「呪われし放浪者」の版間の差分

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== 呪われし放浪者(Cursed Wanderer) ==
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[[Zシリーズ]]に登場する単語。
  
[[Zシリーズ]]にて登場する単語。[[平行世界]]を彷徨う宿命を負わされた人物の総称であり、一度放浪者となると元の世界に戻れる可能性は極めて低いも同然となる(そもそも「元の世界」という概念が意味をなさなくなる)。[[アサキム・ドーウィン|アサキム]]曰く『無限獄』に囚われた状態であり、実際一部の人物は[[不老不死]]であることが明言されている。また、[[次元獣]]も呪われし放浪者であるとしている。ただし[[次元獣]]に関しては「不老」はともかく「不死」とはいえないようで、倒されることでその魂は解放されるようだ。またアサキムも一度は確定で死亡しているため、どちらかというと「不老不死」というよりは「不老不滅」というべきだろう。
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== 概要 ==
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[[平行世界]]を彷徨う宿命を負わされた人物の総称であり、一度放浪者となると元の世界に戻れる可能性は極めて低いも同然となる(そもそも「元の世界」という概念が意味をなさなくなる)。
  
この状態に陥る理由は不確定だが、この内「罪人」と呼称される者たちは「太極」に対し何らかの干渉を行った点で共通している(因果律改変・別世界への干渉などと思われる)。Zにおいては世界のリセットを決めた太極に反する形で時空修復が行われたため、その見方が正しければZEUTHメンバーも「罪人」となる。
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[[アサキム・ドーウィン|アサキム]]曰く「無限獄」に囚われた状態であり、実際一部の人物は[[不老不死]]であることが明言されている。また、[[次元獣]]も呪われし放浪者であるとしている。ただし[[次元獣]]に関しては「不老」はともかく「不死」とはいえないようで、倒されることでその魂は解放されるようだ。
  
関連して、呪われし放浪者には「烙印(スティグマ)」が刻まれているという。これには強弱が存在するらしく、[[桂木桂]]のそれはとても強いとアサキムに評されている。この「烙印」を受けた状態で次元の壁を超えることで、初めて「放浪者」と呼ばれる。ただし烙印が刻まれたからといって、すぐに呪われし放浪者になるわけではないようで、烙印が刻まれた後に普通に死亡した人物もいる。この普通に死亡した人物については、「烙印は刻まれたものの、次元転移に巻き込まれる前に死亡した」という点が共通している。
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この境遇に置かれた者に起きる事象は概ね次の通り。
  
「烙印」を受ける条件に関しては、ZEUTHメンバーにも刻まれていること、その中でも桂のものが特に強いことを鑑みると、「時空崩壊、あるいは修復など、大規模な次元変動の場に居合わせた」ことが推測される。桂の場合を見ると、その中心点に近ければ近いほど、「烙印」は強くなると思われる(余談だがこの条件だとツィーネ、セツコも該当するが、後者は[[スフィア|スフィア・リアクター]]でもある点に留意する必要がある。ついでに言うなら、次元の狭間でヘリオス要塞の崩壊に巻き込まれて転移したギリアム、ネオ・グランゾンの破壊やBM3の起動等で4回もタイムスリップを経験した[[αナンバーズ]]も該当する可能性あり)。要するに、Zシリーズにおける「特異点」のことを指しているのである。
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*不老不滅となる(死なないわけではないが、死んでも同一人物として、かつそれまでの記憶を全て引き継いで再誕する)
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*時空震動が起きる度に巻き込まれるようになる
  
既存の概念では[[αシリーズ]]・[[OGシリーズ]]におけるイングラムとクォヴレー、即ち「平行世界の番人」が近いが、こちらはあくまでも彷徨い戦うことは「役目」であり「使命」である。ただし、[[OGシリーズ]]におけるギリアムはこの存在に近い。
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=== 「大罪」 ===
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放浪者となる理由は今のところよくわかっていない。だが、この内「罪人」と呼称される者たちは太極に対し、「大罪」と称される何らかの干渉を行った点で共通している(因果律改変・別世界への干渉などと思われる)。『Z』においては世界のリセットを決めた太極に反する形で時空修復が行われたため、その見方が正しければZEUTHメンバーも「罪人」となる。
  
