「魔装機神サイバスター」の版間の差分

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#初期の[[サイバスター]]に便宜的に付けられていた登場作品名義。後の『[[魔装機神シリーズ]]』。
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#初期の[[サイバスター]]に便宜的に付けられていた登場作品名義。後の「[[魔装機神シリーズ]]」。
#1999年に放送されたTVアニメ作品。
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#1999年に放送された、葦プロダクション制作のテレビアニメ作品。
  
 
本項では主に2を解説する。
 
本項では主に2を解説する。
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{{登場作品概要
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| 読み = まそうきしんサイバスター
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| 外国語表記 = PSYBUSTER<ref>魔装機神サイバスター オリジナル・サウンドトラック VOL.1 </ref>
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| 原作 = 松伝馬<ref>バンプレストの共同ペンネーム。[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE]] 第858回より。</ref>
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| 原案 =
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| 著者 =
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| 作画 =
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| 挿絵 =
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| 総監督 =
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| 監督 = うえだひでひと
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| シリーズ構成 = 酒井あきよし
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| 脚本 = 酒井あきよし<br>星川泰子<br>神戸一彦
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| キャラクターデザイン = 伊東岳史
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| メカニックデザイン = 伊藤浩二<br />[[スタッフ:森木靖泰|森木靖泰]]
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| 音楽 = 信田かずお<br />須藤賢一
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| 制作 = 葦プロダクション
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| 放送局 = テレビ東京
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| 配給元 =
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| 発売元 =
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| 掲載誌 =
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| 出版社 =
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| レーベル =
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| 配信元 =
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| 放送期間 = 1999年5月3日 - 10月25日
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| 公開日 =
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| 発売日 =
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| 発表期間 =
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| 刊行期間 =
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| 配信開始日 =
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| 話数 = 全26話
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| 巻数 =
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| シリーズ =
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| 前作 =
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| 次作 =
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| 劇場版 =
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| アニメ版 =
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| 漫画版 =
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| 小説版 =
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| 初登場SRW =
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| 初クレジットSRW =
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| 備考 =
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| その他 =
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
初出は[[旧シリーズ]]にて、スパロボオリジナルのロボット「[[サイバスター]]」の原作として設定されたもの。この時点では『[[超機大戦SRX]]』同様に架空の作品であった。『[[スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]』として単独ゲーム化されて以降は『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』という作品名が用いられるようになる。
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初出は[[旧シリーズ]]にて、SRWオリジナルメカ「[[サイバスター]]」の原作として設定されたもの。この時点では『[[超機大戦SRX]]』と同じく「架空の作品」扱いであった。『[[スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]』として単独ゲーム化されて以降は、そちらの作品名が用いられるようになる。
  
その後これを原案としたTVアニメが、1999年5月3日から1999年10月25日までテレビ東京系列より放映された。全26話(TV放映は25話まで)。現在、「魔装機神サイバスター」はこのTVアニメ作品を指すことがほとんど。
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その後、これを原案としたTVアニメが、1999年5月3日から1999年10月25日までテレビ東京系列で放映された。全26話(オンエア版は全25話+ダイジェスト1回。ソフト化の際、新規制作の番外編に差し替えられた)。現在、「魔装機神サイバスター」と言えばこちらの方を指すことがほとんど。
通称はアニメ版のサイバスターということで「アニバスター」。サイバスターが主役機であることや、固有名詞に同じものがある以外は全く別物。
 
  
『[[真・魔装機神 PANZER WARFARE]]』は本作のゲーム化企画だったため、その名残でゲーム起動時に本作のCMが流れる。現在のところ、本作が参戦したスパロボは外伝・スピンオフ含め一切存在しない。
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通称はアニメ版のサイバスターということで「'''アニバスター'''」。サイバスターが主役機であることや、固有名詞に同じものがある以外は全くの別物である。
  
[[スーパーロボット大戦α]]』発売当時、パッケージには版権表記として「(C)1999 プロジェクトサイバスター・テレビ東京」が書かれていたが、アニメ版のキャラ・メカおよび設定は使われず、寺田プロデューサーも参戦を否定しており、後年になってその版権表記も消されている。
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現在のところ、本作が参戦したスパロボは外伝・スピンオフ含め一切存在しない。『[[スーパーロボット大戦α]]』発売当時、パッケージには版権表記として「(C)1999 プロジェクトサイバスター・テレビ東京」が書かれていたが、アニメ版のキャラ・メカおよび設定は使われず、[[スタッフ:寺田貴信|寺田貴信]]プロデューサーも参戦を否定しており、後年になってその版権表記も消されている。
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キャッチコピーは「'''西暦2040年、そこは荒廃した世界…時空を超えて、謎のロボット飛翔!!'''」、「'''大人気ゲーム「スーパーロボット大戦」から誕生したオリジナルロボット・熱血アクションアニメが早くもキミの手に!'''」
  
キャッチコピーは'''「西暦2040年、そこは荒廃した世界…時空を超えて、謎のロボット飛翔!!」'''、'''「大人気ゲーム「スーパーロボット大戦」から誕生したオリジナルロボット・熱血アクションアニメが早くもキミの手に!」'''
 
 
== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
;安藤ケン(声優:有馬克明(現:織田優成))
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=== 魔装機神操者 ===
:主人公。D.C.に補欠合格で所属した新人。後にマサキが乗っていた風の魔装機神サイバスターに選ばれる。<br />姓名は[[マサキ・アンドー]]に由来。
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;安藤ケン
;上条ミズキ(声優:増田ゆき)
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:声優:有馬克明(現:織田優成)
:ケンの幼なじみ。D.C.所属の新人。実はマサキの妹。マサキの死後、マサキが乗っていた炎の魔装機神ジェイファーに選ばれる。
+
:[[主人公]]。D.C.に補欠合格で所属した新人。後にマサキが乗っていた風の魔装機神サイバスターに選ばれる。
;尾崎ナナセ(声優:永田亮子、小林由美子)
+
:姓は[[マサキ・アンドー]]に由来。
:D.C.所属の新人。
+
;上条ミズキ
;リューネ・フランク(声優:武藤寿美)
+
:声優:[[声優:増田ゆき|増田ゆき]]
:D.C.創設者のフランク博士の娘。プライドの高い性格。D.C.の武装化を推し進めるシュウに反発している。バルシオンのパイロット。シュウと敵対してからはバルシオーネをバルシオンの部品で補って乗る。後に大地の魔装機神ザムジードに選ばれる。<br />[[リューネ・ゾルダーク]]に由来。
+
:[[ヒロイン]]。ケンの幼なじみ。実はマサキの妹。マサキの死後、マサキが乗っていた炎の魔装機神ジェイファーに選ばれる。マサキが死なない[[漫画|漫画版]]ではザムジードに搭乗。
;イザキ(声優:乃村健次)
+
;マサキ
:D.C.の教官。
+
:声優:吉岡文夫、三浦七緒子(幼少期)
;安藤サユリ(声優:永田亮子)
+
:ラ・ギアス人。サイバスターに選ばれていたが、ケンがサイバスターに選ばれたため、新たに炎の魔装機神ジェイファーに乗る。漫画版では最後までジェイファーに搭乗。
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:実は幼い頃、時空転移でラ・ギアスに飛ばされた地球人で、本名は'''上条ケンイチ'''。最後はマイクロブラックホール砲からミズキを庇って死亡する。
 +
:名前はマサキ・アンドーに由来するが、見た目も性格も完全に別人。
 +
;安藤サユリ
 +
:声優:[[声優:永田亮子|永田亮子]]
 
