「神宮寺力」の版間の差分

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2014年7月12日 (土) 15:50時点における版

神宮寺力(Chikara Jinguji)

通称「ミスター」。
第3話で半機能停止状態に陥ったライディーンの窮地に旧式のレシプロ機で駆け付け、鋼鉄獣ガーダを翻弄した後にムトロポリスへと向かう。
以降、コープランダー隊のリーダーに就任し、支援戦闘機ブルーガーを駆ってライディーンの戦いをサポートする。

戦闘機パイロットとしての実力は確かな反面、自信家にして一匹狼的な気質が強くブリーフィングにも姿を現わさないなど当初は何処か気分屋な面も見受けられたが、妖魔帝国との激しい戦いを重ねる内に「リーダー」としての自覚と責任感が具わり、ソリが合わなかったとも打ち解け「戦友」として良好な関係を構築していった。

第49話にて、ブルーガーで妖魔巨烈獣バラゴーンの体内に特攻し自爆。彼の死は、ムトロポリススタッフやレッド団といった仲間達の涙を誘った。

劇中では過去に交通事故で弟を亡くしていた事以外、経歴やプライベートなどには一切触れられておらず、同様プロフィールに謎の多いキャラでもある。

スパロボシリーズにおいて

戦闘向きの精神コマンドを中心に覚えるが、主に搭乗するのがサポート系ユニットであるブルーガーなので、精神コマンドが役に立つ事は殆ど無い。サポート系の精神コマンドに恵まれている麗やマリに使い勝手の面でお株を奪われている。その上、原作を再現した特攻イベントも存在せず、シナリオ的な見せ場にも乏しい。立ち位置的に似ている『闘将ダイモス』の夕月京四郎には、あらゆる点で差を付けられている印象がある。

なお原作で「ミスター」と呼ばれる彼は、スパロボでも会話シーンなどではちゃんとミスターと呼ばれている。ゲーム中で表示される愛称は本名の「神宮寺」である。

登場作品と役柄

旧シリーズ

第3次スーパーロボット大戦
初参戦作品。ガルガンチュワパンタグリュエル乗り換え可能。
第4次スーパーロボット大戦S
リアル系のみ、後々パイロット選択イベントがあるが、マリや麗の精神コマンドでのサポートが期待される同作では彼は選ばれない可能性大。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT
ブルーガーのメインパイロット。サポートには二人乗りのガルバーFXIIがある為、出番はないだろう。それでも序盤はブルーガーが改造されているため、下手なMSよりは強いので多少出番はあるかもしれない。やはりマリか麗をサブにできれば良かったのだが。
スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
マリがサブに付いた。援護が初登場の本作では、援護攻撃の引き出し役として結構使える。何気に回避・技量はNT勢に次ぐ程高い。
スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
修理と補給が両方できるトリプル・ジムがいるので、ブルーガー自体あまり使われない。
スーパーロボット大戦IMPACT
ブルーガーのメインパイロット。麗かマリをサブパイロットにできる。相変わらずの戦闘に特化したパイロットで、麗とマリの精神コマンドが優秀すぎる為、『神宮寺を降ろして、麗とマリをブルーガーに乗せたい』と思われがちだが、本作では逆転現象でブルーガーの武器をフル改造すれば強力なユニットに大化けする為、支援系としては期待できないものの、彼の戦闘能力がフルに発揮できる。ゲームシステムに救われた形である。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
麗と共にスポット参戦をした後、後のシナリオで正式に加入する。なお、最終的に戦慄を覚えるが、レベル83という非現実的なレベルである上、他の精神コマンドは使い道の無い戦闘向きの精神コマンドばかりなので、そこまでして育てるメリットは皆無である。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
戦慄を現実的なレベルで習得可能になったが、戦慄の効果が低下してしまったためやはり終盤はベンチ入りが濃厚…。
スーパーロボット大戦α外伝
2機のブルーガーのうちの1機に搭乗し、未来編ではアーガマのメンバーと共に合流する。宇宙ルートでは他の数機と孤立した状況になるが、それ以外は影が薄い。期待を覚えることはマリと共通だが、修理装置が使える中で再動を覚えるのはさやかと並んで二人だけなので、育てる価値はある。
第3次スーパーロボット大戦α
本作では1機しかないブルーガーのメインパイロットで、マリがサブパイロットとなっている。重要性の高いサポート系の精神コマンドをマリが一手に引き受けており、他の精神コマンドは使い道の無い戦闘向きの精神コマンドばかり。エンディングで名前だけが登場する麗に参戦して欲しいと思ったプレイヤーも多いはず。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
システム上の都合によりブルーガーのサブパイロットが存在しないためか、応援ふれあいなどのサポート系精神コマンドを習得するため、スタメンを張れる可能性もある。ぜひともPPを精神中心に振って成長させたいところだが、戦闘能力がかなり心もとないのでフリーバトルで育成しておきたい。