またZシリーズにおいては堕天翅も同様の存在であり、彼らは生命の樹による自分達の世界を作ろうとしたことが太極の怒りに触れ、無限獄に囚われたらしい。
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「罪人」以外の条件は全く不明で、共通の条件があるのか否かは不明。それぞれの理由としては、コードによって不老不死となったC.C.と、アポロニアスの転生体(=Zシリーズでは「放浪者」である堕天翅族)の不動GEN(不動ZEN)のみである。話をややこしくしているのがサンドマンの存在で、彼の不老不死はG因子による一時的なものである。つまり、裏を返せば彼は'''自らの意思で不老不死を解くことが出来る'''ため、現状判明している「呪われし放浪者」の条件には必ずしも合致しないのである。
  
ちなみに「無限獄」とは狭義には「次元の狭間」と同義。要するに「無限獄に囚われる」=「異次元に在る者となる」ことである。
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それ以外の面子を見るに、「放浪者」とは大きく、「大罪によって太極から烙印を受けた存在=太極の意志の妨げとなるイレギュラー」と、「理由の如何を問わず不老不死である存在」に分かれるのだと思われる(その場合でもサンドマンはかなり立ち位置が微妙だが)。
  
この状態から解放されるには、スフィア全てに共鳴して太極に成り代わるか、罪人であるなら贖罪を完遂する必要がある。ただし、贖罪完遂を選択した場合、放浪からの解放と引き換えに元の世界への帰還は絶望的となる。<br />しかし、贖罪完遂によって元の世界への帰還が不可能になった例はギリアムしかいない上に、彼の場合は帰還が不可能になった原因は贖罪としてその手段を破壊してしまった事である。ギリアムの行動が大極の怒りに触れたかどうかは明かされていないため(ギリアムの「贖罪」とは、単にヒーロー戦記で世界を戦乱に巻き込んだ事とシャドウミラーが「こちら側」へ転移した事のみを指している可能性もある)、後者の方法が本当に呪われし放浪者からの解放手段かどうかは現状では不明である。
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=== 「烙印」 ===
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関連して、呪われし放浪者には「[[烙印]](スティグマ)」が刻まれているという。これには強弱が存在するらしく、[[桂木桂]]のそれはとても強いとアサキムに評されている。この「烙印」を受けた状態で次元の壁を超えることで、初めて「放浪者」と呼ばれる。
  
[[スフィア]]・[[太極]]の記事も参照。
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「烙印」を受ける条件に関しては、ZEUTHメンバーにも刻まれていること、その中でも桂のものが特に強いことを鑑みると、「時空崩壊、あるいは修復など、大規模な次元変動の場に居合わせた」ことが推測される。桂の場合を見ると、その中心点に近ければ近いほど、「烙印」は強くなると思われる。
  
