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== ククル(Kukuru) ==
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{{登場人物概要
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{{登場人物概要
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'''ククル'''は『[[第2次スーパーロボット大戦α]]』の登場人物。
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== 概要 ==
 
大和王朝時代の人間で昔の[[日本]]で栄えた王国の王女。
 
大和王朝時代の人間で昔の[[日本]]で栄えた王国の王女。
  
だが、[[邪魔大王国]]の侵略に遭い、人質として[[ヒミカ|女王ヒミカ]]の元に差し出された。その後、本来持っていたシャーマンの能力を強化されて邪魔大王国の女戦士となる。以降、専用の機動兵器・[[マガルガ]]を駆って戦う事に。
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== 登場作品と役柄 ==
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=== [[αシリーズ]] ===
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;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦α}}
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:初登場作品。ゼンガールートのみで登場するライバルキャラ。過去に祖国を[[邪魔大王国]]に侵略・征服され、人質として[[ヒミカ|女王ヒミカ]]の元に差し出された人物。その後、本来持っていたシャーマンとしての能力を強化されて邪魔大王国の女戦士となり、専用の機動兵器・[[マガルガ]]を駆って戦場に現れる。[[バンプレストオリジナル]]キャラでありながら、版権作品の組織に手駒として扱われるという珍しい境遇のキャラである。
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:ゲーム内では第一話にて[[アースクレイドル]]を襲撃した邪魔大王国の一員として初登場。クレイドル護衛のため現れた[[ゼンガー・ゾンボルト]]と剣を交え、一度は彼の気迫に押されて撤退するが、その際に[[ソフィア・ネート]]を殺害(実際には誘拐・監禁)した。これを機にゼンガーとの因縁が生まれ、以後幾度と無く邂逅し、死闘を演じる。
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:その後、邪魔大王国の牢屋に監禁していたソフィアと度々会話を交わし、徐々に精神面で変化が生じる。やがては奇妙な友情に似た関係を構築し、ゼンガーと最期の対決へと赴く際には彼女に鏡を託している。ゼンガーとの決戦で敗北し、自らの死を覚悟するも、すでに過去の因縁を自身のなかで消化していたゼンガーは彼女へのトドメを拒否し、立ち去るように告げるのみだった。しかしそこに[[イルイ・ガンエデン]]のゼンガーを想う気持ちを受けて行動した[[クストース]]の[[ケレン]]が現れ、彼(?)によってトドメを刺され亡き両親のいる黄泉路へと旅立った。
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:発売前情報では、ブリットら他ルートのライバルキャラと異なりククルのみイラスト(のみならず存在そのもの)が公開されておらず、インタビューでも「ゼンガールートのライバルキャラ」に関しては曖昧に濁された発言がされたのみだった。実際にゲーム中でも他のライバルは条件なく加入するなか、彼女のみ強制で死亡・離脱してしまう。ストーリー上で邪魔大王国に冷遇を受けていたが、ゲーム外でもその扱いは決して良くはなかった。
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=== [[OGシリーズ]] ===
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;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦OG}}
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:一族を人質にされたため[[バラル]]に協力しているという設定で登場。『第2次α』では生身であったのに今回は既に死亡していたはずの彼女をガンエデンの力で無理やり蘇生している状態。『第2次α』ではバラルと無関係であった上にバラルに属するケレンによって殺害されたというのに、よりにもよってそのバラルの配下にさせられているあたり今回も不幸である。
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:終盤では人質のはずだった一族が既に滅んでいる事を知らされ、その直後に殺されかけるがゼンガーによって救われる。そのままバラルを離反して鋼龍戦隊に協力。バラル、そして今回の戦いの黒幕であるユーゼスを打ち倒すことに成功する。しかし、ユーゼスとの死闘で彼ごとナシム・ガンエデンが滅んだことで命の支えがなくなり、マガルガ諸共消滅の時を迎える。彼女はそれを運命として受け入れ、ゼンガーに礼を言いつつ消えていった。[[続編]]が『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]』の展開通りならばガンエデンの復活があると思われるが、彼女の再登場は果たして…?
 +
:『第2次α』にあったソフィアとのイベントはなくなったため、鏡は胸に掛けたままである(八握剣のカットインで確認できる)。その他、アースクレイドル襲撃はカットされ、[[グルンガスト参式]]破壊からダイゼンガー初陣の相手というイベントも前作で[[ヴィガジ]]に取られてしまったため、目立つ場面がほとんど無くなってしまった。
 +
:なお本作発売の前にゼンガーがゲスト出演した『[[PROJECT X ZONE]]』にて、彼が「'''黄泉の舞'''にて地獄より戻ったか」という発言をしているが、今回のククルの登場とは無関係な偶然であるとのこと<ref>[[熱血!必中!ボイス・スパログ!]] 〜第2次スーパーロボット大戦OG篇〜 第5回より。</ref>。
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== パイロットステータス ==
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=== [[能力|能力値]] ===
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[[回避#回避(能力)|回避]]・[[技量]]に優れる。[[超能力]]と[[地形適応]]の[[陸]]Sのおかげで[[命中#命中(能力)|命中]]・回避とも高く、マガルガも意外に打たれ強いため、敵にするとかなり面倒。『第2次OG』では全体的に高めの初期値だが、成長タイプ(格闘系・射撃重視)の都合で回避の伸びが悪く、また射撃はそこまで重要ではないためややマガルガとチグハグな感がある。ただし超能力やエースボーナス、機体側のカスタムボーナスで回避能力が補われてはいる。
  
