「グロッサムX2」の版間の差分
(15人の利用者による、間の23版が非表示) | |||
4行目: | 4行目: | ||
*{{登場作品 (メカ)|マジンガーZ (TV)|マジンガーZ}} | *{{登場作品 (メカ)|マジンガーZ (TV)|マジンガーZ}} | ||
*{{登場作品 (メカ)|真マジンガー 衝撃! Z編}} | *{{登場作品 (メカ)|真マジンガー 衝撃! Z編}} | ||
+ | | デザイン = {{メカニックデザイン|桜多吾作}}(原案)<br />{{メカニックデザイン (登場作品別)|森下圭介|マジンガーZ (TV)}}(TV版) | ||
+ | | 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦}} | ||
+ | | SRWでの分類 = [[機体]] | ||
+ | }} | ||
+ | |||
+ | {{登場メカ概要 | ||
+ | | タイトル = スペック | ||
| 分類 = [[分類::機械獣]] | | 分類 = [[分類::機械獣]] | ||
| 全高 = 22 m | | 全高 = 22 m | ||
11行目: | 18行目: | ||
| 開発者 = [[開発::Dr.ヘル]] | | 開発者 = [[開発::Dr.ヘル]] | ||
| 所属 = {{所属 (メカ)|Dr.ヘル一派}} | | 所属 = {{所属 (メカ)|Dr.ヘル一派}} | ||
− | |||
}} | }} | ||
+ | '''グロッサムX2'''は『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』の[[登場メカ]]。 | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
19行目: | 26行目: | ||
[[Dr.ヘル]]が製作した[[海|水中]]用[[機械獣]]。 | [[Dr.ヘル]]が製作した[[海|水中]]用[[機械獣]]。 | ||
− | + | 頭部についた巨大なハサミや誘導魚雷でタンカーや客船を沈め、戦況が不利になると口から煙幕を放ち逃亡を図る。これらの武装を駆使して水中では能力が制限される[[マジンガーZ]]を一度は圧倒した。しかし、これを機会にマジンガーZはロケット工学の権威であるゴードン博士と、その娘で電子工学博士のリサの手で水中ジェットを装備され、再戦では水中航行能力を得たZの追撃を受けた挙句、反撃として放った誘導魚雷が[[兜甲児]]の機転で自らに命中、勝敗は決した。 | |
+ | |||
+ | 後期オープニングにも登場し数体の機械獣と共に深海でマジンガーZを追撃するが、ブレストファイヤーを喰らい一掃された。 | ||
− | + | 原作漫画および『[[真マジンガー 衝撃! Z編|真マジンガー]]』では[[海底要塞サルード]]を追い詰めたマジンガーZの前に立ちふさがり、善戦したものの超高熱ビームとブレストファイヤーの撃ち合いで本体の耐久力の差(超高熱ビームを先に浴びせていたが、後から放たれたブレストファイヤーに耐え切れなかった)により敗北している。 | |
+ | なお、原作漫画版では甲児はブレストファイヤーを放った直後に気絶しているため、お互い棒立ちのまま撃ち合っている。つまり、[[あしゅら男爵]]がちゃんと指示を出してブレストファイヤーを避けて超高熱ビームを浴びせていれば、勝利できていた可能性が極めて高い(超合金Zが超高熱ビームに耐えたとしても、中の甲児が耐え切れない)。また、『真マジンガー』での役どころはほぼ原作漫画版同様だが、後期OP冒頭では毎回クロスシザースで頭を挟まれたマジンガーのアップが映るため印象に残りやすい。 | ||
OVA『[[マジンカイザー (OVA)|マジンカイザー]]』では1話冒頭から機械獣軍団の1体として登場しているが、駆け付けたマジンガーのロケットパンチで真っ先に倒されている。 | OVA『[[マジンカイザー (OVA)|マジンカイザー]]』では1話冒頭から機械獣軍団の1体として登場しているが、駆け付けたマジンガーのロケットパンチで真っ先に倒されている。 | ||
29行目: | 39行目: | ||
=== [[旧シリーズ]] === | === [[旧シリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦}} |
:[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]の戦力として登場。水中ならともかく、陸に上げれば怖くない。しかし序盤はよく陸で戦う。その場合は射程が1しかない。 | :[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]の戦力として登場。水中ならともかく、陸に上げれば怖くない。しかし序盤はよく陸で戦う。その場合は射程が1しかない。 | ||
+ | :「ソロモンの悪夢」では'''宇宙マップであるのにもかかわらず、なぜか[[インスペクター]]側の戦力として運用されている'''が、大抵はガトーのアトミックバズーカで消し飛ばされてしまう。 | ||
