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+ | [[アラド・バランガ]]達がかつて所属していた[[スクール]]の生徒の一人。アラド達からは「オウカ姉様」「オウカ姉さん」と呼ばれ尊敬されていた。アウルム(=黄金)クラスのナンバー1という肩書きが示すとおり、スクールの中でも最強の実力者だが、その分だけ強化も進行している。 | ||
− | + | [[アギラ・セトメ]]の手により何度も記憶を操作されながらも、[[アースクレイドル]]での決戦で[[クエルボ・セロ]]の手によって、ようやく記憶を取り戻す。しかし、一度倒したアギラがマシンセルで復活してしまった際、[[ゲイム・システム]]の影響で自身の肉体が長くは持たないことを悟り、アラド達に感謝の言葉を伝えつつもアギラを道連れに[[ラピエサージュ]]を自爆させ、その爆炎と共に消えてしまった。 | |
− | + | その悲劇的な展開などから高い人気を持つキャラクターであるが、『OG2』、またリメイク版の『OGS』いずれにも生存フラグが存在しないため、多くのファンがその扱いに泣かされることとなった。ただし、本編中で彼女の遺体を見た者はおらず、また埋葬されている描写も無い(自爆したのである意味当然だが)為、生存説を信じるファンも少なくない。 | |
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:こちらも名前のみの登場。同作のスペシャルシナリオにおけるアラド達の会話から判断すると、αシリーズの世界ではまだ存命している可能性が高いと思われる。 | :こちらも名前のみの登場。同作のスペシャルシナリオにおけるアラド達の会話から判断すると、αシリーズの世界ではまだ存命している可能性が高いと思われる。 | ||
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+ | ;[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]] | ||
+ | :第6話より登場。最初からリマコンが進行してアギラを「母様」と呼ぶ状態になっており、ラトを連れて脱走したアラドがノイエDCから離反する直接の原因となった。 | ||
+ | ;[[スーパーロボット大戦OG Record of ATX|スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター- Record of ATX]] | ||
+ | :アニメ版と同様の立ち位置。第2部では[[マシンセル]]に取り込まれつつも機体から取り出したコードATAをその制御中枢に撃ち込んだことによりアギラ共々明確に死亡している。 | ||
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+ | ;反撃時の与える最終ダメージ+10% | ||
+ | :ラスボスを一回り小さくしたようなボーナス。 | ||
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;「桜花幻影」 | ;「桜花幻影」 | ||
:彼女の戦闘BGM。タイトル通り、和のテイストを盛り込んだ幻想的な曲調である。もっともそのタイトルは、彼女の辿る運命を示唆しているようにも思える。 | :彼女の戦闘BGM。タイトル通り、和のテイストを盛り込んだ幻想的な曲調である。もっともそのタイトルは、彼女の辿る運命を示唆しているようにも思える。 | ||
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:スクールの創設者の一人。そして宿敵。 | :スクールの創設者の一人。そして宿敵。 | ||
;[[クエルボ・セロ]] | ;[[クエルボ・セロ]] | ||
− | : | + | :オウカを含め、スクールのメンバーに名を付けた。 |
;[[イーグレット・スリサズ]]、[[イーグレット・アンサズ]] | ;[[イーグレット・スリサズ]]、[[イーグレット・アンサズ]] | ||
− | : | + | :ブーステッド・チルドレンであるオウカを見下していた。 |