:喘息持ちのケンの妹。後に水の魔装機神ガッテスに選ばれる。
 
:喘息持ちのケンの妹。後に水の魔装機神ガッテスに選ばれる。
;安藤竜蔵(声優:森田順平)
+
;リューネ・フランク
:ケンの父親。D.C.を調べているフリージャーナリスト。
+
:声優:武藤寿美
;フランク博士
+
:D.C.創設者のフランク博士の娘で、D.C.の武装化を推し進めるシュウに反発している。バルシオン、バルシオーネを経て、大地の魔装機神ザムジードに乗ることになる。
:地球環境調査研究所「D.C.(ディバイン・クルセイダーズ)」の創設者。故人。リューネの父親。
+
:名前と立ち位置は[[リューネ・ゾルダーク]]に由来。
;上条一徹(声優:小高三良)
+
 
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=== D.C. ===
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;尾崎ナナセ
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:声優:永田亮子→[[声優:小林由美子|小林由美子]]
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:ケン、ミズキと同じD.C.の新入隊員。ケンとミズキの喧嘩を仲裁することが多い。
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;イザキ
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:声優:[[声優:乃村健次|乃村健次]]
 +
:ケンたちの教官。根は善人だが権力に弱い。
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;アーノルド・フランク
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:リューネの父親でD.C.の創設者。故人。
 +
;上条一徹
 +
:声優:小高三良
 
:ミズキの父親。D.C.のチーフメカニック。
 
:ミズキの父親。D.C.のチーフメカニック。
;マサキ(声優:吉岡文夫)
+
;安藤竜蔵
:ラ・ギアス人。サイバスターに選ばれていたが、安藤ケンがサイバスターに選ばれたため、新たに炎の魔装機神ジェイファーに乗る。実は地球生まれで、ミズキの兄、上条ケンイチ。マイクロブラックホール砲からミズキを庇って死亡。髪は水色。<br />コミック版では死なずに最後までジェイファーに搭乗。<br />名前は[[マサキ・アンドー]]に由来。
+
:声優:森田順平
;ゼオラ(声優:山田禮子)
+
:ケンの父親でフリージャーナリスト。D.C.に疑問を抱き、独自に真相を追う。
:ラ・ギアス人。次元の歪みによる世界の衝突を防ぐためには4体の魔装機神が揃うことで使える「サイフラッシュ」で歪みを修正する必要があると教える。<br />[[イブン・ゼオラ・クラスール]]に由来。
+
 
;シュウ・ゾルダーク(声優: 根岸朗)
+
=== ラ・ギアス ===
:D.C.所長。ラ・ギアスから追放され時空の檻に監禁されていたラ・ギアス人。復讐のため、マイクロブラックホールで次元の歪みを作ってラ・ギアスに行こうとしている。金髪オールバックでサングラス着用。
+
;ゼオラ
:最終回でサイフラッシュで撃ち抜かれサフィーネと共に死亡するのだが、何故かやたらグロテスクに描写されている。<br />コミック版では闇の魔装機神グランドルに搭乗。<br />[[シュウ・シラカワ]][[ビアン・ゾルダーク]]に由来。
+
:声優:山田禮子
;サフィーネ・グレイス(声優:三浦七緒子)
+
:精霊を祀る神官頭。次元の歪みによる二つの世界の衝突を防ぐには、四体の魔装機神が揃うことで使える「サイフラッシュ」で歪みを修正する必要があると教える。
:D.C.の教官。シュウに忠実な部下。シュウ同様にラ・ギアス人。髪は紫色。<br />[[サフィーネ・グレイス]]に由来。
+
:[[イブン・ゼオラ・クラスール]]に由来。
;ダラス(声優:佐藤政道)
+
;ビラド
:シュウ同様のラ・ギアス人である傭兵たちの隊長。望郷の念からシュウの計画に賛同している。プレシオンに搭乗。
+
:声優:千葉進歩、[[声優:井上瑤|井上瑤]](幼少期)
 +
:マサキが幼い頃に知り合ったラ・ギアス人で、兄貴分だった。シュウの思想に共感して反乱を起こし、サイバスターに選ばれたマサキが手にかけた。
 +
 
 +
=== シュウ一味 ===
 +
;シュウ・ゾルダーク
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:声優:根岸朗
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:現D.C.所長。その正体はラ・ギアスから追放され時空の檻に監禁されていたラ・ギアス人。復讐のため、マイクロブラックホールで次元の歪みを作ってラ・ギアスに行こうとしている。
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:最終回でサイフラッシュで撃ち抜かれサフィーネと共に死亡するのだが、何故かやたらグロテスクに描写されている。
 +
:漫画版では闇の魔装機神グランドルに搭乗。
 +
:名前は[[シュウ・シラカワ]]、姓は[[ビアン・ゾルダーク]]にそれぞれ由来するが、金髪オールバックに[[眼鏡・サングラス|サングラス]]着用といういで立ちで、どちらの要素も全く持っていない。
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;サフィーネ・グレイス
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:声優:三浦七緒子
 +
:D.C.の教官兼RT隊々長。シュウ同様にラ・ギアス人。髪は紫色。
 +
:[[サフィーネ・グレイス]]に由来する。
 +
;ダラス
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:声優:[[声優:佐藤政道|佐藤政道]]
 +
:[[傭兵]]。シュウ同様にラ・ギアス人で、望郷の念からシュウの計画に賛同している。プレシオンに搭乗。
 
:経験に裏打ちされた高い実力の持ち主であり、サイバスターとの戦闘のデータを見て策を講じたりと強敵として印象に残る。
 
:経験に裏打ちされた高い実力の持ち主であり、サイバスターとの戦闘のデータを見て策を講じたりと強敵として印象に残る。
;ビラド(声優:井上瑤、千葉進歩)
 