[[アースクレイドル]]を破壊の為、[[ミケーネ帝国]]と共に軍団を率いた。そして現れたのが[[ゼンガー・ゾンボルト]]。一旦はゼンガーの気迫に押されて撤退するが、その代わり[[ソフィア・ネート]]を誘拐して監禁した。その後もゼンガーと幾度無く邂逅し、死合を演じる。しかし、出生の秘密と自身の国を滅ぼしたのは邪魔大王国である事が分かり、それを知りつつ戦いに身を投じるククルの心の揺らぎにソフィアは気づいていた。そして、ゼンガーと最後の対決へと向かう事をソフィアに伝えた。ゼンガーとの戦いは結局ククルの敗北に終わり、彼女もまた囚われた過去を払拭した。その時、[[イルイ・ガンエデン|イルイ]]のゼンガーを想う気持ちを察した[[クストース]][[ケレン]]により命を落とす。
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=== [[精神コマンド]] ===
 +
;[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]
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:'''[[祝福]][[感応]][[不屈]]、[[熱血]]、[[覚醒]]、[[愛]]'''
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;[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]
 +
:'''[[感応]]、[[不屈]]、[[努力]]、[[祝福]][[]][[大激励]](ツイン)'''
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:低コストのコマンドが目立つ。何より大激励が非常にありがたいが、その面ではモニカという対抗馬がいる。
  
[[バンプレストオリジナル]]キャラでありながら、版権作品の組織に属しているという稀有な境遇のキャラクター。その為、[[OGシリーズ]]に登場する場合、大幅な設定の変更は不可避である。
+
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
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;[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]
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:'''[[底力]]L9、[[超能力]]L8、[[カウンター]]L6、[[ガード]]、[[援護攻撃]]L2、[[気力+系技能|気力+(ダメージ)]]'''
 +
;[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]
 +
:'''[[超能力]]L7、[[底力]]L6、[[カウンター]]L5、[[ガード]]、[[連続攻撃]]L3、[[集中力]]'''
 +
:超能力は彼女専用スキルで、命中・回避率が上がるが同Lvの念動力より補正値が高く、さらにクリティカル率も上がるという強力なもの。ただしLv7止まり。
  
実際に登場した第2次OGでは邪魔大王国の役割をバラルが受け持ち、境遇その他の設定はほぼ保ったまま出演を果たした。こちらでの彼女は、既に死亡していたはずの巫女をガンエデンの力で長らえさせている状態で、一族を人質に取られ、バラルへの臣従を余儀なくされている。しかし、終盤で一族が既に滅んでおり、実際には単なるブラフだったことを知るに至り、ついに離反。鋼龍戦隊に助力し、バラルを打ち倒すことに成功する。しかし、ユーゼスとの死闘で彼ごとナシム・ガンエデンが滅んだことで命の支えがなくなり、マガルガ諸共崩壊してしまった。
+
=== [[小隊長能力]] ===
 +
;ダメージ-20%
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:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』で採用。
  
== 登場作品と役柄 ==
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=== [[エースボーナス]] ===
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;最終回避率+15%
 +
:『第2次OG』。不安のある回避面を底上げする。
  