+ | ;[[シエンヌ・アルジャン]]、[[シアン・アルジャン]]、[[シオ・アルジャン]] | ||
+ | :スクールの生徒。ナンバー1であったオウカに対しては実力こそ認めていたものの、彼女を終始「アウルム1」と呼んでいた辺り、アラド達と違って良い関係では無かった模様。 | ||
== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
− | ; | + | ;「テキ……テキ……敵……ワタシノ……敵……」「私の……!敵……!私の敵……!私の倒すべき敵は!!」 |
:クエルボの決死の処置で[[ゲイム・システム]]の鎖から解き放たれた瞬間、アギラへの反抗を露にする。 | :クエルボの決死の処置で[[ゲイム・システム]]の鎖から解き放たれた瞬間、アギラへの反抗を露にする。 | ||
− | + | :『OGs』ではイベント戦闘でラピエサージュの「U.U.N」をアギラの[[ライノセラス]]に向けてこの台詞とともに放ち、最後の言葉の部分で'''それまで消えていた瞳のハイライトが元に戻る'''という演出がされており、必見。 | |
;「散りぬべき 時知りてこそ 美しく…」<br />「桜花爛漫…!」<br />「花王と共に散りなさい!」 | ;「散りぬべき 時知りてこそ 美しく…」<br />「桜花爛漫…!」<br />「花王と共に散りなさい!」 | ||
:ラピエサージュの必殺武器である「U.U.N」を使用した時の戦闘台詞の一つ。 | :ラピエサージュの必殺武器である「U.U.N」を使用した時の戦闘台詞の一つ。 | ||
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;「お前だけは逃がしません……!私の妹や弟達を……多くの仲間達の身体や記憶を弄んできた罪……!今こそ購うのです!!」 | ;「お前だけは逃がしません……!私の妹や弟達を……多くの仲間達の身体や記憶を弄んできた罪……!今こそ購うのです!!」 | ||
− | : | + | :アースクレイドルで記憶を取り戻した後にマシンセルで復活したアギラに対して、彼女が今までに行った非道の数々を激しく非難した。 |
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;「あなた達と過ごした日々……楽し……かった……そして……最期にそれを……思い出せて……良かっ……た……」 | ;「あなた達と過ごした日々……楽し……かった……そして……最期にそれを……思い出せて……良かっ……た……」 | ||
:死に際の台詞。あまりにも哀しい結末ではあったが、アウルム1ではなく、オウカ・ナギサとして散って行けたことだけはせめてもの救いであろう…。 | :死に際の台詞。あまりにも哀しい結末ではあったが、アウルム1ではなく、オウカ・ナギサとして散って行けたことだけはせめてもの救いであろう…。 | ||
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;「ゼオラ、いい牽制だったわ」 | ;「ゼオラ、いい牽制だったわ」 | ||
− | :ゼオラへの援護台詞。オウカはデフォルトだと[[援護攻撃]] | + | :ゼオラへの援護台詞。オウカはデフォルトだと[[援護攻撃]]を持たない為、改造か『OG外伝』のフリーバトルで聞くことになる。どうせなら本編で聞きたかったものだが。 |
== 名場面 == | == 名場面 == | ||
;倒すべき敵は | ;倒すべき敵は | ||
− | : | + | :『OG2』シナリオ第37話(44話)「眠れ、地の底に」より。アースクレイドルに突入したクロガネ隊の前に、ゲイム・システムによって自我を失ったオウカが立ち塞がる。哀しき激闘の中、ラピエサージュはシステムの不調で戦闘不能状態に陥る。そこへ現れたアギラは、クエルボにラピエサージュの再起動を指示。しかし、起動したラピエサージュが放った一撃は、アギラの乗る戦艦を直撃していた。激闘の末、自身を取り戻したオウカは怨敵・アギラを打倒する。しかし、暴走したマシンセルに侵食されつつもアギラは生きており、メイガスのブロックへ向かう。アギラが生き延びることを許せないオウカは、最後の力でアギラの機体を押さえこみ、再生能力を備えたマシンセルを完全に消し去るべく、ラピエサージュに搭載されていたコードATAを発動。助けに入ろうとする弟妹達を制止し、別れを告げる。 |
