅させてしまった。
- 孫光龍
- 最終的にはケイサル・エフェスに従ったが…。
- イングラム・プリスケン
- 因果律を歪める存在であるケイサル・エフェスの存在を突き止めていたが、彼の意を受けたユーゼスによって肉体を支配下に置かれ、魂のみの存在となってしまった。
- クォヴレー・ゴードン
- 彼の機体「ディス・アストラナガン」の「ディス・レヴ」に興味を持ち、その力を欲しさにクォヴレーに軍門に下るよう告げたが一蹴される。どうもOGシリーズでは彼に倒されたことが正史らしく、だとすれば全ての並行世界(他のスパロボ世界)から既に消滅している可能性がある。
- セレーナ・レシタール
- 彼女の憎悪を利用しようとしたが、下衆と断じられる。
- クスハ・ミズハ
- 彼女のサイコドライバー能力欲しさに軍門に下るよう説得したが…。
- トウマ・カノウ
- 彼の闘志に興味を持ち、その力を利用しようとするも一蹴される。ルート次第では一撃で倒される展開も。
版権作品との人間関係
スーパー系
リアル系
名(迷)台詞
戦闘台詞
- 「古の白き祭壇、今ここに…」
- ケイサル・エフェス本人が台座から出現する場面。
- 「天よ聞け! 地よ耳を傾けよ!」
- 「霊帝の福音」使用時。同様のセリフはルアフも使っている。旧約聖書のイザヤ書より。
- 「ふふふ… 我こそは虚空にそびえる黒き城なり」
- 被弾時の台詞より。「虚空」は「そら」と読む。元ネタは言わずもがな、「マジンガーZ」のOPテーマから。
余談の項にもある通り、水木一郎氏の持ち歌にちなんだ声優ネタの一つである。 - 「滅びよ、無限力…!」
- コスモとの特殊戦闘台詞。滅ぼすべき宿敵が相手のためか、やや調子が強い。
- 「はおおおおおおお…!!」
- 撃墜台詞。水木氏本人の声ではなく、効果音を編集したもの。
シナリオデモ
- 「我はまつろわぬ霊の王にして、あまねく世界の楔を解き放つ者なり」
「全ての剣よ、我の下へ集え」
「かの者達の意志を、そのしもべ達を、あまねく世界から消し去らんがために」
「我が名は霊帝……全ての剣よ、我の下に集え」 - 「霊帝」の台詞の代表格。この内、上の二つのセリフはOPムービーでも使用されており、さらにルアフも会話シーンで同じセリフを使っているため、2周目に入って初めて気づくことになる。これは戦闘台詞にもあり、こちらはよく聞くとエフェクトのかかりが薄く、水木氏の肉声に近い。ちなみに「まつろわぬ」とは「服わぬ」と書く。
- 「全ての肉なる者達よ…今こそ土塊の肉体を捨て、新生せよ」
「さすれば、汝らはあらゆる苦しみから解放されるであろう」
「我が名は霊帝ケイサル・エフェス…心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして我を受け入れよ」 - 決戦時のDVEでは、上記の台詞一行目以降がこれに変更。目論み通りに自分の下へ集った剣…αナンバーズを取り込まんと彼らに襲い掛かる。
- 「ぬおおおっ!!」
「我の再生の力が…奪われる…!」
「我に流れ込む悪意の波動は無限ではなかったのか…!」
「おのれ…おのれえええええ!!」 - 最終話「今遥か遠い彼方……」より。「GONG」によって負の無限力が掻き消された事で激しく動揺する。
- 「黙れ、ナシム!無限力による死と再生を乗り越えるのが我らの使命だったはずだ!」
「認めぬ…!この宇宙は我の手によって新たに生まれ変わらせる!」
「そして、肉を持たぬ者達の世界となるのだ!」 - 同じく「今遥か遠い彼方……」より、出現したイルイ(ナシム)に対する反駁。ガンエデン本来の存在意義に言及した台詞である。
- ナシムからは「人は自らの力でアポカリュプシスを乗り越えたのだから、後は彼らに託すべきだ」と諭されるも、尚も妄執と怨念に囚われ続ける彼は聞く耳を持たなかった。
- 「ナシムよ…。アカシック・レコードにへつらい、その無限力を味方につけたか…!」
「おのれ…無限力め…!」
