「ゼントラーディ」の版間の差分
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− | + | 『[[超時空要塞マクロス]]』の時代においては、宇宙を彷徨うゼントラーディの一部隊である[[ゴルグ・ボドルザー|第118基幹艦隊(ボドル艦隊)]]が地球に接触。[[マクロス|地球人]]は文化に理解を示した一部のゼントラーディと協力し、文化を拒絶し地球を滅ぼそうとしたボドルザーを退けた。 | |
+ | なお、ゼントラーディは地球の文化に免疫が無かったためか、女性用の服をそのまま着用したり(さすがにこれは仲間からも指摘されたが)、飲食店の展示用サンプルを本物と勘違いして食べようとしたり、アクション[[映画]]を見て「古い戦闘記録」と認識するなどギャップのある言動を多く見せている。 | ||
− | === | + | 戦闘用に造られた生物ではあるが生殖機能を持っており、また遺伝子的には地球人類と殆ど変わらないため、地球人との間に子を成すことも可能である。遺伝情報を維持したまま体の大きさを変える「マイクローン化」という技術を持ち、これによって地球人と同等の大きさになって生活することができる<ref>逆に地球人がこの技術で巨大化することも可能であり、『劇場版マクロス』では地球人である[[マクシミリアン・ジーナス]]が巨大化して[[クァドラン・ロー|巨人用パワードスーツ]]で戦っている。</ref>。 |
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+ | 地球人と共存するようになってもその闘争本能は残り、薬で抑え込んだりするらしい。地球人との混血である第二世代でも、普段は平静だが時折暴走する事態が見られる([[ガルド・ゴア・ボーマン]]、[[ミレーヌ・フレア・ジーナス]]など)。 | ||
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+ | TV版の初代『マクロス』では、ゼントラーディには地球人と同じように男性と女性が存在していたが、劇場版ではゼントラーディは男性だけの種族とされ、女性だけの種族として[[メルトランディ]]が新たに設定されている。 | ||
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+ | 後のシリーズ作品においては、概ねTV版初代作に準じ男女が共存していたことになっている一方、劇場版の内容そのものの映画が作中世界で公開された為、ゼントラーディの女性を「メルトラン」と呼ぶ風習(というよりは、ある種の流行語ともいうべきもの)が発生したという設定になっている。 | ||
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+ | 種族としてのゼントラーディは、後発のマクロスシリーズから[[エキセドル・フォルモ|エキセドル]]や[[クラン・クラン|クラン]]等が登場しているものの、初代マクロスのストーリー再現が行われているスパロボが少ないため、敵勢力としての登場は多くない。 | ||
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+ | :ラストは劇場版とほぼ[[マクロスシリーズ]]正史扱い。 | ||
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;[[プロトカルチャー]] | ;[[プロトカルチャー]] | ||
− | : | + | :ゼントラーディの創造主。 |
;[[プロトデビルン]] | ;[[プロトデビルン]] | ||
− | : | + | :圧倒的多数を誇ったゼントラーディを少数で壊滅にまで追い込んだ。その恐怖は彼らの深層意識に深く刻み込まれている。 |
;旗艦艦隊 | ;旗艦艦隊 | ||
:彼らの艦隊はおよそ370万以上(推定)。 | :彼らの艦隊はおよそ370万以上(推定)。 | ||
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− | + | :ゼントラーディの使用する独自言語。表記はアルファベットやアラビア数字にほぼ準ずる。『[[スーパーロボット大戦α|α]]』の戦闘アニメでは、発音はそのままだがテキストでは翻訳された状態で表示されている。(1例として音声では「ヤック・デカルチャー!」だがテキスト表示は「何ということだ!」のように) | |
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2024年5月22日 (水) 19:12時点における最新版
ゼントラーディとは、『マクロスシリーズ』を通して登場する種族。
概要[編集 | ソースを編集]
「プロトカルチャー」が創造した巨人。略語は「ゼントラン」。
容姿は地球人に酷似しているが、その大きさは地球人の5倍ほどもある。戦闘に特化した種族であり、地球人と比べて闘争本能が強い一方で文化活動に免疫がなく、歌や芸術などを目の当たりにすると精神が不安定になる。
国家間(星間)での主義思想の違いから宇宙戦争を行うようになったプロトカルチャーが、戦争を担う兵士として生み出した人造人間であり、プロトカルチャーには危害を加えないように制限が掛けられている。