+ | :アニメ『ジ・インスペクター』ではこの辺りが更にドラマチックな内容に変更されており、第22話において[[クエルボ・セロ|クエルボ]]が[[アラド・バランガ|アラド]]の搭乗する[[ビルトビルガー]]に同乗し、オウカの駆るラピエサージュ・ファントゥームに飛び移り、オウカの人格を取り戻す事に成功する。その後、オウカは機体のマシンセルを活かして[[アギラ・セトメ|アギラ]]の駆るソルグラビリオンに組み付き、コードATAで自爆した。 | ||
+ | :なお、第22話の予告では『散りぬべき 時知りてこそ 世の中の [[花]]も花なれ 人も人なれ』という、明智光秀の娘・細川ガラシャの辞世の句を詠んでおり、句の前半『散りぬべき 時知りてこそ』が第22話のサブタイトルだった。 | ||
== 関連機体 == | == 関連機体 == | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
− | ; | + | ;生存説 |
− | :前述の通り、今のところ彼女には「敵として」「死亡する」展開しか用意されていないが、人気が高いキャラクターでもあり、復活して味方としての再参戦を望む声は多い。しかし一方で復活については否定的な意見もあり、今後の彼女の扱いについてはファンの間でも「散り際が美しいからこそ復活には反対」「スパロボなんだから、上手い具合の演出で再登場させて欲しい」と真っ二つに割れている。アラド達と幸せになって欲しいと思うファンがいるのも当然ではあるが、あの散り際こそがオウカの魅力を増していると考えるファンがいるのもまた当然と言える。 | + | :前述の通り、今のところ彼女には「敵として」「死亡する」展開しか用意されていないが、人気が高いキャラクターでもあり、復活して味方としての再参戦を望む声は多い。しかし一方で復活については否定的な意見もあり、今後の彼女の扱いについてはファンの間でも「散り際が美しいからこそ復活には反対」「スパロボなんだから、上手い具合の演出で再登場させて欲しい」と真っ二つに割れている。アラド達と幸せになって欲しいと思うファンがいるのも当然ではあるが、あの散り際こそがオウカの魅力を増していると考えるファンがいるのもまた当然と言える。 |
− | + | :尚、彼女の生存説の根拠としては、以下の点がよく取り上げられる。 | |
− | * | + | :*『OG外伝』において「『OG2』で死亡した[[アクセル・アルマー|アクセル]]、[[アインスト・アルフィミィ|アルフィミィ]]の復活」「『R』の流れだと死亡していた[[デスピニス]]、『COMPACT3』では決戦前に死んだ[[修羅]]の面々の生存」等、人気の敵キャラを悉く救済した実績 |
− | * | + | :*同じく『OG外伝』において、アースクレイドルの跡地が調査されている描写 |
− | * | + | :*『OGS』本編において彼女の自爆シーンの際にラピエサージュは撃墜音ではなくユニット撤退音になっている(ゲームのシステムの都合か演出かは不明) |
− | + | : | |
− | ; | + | ;名前の日本語表記 |
− | : | + | :GBA版『OG2』から一貫して、日本語表記になっても「桜花 凪沙」であるのは有名(本来は「凪沙 桜花」が正しいはずである)。つまり、アラド達は苗字+敬称で呼んでいた(=分かりやすく一般的な苗字に置き換えると「佐藤姉さん」といった具合である)という事になり、不自然さが生まれてしまっている。尤も、名付け親が日本人ではないクエルボなので、彼が日本の姓名を深く理解せずに名付けてしまったと解釈する事も出来る……漢字を使っている辺り、かなり苦しいが。 |
+ | :あるいは、ただ単純に「オウカ・ナギサ」という表記に合わせて「桜花凪沙」と表記しただけなのかもしれない。[[リュウセイ・ダテ]]のように、他の全ての日本人キャラが「名・姓」の順にカタカナ表記されているので、「オウカ・ナギサ」と表記されている以上、彼女も「オウカ」がファーストネームである可能性も捨てきれない。その場合、アラド達は名前+敬称で呼んでいた事になる為、不自然さも解消できる。いずれにしても、公式にアナウンスされていないので結局は謎のままである。ただし、一部の攻略本の資料集には、きちんと「凪沙 桜花」と記述されている。 | ||