:ラ・ギアス人。マサキが幼い頃からの兄貴分。シュウの思想に共感して反乱を起こし、サイバスターに選ばれたマサキが手にかけた。
 
  
 
== 登場メカ ==
 
== 登場メカ ==
 
=== 魔装機神 ===
 
=== 魔装機神 ===
デザインの基本は原作に準じているが、共通する事として'''携行武器は持っておらず'''、それぞれの持つ属性の力を放つ攻撃と徒手空拳による格闘、全機による[[合体攻撃]]のサイフラッシュのみ。
 
 
操縦方法はゲーム版とは大きく違い、[[ダイモス]]のように椅子に座りながら上半身のみ動きをトレースする方式を採用している。
 
 
また、全機共通して咆哮のような駆動音を叫び、1枚絵のまま残像を残しつつスライド移動を多用する。よく言えば神秘的、メタ的に言えばデザインが細かい魔装機神を動かすのはかなりの手間であり、歩く作画を省くための描写である。
 
 
 
;[[サイバスター]]
 
;[[サイバスター]]
:風の魔装機神。サイバスターの背にある6枚の主翼が2枚にまとめられているなど、全体的にガッチリとしたデザイン。
+
:風の魔装機神。全体的にガッチリとしたデザイン。
:主翼が割れる事で天使のような有機的な翼が出現する。また、サイバードにならない、サイフラッシュ使用時に胸部装甲が弾け飛ぶなど原作設定とかなり差異がある。
+
:原形機の背にある六枚の主翼は二枚にまとめられており、この主翼が展開して天使のような有機的な翼が出現する。また「サイバードにならない」「サイフラッシュ使用時に胸部装甲が弾け飛ぶ」など、原作設定とかなり差異がある。
:大外刈や払い腰といった肉弾戦をメインとし、6つの風の塊を射出したり、敵の足元から竜巻を2つ同時に巻きこしたり、両手から竜巻を放出したりと、ある意味本家より風属性らしい技を使う。
+
:大外刈や払い腰といった肉弾戦をメインとし、いくつかの風の塊を射出したり、敵の足元から竜巻を二つ同時に巻きこしたり、両手から竜巻を放出したりと、ある意味本家より風属性らしい技を使う。
 
:空も飛べるのだが、全く飛ばなかった。
 
:空も飛べるのだが、全く飛ばなかった。
 
;ジェイファー
 
;ジェイファー
:炎の魔装機神。[[ジェイファー|同名の魔装機]]もいるが、見た目は[[グランヴェール]]に由来。名前が変わっているのは[[グランゾン]]との名前が似ているのでそれを避けたとされている。
+
:炎の魔装機神。[[ジェイファー|同名の魔装機]]もいるが、見た目は[[グランヴェール]]に由来。名前が変わっているのは[[グランゾン]]と名前が似ているので被るのを避けたから、とされているが、寺田貴信氏によると「'''グランヴェールなんて名前カッコ悪い'''」という意見が製作外部の関係者から出て気付いたら変えられていたとのこと。<ref>[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE]]第858回より。</ref>
:グランヴェールでいうカロリックスマッシュ発射装置がアレンジの際にまるまる省かれており、非常にシンプルなデザインとなっているが、代わりに両腕で大きく円の字を宙に描く事で強力な炎を召喚する。
+
:グランヴェールで言うカロリックスマッシュ発射装置がアレンジの際にまるまる省かれており、非常にシンプルなデザインとなっているが、代わりに両腕で大きく円の字を宙に描くことで強力な炎を召喚する。
:魔装機神の中では属性攻撃がズバ抜けて強く描写されており、当たると誰であろうと焼き尽くされてしまうため、後半発射体勢に入った瞬間にグランゾンに体当たりで阻止されたりとパイロット変更も重なり不発が多くなる。
+
:魔装機神の中では攻撃力がズバ抜けて高く描写されており、当たると誰であろうと焼き尽くされてしまうため、後半では発射体勢に入った瞬間にグランゾンに体当たりで阻止されたりとパイロット変更も重なり不発が多くなる。
 
;ガッテス
 
;ガッテス
:水の魔装機神。[[ガッデス (魔装機神)|ガッデス]]に由来。両腕から強力な放水を行うことができる。また、敵の足元から間欠泉のように水の柱を吹き上げ、はみ出た部分以外えぐれて消えるなど強力な攻撃を行う事もできる。
+
:水の魔装機神。[[ガッデス (魔装機神)|ガッ'''デ'''ス]]に由来。両腕から強力な放水を行うことができる。また、敵の足元から間欠泉のように水の柱を吹き上げる攻撃も使い、はみ出た部分以外えぐれたように消し去るほどの威力を持つ。
 
;[[ザムジード]]
 
;[[ザムジード]]
 
:大地の魔装機神。カラーリングが黄色ではなく赤。デザインがアレンジされている魔装機神の中では一番原型を留めておらず、初見でザムジードと特定するのは困難。
 
:大地の魔装機神。カラーリングが黄色ではなく赤。デザインがアレンジされている魔装機神の中では一番原型を留めておらず、初見でザムジードと特定するのは困難。
:本家同様拳による格闘戦に優れているほか、腕から衝撃波と飛ばし地割れを引き起こすなどしている。
+
:本家同様拳による格闘戦に優れているほか、腕から衝撃波を飛ばし地割れを引き起こすなどしている。
  
=== D.C.のメカ ===
+
=== D.C. ===
 
;RT
 
;RT
:作業機。3本指。10m級。両肩から脇の下へと展開して胸の前で大きな物を挟みこむパワーアームシステムを搭載。
+
:3本指の作業用ロボット。大きさは10mほど。両肩から腋の下へと展開して胸の前で大きな物を挟み込む「パワーアームシステム」を搭載。
 
:;陸上用RT
 
:;陸上用RT
::通常のRT。戦闘用に駆り出された際には、腕を作業用アームではなくガトリングユニットや火炎放射ユニットに換装されていた。
+
::通常のRT。戦闘用に駆り出された際には、腕を作業用アームではなくガトリング砲や火炎放射器に換装されていた。
 