=== [[αシリーズ]] ===
+
== パイロットBGM ==
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
+
;「ACE ATTACKER ver.α2」
:ゼンガー編のみで登場。生存フラグなどは一切無く、立場上はゼンガーの[[ライバル]]関係なのだが、余りにもゼンガーのキャラクター性に埋没した感が強い。その後[[第3次スーパーロボット大戦α]][[OGシリーズ]]でその反省をしたのか、彼のライバルは男の武人や悪役となった。
+
:[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』における味方没データ(味方時)の[[BGM]]。このBGM自体も没データのひとつである。なお敵時は専用BGMを持たず、プレイヤー側のBGMが流れる。
=== [[OGシリーズ]] ===
+
;「The Guardian of Earth」
;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
+
:[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]』で設定されている。本来は『第2次α』のオープニングムービー曲。
:ボイス・スパログでマガルガともども登場することが発表された。今回は親が人質にされたため[[バラル]]に協力しているという設定。終盤で味方になってくれる。どちらのルートを通っても一番最後の加入となる。死んでしまう結末に変わりはないとは言え扱いは第2次αよりも良くなった。クロスゾーンでの「'''黄泉の舞'''にて地獄より戻ったか」というゼンガーの発言が彼女とマガルガの登場フラグ…と思われていたが実際は単なる偶然とのこと。本作でカットインが追加。また、なぜか念動力ではなく、専用能力として超能力を保持している。
 
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[ゼンガー・ゾンボルト]]
 
;[[ゼンガー・ゾンボルト]]
:[[アースクレイドル]]を破壊して、ゼンガーの希望を失わせた張本人。基本的に[[ライバル]]相手に追われるゼンガーだが、逆に私念で追い続けた相手である。ゆえに相当な苦痛な想いだったとも思われる。
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:[[アースクレイドル]]を破壊して、彼の希望を失わせる。基本的に[[ライバル]]相手に追われるゼンガーだが、ククルは逆に私念で追い続けた相手である。ゆえに相当な苦痛な想いだったとも思われる。『[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]』ではこれらのイベントが無いため、因縁が薄い。
 
;[[ソフィア・ネート]]
 
;[[ソフィア・ネート]]
:ゼンガーに[[斬艦刀]]を渡したとして連れ去った。そこで自分が戦い続ける理由を問いただすと、ククルは彼女と不思議な関係へと繋がる。OGでは関係無し。
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:ゼンガーに[[斬艦刀]]を渡したとして連れ去った。そこで自分が戦い続ける理由を問いただすと、ククルは彼女と不思議な関係に繋がる。『第2次OG』ではこのイベントがなくなったため、一切関係無し。
 
;[[イルイ・ガンエデン|イルイ]]
 
;[[イルイ・ガンエデン|イルイ]]
:ゼンガーを追い掛けるククルに対しては快く思っておらず、間接的にではあるが使役の[[ケレン]]によって殺してしまう。イルイはその事を悔いを抱いており、同じ立場の[[フローラ]]にその話をした。
+
:ゼンガーを追い掛けるククルに対しては快く思っておらず、間接的にではあるが使役の[[ケレン]]によって殺してしまう。イルイはその事を悔いを抱いており、『第3次α』では同じ立場の[[フローラ]]にその話をした。『第2次OG』ではこのイベントがなくなったため、ほとんど関係無し。
 
;[[リシュウ・トウゴウ]]
 
;[[リシュウ・トウゴウ]]
:OGで最初に会敵したのは彼。
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:『第2次OG』で最初に会敵したのは彼。本作ではゼンガーよりも彼の方がライバル関係に近い。
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;[[シュウ・シラカワ]]
:
+
:『第2次OG』では形は違えど、ククルと同じく「[[ヴォルクルス|神]]に束縛されて自由を失った者」。そのため、ガンエデン打倒後に安らかな死という形で自由になったククルをシュウは「神の呪縛から解かれた」と同情的だった。
 
;[[孫光龍]]
 
;[[孫光龍]]
:OGにおける主。
+
:[[OGシリーズ]]における主。
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;[[饕餮王]]
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:両親を喰らった仇。
  
== 版権作品の人間関係 ==
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== 版権作品との人間関係 ==
 
;[[ヒミカ]]
 