+ | :桜花の由来は実在の戦闘機から<ref name="2013冬">アスキー・メディアワークス『[[電撃スパロボ魂!]]』2013年冬号、30頁。</ref>。旧日本軍の特攻機「桜花」のことと思われる。この名称が付けられたのは、このキャラクターを考案した時に、戦闘中に散るという結末を決めていたからだという<ref name="2013冬" />。 | ||
+ | ;他作品キャラクターとの関連 | ||
+ | :一部のファンからは、『[[リアルロボットレジメント]]』の主人公である[[アリエイル・オーグ]]との関連性が指摘されているが、[[スタッフ:寺田貴信|寺田貴信]]Pによれば関係はない<ref name="2013冬" />。 | ||
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2023年8月23日 (水) 22:21時点における版
オウカ・ナギサ | |
---|---|
漢字表記 | 桜花 凪沙 |
外国語表記 | Ouka Nagisa[1] |
登場作品 | |
声優 | 根谷美智子 |
デザイン | 河野さち子 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人 |
性別 | 女 |
年齢 | 17歳 |
髪色 | 濃緑 |
髪型 | ロングヘアー |
所属 | スクール⇒ノイエDC |
軍階級 | 少尉待遇 |
オウカ・ナギサは『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2』の登場人物。
概要
アラド・バランガ達がかつて所属していたスクールの生徒の一人。アラド達からは「オウカ姉様」「オウカ姉さん」と呼ばれ尊敬されていた。アウルム(=黄金)クラスのナンバー1という肩書きが示すとおり、スクールの中でも最強の実力者だが、その分だけ強化も進行している。
アギラ・セトメの手により何度も記憶を操作されながらも、アースクレイドルでの決戦でクエルボ・セロの手によって、ようやく記憶を取り戻す。しかし、一度倒したアギラがマシンセルで復活してしまった際、ゲイム・システムの影響で自身の肉体が長くは持たないことを悟り、アラド達に感謝の言葉を伝えつつもアギラを道連れにラピエサージュを自爆させ、その爆炎と共に消えてしまった。
その悲劇的な展開などから高い人気を持つキャラクターであるが、『OG2』、またリメイク版の『OGS』いずれにも生存フラグが存在しないため、多くのファンがその扱いに泣かされることとなった。ただし、本編中で彼女の遺体を見た者はおらず、また埋葬されている描写も無い(自爆したのである意味当然だが)為、生存説を信じるファンも少なくない。
登場作品と役柄
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 名前のみの登場。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- こちらも名前のみの登場。同作のスペシャルシナリオにおけるアラド達の会話から判断すると、αシリーズの世界ではまだ存命している可能性が高いと思われる。
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
- エンディングにてラトゥーニ・スゥボータのセリフでアラドやゼオラ・シュバイツァーと共に言及される。この時点ではまだ設定が固まっておらず[2]、その影響か「オウカ」と呼び捨てになっている。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
- 実質的な初登場作品。
- スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
- 担当声優の根谷美智子氏は当作品でスパロボ初参加。
- スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
- 第6話より登場。最初からリマコンが進行してアギラを「母様」と呼ぶ状態になっており、ラトを連れて脱走したアラドがノイエDCから離反する直接の原因となった。
- スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター- Record of ATX
- アニメ版と同様の立ち位置。第2部ではマシンセルに取り込まれつつも機体から取り出したコードATAをその制御中枢に撃ち込んだことによりアギラ共々明確に死亡している。
パイロットステータス
能力値
命中と回避はずば抜けており、乗機の運動性の高さや技能も相まって精神コマンド抜きでは当てられないし避けられない。それ以外の能力は実は意外と控えめで、特に技量はラトゥーニやゼオラより僅かに高い程度。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
固有エースボーナス
- 反撃時の与える最終ダメージ+10%
- ラスボスを一回り小さくしたようなボーナス。
パイロットBGM
- 「桜花幻影」
- 彼女の戦闘BGM。タイトル通り、和のテイストを盛り込んだ幻想的な曲調である。もっともそのタイトルは、彼女の辿る運命を示唆しているようにも思える。
人間関係
- ラトゥーニ・スゥボータ
- 妹分。最も愛情を注いだスクールの生徒で、ラトゥーニも同様。
- アラド・バランガ
- 弟分。記憶操作されたときは敵意剥き出しであったが、記憶を取り戻したときはお互い喜び逢った。
- ゼオラ・シュバイツァー
- 妹分。オウカ共々記憶操作されるものの、ゼオラもアラドの説得により本来の自分を取り戻すと、ゼオラもまたオウカを助け出すべく奮起する。
- アギラ・セトメ
- スクールの創設者の一人。そして宿敵。
- クエルボ・セロ
- オウカを含め、スクールのメンバーに名を付けた。
- イーグレット・スリサズ、イーグレット・アンサズ
- ブーステッド・チルドレンであるオウカを見下していた。
- シエンヌ・アルジャン、シアン・アルジャン、シオ・アルジャン
- スクールの生徒。ナンバー1であったオウカに対しては実力こそ認めていたものの、彼女を終始「アウルム1」と呼んでいた辺り、アラド達と違って良い関係では無かった模様。
名台詞
- 「テキ……テキ……敵……ワタシノ……敵……」「私の……!敵……!私の敵……!私の倒すべき敵は!!」
- クエルボの決死の処置でゲイム・システムの鎖から解き放たれた瞬間、アギラへの反抗を露にする。
- 『OGs』ではイベント戦闘でラピエサージュの「U.U.N」をアギラのライノセラスに向けてこの台詞とともに放ち、最後の言葉の部分でそれまで消えていた瞳のハイライトが元に戻るという演出がされており、必見。
- 「散りぬべき 時知りてこそ 美しく…」
「桜花爛漫…!」
「花王と共に散りなさい!」 - ラピエサージュの必殺武器である「U.U.N」を使用した時の戦闘台詞の一つ。
- 「お前だけは逃がしません……!私の妹や弟達を……多くの仲間達の身体や記憶を弄んできた罪……!今こそ購うのです!!」
- アースクレイドルで記憶を取り戻した後にマシンセルで復活したアギラに対して、彼女が今までに行った非道の数々を激しく非難した。
- 「あなた達と過ごした日々……楽し……かった……そして……最期にそれを……思い出せて……良かっ……た……」
- 死に際の台詞。あまりにも哀しい結末ではあったが、アウルム1ではなく、オウカ・ナギサとして散って行けたことだけはせめてもの救いであろう…。
- 「ゼオラ、いい牽制だったわ」
- ゼオラへの援護台詞。オウカはデフォルトだと援護攻撃を持たない為、改造か『OG外伝』のフリーバトルで聞くことになる。どうせなら本編で聞きたかったものだが。
名場面
- 倒すべき敵は
- 『OG2』シナリオ第37話(44話)「眠れ、地の底に」より。アースクレイドルに突入したクロガネ隊の前に、ゲイム・システムによって自我を失ったオウカが立ち塞がる。哀しき激闘の中、ラピエサージュはシステムの不調で戦闘不能状態に陥る。そこへ現れたアギラは、クエルボにラピエサージュの再起動を指示。しかし、起動したラピエサージュが放った一撃は、アギラの乗る戦艦を直撃していた。激闘の末、自身を取り戻したオウカは怨敵・アギラを打倒する。しかし、暴走したマシンセルに侵食されつつもアギラは生きており、メイガスのブロックへ向かう。アギラが生き延びることを許せないオウカは、最後の力でアギラの機体を押さえこみ、再生能力を備えたマシンセルを完全に消し去るべく、ラピエサージュに搭載されていたコードATAを発動。助けに入ろうとする弟妹達を制止し、別れを告げる。