:;水中用RT
 
:;水中用RT
 
::水中用カスタムタイプ。
 
::水中用カスタムタイプ。
;バルシオーネ
 
:バルシオンの試作機。バルシオンのパーツを使ってリューネが補修した。[[ヴァルシオーネ]]に由来するが見た目は全く異なる。
 
:クロスマッシャーやディバインアームといった武装の数々も搭載されていない。原作の面影を残している魔装機神と違い名前だけ使っている別機体である。
 
:ショッキングピンク色のバルシオンで戦場ではかなり目立つ派手な色の機体となっている。
 
 
;バルシオン
 
;バルシオン
:15m級。機動性も作業性も高い万能ロボット。[[ヴァルシオン]]に由来。こちらも元になった機体と大きくデザインが違う。
+
:機動力も作業性も高い万能ロボット。全長15m。名前は[[ヴァルシオン]]に由来するが、原作の面影を残している魔装機神と違い名前だけ使っている別機体である。クロスマッシャーもディバイン・アームも搭載されていない。
:武装も胸部バルカンなどしかないが、廃墟になった市街で逃げ回るサイバスターを追撃する際にビルが一瞬で蜂の巣になったりリアルな描写で強さを見せ付けた。
+
:武装も胸部バルカンなど最低限しかないが、廃墟になった市街で逃げ回るサイバスターを追撃する際にビルが一瞬で蜂の巣になるなどリアルな描写で強さを見せ付けた。
 +
:;バルシオーネ
 +
::バルシオンの試作機を、リューネがバルシオンのパーツを使って補修したもの。[[ヴァルシオーネ]]に由来するが、こちらも元になった機体との共通点は皆無。
 +
::一言で言えば「'''[[エステバリス]]([[テンカワ・アキト]]機)の色で塗られたバルシオン'''」で、戦場ではかなり目立つ。
 
;プレシオン
 
;プレシオン
:量産型バルシオン。戦闘用に設計し直して、ひとまわり大きい20m級になっている。リニアレールガン搭載。
+
:量産型バルシオン。戦闘用に設計し直して、ひと回り大きい20m級になっている。リニアレールガン搭載。
:劇中もっとも登場し、戦った相手である。
+
:劇中最も登場し、魔装機神と戦った相手である。
 
;グランゾン
 
;グランゾン
:マイクロブラックホール砲を搭載した人型戦車。戦車らしく3人乗りで操縦する。3機登場し、人型形態にも変形可能。[[グランゾン]]に由来。
+
:[[グランゾン]]に由来するが、マイクロブラックホール砲を搭載していることしか共通点はなく、三人乗りの人型戦車という扱い(人型形態にも変形可能)。他の機体同様、グランワームソードのような原作にあった手持ち武器などは一切持たない。しかも量産され、三機登場した。
:上記シリーズと違い人型形態に変形しても人の手のようなマニピュレーターが無く、大型のクローのままで格闘戦でも強い。変形機能を活かし受身をとるなどなかなか魅せてくれる。
+
:バルシオン系列機と違い人型形態に変形しても人の手のようなマニピュレーターがなく、大型のクローのままで格闘戦でも強い。変形機能を活かし受身を取るなどなかなか魅せてくれる。
:魔装機神同様、グランワームソードのような原作にあった手持ち武器などは一切持たない。
+
:漫画版では戦車形態について「足がないようだが?」と言われる[[ジオング]]のパロディと思わしき描写がある。
:コミック版では戦車形態を見て足がないようだが?と言われる[[ジオング]]のパロと思わしきセリフがあった。
 
  
=== コミック版オリジナルメカ ===
+
=== 漫画版オリジナルメカ ===
 
;グランドル
 
;グランドル
:闇の魔装機神。下半身が蛇のような形状をしている。
+
:闇の魔装機神。[[デビルガンダム (最終形態)|サイバスターに酷似した上半身に、サイバスターの顔を大きくして蛇のような尻尾を付けた下半身を持つ]]。
:サイフラッシュで消滅させられてしまう為、出番は極わずか。
+
:すぐにサイフラッシュで消滅させられてしまうため、出番はごくわずか。
  
 
== 用語 ==
 
== 用語 ==
;D.C.
 
:
 
 
;ラ・ギアス
 
;ラ・ギアス
:
+
:[[異世界]]。地球とは隣り合わせの関係にある。[[ラ・ギアス]]に由来。
 +
;魔装機神
 +
:ラ・ギアスで太古より崇められていた伝説の守護神。「魔装機神を手に入れた者は、宇宙さえも支配することができる」と伝えられる。
 +
:大まかなデザインは原作に準じているが、共通する要素として'''携行武器を持っておらず'''、攻撃手段はそれぞれの持つ属性の力を放つ技と徒手空拳による格闘、全機による[[合体攻撃]]・サイフラッシュのみ。また、全機共通して咆哮のような駆動音を叫び、一枚絵のまま残像を残しながらのスライド移動を多用する。よく言えば神秘的、メタ的に言えばデザインが細かい魔装機神を動かすのはかなりの手間であり、歩く作画を省くため(当時はセル画による手描きが主流だったため)の措置である。
 +
:操縦方法はゲーム版とは大きく違い、[[ダイモス]]のように椅子に座りながら上半身のみ動きをトレースする方式を採用している。
 +
:;サイフラッシュ
 +
::サイバスターに搭載されている凄まじい威力を持つエネルギー砲。ラ・ギアスの伝承には「四体の魔装機神と精霊が集う時、サイフラッシュは訪れる」と伝えられていた。
 +
::発動条件を満たし「サイフラッシュ」と叫ぶことで、四体の魔装機神の頭部や胸部が激しく発光。ジェイファー、ガッテス、ザムジードがサイバスターを中心に回転しエネルギーのリングとなり、その中心でサイバスターの胸部装甲が弾け飛び強力なエネルギーが発射される。その威力はブラックホールをも消滅させ貫通し、さらにグランゾンまでも撃ち抜くという圧倒的な破壊力を見せた。
 +
::原作のサイフラッシュと描写が大きく異なり、どちらかというとコスモノヴァに近い。
 +
::小説版では[[自爆]]技という設定。漫画版では、'''[[シャッフル同盟|シャッフル同盟拳]]のコピー'''。
 +
::アニメの次回予告では毎回、その締めとしてケンが「いくぞ、サイフラッシュ!」といかにも定番必殺技のように叫んでいたが、作中で使われたのは最終決戦の1回だけ。
 +
;D.C.(デバイン・クルセイダース)
 +
:度重なる環境汚染と災害で荒廃した日本、特に東京を復興するために組織された機関。正式名称は「地球環境調査研究所」。[[ディバイン・クルセイダーズ]]に由来。
 
;マイクロブラックホール爆弾
 
;マイクロブラックホール爆弾
:
+
:小型のブラックホールを発生させる爆弾で、サフィーネが至るところに仕掛けていた。その目的は、地球とラ・ギアスを物理的に近付けさせ両方の世界を互いにぶつけて消滅させることだった。
;サイフラッシュ
 
