「パープル」の版間の差分
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− | *音楽プロデューサーの佐々木史朗氏は『[[マクロス7]]』を担当した際、同作に登場するロックバンド[[FIRE BOMBER]]の歌い手の名前を出さずにFIRE BOMBER名義にしたことについては、『マイトガイン』のパープルをやったことで「いける!」と自信を持ったからと語っている<ref name="BD"/> | + | *音楽プロデューサーの佐々木史朗氏は『[[マクロス7]]』を担当した際、同作に登場するロックバンド[[FIRE BOMBER]]の歌い手の名前を出さずにFIRE BOMBER名義にしたことについては、『マイトガイン』のパープルをやったことで「いける!」と自信を持ったからと語っている<ref name="BD"/>。 |
== 脚注 == | == 脚注 == |
2024年8月12日 (月) 12:10時点における版
パープル | |
---|---|
外国語表記 | Purple[1] |
登場作品 | 勇者特急マイトガイン |
声優 | 鈴木勝美 |
デザイン | オグロアキラ |
初登場SRW | スーパーロボット大戦V |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
誕生日 | 昭和113年1月28日[2] |
星座 | 山羊座[2] |
年齢 | 推定24歳 |
髪色 | 紫 |
血液型 | AB型 |
所属 |
ロックバンド「ブランカ」 ブラックノワール一味 |
趣味 | 読書 |
好きな物 | 烏龍茶 |
パープルは『勇者特急マイトガイン』の登場人物。
概要
世界的人気を誇るロックバンド「ブランカ」所属のミュージシャン。担当はボーカル&ギター。
その正体はブラックノワールの忠実な部下。アジアマフィアを乗っ取った後、エグゼブの命を受けて暗躍する。
表向きは心優しきジェントルマンの顔を見せ、真の顔は美しき悪の華を信条とした快楽主義者であり、犯罪をライブや縦断ツアーと考えている。シェイクスピアや夏目漱石を尊敬しており、彼らの言葉を引用するのも特徴。ロボットマニアということから、マイトガインのパイロット説がささやかれたり、勇者特急隊を特集する特番に、旋風寺舞人共々番組ゲストとして呼ばれたりしている。
勇者特急隊との戦いでは、戦力の分断、超AIの誤作動、合体阻止といった、巧みな作戦が多い。
クリスマスオペレーション開始時には空中戦艦ブランカと洗礼ロボット軍団を操って世界各国を制圧していき、ガードダイバーとバトルボンバーを倒すが、それが舞人の怒りを買い、グレートマイトガインが放ったイノセントウェーブで強化されたパーフェクトキャノンによって乗艦ごと消し飛ばされて戦死した。
実はエグゼブことケン・エノモト同様、ブラックノワールによって洗脳され、悪の走狗と化してしまった人物である。
劇中では「SCANDAL」というバラード調の曲を披露している他、後期エンディング「Black Diamond」も彼が歌っているという設定[3]であり、シングルCDのジャケットは彼の半裸というデザインとなっている。
登場作品
VXT三部作
- スーパーロボット大戦V
- 初登場作品。原作同様に表の顔であるロックスターとエグゼブの部下という裏の顔を使い分け暗躍する。
- オリュンポスの神々復活を手助けした後に正体を明かし、その後はナデシコルート第43話にて決着を付ける事になる。
- 担当声優の鈴木勝美氏は『スーパーロボット大戦NEO』の邪竜兵以来8年ぶりの新録参加となる。またマイトガンナー、リーベも兼任する。
- スーパーロボット大戦X
- ドアクダー軍団に渡りをつけ、ブラックダイヤモンド連合の命名者となる。度々空中戦艦ブランカで現れてはこちらを煽ったり、妨害をしてから撤退するなど『V』以上に悪辣かつ小癪な印象が強い。
- 『V』で原作で発言した格言を2つとも使ったため、今作では事あるごとに作家の格言を引用する。
- 今回は第42話で決着となり、第42話では勝利条件を満たさない限り、洗礼で復活し続けるため、通称「パープル道場」としてTacPの稼ぎ場所となっている。もっとも、ブランカを一度の戦闘で撃破するのは難しいため、倒されるのは専らエグゼブ部下の方だが。
パイロットステータス
精神コマンド
特殊スキル
エースボーナス
パイロットBGM
- 「Black diamond」
- パープルが歌う後期EDテーマ。
- パイロットBGMというわけではないのだが、『X』限定版にはボーカル付きの原曲が収録されており、パープルが登場するシーンで流れる。
- 設定上ではパープルが歌唱しているが、現実の歌唱者は不明。担当声優の鈴木勝美氏の事務所HPでは歌唱担当と記載されていることもあり[4]、長らく鈴木氏が歌っていると思われていたが、高松信司監督と音楽プロデューサーの佐々木史朗氏へのインタビューにてそれが否定されている[5]。
- ただし、インタビューでは歌唱者については伏せられており、高松監督もインタビュー内で「この際ですから「勝美さんではないですが、パープルが歌っている」ということにしましょう」とコメントしている[5]。
人間関係
- ブラックノワール
- 主にして黒幕。洗脳されて忠実な僕と化す。
- エグゼブ
- 直属の上司。
- ジャーマネ(SRW未登場)
- 古くからの付き合いであるマネージャーで、悪事を働く際の腹心。
