「超時空世紀オーガス」の版間の差分

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*1983年7月3日 ~ 1984年4月8日放映(TBS系) 全35話
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{{登場作品概要
*初参戦スパロボ:[[スーパーロボット大戦Z]]
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| 読み =
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| 外国語表記 =
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| 原作 =
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| 著者 =
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| 作画 =
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| 挿絵 =
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| 監督 = 石黒昇
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| シリーズ構成 =
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| 脚本 =
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| キャラクターデザイン = 美樹本晴彦
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| メカニックデザイン = 宮武一貴
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| 音楽 = 羽田健太郎
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| 制作 = 東京ムービー新社(現:トムスエンタテインメント)
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| 放送局 = TBS系
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| 配給元 =
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| 発売元 =
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| 掲載誌 =
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| 出版社 =
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| レーベル =
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| 配信元 =
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| 放送期間 = 1983年7月3日 - <br />1984年4月8日
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| 公開日 =
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| 発売日 =
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| 発表期間 =
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| 刊行期間 =
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| 配信開始日 =
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| 話数 = 全35話
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| 巻数 =
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| シリーズ =
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| 次作 =
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| アニメ版 =
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| 小説版 =
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| 初登場SRW = [[スーパーロボット大戦Z]]
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| 備考 =
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| その他 =
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『'''超時空世紀オーガス'''』は東京ムービー新社制作のテレビアニメ作品。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
大ヒットとなった『[[超時空要塞マクロス]]』の後番組として製作された『'''[[超時空シリーズ]]'''』の第2作目。だが、マクロスに比べてかなり難解なSF設定や、メカニック(玩具販売)の不人気、[[主人公]]の[[桂木桂]]の[[性格]]などから商業的には今ひとつの成果だった。
+
大ヒットとなった『[[超時空要塞マクロス]]』の後番組として製作された「'''超時空シリーズ'''」の第2作目。しかし、『超時空要塞マクロス』と比較してかなり難解なSF設定や、メカニック(玩具販売)の不人気、[[主人公]]の[[桂木桂]]の[[性格]]等の点から、商業的には今ひとつの成果に終わる。
  
しかし、かねてから[[時空振動弾]]という「スパロボの最終兵器」と呼ばれるほどの非常にスパロボ向けの便利な設定を持っており、その設定は満を持して登場した『[[スーパーロボット大戦Z]]』において如何なく発揮された。
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なお、設定等でいくつか「[[マクロスシリーズ]]」と共通する点が見られるが、これは本作の[[世界観|世界]]が「'''[[マクロス]]が落ちてこなかった[[平行世界]]'''」と設定されているためである。1993年には、本作の[[続編]]となる[[OVA]]『超時空世紀オーガス02』(SRW未参戦)が発売された。
  
なお、設定などでいくつか『[[マクロスシリーズ]]』と共通する点が見られるが、これは[[オーガス]]の世界が'''[[マクロス]]が落ちてこなかった[[平行世界]]'''と設定されているためである。
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=== スパロボシリーズにおいて ===
 
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本作は[[時空振動弾]]という、かねてから「スパロボの最終兵器」と呼ばれていた程の非常にスパロボ向けの便利な設定を持っている。故に、2008年に[[東京]][[秋葉原]]で開催されたイベント「朝まで生スパロボ! ~真夜中の宴~」の際に触れられた「[[スタッフ:寺田貴信|寺田貴信]]Pの切り札」とは、本作のことだろうと噂されていた。その設定は、満を持して参戦した『[[スーパーロボット大戦Z]]』において如何なく発揮されている。<ref>『[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE]]』第812回においても、実際に[[装甲騎兵ボトムズ|設定のすり合わせが]][[コードギアス 反逆のルルーシュ|難しい作品を繋げる]]狙いがあったことを明かしている。</ref>
93年には続編[[OVA]]『超時空世紀オーガス02』(SRW末参戦)が発売された。
 
  
 