単独作品

スーパーロボット大戦MX
妖魔帝国との決戦時に戦死しており、名前だけの登場。

パイロットステータスの傾向

精神コマンド

第3次
加速根性熱血ド根性気合集中
第4次
根性加速集中ひらめき熱血覚醒
IMPACT
加速狙撃熱血必中突撃自爆
α
ド根性ひらめき必中熱血友情戦慄
α外伝
加速集中努力友情期待再動
第3次α
必中集中根性気合熱血狙撃

特殊技能(特殊スキル)

COMPACT
[[[底力]]
IMPACT
底力L9援護攻撃L5援護防御L5

小隊長能力

第3次α
命中率+10%

パイロットBGM

「勇者ライディーン」
使用頻度の高いOP主題歌。
「神と悪魔」
『IMPACT』で使われた挿入歌。

人間関係

東山大三郎
上司。彼からの召集に応じてムトロポリスに着任する。
ひびき洸
援護対象。当初は互いに「気に喰わない奴」と感じていたが、目立った対立劇などは起こしていない。戦いを通じて次第に仲間意識が芽生えていった。
桜野マリ
第31話で彼女へブルーガーの操縦法をレクチャーし、負傷した自分の代わりにライディーンの援護を行なわせる。この後、彼女は正式なコープランダー隊のメンバーとなった。
明日香麗
コープランダー隊のメンバー。サブパイロットとして同乗する事が多い。
猿丸太郎
コープランダー隊のメンバー。麗やマリと異なり、彼とコンビを組んで出撃する事は稀であった。
こっぺ
レッド団の一員である少年。弟に似ているらしく、神宮寺は彼を可愛がっている。SRW未登場。
ひびき玲子ひびき一郎
第49話での出撃前、偶然に彼女達の会話を聞いてしまい、ラ・ムーの星の使用が玲子の生命を奪うやも知れぬ危険性を孕んでいる事を知り、衝撃を受ける。

他作品の人間関係

ロイ・フォッカー
SC2では一条輝の父親の同門という設定になっている。
アスラン・ザラ
第3次αでは覚悟を決めてαナンバーズに参入してきた彼の意思を汲み取る。
ユウキ・コスモファトム・モエラ
第3次αにて、いつまでも被害者面をしていた彼らに痛烈な皮肉を浴びせた。