- オネエ口調でパープルのことは「ちゃん」付けで呼ぶ。そのプロデュースの手腕は、芸能活動だけでなくパープルの企てる悪事にまで及ぶ。
- アキ、ケイ、トモ、ヒロ(いずれもSRW未登場)
- 「ブランカ」のメンバー。バンドでのそれぞれの担当は、アキがドラム、ケイがキーボード、トモがリードギター、ヒロがベース。
- ジャーマネを含む上記5人もブラックノワールの洗脳を受けていると思われる。
- ホイ・コウ・ロウ、チンジャ・ルース
- 当初は彼らの部下として振る舞っていたが、後にアジアマフィアを乗っ取り失脚させる。
- 旋風寺舞人
- 宿敵。
- ちなみに正体が露見するまでは上述の様にTV番組で共演したり、旋風寺家のクリスマスパーティーに招かれたりと良好な関係を築いていた。
- 一方『V』では舞人は当初から彼を懐疑的に見ており、『X』でも初登場時から敵として登場したため現状スパロボでは友好的な場面は一切存在しない。
- ブラックマイトガイン
- 原作では接点はないが、『X』では暴走したブラックを舞人が破壊するのを見届けようとしたところ、勇者特急隊の呼びかけでブラックが正義の心を取り戻したことで興が削がれてしまう。
他作品との人間関係
- ジュリオ・飛鳥・ミスルギ
- 『V』では彼によってゲストとしてアンジュの処刑に招かれ、群衆の憎しみを煽り立てる。
- テンカワ・アキト
- 『V』では舞人を倒す際に邪魔をされ、さらに「赤にも青にもなれない中途半端なお前では俺の黒には勝てない」と吐き捨てられて、動揺する。
- 破嵐万丈
- 『V』では舞人同様、パープルの正体が暴かれる前から、パープルの歌や人間性に対して嫌悪感にも近い感情を抱いていた。
- 『X』では自身のエゴを彼に面と向かって酷評されて、逆上する。
- あしゅら男爵
- 『V』では彼のミケーネ召喚の儀式をアトラスMk-IIを送り込んで支援した。
- シーラ・ラパーナ、リリーナ・ドーリアン
- 『X』ではエクスクロスの士気を下げるために、彼女たちを公開処刑しようとした。この事が原因で虎王と袂を分かつ。
- 戦部ワタル
- 『X』では彼からイノセントウェーブにより形勢逆転されて動揺する様を、「弱い犬ほどよく吠える」と鋭い指摘を受けるという情けない姿を晒される。
- 虎王
- 『X』では同僚であるが、サリー達の処刑を巡って完全に仲たがいし、女たちを逃がそうとした彼を襲撃する。
名台詞
- 「ハハハハハハ! エンディングテーマにはちょっと早いんじゃないか?マイトガイン」
「さぁマイトガイン、そろそろエンディングテーマをかけてもいいかな?」 - 第45話より。洗礼ロボ軍団に苦戦する勇者特急隊を嘲っての台詞だが、前者はAパート終了間際、後者はBパートに入ってからというのがミソ。
- 加えてエンディングテーマを歌っているのはパープル本人であるという、二重の意味でもメタな所が実に『マイトガイン』らしいと言うべきか。
- 「何度も同じ過ちを繰り返す向上心の無いやつを"ばか"と言うのだと、夏目漱石先生も名作『こころ』のなかで仰ってるぞ」
- 同上。魔のオーラを受けて不死身状態時に攻撃を仕掛けた勇者特急隊に向けて放った台詞。下記と共にパープルの読書好きが窺える台詞でもある
- 後日談であるドラマCDでもこの台詞を言っている。
- 「"敵が強ければ強いほど得る勝利は大きくなる"と、シェイクスピア先生は仰ったが、相手がこれだけ弱くちゃ話にならないね」
- 第46話。Ζ(ツェット)(SRW未登場)の再生能力に苦戦する、グレートマイトガインを評して。
スパロボシリーズの名(迷)台詞
戦闘台詞
- 「全てを染めろ! 闇より暗い黒に!」
- 戦闘台詞の一つ。さり気なく真の主の名を出している。
- 「クリスマスオペレーションは誰にも止められない…!」
- 同じく戦闘台詞の一つだが、『V』『X』ともにクリスマスオペレーションが再現されないのでちょっとおかしな事に。
- 「黒く塗り潰す、月も太陽も!」
- 勝平及び万丈に対する特殊戦闘台詞。
- 後期エンディング「Black Diamond」の一節ほぼそのままの台詞だが、見事に月と太陽を冠するロボット達に対応している。
- 「お前の歌…! 不快なんだよ!」
- アンジュに対する特殊戦闘台詞。ここでいう歌とは「永遠語り」の事と思われる。
- こっちのグループとは決して相容れないだろう(ちなみに上司と同じ声のメンバーがいる)。
シナリオデモ
- 「黙れ! 魔のオーラは完全に消えたわけではない!」
- 『X』第41話「天を貫く螺旋」より。魔のオーラを失って勝ち目がないとジョーに言われて。普通の負け惜しみのような何のことはない台詞だが、要は「特殊技能としての洗礼はなくなっていない」というメタ発言である。ご丁寧に次の42話でも似たような発言をしてくれる。
搭乗機体
- 空中戦艦ブランカ
- 自身のバンド「ブランカ」の名を冠する巨大戦艦。魔のオーラによりあらゆる攻撃を受け付けない。
- ちなみにクルーを務めるのは他のバンドメンバー達。
- アトラスMk-II
- ゲーム『新世代ロボット戦記ブレイブサーガ』にて搭乗。
SRWでの搭乗機体
- ニンジャ
- 『X』第27話「宿命のライバル」のイベントにて搭乗。
余談
- 音楽プロデューサーの佐々木史朗氏は『マクロス7』を担当した際、同作に登場するロックバンドFIRE BOMBERの歌い手の名前を出さずにFIRE BOMBER名義にしたことについては、『マイトガイン』のパープルをやったことで「いける!」と自信を持ったからと語っている[5]。