=== [[αシリーズ]] === | === [[αシリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α}} |
− | : | + | :今作は上陸しない(できない)ので少々戦いにくくなっている。対空攻撃手段が無いので弱いことには変わりないが、クロスシザースは有射程で火力もそこそこ高い。 |
=== [[Zシリーズ]] === | === [[Zシリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}} |
:真マジンガー準拠。ユニットとしての登場は無く、[[海底要塞サルード]]の武器扱いで出演。 | :真マジンガー準拠。ユニットとしての登場は無く、[[海底要塞サルード]]の武器扱いで出演。 | ||
=== COMPACTシリーズ === | === COMPACTシリーズ === | ||
− | ; | + | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦IMPACT}} |
− | : | + | :『α』と同じく水から出られないが、魚雷が空陸にも撃てるようになっている。 |
=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
− | ; | + | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦}} |
− | : | + | :初登場作品。第10話に登場。原作からして水中用機械獣なので仕方ないが、水中で戦わなければただのザコ。最大射程は4あるものの、魚雷なので水中以外の適応が劣悪。説得して使い続けるには相当な愛が必要。 |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
58行目: | 65行目: | ||
;ホーミング魚雷 | ;ホーミング魚雷 | ||
:腹部から発射する誘導魚雷。[[あしゅら男爵]]が「強力な武器でトドメを刺せ」というところから、[[マジンガーZ]]に傷をつけられないシザースより威力は上。 | :腹部から発射する誘導魚雷。[[あしゅら男爵]]が「強力な武器でトドメを刺せ」というところから、[[マジンガーZ]]に傷をつけられないシザースより威力は上。 | ||
+ | :第3次では海でしか使えないにも関わらず、13話では地上、19話では宇宙に出て来るため全く強みを生かせていない。 | ||
;超高熱ビーム | ;超高熱ビーム | ||
:永井豪の漫画版、真マジンガー版で使用した武器。マジンガーを白熱化させるなどブレストファイヤーに匹敵する威力を持つ。 | :永井豪の漫画版、真マジンガー版で使用した武器。マジンガーを白熱化させるなどブレストファイヤーに匹敵する威力を持つ。 | ||
+ | :旧テレビアニメではこの武装は使わなかったが、[[映画]][[劇場版マジンガーシリーズ|『マジンガーZ対デビルマン』]]で別の機械獣が同じ展開を見せた。 | ||
=== 移動タイプ === | === 移動タイプ === | ||
;[[陸]]・[[水]] | ;[[陸]]・[[水]] | ||
− | : | + | :陸が無い作品もある。 |
=== [[サイズ]] === | === [[サイズ]] === | ||
72行目: | 81行目: | ||
;対[[マジンガーZ]] | ;対[[マジンガーZ]] | ||
:Zの足をシザースで挟むが傷をつけられず、水中での機動力で翻弄したところで魚雷を撃ちこみ、Zがたまらず退避して流局。再戦では同等以上の機動力を獲得したZに劣勢となり逃げ出したところ、先に放っていた誘導魚雷とZに挟まれたコースを航行していたため、自らの魚雷がクリーンヒットして爆発した。 | :Zの足をシザースで挟むが傷をつけられず、水中での機動力で翻弄したところで魚雷を撃ちこみ、Zがたまらず退避して流局。再戦では同等以上の機動力を獲得したZに劣勢となり逃げ出したところ、先に放っていた誘導魚雷とZに挟まれたコースを航行していたため、自らの魚雷がクリーンヒットして爆発した。 | ||
+ | |||
+ | == 余談 == | ||
+ | *頭部の巨大なハサミのためか、[[攻略本]]では「なんか[[名前のみ登場する人物#ロックマン|○ットマン]]みたいな風貌をしている<ref>ソフトバンク パブリッシング『スーパーロボット大戦コンプリートボックス パーフェクトガイド』419頁。</ref>」と解説されたことがある。 | ||
+ | |||
+ | == 脚注 == | ||
+ | <references /> | ||
{{マジンガーシリーズ}} | {{マジンガーシリーズ}} |
2024年5月22日 (水) 19:42時点における最新版
グロッサムX2 | |
---|---|
外国語表記 | Glossam X2 |
登場作品 | |
デザイン |
桜多吾作(原案) 森下圭介(TV版) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 | 機械獣 |
全高 | 22 m |
重量 | 200 t |
動力 | 原子力 |
装甲材質 | スーパー鋼鉄 |
開発者 | Dr.ヘル |