名台詞

「所長の設計したこのブルーガーを信じますよ!」
第5話で東山所長の制止を振り切り、テスト飛行すら終えていない状態のブルーガーを出撃させるが…。
「我々は邪魔をしているんではない、援護しているんだと伝えろ!」
ライディーンと超音獣ビイラ(SRW未登場)の戦闘に強引に割り込んだ事で、憤る洸からのクレームを一蹴した際の台詞。だが、ブルーガーの「援護行動」はどう見ても明らかにライディーンへの「妨害行為」であった為、説得力に欠ける。
「猿丸大先生、コンピューターより人間の頭の方が頼りになる時も有るんだぜ」
第8話で双頭魔獣シバ(SRW未登場)の猛攻にうろたえる猿丸を制し、単独でシバに捕われている人質の救出に向かう。
「こいつは面白い…!見ようによっちゃ1万2千年前の街だが、また1万2千年後の街らしくもある。こいつは大したモンだな…!」
第28話で神面岩の地下に隠されていた古代ムー帝国の遺跡をパトロール中、古の文明と未来科学が混然一体化しているかのような街並みに感嘆し、珍しく興奮気味に感想を述べる。
「さぁー来やがれ化物め!今日からこのブルーガーは俺様1人でお相手だい!!」
第31話で麗がコープランダー隊を去った事によりブルーガーを一任され、心機一転で巨烈獣に立ち向かうが…。
「うるせえ!ブタが絞め殺されるような声出しやがって、ギャーギャー喚くな!!」
「麗の後任」を自称してブルーガーに密航していたマリに絶句し、あまりの騒ぎっぷりに怒鳴り散らす。
「コープランダー隊員は命を懸けて戦う事が任務です!例え大巨烈獣に敗れても、悔いは有りません!」
第48話で洸が重傷を負いライディーン出撃不能という最悪な状況の中、ムトロポリス目掛けて進撃する大巨烈獣バンガーを見据えながら、敵わぬまでも戦い抜こうとする意思を東山へ示す。
(頑張れ洸!おふくろさんにラ・ムーの星を使わせるような事になったら、この俺が許さんぞ…!)
第49話で妖魔巨烈獣バラゴーン相手に奮戦中の洸を見守りながら、ラ・ムーの星発動という事態が来ない事を願う。
「ハハハ…このブルーガーをそう馬鹿にしなさんな、洸。いくらバケモンでも、腹の中まで鎧を着ちゃいまいて」
「そうさ…コイツの弱点は…ここだあーッ!!」
バラゴーンの弱点を看破し、洸からの制止を振り切って妖魔巨烈獣の口内に突入する。
「ハハハ…洸ぁ~、よ~く見ておけぇ!男・神宮寺力の最期の働きをなぁ!!」
最期の台詞。直後、神宮寺は高笑いを残しながらバラゴーンの体内で自爆した…。

スパロボシリーズの名台詞

COMPACTシリーズ

「洸ぁ!いざとなったらゴッドバードでコロニーを止めてこい!」
コロニー落としを阻止するべく、エルシャンクに同行して宇宙に向かう洸へ発した無理難題。
「おチビちゃん、そいつはな…う~む、でかい家みたいなもんだ」
ショウトッドからコロニーの意味を教えてもらえず、癇癪を起こすチャムへ比喩を用いて説明する。これを受けて、チャムはコロニー落しを「でっかいお屋敷が落ちてくる」と解釈した。
「お疲れだったな…あばよ」
ディラド星を消滅させるべく、自沈寸前のガンドールを見据えながら述べた謝意。

αシリーズ

「妖魔帝国の相手をするのも飽きてきたところだ。洸、麗!ここで一気に奴らとの決着をつけようぜ!!」
α中盤の極東地区ルートで待ち構えていた戦闘獣軍団を見据えながら仲間達を鼓舞しつつ、妖魔帝国との最終決戦に臨む。
「シャーキンは死んだ。これで妖魔帝国との戦いが終わった訳か…」
洸VSシャーキンとの決着を見届け感慨深げに呟くが、指揮官を倒しただけで妖魔帝国は健在である事を麗から告げられる。
「…その被害者面もいい加減、飽き飽きしてきたぜ」
第3次α惑星キャラルルートで、被害者面をしていたモエラ達に対し放った台詞。物語も後半に突入しようとする中、相変わらずαナンバーズの面々と確執を起こすソロシップクルーに対する、プレイヤーの心情を代弁した台詞とも言える。


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