== ストーリー ==
 
== ストーリー ==
[[西暦]]2062年、[[地球]]は[[軌道エレベーター]]の所有権を巡り、2つの陣営に分かれて争っていた。自由宇宙軍(フリーダム・スペース・コープス)は起死回生の策として、最新のD(ディメンジョン)兵器・[[時空振動弾]]を用いて軌道エレベーターのエネルギープラント破壊作戦を敢行する。敵勢力の激しい抵抗の前に作戦は失敗に終わり、自由宇宙軍の戦闘機パイロットである[[桂木桂]]は、敵に奪われるくらいならと未調整の時空振動弾を起爆させてしまう。
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[[西暦]]2062年、[[地球]]は[[軌道エレベーター]]の所有権を巡り、2つの陣営に分かれて争っていた。自由宇宙軍(フリーダム・スペース・コープス)は起死回生の策として、最新のD(ディメンジョン)兵器・[[時空振動弾]]を用いて軌道エレベーターのエネルギープラント破壊作戦を敢行する。敵勢力の激しい抵抗の前に作戦は失敗に終わり、自由宇宙軍の戦闘機パイロットである[[桂木桂]]は、敵に奪われるくらいならと未調整の時空振動弾を起爆させてしまう。
  
しかし、暴走した時空振動弾はあらゆる時空の境界を破壊し、[[地球]]は多数の[[平行世界]]が混じり合った「[[相克界]]」へと変貌した。[[桂木桂]]もまた時空振動の余波で20年後の世界に飛ばされると共に、時空修復の要であるとされる「[[特異点]]」となってしまった。
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しかし、暴走した時空振動弾はあらゆる時空の境界を破壊し、地球は多数の[[平行世界]]が混じり合った「[[相克界]]」へと変貌した。桂木桂もまた時空振動の余波で20年後の世界に飛ばされると共に、時空修復の要であるとされる「[[特異点]]」となってしまった。
  
 
偶然にも[[エマーン]]の商船に救われた桂だが、それは特異点をめぐる様々な勢力との戦いの始まりを意味していた。
 
偶然にも[[エマーン]]の商船に救われた桂だが、それは特異点をめぐる様々な勢力との戦いの始まりを意味していた。
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*[[メカ&キャラクターリスト/Z]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/Z]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/ZSPD]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/ZSPD]]
*[[メカ&キャラクターリスト/第2次Z]]
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*[[メカ&キャラクターリスト/第2次Z破界篇]]
*[[メカ&キャラクターリスト/第3次Z]]
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*[[メカ&キャラクターリスト/第2次Z再世篇]]
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*[[メカ&キャラクターリスト/第3次Z時獄篇]]
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*[[メカ&キャラクターリスト/第3次Z天獄篇]]
  
=== [[ファクトリー]] ===
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=== ファクトリー ===
 
;[[桂木桂]]
 
;[[桂木桂]]
:主人公。時空崩壊の影響により、なし崩し的にファクトリーの一員となる。
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:[[主人公]]。時空崩壊の影響により、なし崩し的にファクトリーの一員となる。
 
;[[シャイア・トーブ]]
 
;[[シャイア・トーブ]]
 
:ファクトリーの長。
 
:ファクトリーの長。
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;[[マニーシャ・トーブ]]
 
;[[マニーシャ・トーブ]]
 
:シャイアの妹。
 
:シャイアの妹。
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;[[エマーン兵]]
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=== [[チラム]] ===
 
=== [[チラム]] ===
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*[[メカ&キャラクターリスト/Z]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/Z]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/ZSPD]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/ZSPD]]
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*[[メカ&キャラクターリスト/第2次Z再世篇]]
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*[[メカ&キャラクターリスト/第3次Z時獄篇]]
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=== [[ファクトリー]] ===
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=== ファクトリー ===
 
*[[オーガス]]
 
*[[オーガス]]
 
**オーガス・フライヤー
 
**オーガス・フライヤー
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*[[ナイキック (オルソン機)]]
 
*[[ナイキック (オルソン機)]]
 
*[[チラム攻撃空母]]
 
*[[チラム攻撃空母]]
 