:サイバスターに搭載されている凄まじい威力を持つエネルギー砲。
 
:ラ・ギアスで「風、炎、水、大地…四体の魔装機神が集う時、サイフラッシュが訪れる」と伝えられていた。
 
:発動条件を満たしサイフラッシュと叫ぶ事で、四体の魔装機神の頭部や胸部が激しく発光。ジェイファー、ガッテス、ザムジードがサイバスターを中心に回転しエネルギーのリングとなり、その中心でサイバスターの胸部装甲が弾け飛び強力なエネルギーが発射される。
 
:その威力はブラックホールをも消滅させ貫通し、さらにグランゾンまでも撃ち抜くという圧倒的な破壊力を見せた。
 
:原作のサイフラッシュと描写が大きく異なり、どちらかというとコスモノヴァに近い。
 
  
== 主題歌 ==
+
== 楽曲 ==
;オープニングテーマ「戦士よ、起ち上がれ!」
+
;オープニングテーマ
:歌手:遠藤正明
+
:;「戦士よ、起ち上がれ!」
;エンディングテーマ「nothing」
+
::作詞:工藤哲雄 / 作曲:坂下正俊<ref>現在は「manzo」名義で活動。</ref> / 編曲:須藤賢一 / 歌:遠藤正明
:歌手:SEE SEE(矢井田瞳)
+
::正統派ヒーローソングと呼ぶべき詞とメロディーに遠藤氏のボーカルがマッチした非常に熱い曲となっており、本作の数少ない功績と評する意見も少なくない。
 +
;エンディングテーマ
 +
:;「nothing」
 +
::作詞・作曲:SEE SEE / 編曲:鎌田雅人、WATER / 歌:SEE SEE
 +
::作詞・作曲・ボーカルを務める「SEE SEE」はミュージシャン・矢井田瞳氏のインディーズ時代の変名。当時矢井田氏は大学在学中で、オーディション番組で入賞したことが起用のきっかけだった。
 
<!-- == 登場作と扱われ方 == -->
 
<!-- == 登場作と扱われ方 == -->
  
== 主要スタッフ ==
+
== 各話リスト ==
;原作
+
{| class="wikitable"
:松伝馬
+
|-
;制作
+
! 話数 !! サブタイトル !! 登場メカ !! 備考
:葦プロダクション(現:プロダクション・リード)
+
|-
;監督
+
| 第1話 || 風の使者 || ||
:うえだひでひと
+
|-
;シリーズ構成
+
| 第2話 || バルシオン || ||
:酒井あきよし
+
|-
;キャラクターデザイン
+
| 第3話 || 東京崩壊 || ||
:伊東岳史
+
|-
;メカニックデザイン
+
| 第4話 || ラ・ギアス || ||
:伊藤浩二、森木靖泰
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| 第5話 || 武装訓練 || ||
:信田かずお、須藤賢一
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| 第6話 || 黒い罠 || ||
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| 総集編 || 真実とは? || || DVD未収録
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| 第7話 || 光る土|| ||
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| 第8話 || 樹海の攻防 || ||
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| 第9話 || DC脱走 || ||
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| 第10話 || バルシオーネ || ||
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| 第11話 || 神の十字軍 || ||
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| 第12話 || 風と炎の精 || ||
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| 第13話 || プレシオン軍団 || ||
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| 第14話 || 戦火の翼 || ||
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| 第15話 || 裏切りの谷 || ||
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| 第16話 || MBH砲 || ||
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| 第17話 || グランゾン || ||
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| 第18話 || 水の魔装機神 || ||
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| 第19話 || 湖底の罠 || ||
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| 第20話 || 和睦 || ||
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| 第21話 || 望郷 || ||
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| 第22話 || ザムジード || ||
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| 第23話 || マサキ || ||
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| 第24話 || 異空間突破 || ||
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| 第25話 || 激突 || || TV放送版最終話
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| 第26話 || ラ・ギアスの攻防 || || DVD最終巻のみ収録
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*アニメ自体の出来はお世辞にも良いとは言えないものだったため、『真・魔装』共々この作品を[[黒歴史]]扱いしているファンは少なくない。
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*北米で発売された単巻DVDでは「CYBUSTER」表記となっている<ref>後に発売された全話収録のDVDでは「PSYBUSTER」に修正されている。</ref>。
**オープニングテーマ「戦士よ、起ち上がれ!」は好評を博したが本編の方が追いついてこなかったため、「オープニングテーマがアニバスターの唯一の功績だ」と言った意見も少なくない。
+
**「CYBUSTER」は北米版『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION|OG]]』に登場する[[サイバスター]]に使用された表記。なお、公式が使用しているサイバスター(機体)の英語表記は「CYBASTER」である。
*一方で、『[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE]]』のパーソナリティーである[[声優:杉田智和|杉田智和]]氏はこの作品が声優デビューであり、『うますぎWAVE』初回放送においてデビュー作の主題歌を遠藤正明氏が歌っていたという話題になった際に、「'''デビュー作を馬鹿にされるのが一番嫌いです'''」と発言している。
+
*『魔装機神サイバスター』という名称は、ゲームでは商標の都合で使用できなかったがアニメでは使用できた名称<ref>[https://twitter.com/TakanobuTerada/status/1687534019964182528 寺田貴信氏の2023年8月5日のツイート、twitter]</ref>。
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*[[プレイステーション|PS]]で発売された『[[真・魔装機神 PANZER WARFARE]]』は企画段階ではTVアニメ版サイバスターのゲーム化を予定した作品であったため、ゲーム起動時には本作のCMが流れる。なお、実際のゲーム内容はアニメ版とはまったく無関係なものとなっている。
 +
*アニメの評価はお世辞にも良いとは言えないものだったため、上記の『真・魔装機神』と共に[[黒歴史]]扱いしているファンは少なくない。
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*一方で、『[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE]]』のパーソナリティーである[[声優:杉田智和|杉田智和]]氏はこの作品が声優デビュー作であり、『うますぎWAVE』初回放送においてデビュー作の主題歌を遠藤正明氏が歌っていたという話題になった際に、「'''デビュー作を馬鹿にされるのが一番嫌いです'''」と発言している。
 