=== 関連人物 ===
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この点から、Zシリーズにおける「特異点」と同義である、と見られているが、ZEUTHメンバーの全てが転移してきているわけではないため、詳細は現在の所不明。
基本的にはZシリーズの登場人物のみが該当。
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また、アサキムは『再世篇』終盤でZEXISのメンバーも全てが烙印を受けていると述べているが、この時点のメンバーには明らかにどちらにも居合わせていないライルやボス、正太郎がいるため、明確な条件は今もって不明。
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『時獄篇』において明かされた情報を信じるならば、烙印とは即ち、太極の意志を実行する上でイレギュラーとなりうる者達を識別するための、いわばマークポイントのようなものだと思われる。
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「呪われし放浪者」とは即ち、「呪い」と称される何らかの影響を受け、それによって時空震動に翻弄され一つの世界に留まれない存在のことを示すと思われる。
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=== 「御使い」と「彼ら」 ===
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Zシリーズにおいては[[堕天翅族]]も同様の存在であり、彼らは生命の樹を用いて自分達の世界を作ろうとしたことで[[太極]]の怒りに触れ、無限獄に囚われたらしい。
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この状態から解放されるには全ての[[スフィア]]を手に入れて太極に成り代わる必要があるとされている。さらに烙印と関係があるとされている「御使い」に関して、その正体は時獄篇までの時点では不明であったが、太極あるいは[[ガイオウ]]の言う所の「神」に関連する存在だと予想されていた。また、[[アイム・ライアード]]はアサキムが放浪者となった際「[[スパイラルネメシス]]と共に訪れるという『彼ら』にその魂を囚われた」という趣旨の発言をしている。
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『天獄篇』で明らかになった真相は、烙印の正体は「彼ら」=「[[御使い]]」の一人である[[哀しみのサクリファイ]]によって与えられた、[[真化]]の可能性を持った存在を守るためのマークポイントで、最終的にはこの烙印を与えられた者達が[[新世時空震動]]によって誕生した[[エタニティ・フラット|時の牢獄]]たる[[蒼の地球]]に集められる事になった。
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== 関連人物 ==
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基本的にはZシリーズの登場人物のみが該当。ただし、OGシリーズの一部登場人物の中にも、深い関わりを持っていそうな者達が何人かおり、『30』でも僅かに話題に上がる。
 
;[[アサキム・ドーウィン]]
 
;[[アサキム・ドーウィン]]
:代表格。本人曰く『呪われし放浪者』は『罪人』らしい。
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:代表格。本人曰く「呪われし放浪者」は「罪人」らしい。
 
;[[ジ・エーデル・ベルナル]]
 
;[[ジ・エーデル・ベルナル]]
:初登場時の自己紹介にて『呪われし放浪者』の単語を唱えている。
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:初登場時の自己紹介にて「呪われし放浪者」の単語を唱えている。
 
;[[エルガン・ローディック]]
 
;[[エルガン・ローディック]]
 
:ジ・エーデルの並行存在。[[黒の英知]]の影響で不老となっていたが、不死不滅ではない。
 
:ジ・エーデルの並行存在。[[黒の英知]]の影響で不老となっていたが、不死不滅ではない。
;[[不動GEN]]、[[C.C.]]
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;[[不動GEN]]、[[C.C.]]、[[クライン・サンドマン]]
:Zシリーズでは彼らも『呪われし放浪者』と呼称されている。
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:Zシリーズでは彼らも「呪われし放浪者」と呼称されている。
 
;[[獣戦機隊]]
 
;[[獣戦機隊]]
:Zシリーズでは初登場時からすでに『呪われし放浪者』となっている。登場以前の[[ムゲ帝国]]との決戦の際、次元の狭間にいたようであり、決戦が終わった後に第2次Zの世界に飛ばされている。ただし彼らの場合、[[F.S.]]によれば完全に復帰するまでに数年間眠ってもらわざるを得ないほどの重傷だったようだ。
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:Zシリーズでは初登場時からすでに「呪われし放浪者」となっている。登場以前の[[ムゲ・ゾルバドス帝国|ムゲ帝国]]との決戦の際、次元の狭間にいたようであり、決戦が終わった後に『第2次Z』の世界に飛ばされている。ただし彼らの場合、[[F.S.]]によれば完全に復帰するまでに数年間眠ってもらわざるを得ないほどの重傷だったようだ。
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;[[エルネスティ・エチェバルリア]]
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:元いた世界から別世界へ転生した人物。「元いた世界には戻れなくなってしまった」「死んだ後にその記憶を引き継いで再誕した」などいくつか一致している点もあり、『30』にてギリアムから「自分と同じ境遇かもしれない」と推測されている。尤も、エル的には転生した現在の方が人生をエンジョイしている点もあるため、「呪われたというには不似合い」とも評されている。
 
;[[ZEUTH]]メンバー
 
;[[ZEUTH]]メンバー
:第2次Zにて[[カラミティ・バース]]を機に次元転移してしまう。また、この時から『呪われし放浪者』となったらしい。
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:『第2次Z』にて[[カラミティ・バース]]を機に次元転移してしまう。また、この時から「呪われし放浪者」となったらしい。
 