== 主題歌とBGM ==
 
;「漂流~スカイハリケーン」
 
:(作詞:三浦晃嗣、作曲・歌:ケーシー・ランキン)オープニング曲。[[Z]]では通常のとOPバージョンの2種類がある。
 
;「自由を求めて」
 
:作中で戦闘曲としてよく使用された。[[Z]]でも[[オーガス]]、[[オーガスII]]以外の戦闘曲として採用。
 
 
== 登場作と扱われ方 ==
 
現在では[[Zシリーズ]]のみに参戦しているが、(第3次Z時獄篇時点)同シリーズ全作品で皆勤参戦した上、本作の一部設定はZシリーズの主舞台群「[[多元世界]]」の成立に不可欠な存在ため、'''「[[世界観/Zシリーズ|Zシリーズの世界観]]の主軸」と言っても過言ではない'''。
 
 
;[[スーパーロボット大戦Z]]
 
:初参戦作品。前述の理由により『真夜中の宴』の際に言っていた寺田Pの切り札は恐らくこの作品。なお、原作では[[エマーン]]と[[チラム]]と並んで三大勢力の一つだったムウは、[[モーム]]と[[大尉]]の出身世界として名前が登場するだけで、勢力としては登場しない。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
 
:携帯機初参戦。前作でストーリーが完結したためか、同作は[[桂木桂|桂]]と[[アテナ・ヘンダーソン|アテナ]]の親子のみ登場([[ミムジィ・ラース|ミムジィ]]、[[オルソン・D・ヴェルヌ|オルソン]]の存在も語られる)。また、スタート直後のナレーションにて[[時空振動弾]]のカットが描かれている。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
 
:オルソンとモームが登場するが共に[[NPC]]で、ユニットとして直接扱えるのは[[オーガス]]だけになった。なお、ミムジィのお腹の子供は順調に育っている事も語られている。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 
:無印Zからのガンダムシリーズを除いたリアル系作品の中では唯一の継続参戦。
 
:実質的に桂とモームだけの参戦であり、本当の意味でオーガス一機のみの参戦となる。
 
:天獄篇の予告ではオルソンの参戦が明らかとなっている他、「真の時空修復」についての言及があるなど、『オーガス02』を想起させる内容が語られた。
 
  
 
== 用語 ==
 
== 用語 ==
 
;[[時空振動弾]]
 
;[[時空振動弾]]
:『超時空世紀オーガス』に登場する兵器。ABC兵器に次ぐ兵器ということで「D兵器」とも呼ばれる。未調整の段階で[[桂木桂]]が発動させたために、「[[相克界]]」が作り出されてしまう。
+
:物語の発端となる兵器。ABC兵器に次ぐ兵器ということで「D兵器」とも呼ばれる。未調整の段階で桂木桂が発動させたために、「相克界」が作り出されてしまう。
 
;[[相克界]]
 
;[[相克界]]
:[[時空振動弾]]の発動によって作られた地上から150mの高さに存在する次元の歪みの層、もしくは[[時空振動弾]]の発動によって誕生した混乱時空世紀の世界そのものを指す。
+
:時空振動弾の発動によって作られた地上から150mの高さに存在する次元の歪みの層、もしくは時空振動弾の発動によって誕生した混乱時空世紀の世界そのものを指す。
 
;[[特異点]]
 
;[[特異点]]
:大特異点が発生した[[時空振動弾]]起動時に中心に存在した人間の事を指す。[[桂木桂]]と[[オルソン・D・ヴェルヌ]]がそれにあたり、大特異点から分裂した大特異点の一部とも呼べる存在となっている。
+
:大特異点が発生した時空振動弾起動時に中心に存在した人間の事を指す。[[桂木桂]]と[[オルソン・D・ヴェルヌ]]がそれにあたり、大特異点から分裂した大特異点の一部とも呼べる存在となっている。
;[[大特異点]]
+
;大特異点
:[[軌道エレベーター]]上空に存在するかつての[[時空振動弾]]の跡。大特異点に特異点である桂とオルソンが接触する事によって時空を修復できるとされている。
+
:軌道エレベーター上空に存在するかつての時空振動弾の跡。大特異点に特異点である桂とオルソンが接触する事によって時空を修復できるとされている。
 
;[[軌道エレベーター]]
 