**また、杉田氏は「アニメ版サイバスターがスパロボ参戦してほしい」と同ラジオ第360回で発言している。
 
**また、杉田氏は「アニメ版サイバスターがスパロボ参戦してほしい」と同ラジオ第360回で発言している。
**しかし、はっちゃけた発言で有名な杉田氏は、他のアニメ作品を黒歴史呼ばわりするのも日常茶飯事なので、果たして他人を注意できる立場かは疑問が残る。
+
**2023年1月8日の『生スパロボチャンネル』にて、『[[スーパーロボット大戦DD|DD]]』の期間限定参戦の候補に『[[電脳冒険記ウェブダイバー]]』と共に本作の名前を挙げていたことが語られている。
*[[シュロウガ]]の戦闘デモに映る機体はTVアニメ版サイバスターという説が有力視されていたが、デモに現れた機体はディスカッターを持っているため、現在ではこの説は疑問視されている。
+
*[[シュロウガ]]の戦闘デモに映る機体はTVアニメ版サイバスターとする説が『真・魔装機神』版説と並んで有力視されていたが、デモに現れた機体は'''ディスカッターを持っている'''ため、現在ではこの説は疑問視されている。
*放送終了から7年後、同じテレビ東京系列で『[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ]]』が放送された。ここでテレビアニメ作品では初めてゲーム版準拠のサイバスターおよびマサキが登場することとなった。
+
*『[[スーパーロボット大戦30|30]]』の[[ダウンロードコンテンツ/30|エキスパンションパック]]のシナリオ「その名はOGチーム」では、杉田智和氏演じる[[ブルックリン・ラックフィールド|ブリット]]が「姿が違うマサキとサイバスターがいる世界もあるはず」と、今作を意識したような台詞を発する場面がある。
 +
*書籍『[[スーパーロボット大戦を一生楽しむ本|スーパーロボット大戦α外伝を一生楽しむ本]]』の「原作を見よう!」のコーナーで、なぜか本作のDVDが紹介されている<ref>ケイブンシャ 『スーパーロボット大戦α外伝を一生楽しむ本』 P91</ref>。
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*SRW準拠のサイバスターおよびマサキは、本作から7年後に放送されたアニメ『[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ|ディバイン・ウォーズ]]』に登場している。
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*'''バンプレストは本作の版権を持っていない'''ため、SRWに参戦させる場合ロイヤリティを払う必要があるとのこと。<ref>[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE]] 第858回より。</ref>
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**なお、バンプレストが版権を持っていない理由は'''主張し忘れていたため'''であるらしい。
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 
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2024年5月11日 (土) 23:35時点における最新版

  1. 初期のサイバスターに便宜的に付けられていた登場作品名義。後の「魔装機神シリーズ」。
  2. 1999年に放送された、葦プロダクション制作のテレビアニメ作品。

本項では主に2を解説する。

魔装機神サイバスター
読み まそうきしんサイバスター
外国語表記 PSYBUSTER[1]
原作 松伝馬[2]
監督 うえだひでひと
シリーズ構成 酒井あきよし
脚本 酒井あきよし
星川泰子
神戸一彦
キャラクターデザイン 伊東岳史
メカニックデザイン 伊藤浩二
森木靖泰
音楽 信田かずお
須藤賢一
制作 葦プロダクション
放送局 テレビ東京
放送期間 1999年5月3日 - 10月25日
話数 全26話
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概要[編集 | ソースを編集]

初出は旧シリーズにて、SRWオリジナルメカ「サイバスター」の原作として設定されたもの。この時点では『超機大戦SRX』と同じく「架空の作品」扱いであった。『スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』として単独ゲーム化されて以降は、そちらの作品名が用いられるようになる。

その後、これを原案としたTVアニメが、1999年5月3日から1999年10月25日までテレビ東京系列で放映された。全26話(オンエア版は全25話+ダイジェスト1回。ソフト化の際、新規制作の番外編に差し替えられた)。現在、「魔装機神サイバスター」と言えばこちらの方を指すことがほとんど。

通称はアニメ版のサイバスターということで「アニバスター」。サイバスターが主役機であることや、固有名詞に同じものがある以外は全くの別物である。

現在のところ、本作が参戦したスパロボは外伝・スピンオフ含め一切存在しない。『スーパーロボット大戦α』発売当時、パッケージには版権表記として「(C)1999 プロジェクトサイバスター・テレビ東京」が書かれていたが、アニメ版のキャラ・メカおよび設定は使われず、寺田貴信プロデューサーも参戦を否定しており、後年になってその版権表記も消されている。

キャッチコピーは「西暦2040年、そこは荒廃した世界…時空を超えて、謎のロボット飛翔!!」、「大人気ゲーム「スーパーロボット大戦」から誕生したオリジナルロボット・熱血アクションアニメが早くもキミの手に!

登場人物[編集 | ソースを編集]

魔装機神操者 [編集 | ソースを編集]

安藤ケン
声優:有馬克明(現:織田優成)
主人公。D.C.に補欠合格で所属した新人。後にマサキが乗っていた風の魔装機神サイバスターに選ばれる。
姓はマサキ・アンドーに由来。
上条ミズキ
声優:増田ゆき
ヒロイン。ケンの幼なじみ。実はマサキの妹。マサキの死後、マサキが乗っていた炎の魔装機神ジェイファーに選ばれる。マサキが死なない漫画版ではザムジードに搭乗。
マサキ
声優:吉岡文夫、三浦七緒子(幼少期)
ラ・ギアス人。サイバスターに選ばれていたが、ケンがサイバスターに選ばれたため、新たに炎の魔装機神ジェイファーに乗る。漫画版では最後までジェイファーに搭乗。
実は幼い頃、時空転移でラ・ギアスに飛ばされた地球人で、本名は上条ケンイチ。最後はマイクロブラックホール砲からミズキを庇って死亡する。
名前はマサキ・アンドーに由来するが、見た目も性格も完全に別人。
安藤サユリ
声優:永田亮子
喘息持ちのケンの妹。後に水の魔装機神ガッテスに選ばれる。
リューネ・フランク
声優:武藤寿美
D.C.創設者のフランク博士の娘で、D.C.の武装化を推し進めるシュウに反発している。バルシオン、バルシオーネを経て、大地の魔装機神ザムジードに乗ることになる。
名前と立ち位置はリューネ・ゾルダークに由来。

D.C.[編集 | ソースを編集]

尾崎ナナセ
声優:永田亮子→小林由美子
ケン、ミズキと同じD.C.の新入隊員。ケンとミズキの喧嘩を仲裁することが多い。
イザキ
声優:乃村健次
ケンたちの教官。根は善人だが権力に弱い。
アーノルド・フランク
リューネの父親でD.C.の創設者。故人。
上条一徹
声優:小高三良
ミズキの父親。D.C.のチーフメカニック。
安藤竜蔵
声優:森田順平
ケンの父親でフリージャーナリスト。D.C.に疑問を抱き、独自に真相を追う。

ラ・ギアス [編集 | ソースを編集]