- アニメ『ジ・インスペクター』ではこの辺りが更にドラマチックな内容に変更されており、第22話においてクエルボがアラドの搭乗するビルトビルガーに同乗し、オウカの駆るラピエサージュ・ファントゥームに飛び移り、オウカの人格を取り戻す事に成功する。その後、オウカは機体のマシンセルを活かしてアギラの駆るソルグラビリオンに組み付き、コードATAで自爆した。
- なお、第22話の予告では『散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ』という、明智光秀の娘・細川ガラシャの辞世の句を詠んでおり、句の前半『散りぬべき 時知りてこそ』が第22話のサブタイトルだった。
関連機体
- ラピエサージュ
- フランス語で「継ぎ接ぎ」の意。射撃・格闘兵装などをバランス良く内蔵した機動兵器。ゲイム・システムを搭載している。
- ラピエサージュ・ファントゥーム
- アニメ『ジ・インスペクター』における最終的な搭乗機。外観はあまり変わらないが、ゲイム・システムの稼働時間が延長され、マシンセルによる自己修復能力を得た。また、操縦系統が大幅に変更されており、コクピット内部はオウカが生体パーツのように組み込まれているという、通常のコクピットと異なるものになっている。
- エルアインス
- ラピエサージュを受領する前の搭乗機。エース級のパイロットが広く搭乗している。
- スナイパーPT
- OGクロニクル「護るべきもの、乗り越えるべきもの」に登場した量産型ヒュッケバインMk-IIの狙撃特化型改造機。有人機だが、自律稼働用のAIにオウカの戦闘データとモーションパターンが組み込まれており、ラトゥーニ達に苦戦を強いた。最後にはゼオラとアラドの連携でかく乱され、その隙に近づいたラトゥーニの一撃でAIユニットを破壊された。
余談
- 生存説
- 前述の通り、今のところ彼女には「敵として」「死亡する」展開しか用意されていないが、人気が高いキャラクターでもあり、復活して味方としての再参戦を望む声は多い。しかし一方で復活については否定的な意見もあり、今後の彼女の扱いについてはファンの間でも「散り際が美しいからこそ復活には反対」「スパロボなんだから、上手い具合の演出で再登場させて欲しい」と真っ二つに割れている。アラド達と幸せになって欲しいと思うファンがいるのも当然ではあるが、あの散り際こそがオウカの魅力を増していると考えるファンがいるのもまた当然と言える。
- 尚、彼女の生存説の根拠としては、以下の点がよく取り上げられる。
- 名前の日本語表記
- GBA版『OG2』から一貫して、日本語表記になっても「桜花 凪沙」であるのは有名(本来は「凪沙 桜花」が正しいはずである)。つまり、アラド達は苗字+敬称で呼んでいた(=分かりやすく一般的な苗字に置き換えると「佐藤姉さん」といった具合である)という事になり、不自然さが生まれてしまっている。尤も、名付け親が日本人ではないクエルボなので、彼が日本の姓名を深く理解せずに名付けてしまったと解釈する事も出来る……漢字を使っている辺り、かなり苦しいが。
- あるいは、ただ単純に「オウカ・ナギサ」という表記に合わせて「桜花凪沙」と表記しただけなのかもしれない。リュウセイ・ダテのように、他の全ての日本人キャラが「名・姓」の順にカタカナ表記されているので、「オウカ・ナギサ」と表記されている以上、彼女も「オウカ」がファーストネームである可能性も捨てきれない。その場合、アラド達は名前+敬称で呼んでいた事になる為、不自然さも解消できる。いずれにしても、公式にアナウンスされていないので結局は謎のままである。ただし、一部の攻略本の資料集には、きちんと「凪沙 桜花」と記述されている。
- 桜花の由来は実在の戦闘機から[3]。旧日本軍の特攻機「桜花」のことと思われる。この名称が付けられたのは、このキャラクターを考案した時に、戦闘中に散るという結末を決めていたからだという[3]。
- 他作品キャラクターとの関連
- 一部のファンからは、『リアルロボットレジメント』の主人公であるアリエイル・オーグとの関連性が指摘されているが、寺田貴信Pによれば関係はない[3]。
脚注
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