;[[軌道エレベーター]]
 
:惑星の表面から静止衛星軌道以上の高さまで伸びる超巨大エレベーター。ロケットなどを使用するよりもはるかに安いコストで[[宇宙]]へ物を上げられる。これをめぐる戦いが、結果的に時空の混乱を招いてしまった。
 
:惑星の表面から静止衛星軌道以上の高さまで伸びる超巨大エレベーター。ロケットなどを使用するよりもはるかに安いコストで[[宇宙]]へ物を上げられる。これをめぐる戦いが、結果的に時空の混乱を招いてしまった。
 
;混乱時空世紀
 
;混乱時空世紀
:作中で採用されている暦で、[[時空振動弾]]の発動によって[[相克界]]が生まれたのを元年とする。
+
:作中で採用されている[[暦・年号|年号]]で、時空振動弾の発動によって相克界が生まれたのを元年とする。ちなみに、劇中の時点では混乱時空世紀20年=[[西暦]]2082年である。
;[[ファクトリー]]
+
;ファクトリー
:[[シャイア・トーブ|シャイア]]が率いる[[エマーン]]の隊商の一つ。商業船[[グローマ]]を母船としている。物語はこの[[ファクトリー]]を中心に展開し、特異点である[[桂木桂|桂]]を保護したことから[[チラム]]に追われ、さらには母国[[エマーン]]にも追われる身となる。
+
:シャイアが率いるエマーンの隊商の一つ。商業船[[グローマ]]を母船としている。
 +
:物語はこのファクトリーを中心に展開し、特異点である桂を保護したことからチラムに追われ、さらには母国エマーンにも追われる身となる。
 
;[[エマーン]]
 
;[[エマーン]]
:東南アジアに位置する人類とは異なる進化を辿った[[平行世界]]の“人類”エマーン人(後頭部に触角が生えているのが特徴)の国家。
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:東南アジアに位置する人類とは異なる進化を辿った[[平行世界]]の“人類”エマーン人の国家。政治体制は幾つかの有力氏族による合議制を取っている。交易が盛んに行われている商業国家であり、高い技術力を有している。
:なお、政治体制は幾つかの有力氏族による合議制を取っている。交易が盛んに行われている商業国家であり、高い技術力を有している。
 
 
;[[ドリファンド]]
 
;[[ドリファンド]]
 
:エマーン製の戦闘メカの総称。戦闘機に腕をつけたような姿をしているのが特徴。後に可変人型の[[オーガス]]タイプが登場する。
 
:エマーン製の戦闘メカの総称。戦闘機に腕をつけたような姿をしているのが特徴。後に可変人型の[[オーガス]]タイプが登場する。
 
;[[チラム]]
 
;[[チラム]]
:北米大陸に位置する[[桂木桂|桂]]たちのいた「[[地球]]」だった国家。
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:北米大陸に位置する桂木桂たちのいた「[[地球]]」だった国家。強大な軍隊を有しているものの、隣国の機械化国家「ムウ」の侵攻を受けており、劣勢を強いられている。
:なお、政治体制はかつては議会制であったが、現在はジェフリー・ホワイトを総裁とする軍事国家体制となっている。強大な軍隊を有しているものの、隣国の機械化国家「ムウ」の侵攻を受けており、劣勢を強いられている。
 
 
;[[戦闘デバイス]]
 
;[[戦闘デバイス]]
:単にデバイスとも呼称される[[チラム]]製の戦闘メカの総称。ガウォークと呼ばれる戦闘機に足がついたような姿をしているのが特徴。後に可変人型のナイキックタイプが登場する。
+
:単にデバイスとも呼称されるチラム製の戦闘メカの総称。ガウォークと呼ばれる戦闘機に足がついたような姿をしているのが特徴。後に可変人型のナイキックタイプが登場する。
 
;慣性制御システム
 
;慣性制御システム
:[[エマーン]]や[[チラム]]製のメカニックに搭載されている物体の慣性を限りなく零に近づける装置。これによって搭乗者にかかるGを軽減し、わずかな力で非常に高い機動力を発揮できる。
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:エマーンやチラム製のメカニックに搭載されている物体の慣性を限りなく零に近づける装置。これによって搭乗者にかかるGを軽減し、わずかな力で非常に高い機動力を発揮できる。
 