;[[ZEXIS]]メンバー
 
;[[ZEXIS]]メンバー
:その[[カラミティ・バース]]に居合わせてしまったがために、上記の「烙印」が刻まれた可能性が[[アイム・ライアード|アイム]]の台詞から示唆されている。再世篇から新規参戦した正太郎やボス、ライル、弁慶、真ゲッターチーム、エスター等のメンバーらは[[ZONE]]と関わっている。
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:その[[カラミティ・バース]]に居合わせてしまったがために、上記の「[[刻印|烙印]]」が刻まれた可能性が[[アイム・ライアード|アイム]]の台詞から示唆されている。『再世篇』から新規参戦した正太郎やボス、ライル、弁慶、真ゲッターチーム、エスター等のメンバーらは[[ZONE]]と関わっている。その中でもエスターは[[次元獣ダモン (エスター)|次元獣化]]→元に戻る過程においてオリジン・ローに深く関わっている。
 
;[[ギリアム・イェーガー]]
 
;[[ギリアム・イェーガー]]
:Zシリーズの登場人物ではないが、「過去に犯した罪により、並行世界を彷徨う宿命を背負っている」「元いた世界に戻れなかった」「スフィアに関わった疑惑がある(Zシリーズと関わりがある可能性を持っている)」「長命種の超人」「[[XNガイスト]]は設定上[[次元力]]に関わっている疑惑がある」など、『呪われし放浪者』との共通点が多い(伏線かは不明だが「Record of ATX」ではイングラムに「放浪」と言われている)。ただし、ギリアムは[[システムXN]]の破壊により、己の宿命を断ち切っている。
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:Zシリーズの登場人物ではないが、「過去に犯した罪により、並行世界を彷徨う宿命を背負っている」「元いた世界に戻れなかった」「スフィアに関わった疑惑がある(Zシリーズと関わりがある可能性を持っている)」「長命種の超人」「[[XNガイスト]]は設定上[[次元力]]に関わっている疑惑がある」など、「呪われし放浪者」との共通点が多い(伏線かは不明だが『[[スーパーロボット大戦OG Record of ATX|Record of ATX]]』ではイングラムに「放浪」と言われている)。なにより、ギリアムは『Z』発売前の『OGs』で「太極」という言葉を初めて発した人物であり、『30』ではエルを自分の同類と推測した上で「呪われた…」という言葉を口にしている。ただし、ギリアムは[[システムXN]]の破壊により、己の宿命を断ち切っている。
 
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;[[ユーゼス・ゴッツォ]]
== メモ ==
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:Zシリーズの登場人物ではないが、[[クロスゲート・パラダイム・システム]]等を用いて因果律を操作するという大罪に近い行動を、輪廻転生によって何度生まれ変わっても実行に移そうとしており、目的を達成させるべく、本来の歴史と異なる展開にしてしまう程の干渉や暗躍もしている為、「呪われし放浪者」に等しい存在である事は確かである。また、「[[虚憶]]」、「一大劫」、「再有生」、「破界」、「再世」等といった、[[次元力]]に関わる重要なキーワードについても幾分かは知っている。
;SRW未参戦作品である『超時空世紀オーガス02』にはある人物が平行世界に突如跳ばされてしまうという描写が見受けられる。第2次ZでのZEUTHメンバーの次元転移も普通の生活をしていたら突如跳ばされてしまうものであり、もし『オーガス02』が参戦することになったら、この描写かつ設定と関連付けられる可能性が大きいと思われる。
 
  
 
== 関連用語 ==
 
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;[[カラミティ・バース]]
 
;[[カラミティ・バース]]
 
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[[Category:Zシリーズ]]
 
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2022年2月19日 (土) 14:50時点における最新版

Zシリーズに登場する単語。

概要[編集 | ソースを編集]