クローン技術によって人員を補充し、自動稼動する兵器プラントから武器を供給されることで半永久的に戦闘を続けることができる。これにより、ゼントラーディ同士での戦争が延々と繰り広げられていたが、プロトカルチャーが次世代の人造兵士として生み出した「エビル」が「プロトデビルン」に乗っ取られたことで事態が一変。プロトデビルンはプロトカルチャーを洗脳して自らの尖兵としたため、プロトカルチャーに攻撃できないゼントラーディは手出しができず、プロトカルチャー諸共プロトデビルンに追い詰められていった。生き残りのプロトカルチャーは已む無くゼントラーディの制限を外し、洗脳された者ごとプロトデビルンを攻撃させることで彼らの封印に成功するが、制限の外れたゼントラーディはプロトカルチャーに対しても無差別に攻撃するようになり、プロトカルチャーは滅亡。残ったゼントラーディは仕える国家もなく、ただ宇宙を彷徨いながら戦闘を続ける集団となっている。
『超時空要塞マクロス』の時代においては、宇宙を彷徨うゼントラーディの一部隊である第118基幹艦隊(ボドル艦隊)が地球に接触。地球人は文化に理解を示した一部のゼントラーディと協力し、文化を拒絶し地球を滅ぼそうとしたボドルザーを退けた。 なお、ゼントラーディは地球の文化に免疫が無かったためか、女性用の服をそのまま着用したり(さすがにこれは仲間からも指摘されたが)、飲食店の展示用サンプルを本物と勘違いして食べようとしたり、アクション映画を見て「古い戦闘記録」と認識するなどギャップのある言動を多く見せている。
戦闘用に造られた生物ではあるが生殖機能を持っており、また遺伝子的には地球人類と殆ど変わらないため、地球人との間に子を成すことも可能である。遺伝情報を維持したまま体の大きさを変える「マイクローン化」という技術を持ち、これによって地球人と同等の大きさになって生活することができる[1]。
地球人と共存するようになってもその闘争本能は残り、薬で抑え込んだりするらしい。地球人との混血である第二世代でも、普段は平静だが時折暴走する事態が見られる(ガルド・ゴア・ボーマン、ミレーヌ・フレア・ジーナスなど)。
TV版の初代『マクロス』では、ゼントラーディには地球人と同じように男性と女性が存在していたが、劇場版ではゼントラーディは男性だけの種族とされ、女性だけの種族としてメルトランディが新たに設定されている。
後のシリーズ作品においては、概ねTV版初代作に準じ男女が共存していたことになっている一方、劇場版の内容そのものの映画が作中世界で公開された為、ゼントラーディの女性を「メルトラン」と呼ぶ風習(というよりは、ある種の流行語ともいうべきもの)が発生したという設定になっている。
登場作品[編集 | ソースを編集]
種族としてのゼントラーディは、後発のマクロスシリーズからエキセドルやクラン等が登場しているものの、初代マクロスのストーリー再現が行われているスパロボが少ないため、敵勢力としての登場は多くない。
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦α(DC)
- 概ねTV版の展開が再現されているが、男性のみのゼントラーディと女性のみのメルトランディに分かれて宇宙規模の激戦を長らく繰り返している等、劇場版の設定も幾つか盛り込まれている。ちなみに登場するキャラクターはTV版と劇場版の双方に出演したキャラクター達にほぼ限定され、TV版のみに登場したキャラクター達は一切登場しない。また、TV版で対立していた他勢力である「監察軍」は、「帝国監察軍」としてゼ・バルマリィ帝国が担っている。
- ラストは劇場版とほぼマクロスシリーズ正史扱い。
- スーパーロボット大戦α外伝
- マクロス落下前に先行して偵察員を送り込んでおり、ガルドの父親となったことが明かされた。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 宇宙怪獣などの影響で、その勢力は大きく衰えている。
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦D
- マクロス7設定のため、一部が地球人と共存しており、ネオ・ジオンの中にも戦後生まれのゼントラーディがいる。
Scramble Commanderシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- ほぼ劇場版の流れで推移。
運用兵器[編集 | ソースを編集]
関連用語[編集 | ソースを編集]
- メルトランディ
- 女性の巨人兵。
- 監察軍
- ゼントラーディと争っていたとされる勢力。その正体はプロトデビルン側のゼントラーディの成れの果てとされているが、劇中には登場していない。αシリーズではゼ・バルマリィ帝国の帝国監察軍として登場。
- プロトカルチャー
- ゼントラーディの創造主。
- プロトデビルン
- 圧倒的多数を誇ったゼントラーディを少数で壊滅にまで追い込んだ。その恐怖は彼らの深層意識に深く刻み込まれている。
- 旗艦艦隊
- 彼らの艦隊はおよそ370万以上(推定)。
- ゼントラーディ語
- ゼントラーディの使用する独自言語。表記はアルファベットやアラビア数字にほぼ準ずる。『α』の戦闘アニメでは、発音はそのままだがテキストでは翻訳された状態で表示されている。(1例として音声では「ヤック・デカルチャー!」だがテキスト表示は「何ということだ!」のように)
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ 逆に地球人がこの技術で巨大化することも可能であり、『劇場版マクロス』では地球人であるマクシミリアン・ジーナスが巨大化して巨人用パワードスーツで戦っている。
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