;ムウ
 
;ムウ
:「ムー」とも書かれるが、ゲーム中の表記に従い「ムウ」と呼称する。混乱時空世紀において最も高い技術力を誇るロボットによる国家で、その国是は「全人類の抹殺」である。現在は主に[[チラム]]へ大規模な攻勢をかけており、戦況を優勢に進めている。
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:「ムー」とも書かれるが、スパロボでの表記に従い「ムウ」と表記する。混乱時空世紀において最も高い技術力を誇るロボットによる国家で、その国是は「全人類の抹殺」である。現在は主にチラムへ大規模な攻勢をかけており、戦況を優勢に進めている。
 
:なお、かつては彼らの世界にも人類が存在していたが、ロボットの反乱で数世紀前に絶滅している。ロボットであるが故に相克界による温暖化の影響が少なく、むしろ人間を全滅させる手段として他勢力の時空修復計画を妨害している。ちなみにその位置は伝説のムー大陸の位置にある。
 
:なお、かつては彼らの世界にも人類が存在していたが、ロボットの反乱で数世紀前に絶滅している。ロボットであるが故に相克界による温暖化の影響が少なく、むしろ人間を全滅させる手段として他勢力の時空修復計画を妨害している。ちなみにその位置は伝説のムー大陸の位置にある。
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:続編『超時空世紀オーガス02』では、間接的な形で物語に関わる事となる。
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== 楽曲 ==
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;オープニングテーマ
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:
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:;「漂流~スカイハリケーン」
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::作詞:三浦晃嗣、作曲・歌:ケーシー・ランキン
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::『Z』『第2次Z』『第3次Z』で採用。『Z』では通常のものとOPバージョンの2種類がある。
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:
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;劇中BGM
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:
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:;「自由を求めて」
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::作中で戦闘曲としてよく使用される。
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::『Z』で[[オーガス]]、[[オーガスII]]以外の戦闘曲として採用。
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== 登場作と扱われ方 ==
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現在では[[Zシリーズ]]のみに参戦しているが、シリーズ全作品で皆勤参戦した上、本作の一部設定はZシリーズの主舞台群「[[多元世界]]」の成立に不可欠な存在ため、'''「[[世界観/Zシリーズ|Zシリーズの世界観]]の主軸」と言っても過言ではない'''。
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ただし、原作では[[エマーン]]と[[チラム]]と並んで三大勢力の一つだったムウは、[[モーム]]と[[大尉]]の出身世界として名前が語られるだけで登場しなかった。また、会話において『オーガス02』を仄めかす内容も見られていたが結局参戦は叶わなかった。
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=== [[Zシリーズ]] ===
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;[[スーパーロボット大戦Z]]
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:初参戦作品。
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;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
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:前作でストーリーが完結したためか、同作は[[桂木桂|桂]]と[[アテナ・ヘンダーソン|アテナ]]の親子のみ登場([[ミムジィ・ラース|ミムジィ]]、[[オルソン・D・ヴェルヌ|オルソン]]の存在も語られる)。また、スタート直後のナレーションにて[[時空振動弾]]のカットが描かれている。
 +
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
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:オルソンとモームが登場するが共に[[NPC]]で、ユニットとして直接扱えるのは[[オーガス]]だけになった。なお、ミムジィのお腹の子供は順調に育っている事も語られている。
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;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
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:『Z』からのガンダムシリーズを除いたリアル系作品の中では唯一の継続参戦。実質的に桂とモームだけの参戦であり、本当の意味でオーガス一機のみの参戦となる。『天獄篇』の予告ではオルソンの参戦が明示された他、「真の時空修復」についての言及がなされる。
 +
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
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:オルソンが復帰するが、パイロットではなくオーガスの武器演出として登場する。Zシリーズの最終作なだけあり、真の時空修復に大きく関わる等ストーリー面で目立つ。
  