平行世界を彷徨う宿命を負わされた人物の総称であり、一度放浪者となると元の世界に戻れる可能性は極めて低いも同然となる(そもそも「元の世界」という概念が意味をなさなくなる)。

アサキム曰く「無限獄」に囚われた状態であり、実際一部の人物は不老不死であることが明言されている。また、次元獣も呪われし放浪者であるとしている。ただし次元獣に関しては「不老」はともかく「不死」とはいえないようで、倒されることでその魂は解放されるようだ。

この境遇に置かれた者に起きる事象は概ね次の通り。

  • 不老不滅となる(死なないわけではないが、死んでも同一人物として、かつそれまでの記憶を全て引き継いで再誕する)
  • 時空震動が起きる度に巻き込まれるようになる

「大罪」[編集 | ソースを編集]

放浪者となる理由は今のところよくわかっていない。だが、この内「罪人」と呼称される者たちは太極に対し、「大罪」と称される何らかの干渉を行った点で共通している(因果律改変・別世界への干渉などと思われる)。『Z』においては世界のリセットを決めた太極に反する形で時空修復が行われたため、その見方が正しければZEUTHメンバーも「罪人」となる。

「罪人」以外の条件は全く不明で、共通の条件があるのか否かは不明。それぞれの理由としては、コードによって不老不死となったC.C.と、アポロニアスの転生体(=Zシリーズでは「放浪者」である堕天翅族)の不動GEN(不動ZEN)のみである。話をややこしくしているのがサンドマンの存在で、彼の不老不死はG因子による一時的なものである。つまり、裏を返せば彼は自らの意思で不老不死を解くことが出来るため、現状判明している「呪われし放浪者」の条件には必ずしも合致しないのである。

それ以外の面子を見るに、「放浪者」とは大きく、「大罪によって太極から烙印を受けた存在=太極の意志の妨げとなるイレギュラー」と、「理由の如何を問わず不老不死である存在」に分かれるのだと思われる(その場合でもサンドマンはかなり立ち位置が微妙だが)。

「烙印」[編集 | ソースを編集]

関連して、呪われし放浪者には「烙印(スティグマ)」が刻まれているという。これには強弱が存在するらしく、桂木桂のそれはとても強いとアサキムに評されている。この「烙印」を受けた状態で次元の壁を超えることで、初めて「放浪者」と呼ばれる。

「烙印」を受ける条件に関しては、ZEUTHメンバーにも刻まれていること、その中でも桂のものが特に強いことを鑑みると、「時空崩壊、あるいは修復など、大規模な次元変動の場に居合わせた」ことが推測される。桂の場合を見ると、その中心点に近ければ近いほど、「烙印」は強くなると思われる。

この点から、Zシリーズにおける「特異点」と同義である、と見られているが、ZEUTHメンバーの全てが転移してきているわけではないため、詳細は現在の所不明。

また、アサキムは『再世篇』終盤でZEXISのメンバーも全てが烙印を受けていると述べているが、この時点のメンバーには明らかにどちらにも居合わせていないライルやボス、正太郎がいるため、明確な条件は今もって不明。

『時獄篇』において明かされた情報を信じるならば、烙印とは即ち、太極の意志を実行する上でイレギュラーとなりうる者達を識別するための、いわばマークポイントのようなものだと思われる。

「呪われし放浪者」とは即ち、「呪い」と称される何らかの影響を受け、それによって時空震動に翻弄され一つの世界に留まれない存在のことを示すと思われる。

「御使い」と「彼ら」[編集 | ソースを編集]

Zシリーズにおいては堕天翅族も同様の存在であり、彼らは生命の樹を用いて自分達の世界を作ろうとしたことで太極の怒りに触れ、無限獄に囚われたらしい。

この状態から解放されるには全てのスフィアを手に入れて太極に成り代わる必要があるとされている。さらに烙印と関係があるとされている「御使い」に関して、その正体は時獄篇までの時点では不明であったが、太極あるいはガイオウの言う所の「神」に関連する存在だと予想されていた。また、アイム・ライアードはアサキムが放浪者となった際「スパイラルネメシスと共に訪れるという『彼ら』にその魂を囚われた」という趣旨の発言をしている。