所属 | Dr.ヘル一派 |
概要[編集 | ソースを編集]
原作第18話「海のギャング海賊グロッサム!」に登場。
頭部についた巨大なハサミや誘導魚雷でタンカーや客船を沈め、戦況が不利になると口から煙幕を放ち逃亡を図る。これらの武装を駆使して水中では能力が制限されるマジンガーZを一度は圧倒した。しかし、これを機会にマジンガーZはロケット工学の権威であるゴードン博士と、その娘で電子工学博士のリサの手で水中ジェットを装備され、再戦では水中航行能力を得たZの追撃を受けた挙句、反撃として放った誘導魚雷が兜甲児の機転で自らに命中、勝敗は決した。
後期オープニングにも登場し数体の機械獣と共に深海でマジンガーZを追撃するが、ブレストファイヤーを喰らい一掃された。
原作漫画および『真マジンガー』では海底要塞サルードを追い詰めたマジンガーZの前に立ちふさがり、善戦したものの超高熱ビームとブレストファイヤーの撃ち合いで本体の耐久力の差(超高熱ビームを先に浴びせていたが、後から放たれたブレストファイヤーに耐え切れなかった)により敗北している。 なお、原作漫画版では甲児はブレストファイヤーを放った直後に気絶しているため、お互い棒立ちのまま撃ち合っている。つまり、あしゅら男爵がちゃんと指示を出してブレストファイヤーを避けて超高熱ビームを浴びせていれば、勝利できていた可能性が極めて高い(超合金Zが超高熱ビームに耐えたとしても、中の甲児が耐え切れない)。また、『真マジンガー』での役どころはほぼ原作漫画版同様だが、後期OP冒頭では毎回クロスシザースで頭を挟まれたマジンガーのアップが映るため印象に残りやすい。
OVA『マジンカイザー』では1話冒頭から機械獣軍団の1体として登場しているが、駆け付けたマジンガーのロケットパンチで真っ先に倒されている。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
水中型機械獣の中では比較的メジャーな存在であるため、それなりに出番がある。
旧シリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第3次スーパーロボット大戦
- DCの戦力として登場。水中ならともかく、陸に上げれば怖くない。しかし序盤はよく陸で戦う。その場合は射程が1しかない。
- 「ソロモンの悪夢」では宇宙マップであるのにもかかわらず、なぜかインスペクター側の戦力として運用されているが、大抵はガトーのアトミックバズーカで消し飛ばされてしまう。
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦α
- 今作は上陸しない(できない)ので少々戦いにくくなっている。対空攻撃手段が無いので弱いことには変わりないが、クロスシザースは有射程で火力もそこそこ高い。
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 真マジンガー準拠。ユニットとしての登場は無く、海底要塞サルードの武器扱いで出演。
COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 『α』と同じく水から出られないが、魚雷が空陸にも撃てるようになっている。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦
- 初登場作品。第10話に登場。原作からして水中用機械獣なので仕方ないが、水中で戦わなければただのザコ。最大射程は4あるものの、魚雷なので水中以外の適応が劣悪。説得して使い続けるには相当な愛が必要。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
- クロスシザース
- 頭頂部のハサミ。ウサギの耳のように、ある程度向きを変えられる。
- ホーミング魚雷
- 腹部から発射する誘導魚雷。あしゅら男爵が「強力な武器でトドメを刺せ」というところから、マジンガーZに傷をつけられないシザースより威力は上。
- 第3次では海でしか使えないにも関わらず、13話では地上、19話では宇宙に出て来るため全く強みを生かせていない。
- 超高熱ビーム
- 永井豪の漫画版、真マジンガー版で使用した武器。マジンガーを白熱化させるなどブレストファイヤーに匹敵する威力を持つ。
- 旧テレビアニメではこの武装は使わなかったが、映画『マジンガーZ対デビルマン』で別の機械獣が同じ展開を見せた。
移動タイプ[編集 | ソースを編集]
サイズ[編集 | ソースを編集]
- M
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
- 対マジンガーZ
- Zの足をシザースで挟むが傷をつけられず、水中での機動力で翻弄したところで魚雷を撃ちこみ、Zがたまらず退避して流局。再戦では同等以上の機動力を獲得したZに劣勢となり逃げ出したところ、先に放っていた誘導魚雷とZに挟まれたコースを航行していたため、自らの魚雷がクリーンヒットして爆発した。
余談 [編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ ソフトバンク パブリッシング『スーパーロボット大戦コンプリートボックス パーフェクトガイド』419頁。
|