;[[ヒミカ]]
:ククルの主。基本的に3人の使役と同等の立場であるようだ。
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:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』における主。基本的に3人の部下と同等の立場であるようだが、[[アマソ]]達からの扱いは悪い。
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;[[フローラ]]
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:ある意味ククルとよく似た人物。『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』では既にククルは故人だが、トウマルート限定でフローラはイルイからククルの事を告げられる。
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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;「妾の舞で黄泉平坂へ送ってやろうぞ……!」
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:黄泉舞使用時。ククルの台詞でも有名なものの一つ。
 
;「戯れ言を…! この時代に生きる人間共こそ悪ではないか!」<br />「まつろわぬ民を地上より追放し! 己が欲望のままに自然を破壊し! そんな貴様らこそ悪ではないか!!」
 
;「戯れ言を…! この時代に生きる人間共こそ悪ではないか!」<br />「まつろわぬ民を地上より追放し! 己が欲望のままに自然を破壊し! そんな貴様らこそ悪ではないか!!」
:[[第2次α]]の第31話「武神装攻、降臨」にて、[[ダイゼンガー]]に乗り換えたゼンガーに敗北した後の台詞。混乱と破壊をもたらす悪と戦い続ける事を宣言したゼンガーに対して、ククルが返した反論。現在のスパロボ以外の作品にも通用すると言える。α外伝のメイガスの主張にも酷似している。
+
:[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』の第31話「武神装攻、降臨」にて、[[ダイゼンガー]]に乗り換えたゼンガーに敗北した後の台詞。混乱と破壊をもたらす悪と戦い続ける事を宣言したゼンガーに対して、ククルが返した反論。現在のSRW以外の作品にも通用すると言える。『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』のメイガスの主張にも酷似している。
 +
;「な、何!? あ奴の斬艦刀は、八束剣とでも言うのか!?」
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:『第2次α』におけるゼンガーからの被弾台詞の一つ。『[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]』になって彼女(マガルガ)の方が「八握剣」を使うことになるとは、この時誰が予想したであろうか。
 +
;「黄泉は我が故郷……彼の地へ還るまで……!」
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:「常世の舞」での撃墜台詞。
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;「おのれヒミカ! よくも……よくも!」
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;「我が罪…お前の命で償わせてもらう!」
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;「よくも私をたばかってくれたな!」
 +
:『第2次α』における対ヒミカ用の没台詞。邪魔大王国に反旗を翻す展開も考案されていたらしいが実現しなかった。なお、ヒミカ側からの特殊台詞はない。
 +
 
 +
== 搭乗機体 ==
 +
;[[マガルガ]]
 +
:
  
== 余談 ==
+
== 脚注 ==
何でも寺田Pは最近まで彼女の事をすっかり忘れ去っていたらしい。また、スタッフも彼女の事について質問されると「ああ、そんなキャラもいましたね」で済ませてしまうほど扱いは悪い。
+
<references />
  
ただビジュアル的なものは良く、隠れファンも少なくない。[[第2次α]]において、最期は囚われていた過去から開放され、ゼンガーと心を通わせる描写がある為、仲間になる事を望むファンもいたのではないだろうか。さらに[[没データ]]には味方使用を想定した戦闘ボイス([[ヒミカ]]への攻撃ボイスや、援護防御(味方へ詫びを入れている))がある。上記のとおり、第2次OGで実際に登場し、さらに終盤仲間になったが、この際没データの流用があったかは現時点では不明。
 
<!-- == 話題まとめ == -->
 
<!-- == 資料リンク == -->
 
 
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2024年2月4日 (日) 07:50時点における最新版

ククル
外国語表記 Kukuru
登場作品

バンプレストオリジナルOGシリーズ

声優 荒木香恵(現・荒木香衣)
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦α
SRWでの分類 パイロット
テンプレートを表示
プロフィール
種族 地球人(古代人)
性別
年齢 20代(半不老不死
髪色 灰色
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ククルは『第2次スーパーロボット大戦α』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