『天獄篇』で明らかになった真相は、烙印の正体は「彼ら」=「御使い」の一人である哀しみのサクリファイによって与えられた、真化の可能性を持った存在を守るためのマークポイントで、最終的にはこの烙印を与えられた者達が新世時空震動によって誕生した時の牢獄たる蒼の地球に集められる事になった。

関連人物[編集 | ソースを編集]

基本的にはZシリーズの登場人物のみが該当。ただし、OGシリーズの一部登場人物の中にも、深い関わりを持っていそうな者達が何人かおり、『30』でも僅かに話題に上がる。

アサキム・ドーウィン
代表格。本人曰く「呪われし放浪者」は「罪人」らしい。
ジ・エーデル・ベルナル
初登場時の自己紹介にて「呪われし放浪者」の単語を唱えている。
エルガン・ローディック
ジ・エーデルの並行存在。黒の英知の影響で不老となっていたが、不死不滅ではない。
不動GENC.C.クライン・サンドマン
Zシリーズでは彼らも「呪われし放浪者」と呼称されている。
獣戦機隊
Zシリーズでは初登場時からすでに「呪われし放浪者」となっている。登場以前のムゲ帝国との決戦の際、次元の狭間にいたようであり、決戦が終わった後に『第2次Z』の世界に飛ばされている。ただし彼らの場合、F.S.によれば完全に復帰するまでに数年間眠ってもらわざるを得ないほどの重傷だったようだ。
エルネスティ・エチェバルリア
元いた世界から別世界へ転生した人物。「元いた世界には戻れなくなってしまった」「死んだ後にその記憶を引き継いで再誕した」などいくつか一致している点もあり、『30』にてギリアムから「自分と同じ境遇かもしれない」と推測されている。尤も、エル的には転生した現在の方が人生をエンジョイしている点もあるため、「呪われたというには不似合い」とも評されている。
ZEUTHメンバー
『第2次Z』にてカラミティ・バースを機に次元転移してしまう。また、この時から「呪われし放浪者」となったらしい。
ZEXISメンバー
そのカラミティ・バースに居合わせてしまったがために、上記の「烙印」が刻まれた可能性がアイムの台詞から示唆されている。『再世篇』から新規参戦した正太郎やボス、ライル、弁慶、真ゲッターチーム、エスター等のメンバーらはZONEと関わっている。その中でもエスターは次元獣化→元に戻る過程においてオリジン・ローに深く関わっている。
ギリアム・イェーガー
Zシリーズの登場人物ではないが、「過去に犯した罪により、並行世界を彷徨う宿命を背負っている」「元いた世界に戻れなかった」「スフィアに関わった疑惑がある(Zシリーズと関わりがある可能性を持っている)」「長命種の超人」「XNガイストは設定上次元力に関わっている疑惑がある」など、「呪われし放浪者」との共通点が多い(伏線かは不明だが『Record of ATX』ではイングラムに「放浪」と言われている)。なにより、ギリアムは『Z』発売前の『OGs』で「太極」という言葉を初めて発した人物であり、『30』ではエルを自分の同類と推測した上で「呪われた…」という言葉を口にしている。ただし、ギリアムはシステムXNの破壊により、己の宿命を断ち切っている。
ユーゼス・ゴッツォ
Zシリーズの登場人物ではないが、クロスゲート・パラダイム・システム等を用いて因果律を操作するという大罪に近い行動を、輪廻転生によって何度生まれ変わっても実行に移そうとしており、目的を達成させるべく、本来の歴史と異なる展開にしてしまう程の干渉や暗躍もしている為、「呪われし放浪者」に等しい存在である事は確かである。また、「虚憶」、「一大劫」、「再有生」、「破界」、「再世」等といった、次元力に関わる重要なキーワードについても幾分かは知っている。

関連用語[編集 | ソースを編集]

スフィア
太極
カラミティ・バース