== 主要スタッフ ==
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=== 関連作品 ===
;制作
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;[[Another Century's Episode: R]]
:ビッグウエスト(プロデュース)
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:
:東京ムービー新社(アニメーション制作。現:トムスエンタテインメント)
 
;監督
 
:石黒昇
 
;キャラクターデザイン
 
:美樹本晴彦
 
;メカニックデザイン
 
:宮武一貴
 
;音楽
 
:羽田健太郎
 
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
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=== DVD/Blu-ray ===
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=== レンタルビデオ・動画配信 ===
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長らく視聴困難な状況が続いていたが、2024年6月1日よりHulu、U-NEXT、dアニメストア、バンダイチャンネル等での配信が開始された。
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! サイト名 !! 取扱いの有無 !! 備考
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=== DVD/Blu-ray ===
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*<amazon>B00005FX3C</amazon><amazon>B00E90XIMY</amazon>
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<!-- == 話題まとめ == -->
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! サイト名 !! 取扱いの有無 !! 備考
<!-- == 資料リンク == -->
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|+ 動画配信
<!-- *[[一覧:超時空世紀オーガス]] -->
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<!-- *[[一覧:オーガス]] -->
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== 脚注 ==
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<references />
  
== リンク ==
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{{DEFAULTSORT:ちようしくうせいきおおかす}}
*[[登場作品]]
 
*[[超時空シリーズ]]
 
 
[[category:登場作品]]
 
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2024年6月10日 (月) 23:19時点における最新版

超時空世紀オーガス
監督 石黒昇
キャラクターデザイン 美樹本晴彦
メカニックデザイン 宮武一貴
音楽 羽田健太郎
制作 東京ムービー新社(現:トムスエンタテインメント)
放送局 TBS系
放送期間 1983年7月3日 -
1984年4月8日
話数 全35話
初登場SRW スーパーロボット大戦Z
テンプレートを表示

超時空世紀オーガス』は東京ムービー新社制作のテレビアニメ作品。

概要[編集 | ソースを編集]

大ヒットとなった『超時空要塞マクロス』の後番組として製作された「超時空シリーズ」の第2作目。しかし、『超時空要塞マクロス』と比較してかなり難解なSF設定や、メカニック(玩具販売)の不人気、主人公桂木桂性格等の点から、商業的には今ひとつの成果に終わる。

なお、設定等でいくつか「マクロスシリーズ」と共通する点が見られるが、これは本作の世界が「マクロスが落ちてこなかった平行世界」と設定されているためである。1993年には、本作の続編となるOVA『超時空世紀オーガス02』(SRW未参戦)が発売された。

スパロボシリーズにおいて[編集 | ソースを編集]

本作は時空振動弾という、かねてから「スパロボの最終兵器」と呼ばれていた程の非常にスパロボ向けの便利な設定を持っている。故に、2008年に東京秋葉原で開催されたイベント「朝まで生スパロボ! ~真夜中の宴~」の際に触れられた「寺田貴信Pの切り札」とは、本作のことだろうと噂されていた。その設定は、満を持して参戦した『スーパーロボット大戦Z』において如何なく発揮されている。[1]

ストーリー[編集 | ソースを編集]

西暦2062年、地球軌道エレベーターの所有権を巡り、2つの陣営に分かれて争っていた。自由宇宙軍(フリーダム・スペース・コープス)は起死回生の策として、最新のD(ディメンジョン)兵器・時空振動弾を用いて軌道エレベーターのエネルギープラント破壊作戦を敢行する。敵勢力の激しい抵抗の前に作戦は失敗に終わり、自由宇宙軍の戦闘機パイロットである桂木桂は、敵に奪われるくらいならと未調整の時空振動弾を起爆させてしまう。

しかし、暴走した時空振動弾はあらゆる時空の境界を破壊し、地球は多数の平行世界が混じり合った「相克界」へと変貌した。桂木桂もまた時空振動の余波で20年後の世界に飛ばされると共に、時空修復の要であるとされる「特異点」となってしまった。

偶然にもエマーンの商船に救われた桂だが、それは特異点をめぐる様々な勢力との戦いの始まりを意味していた。

登場人物[編集 | ソースを編集]