大和王朝時代の人間で昔の日本で栄えた王国の王女。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦α
初登場作品。ゼンガールートのみで登場するライバルキャラ。過去に祖国を邪魔大王国に侵略・征服され、人質として女王ヒミカの元に差し出された人物。その後、本来持っていたシャーマンとしての能力を強化されて邪魔大王国の女戦士となり、専用の機動兵器・マガルガを駆って戦場に現れる。バンプレストオリジナルキャラでありながら、版権作品の組織に手駒として扱われるという珍しい境遇のキャラである。
ゲーム内では第一話にてアースクレイドルを襲撃した邪魔大王国の一員として初登場。クレイドル護衛のため現れたゼンガー・ゾンボルトと剣を交え、一度は彼の気迫に押されて撤退するが、その際にソフィア・ネートを殺害(実際には誘拐・監禁)した。これを機にゼンガーとの因縁が生まれ、以後幾度と無く邂逅し、死闘を演じる。
その後、邪魔大王国の牢屋に監禁していたソフィアと度々会話を交わし、徐々に精神面で変化が生じる。やがては奇妙な友情に似た関係を構築し、ゼンガーと最期の対決へと赴く際には彼女に鏡を託している。ゼンガーとの決戦で敗北し、自らの死を覚悟するも、すでに過去の因縁を自身のなかで消化していたゼンガーは彼女へのトドメを拒否し、立ち去るように告げるのみだった。しかしそこにイルイ・ガンエデンのゼンガーを想う気持ちを受けて行動したクストースケレンが現れ、彼(?)によってトドメを刺され亡き両親のいる黄泉路へと旅立った。
発売前情報では、ブリットら他ルートのライバルキャラと異なりククルのみイラスト(のみならず存在そのもの)が公開されておらず、インタビューでも「ゼンガールートのライバルキャラ」に関しては曖昧に濁された発言がされたのみだった。実際にゲーム中でも他のライバルは条件なく加入するなか、彼女のみ強制で死亡・離脱してしまう。ストーリー上で邪魔大王国に冷遇を受けていたが、ゲーム外でもその扱いは決して良くはなかった。

OGシリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦OG
一族を人質にされたためバラルに協力しているという設定で登場。『第2次α』では生身であったのに今回は既に死亡していたはずの彼女をガンエデンの力で無理やり蘇生している状態。『第2次α』ではバラルと無関係であった上にバラルに属するケレンによって殺害されたというのに、よりにもよってそのバラルの配下にさせられているあたり今回も不幸である。
終盤では人質のはずだった一族が既に滅んでいる事を知らされ、その直後に殺されかけるがゼンガーによって救われる。そのままバラルを離反して鋼龍戦隊に協力。バラル、そして今回の戦いの黒幕であるユーゼスを打ち倒すことに成功する。しかし、ユーゼスとの死闘で彼ごとナシム・ガンエデンが滅んだことで命の支えがなくなり、マガルガ諸共消滅の時を迎える。彼女はそれを運命として受け入れ、ゼンガーに礼を言いつつ消えていった。続編が『第3次α』の展開通りならばガンエデンの復活があると思われるが、彼女の再登場は果たして…?
『第2次α』にあったソフィアとのイベントはなくなったため、鏡は胸に掛けたままである(八握剣のカットインで確認できる)。その他、アースクレイドル襲撃はカットされ、グルンガスト参式破壊からダイゼンガー初陣の相手というイベントも前作でヴィガジに取られてしまったため、目立つ場面がほとんど無くなってしまった。
なお本作発売の前にゼンガーがゲスト出演した『PROJECT X ZONE』にて、彼が「黄泉の舞にて地獄より戻ったか」という発言をしているが、今回のククルの登場とは無関係な偶然であるとのこと[1]

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

能力値[編集 | ソースを編集]

回避技量に優れる。超能力地形適応Sのおかげで命中・回避とも高く、マガルガも意外に打たれ強いため、敵にするとかなり面倒。『第2次OG』では全体的に高めの初期値だが、成長タイプ(格闘系・射撃重視)の都合で回避の伸びが悪く、また射撃はそこまで重要ではないためややマガルガとチグハグな感がある。ただし超能力やエースボーナス、機体側のカスタムボーナスで回避能力が補われてはいる。

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

第2次α
祝福感応不屈熱血覚醒
第2次OG
感応不屈努力祝福大激励(ツイン)
低コストのコマンドが目立つ。何より大激励が非常にありがたいが、その面ではモニカという対抗馬がいる。

特殊技能(特殊スキル)[編集 | ソースを編集]