ゼオラ
声優:山田禮子
精霊を祀る神官頭。次元の歪みによる二つの世界の衝突を防ぐには、四体の魔装機神が揃うことで使える「サイフラッシュ」で歪みを修正する必要があると教える。
イブン・ゼオラ・クラスールに由来。
ビラド
声優:千葉進歩、井上瑤(幼少期)
マサキが幼い頃に知り合ったラ・ギアス人で、兄貴分だった。シュウの思想に共感して反乱を起こし、サイバスターに選ばれたマサキが手にかけた。

シュウ一味 [編集 | ソースを編集]

シュウ・ゾルダーク
声優:根岸朗
現D.C.所長。その正体はラ・ギアスから追放され時空の檻に監禁されていたラ・ギアス人。復讐のため、マイクロブラックホールで次元の歪みを作ってラ・ギアスに行こうとしている。
最終回でサイフラッシュで撃ち抜かれサフィーネと共に死亡するのだが、何故かやたらグロテスクに描写されている。
漫画版では闇の魔装機神グランドルに搭乗。
名前はシュウ・シラカワ、姓はビアン・ゾルダークにそれぞれ由来するが、金髪オールバックにサングラス着用といういで立ちで、どちらの要素も全く持っていない。
サフィーネ・グレイス
声優:三浦七緒子
D.C.の教官兼RT隊々長。シュウ同様にラ・ギアス人。髪は紫色。
サフィーネ・グレイスに由来する。
ダラス
声優:佐藤政道
傭兵。シュウ同様にラ・ギアス人で、望郷の念からシュウの計画に賛同している。プレシオンに搭乗。
経験に裏打ちされた高い実力の持ち主であり、サイバスターとの戦闘のデータを見て策を講じたりと強敵として印象に残る。

登場メカ[編集 | ソースを編集]

魔装機神[編集 | ソースを編集]

サイバスター
風の魔装機神。全体的にガッチリとしたデザイン。
原形機の背にある六枚の主翼は二枚にまとめられており、この主翼が展開して天使のような有機的な翼が出現する。また「サイバードにならない」「サイフラッシュ使用時に胸部装甲が弾け飛ぶ」など、原作設定とかなり差異がある。
大外刈や払い腰といった肉弾戦をメインとし、いくつかの風の塊を射出したり、敵の足元から竜巻を二つ同時に巻きこしたり、両手から竜巻を放出したりと、ある意味本家より風属性らしい技を使う。
空も飛べるのだが、全く飛ばなかった。
ジェイファー
炎の魔装機神。同名の魔装機もいるが、見た目はグランヴェールに由来。名前が変わっているのはグランゾンと名前が似ているので被るのを避けたから、とされているが、寺田貴信氏によると「グランヴェールなんて名前カッコ悪い」という意見が製作外部の関係者から出て気付いたら変えられていたとのこと。[3]
グランヴェールで言うカロリックスマッシュ発射装置がアレンジの際にまるまる省かれており、非常にシンプルなデザインとなっているが、代わりに両腕で大きく円の字を宙に描くことで強力な炎を召喚する。
魔装機神の中では攻撃力がズバ抜けて高く描写されており、当たると誰であろうと焼き尽くされてしまうため、後半では発射体勢に入った瞬間にグランゾンに体当たりで阻止されたりとパイロット変更も重なり不発が多くなる。
ガッテス
水の魔装機神。ガッに由来。両腕から強力な放水を行うことができる。また、敵の足元から間欠泉のように水の柱を吹き上げる攻撃も使い、はみ出た部分以外えぐれたように消し去るほどの威力を持つ。
ザムジード
大地の魔装機神。カラーリングが黄色ではなく赤。デザインがアレンジされている魔装機神の中では一番原型を留めておらず、初見でザムジードと特定するのは困難。
本家同様拳による格闘戦に優れているほか、腕から衝撃波を飛ばし地割れを引き起こすなどしている。

D.C.[編集 | ソースを編集]

RT
3本指の作業用ロボット。大きさは10mほど。両肩から腋の下へと展開して胸の前で大きな物を挟み込む「パワーアームシステム」を搭載。
陸上用RT
通常のRT。戦闘用に駆り出された際には、腕を作業用アームではなくガトリング砲や火炎放射器に換装されていた。
水中用RT
水中用カスタムタイプ。
バルシオン
機動力も作業性も高い万能ロボット。全長15m。名前はヴァルシオンに由来するが、原作の面影を残している魔装機神と違い名前だけ使っている別機体である。クロスマッシャーもディバイン・アームも搭載されていない。
武装も胸部バルカンなど最低限しかないが、廃墟になった市街で逃げ回るサイバスターを追撃する際にビルが一瞬で蜂の巣になるなどリアルな描写で強さを見せ付けた。
バルシオーネ
バルシオンの試作機を、リューネがバルシオンのパーツを使って補修したもの。ヴァルシオーネに由来するが、こちらも元になった機体との共通点は皆無。
一言で言えば「エステバリステンカワ・アキト機)の色で塗られたバルシオン」で、戦場ではかなり目立つ。
プレシオン
量産型バルシオン。戦闘用に設計し直して、ひと回り大きい20m級になっている。リニアレールガン搭載。
劇中最も登場し、魔装機神と戦った相手である。
グランゾン
グランゾンに由来するが、マイクロブラックホール砲を搭載していることしか共通点はなく、三人乗りの人型戦車という扱い(人型形態にも変形可能)。他の機体同様、グランワームソードのような原作にあった手持ち武器などは一切持たない。しかも量産され、三機登場した。
バルシオン系列機と違い人型形態に変形しても人の手のようなマニピュレーターがなく、大型のクローのままで格闘戦でも強い。変形機能を活かし受身を取るなどなかなか魅せてくれる。
漫画版では戦車形態について「足がないようだが?」と言われるジオングのパロディと思わしき描写がある。

漫画版オリジナルメカ[編集 | ソースを編集]

グランドル
闇の魔装機神。サイバスターに酷似した上半身に、サイバスターの顔を大きくして蛇のような尻尾を付けた下半身を持つ
すぐにサイフラッシュで消滅させられてしまうため、出番はごくわずか。

用語[編集 | ソースを編集]