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

ファクトリー[編集 | ソースを編集]

桂木桂
主人公。時空崩壊の影響により、なし崩し的にファクトリーの一員となる。
シャイア・トーブ
ファクトリーの長。
ミムジィ・ラース
マーイ
リーア
ジャビー
平行世界の地球の住人。時空振動を感知することができる。
リーグ
スレイ
ゴーヴ
パプティ
モーム
ムウの世界の看護ロボット。桂のわがままにより、ファクトリーの一員となる。
大尉
ムウの世界の兵士ロボット。放棄されていたところをファクトリーに拾われ一員となる。

エマーン[編集 | ソースを編集]

マニーシャ・トーブ
シャイアの妹。
エマーン兵

チラム[編集 | ソースを編集]

オルソン・D・ヴェルヌ
桂の親友で、もう一人の特異点。
アテナ・ヘンダーソン
桂の娘だが、当初はお互い血縁関係に気づかなかった。
ロベルト
ヘンリー・スタイガー
ジェフリー・ホワイト
チラム総裁。
ウェズリィ

その他[編集 | ソースを編集]

ティナ・ヘンダーソン
時空崩壊前の桂のガールフレンドの一人。どうやら桂の本命であったらしい。後に混乱時空世紀のチラムでアテナを産むが、桂に再会することなく数年前に他界した。

登場メカ[編集 | ソースを編集]

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

ファクトリー[編集 | ソースを編集]

エマーン[編集 | ソースを編集]

チラム[編集 | ソースを編集]

用語[編集 | ソースを編集]

時空振動弾
物語の発端となる兵器。ABC兵器に次ぐ兵器ということで「D兵器」とも呼ばれる。未調整の段階で桂木桂が発動させたために、「相克界」が作り出されてしまう。
相克界
時空振動弾の発動によって作られた地上から150mの高さに存在する次元の歪みの層、もしくは時空振動弾の発動によって誕生した混乱時空世紀の世界そのものを指す。
特異点
大特異点が発生した時空振動弾起動時に中心に存在した人間の事を指す。桂木桂オルソン・D・ヴェルヌがそれにあたり、大特異点から分裂した大特異点の一部とも呼べる存在となっている。
大特異点
軌道エレベーター上空に存在するかつての時空振動弾の跡。大特異点に特異点である桂とオルソンが接触する事によって時空を修復できるとされている。
軌道エレベーター
惑星の表面から静止衛星軌道以上の高さまで伸びる超巨大エレベーター。ロケットなどを使用するよりもはるかに安いコストで宇宙へ物を上げられる。これをめぐる戦いが、結果的に時空の混乱を招いてしまった。
混乱時空世紀
作中で採用されている年号で、時空振動弾の発動によって相克界が生まれたのを元年とする。ちなみに、劇中の時点では混乱時空世紀20年=西暦2082年である。
ファクトリー
シャイアが率いるエマーンの隊商の一つ。商業船グローマを母船としている。
物語はこのファクトリーを中心に展開し、特異点である桂を保護したことからチラムに追われ、さらには母国エマーンにも追われる身となる。
エマーン
東南アジアに位置する人類とは異なる進化を辿った平行世界の“人類”エマーン人の国家。政治体制は幾つかの有力氏族による合議制を取っている。交易が盛んに行われている商業国家であり、高い技術力を有している。
ドリファンド
エマーン製の戦闘メカの総称。戦闘機に腕をつけたような姿をしているのが特徴。後に可変人型のオーガスタイプが登場する。
チラム
北米大陸に位置する桂木桂たちのいた「地球」だった国家。強大な軍隊を有しているものの、隣国の機械化国家「ムウ」の侵攻を受けており、劣勢を強いられている。
戦闘デバイス
単にデバイスとも呼称されるチラム製の戦闘メカの総称。ガウォークと呼ばれる戦闘機に足がついたような姿をしているのが特徴。後に可変人型のナイキックタイプが登場する。
慣性制御システム
エマーンやチラム製のメカニックに搭載されている物体の慣性を限りなく零に近づける装置。これによって搭乗者にかかるGを軽減し、わずかな力で非常に高い機動力を発揮できる。
ムウ
「ムー」とも書かれるが、スパロボでの表記に従い「ムウ」と表記する。混乱時空世紀において最も高い技術力を誇るロボットによる国家で、その国是は「全人類の抹殺」である。現在は主にチラムへ大規模な攻勢をかけており、戦況を優勢に進めている。
なお、かつては彼らの世界にも人類が存在していたが、ロボットの反乱で数世紀前に絶滅している。ロボットであるが故に相克界による温暖化の影響が少なく、むしろ人間を全滅させる手段として他勢力の時空修復計画を妨害している。ちなみにその位置は伝説のムー大陸の位置にある。
続編『超時空世紀オーガス02』では、間接的な形で物語に関わる事となる。