第2次α
底力L9、超能力L8、カウンターL6、ガード援護攻撃L2、気力+(ダメージ)
第2次OG
超能力L7、底力L6、カウンターL5、ガード連続攻撃L3、集中力
超能力は彼女専用スキルで、命中・回避率が上がるが同Lvの念動力より補正値が高く、さらにクリティカル率も上がるという強力なもの。ただしLv7止まり。

小隊長能力[編集 | ソースを編集]

ダメージ-20%
第2次α』で採用。

エースボーナス[編集 | ソースを編集]

最終回避率+15%
『第2次OG』。不安のある回避面を底上げする。

パイロットBGM[編集 | ソースを編集]

「ACE ATTACKER ver.α2」
第2次α』における味方没データ(味方時)のBGM。このBGM自体も没データのひとつである。なお敵時は専用BGMを持たず、プレイヤー側のBGMが流れる。
「The Guardian of Earth」
第2次OG』で設定されている。本来は『第2次α』のオープニングムービー曲。

人間関係[編集 | ソースを編集]

ゼンガー・ゾンボルト
アースクレイドルを破壊して、彼の希望を失わせる。基本的にライバル相手に追われるゼンガーだが、ククルは逆に私念で追い続けた相手である。ゆえに相当な苦痛な想いだったとも思われる。『第2次OG』ではこれらのイベントが無いため、因縁が薄い。
ソフィア・ネート
ゼンガーに斬艦刀を渡したとして連れ去った。そこで自分が戦い続ける理由を問いただすと、ククルは彼女と不思議な関係に繋がる。『第2次OG』ではこのイベントがなくなったため、一切関係無し。
イルイ
ゼンガーを追い掛けるククルに対しては快く思っておらず、間接的にではあるが使役のケレンによって殺してしまう。イルイはその事を悔いを抱いており、『第3次α』では同じ立場のフローラにその話をした。『第2次OG』ではこのイベントがなくなったため、ほとんど関係無し。
リシュウ・トウゴウ
『第2次OG』で最初に会敵したのは彼。本作ではゼンガーよりも彼の方がライバル関係に近い。
シュウ・シラカワ
『第2次OG』では形は違えど、ククルと同じく「に束縛されて自由を失った者」。そのため、ガンエデン打倒後に安らかな死という形で自由になったククルをシュウは「神の呪縛から解かれた」と同情的だった。
孫光龍
OGシリーズにおける主。
饕餮王
両親を喰らった仇。

版権作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

ヒミカ
第2次α』における主。基本的に3人の部下と同等の立場であるようだが、アマソ達からの扱いは悪い。
フローラ
ある意味ククルとよく似た人物。『第3次α』では既にククルは故人だが、トウマルート限定でフローラはイルイからククルの事を告げられる。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「妾の舞で黄泉平坂へ送ってやろうぞ……!」
黄泉舞使用時。ククルの台詞でも有名なものの一つ。
「戯れ言を…! この時代に生きる人間共こそ悪ではないか!」
「まつろわぬ民を地上より追放し! 己が欲望のままに自然を破壊し! そんな貴様らこそ悪ではないか!!」
第2次α』の第31話「武神装攻、降臨」にて、ダイゼンガーに乗り換えたゼンガーに敗北した後の台詞。混乱と破壊をもたらす悪と戦い続ける事を宣言したゼンガーに対して、ククルが返した反論。現在のSRW以外の作品にも通用すると言える。『α外伝』のメイガスの主張にも酷似している。
「な、何!? あ奴の斬艦刀は、八束剣とでも言うのか!?」
『第2次α』におけるゼンガーからの被弾台詞の一つ。『第2次OG』になって彼女(マガルガ)の方が「八握剣」を使うことになるとは、この時誰が予想したであろうか。
「黄泉は我が故郷……彼の地へ還るまで……!」
「常世の舞」での撃墜台詞。
「おのれヒミカ! よくも……よくも!」
「我が罪…お前の命で償わせてもらう!」
「よくも私をたばかってくれたな!」
『第2次α』における対ヒミカ用の没台詞。邪魔大王国に反旗を翻す展開も考案されていたらしいが実現しなかった。なお、ヒミカ側からの特殊台詞はない。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

マガルガ

脚注 [編集 | ソースを編集]

  1. 熱血!必中!ボイス・スパログ! 〜第2次スーパーロボット大戦OG篇〜 第5回より。