ラ・ギアス
異世界。地球とは隣り合わせの関係にある。ラ・ギアスに由来。
魔装機神
ラ・ギアスで太古より崇められていた伝説の守護神。「魔装機神を手に入れた者は、宇宙さえも支配することができる」と伝えられる。
大まかなデザインは原作に準じているが、共通する要素として携行武器を持っておらず、攻撃手段はそれぞれの持つ属性の力を放つ技と徒手空拳による格闘、全機による合体攻撃・サイフラッシュのみ。また、全機共通して咆哮のような駆動音を叫び、一枚絵のまま残像を残しながらのスライド移動を多用する。よく言えば神秘的、メタ的に言えばデザインが細かい魔装機神を動かすのはかなりの手間であり、歩く作画を省くため(当時はセル画による手描きが主流だったため)の措置である。
操縦方法はゲーム版とは大きく違い、ダイモスのように椅子に座りながら上半身のみ動きをトレースする方式を採用している。
サイフラッシュ
サイバスターに搭載されている凄まじい威力を持つエネルギー砲。ラ・ギアスの伝承には「四体の魔装機神と精霊が集う時、サイフラッシュは訪れる」と伝えられていた。
発動条件を満たし「サイフラッシュ」と叫ぶことで、四体の魔装機神の頭部や胸部が激しく発光。ジェイファー、ガッテス、ザムジードがサイバスターを中心に回転しエネルギーのリングとなり、その中心でサイバスターの胸部装甲が弾け飛び強力なエネルギーが発射される。その威力はブラックホールをも消滅させ貫通し、さらにグランゾンまでも撃ち抜くという圧倒的な破壊力を見せた。
原作のサイフラッシュと描写が大きく異なり、どちらかというとコスモノヴァに近い。
小説版では自爆技という設定。漫画版では、シャッフル同盟拳のコピー
アニメの次回予告では毎回、その締めとしてケンが「いくぞ、サイフラッシュ!」といかにも定番必殺技のように叫んでいたが、作中で使われたのは最終決戦の1回だけ。
D.C.(デバイン・クルセイダース)
度重なる環境汚染と災害で荒廃した日本、特に東京を復興するために組織された機関。正式名称は「地球環境調査研究所」。ディバイン・クルセイダーズに由来。
マイクロブラックホール爆弾
小型のブラックホールを発生させる爆弾で、サフィーネが至るところに仕掛けていた。その目的は、地球とラ・ギアスを物理的に近付けさせ両方の世界を互いにぶつけて消滅させることだった。

楽曲 [編集 | ソースを編集]

オープニングテーマ
「戦士よ、起ち上がれ!」
作詞:工藤哲雄 / 作曲:坂下正俊[4] / 編曲:須藤賢一 / 歌:遠藤正明
正統派ヒーローソングと呼ぶべき詞とメロディーに遠藤氏のボーカルがマッチした非常に熱い曲となっており、本作の数少ない功績と評する意見も少なくない。
エンディングテーマ
「nothing」
作詞・作曲:SEE SEE / 編曲:鎌田雅人、WATER / 歌:SEE SEE
作詞・作曲・ボーカルを務める「SEE SEE」はミュージシャン・矢井田瞳氏のインディーズ時代の変名。当時矢井田氏は大学在学中で、オーディション番組で入賞したことが起用のきっかけだった。

各話リスト[編集 | ソースを編集]

話数 サブタイトル 登場メカ 備考
第1話 風の使者 
第2話 バルシオン 
第3話 東京崩壊 
第4話 ラ・ギアス 
第5話 武装訓練 
第6話 黒い罠 
総集編 真実とは?  DVD未収録
第7話 光る土
第8話 樹海の攻防 
第9話 DC脱走
第10話 バルシオーネ 
第11話 神の十字軍 
第12話 風と炎の精
第13話 プレシオン軍団 
第14話 戦火の翼 
第15話 裏切りの谷 
第16話 MBH砲
第17話 グランゾン 
第18話 水の魔装機神 
第19話 湖底の罠 
第20話 和睦 
第21話 望郷 
第22話 ザムジード 
第23話 マサキ 
第24話 異空間突破 
第25話 激突  TV放送版最終話
第26話 ラ・ギアスの攻防  DVD最終巻のみ収録

余談[編集 | ソースを編集]

  • 北米で発売された単巻DVDでは「CYBUSTER」表記となっている[5]
    • 「CYBUSTER」は北米版『OG』に登場するサイバスターに使用された表記。なお、公式が使用しているサイバスター(機体)の英語表記は「CYBASTER」である。
  • 『魔装機神サイバスター』という名称は、ゲームでは商標の都合で使用できなかったがアニメでは使用できた名称[6]
  • PSで発売された『真・魔装機神 PANZER WARFARE』は企画段階ではTVアニメ版サイバスターのゲーム化を予定した作品であったため、ゲーム起動時には本作のCMが流れる。なお、実際のゲーム内容はアニメ版とはまったく無関係なものとなっている。
  • アニメの評価はお世辞にも良いとは言えないものだったため、上記の『真・魔装機神』と共に黒歴史扱いしているファンは少なくない。
  • 一方で、『スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE』のパーソナリティーである杉田智和氏はこの作品が声優デビュー作であり、『うますぎWAVE』初回放送においてデビュー作の主題歌を遠藤正明氏が歌っていたという話題になった際に、「デビュー作を馬鹿にされるのが一番嫌いです」と発言している。
    • また、杉田氏は「アニメ版サイバスターがスパロボ参戦してほしい」と同ラジオ第360回で発言している。
    • 2023年1月8日の『生スパロボチャンネル』にて、『DD』の期間限定参戦の候補に『電脳冒険記ウェブダイバー』と共に本作の名前を挙げていたことが語られている。
  • シュロウガの戦闘デモに映る機体はTVアニメ版サイバスターとする説が『真・魔装機神』版説と並んで有力視されていたが、デモに現れた機体はディスカッターを持っているため、現在ではこの説は疑問視されている。
  • 30』のエキスパンションパックのシナリオ「その名はOGチーム」では、杉田智和氏演じるブリットが「姿が違うマサキとサイバスターがいる世界もあるはず」と、今作を意識したような台詞を発する場面がある。
  • 書籍『スーパーロボット大戦α外伝を一生楽しむ本』の「原作を見よう!」のコーナーで、なぜか本作のDVDが紹介されている[7]
  • SRW準拠のサイバスターおよびマサキは、本作から7年後に放送されたアニメ『ディバイン・ウォーズ』に登場している。
  • バンプレストは本作の版権を持っていないため、SRWに参戦させる場合ロイヤリティを払う必要があるとのこと。[8]
    • なお、バンプレストが版権を持っていない理由は主張し忘れていたためであるらしい。

商品情報[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 魔装機神サイバスター オリジナル・サウンドトラック VOL.1
  2. バンプレストの共同ペンネーム。スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE 第858回より。
  3. スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE第858回より。
  4. 現在は「manzo」名義で活動。
  5. 後に発売された全話収録のDVDでは「PSYBUSTER」に修正されている。
  6. 寺田貴信氏の2023年8月5日のツイート、twitter
  7. ケイブンシャ 『スーパーロボット大戦α外伝を一生楽しむ本』 P91
  8. スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE 第858回より。