「肉なるものに我の怨念が理解できようか!」 - もう一つの最終話「終焉の銀河」より。こちらでは説得に現れたイルイ(ナシム)に対し、より明確に無限力への憎しみを剥き出しにして拒絶する。
- 負の無限力と結び付いてまでアポカリュプシスを乗り越えようとした彼にとって、かつての同胞も「アカシック・レコードにへつらう裏切り者」でしかない。
- 「…我は滅びる…!だが、忘れるな、運命の戦士達よ!」
「この宇宙を縛る因果の鎖が断ち切れぬ限り、我はまた現れる!無限力と共に!」 - 「今遙か遠い彼方……」での死に際の台詞。最後の最後で「因果の鎖」に言及していった霊帝の真実は……。
- なお、「運命の戦士たちよ」は「GONG」の歌詞「今こそ立ち上がれ、運命(さだめ)の戦士よ」からであろう。
アイドルマスター シンデレラガールズ
- 「無駄ぞ、無駄ぞ。勇気を歌うか? 闘志を叫ぶか? それらとて疲弊し、消えゆくがこの世の定め。戦いのGONGは、もはや鳴らぬわ。」
- 6話クリア後、原作同様に戦士たちの戦意を奪っての台詞。αナンバーズに敗れた後の霊帝であるのか、もはや「GONG」にも負けぬかのように豪語する。しかし……(続く)
- 「ぬう……! なんなのだ、その、ゆるゆるで! ふわっとした答えは!」
- その中で一人、アイコ艦長(高森藍子)だけが平然と、熱くも激しくもない「優しい歌」を歌い続けており、その歌によって戦意は取り戻された。その様を見て「なぜ崩れぬ」とアイコに問いかけるが、「私にも、よくわかりません。ごめんなさい♪」と返されて。「ゆるふわ無限力」と名付けられたその力により、霊帝はまたしても打ち破られるのであった。
- なお、この台詞は高森藍子がそのマイペースさを「ゆるふわ」と評されるキャラクターであることに則った表現だが、言い回しで威厳も何もあったものではない。
- 「天よ聞け! 地よ耳を傾けよ! 宇宙、生命、ゆるふわ…滅ぶべし!」
- 最終話での戦闘開始前台詞。本人としては理解のできない全く未知の無限力を脅威と見るのは当然であり、それ故に大真面目に言っているのだが、ゆるふわの四文字が見事なまでに緊張感を破壊している。
- 「おお、我が……消える…… だがこれは……これが、温もりだというのか……!?」
「ふ、ふふふ、ふ……。よもや、この我が敗れるとは……。 なれど……心地良き歌ぞ……! さらば、だ……。」 - 最終話クリア後。アイコのみならずアイドル全員の歌が響き、さらに封印が解かれたネオ・グランゾンまで加勢する中、竜巻斬艦刀・逸騎刀閃により再びケイサル・エフェスは散る。しかしその死に際はかつてのような妄執と怨念の残るものではなく、霊帝は歌の前に満足して消えていった。非常に特殊な形であるが、結果的にαシリーズ黒幕であったケイサル・エフェスに思わぬ救いの手が伸びた形となっている。
- 「……大義なり、アイドルよ。これからも、希望の灯をともし続けよ。この宇宙から、苦難が消え去る日まで……。」
- エンディングにて。既に劇中劇[1]たる戦いの幕は下り、アイドル達の名前表記が本来の漢字表記に戻っている中、ケイサル・エフェスのみそのままなので役者ではなく本人のメッセージである可能性が高い。改めて歌とアイドルの力を認めたこのメッセージに、脇山珠美だけが反応した素振りを見せていた。
搭乗機体
脚注
- ↑ 三好紗南の発言から、シンデレラガールズの世界はゲームとしての「スーパーロボット大戦」シリーズが実在していることが判明している。
余談
- ケイサル・エフェスは声を当てた水木一郎を意識した声優ネタが多く、戦闘台詞にマジンガーZ、グレートマジンガー、コン・バトラーV、鋼鉄ジーグの歌詞の一部が引用されている。また、「アニソンの帝王」の異名を持つ水木氏が演じるケイサルは必ず「歌によって倒される」展開なのも興味深い。
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