楽曲[編集 | ソースを編集]

オープニングテーマ
「漂流~スカイハリケーン」
作詞:三浦晃嗣、作曲・歌:ケーシー・ランキン
『Z』『第2次Z』『第3次Z』で採用。『Z』では通常のものとOPバージョンの2種類がある。
劇中BGM
「自由を求めて」
作中で戦闘曲としてよく使用される。
『Z』でオーガスオーガスII以外の戦闘曲として採用。

登場作と扱われ方[編集 | ソースを編集]

現在ではZシリーズのみに参戦しているが、シリーズ全作品で皆勤参戦した上、本作の一部設定はZシリーズの主舞台群「多元世界」の成立に不可欠な存在ため、Zシリーズの世界観の主軸」と言っても過言ではない

ただし、原作ではエマーンチラムと並んで三大勢力の一つだったムウは、モーム大尉の出身世界として名前が語られるだけで登場しなかった。また、会話において『オーガス02』を仄めかす内容も見られていたが結局参戦は叶わなかった。

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Z
初参戦作品。
第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
前作でストーリーが完結したためか、同作はアテナの親子のみ登場(ミムジィオルソンの存在も語られる)。また、スタート直後のナレーションにて時空振動弾のカットが描かれている。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
オルソンとモームが登場するが共にNPCで、ユニットとして直接扱えるのはオーガスだけになった。なお、ミムジィのお腹の子供は順調に育っている事も語られている。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
『Z』からのガンダムシリーズを除いたリアル系作品の中では唯一の継続参戦。実質的に桂とモームだけの参戦であり、本当の意味でオーガス一機のみの参戦となる。『天獄篇』の予告ではオルソンの参戦が明示された他、「真の時空修復」についての言及がなされる。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
オルソンが復帰するが、パイロットではなくオーガスの武器演出として登場する。Zシリーズの最終作なだけあり、真の時空修復に大きく関わる等ストーリー面で目立つ。

関連作品[編集 | ソースを編集]

Another Century's Episode: R

商品情報[編集 | ソースを編集]

DVD/Blu-ray[編集 | ソースを編集]

レンタルビデオ・動画配信[編集 | ソースを編集]

長らく視聴困難な状況が続いていたが、2024年6月1日よりHulu、U-NEXT、dアニメストア、バンダイチャンネル等での配信が開始された。

サイト名 取扱いの有無 備考
レンタルビデオ
TSUTAYA宅配レンタル × 
DMM × 
ゲオ宅配レンタル ×
サイト名 取扱いの有無 備考
動画配信
TSUTAYA TV ×  サービス終了
DMMTV 見放題期間あり
バンダイチャンネル 見放題期間あり
GYAO!ストア ×  サービス終了
東映アニメオンデマンド ×  サービス終了
ユーネクスト 見放題期間あり
ビデオマーケット  
フジテレビオンデマンド ×
Amazonプライムビデオ  
dアニメストア 見放題期間あり
ビデックス ×
hulu  
ひかりTV ×
楽天TV ×
TELASA 見放題期間あり
J:COMオンデマンド 見放題期間あり
milplus 見放題期間あり
Netflix ×
アニメ放題   見放題期間あり
ニコニコチャンネル(アニメ) ×
Lemino ×
AbemaTV ×

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE』第812回においても、実際に設定のすり合わせが難しい作品を繋げる狙いがあったことを明かしている。