「ヴァルシオン」の版間の差分

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
17行目: 17行目:
 
**DCAM-001(OGシリーズ)
 
**DCAM-001(OGシリーズ)
 
*全長:57.0 m
 
*全長:57.0 m
*重量
+
*重量:
 
**555.0 t(旧シリーズ)
 
**555.0 t(旧シリーズ)
 
**55.0 t(EX、OGシリーズ)
 
**55.0 t(EX、OGシリーズ)
 
*開発者:[[ビアン・ゾルダーク]]
 
*開発者:[[ビアン・ゾルダーク]]
*主なパイロット:[[ビアン・ゾルダーク]]
+
*主なパイロット:[[ビアン・ゾルダーク]]、[[パプテマス・シロッコ]]、[[シャピロ・キーツ]]
 
*メカニックデザイン:{{メカニックデザイン|守谷淳一}}
 
*メカニックデザイン:{{メカニックデザイン|守谷淳一}}
  
科学者[[ビアン・ゾルダーク]]が[[地球]]防衛用に開発した特殊人型機動兵器。機体各所に最新技術を積極的に取り入れ、「'''究極ロボ'''」の異名の通り、攻撃、防御共に他と一線を画する性能を誇る。
+
科学者[[ビアン・ゾルダーク]]が[[地球]]防衛用に開発した特殊人型機動兵器。機体各所に最新技術を積極的に取り入れ、「'''究極ロボ'''」の[[異名]]の通り、攻撃、防御共に他と一線を画する性能を誇る。
  
全高・重量が[[コン・バトラーV]]と同じだが、OGシリーズでは55.0 tと重量が極端に軽くなっている。おそらくは[[誤字|誤植]]と思われる(特にEXやF)が、[[ヴァルシオン改]]が56.0 t、[[ヴァルシオン改・タイプCF|タイプCF]]が64.0 tになっているので、本当に設定変更した可能性も有りうる。ちなみにこの設定だと、一般的な[[パーソナルトルーパー|PT]]よりも軽い。
+
全高・重量が[[コン・バトラーV]]と同じだが、[[OGシリーズ]]では55.0 tと重量が極端に軽くなっている。おそらくは[[誤字|誤植]]と思われる(特にEXやF)が、[[ヴァルシオン改]]が56.0 t、[[ヴァルシオン改・タイプCF|タイプCF]]が64.0 tになっているので、本当に設定変更した可能性も有りうる。ちなみにこの設定だと、一般的な[[パーソナルトルーパー|PT]]よりも軽い。
  
αシリーズでは人類初の[[EOT]]搭載人型兵器であるが、OGシリーズでは「[[グランゾン]]と違ってEOTそのものは組み込まれていない」という扱い。
+
[[αシリーズ]]では人類初の[[EOT]]搭載人型兵器であるが、OGシリーズでは「[[グランゾン]]と違ってEOTそのものは組み込まれていない」という扱い。
  
まがまがしさを感じさせる威容と赤一色のカラーリングは敵異星人への精神的影響を考慮したものであり、プロジェクトURやグルンガスト零式に通じる部分がある。また、強力な機体ながら武装は接近戦用の手持ち武器、内蔵型のビーム砲、広範囲殲滅兵器とシンプルかつ最低限にまとめられている上、後々の量産を考慮してか拡張性も高い。これは、DC戦争でDCが勝利していた場合、ヴァルシオンを地球圏防衛に投入するための措置の一つである。攻守のバランスに優れたこのコンセプトはシリーズの後の機体にもしっかりと受け継がれ、特に「クロスマッシャー」はシリーズ全機に搭載されている。
+
まがまがしさを感じさせる威容と赤一色のカラーリングは敵異星人への精神的影響を考慮したものであり、プロジェクトURや[[グルンガスト零式]]に通じる部分がある。また、強力な機体ながら武装は接近戦用の手持ち武器、内蔵型のビーム砲、広範囲殲滅兵器とシンプルかつ最低限にまとめられている上、後々の量産を考慮してか拡張性も高い。これは、[[DC戦争]]でDCが勝利していた場合、ヴァルシオンを地球圏防衛に投入するための措置の一つである。攻守のバランスに優れたこのコンセプトはシリーズの後の機体にもしっかりと受け継がれ、特に「クロスマッシャー」はシリーズ全機に搭載されている。
  
しかし、結果的にこの性能の高さと量産を見越した構造がアダとなり、終戦後は肝心の量産型がDCの栄光に縋る「亡者」や、大儀を失った者達によって量産・利用されるという結果に終わっている。
+
しかし、結果的にこの性能の高さと量産を見越した構造がアダとなり、終戦後は肝心の[[量産型]]がDCの栄光に縋る「亡者」や、大儀を失った者達によって量産・利用されるという結果に終わっている。
  
 
DC戦争が終結して時が過ぎ、技術が進歩した今なおシリーズ最強の機体であり、流れを汲む機体はヴァルシオーネ含めどれもこれもこのオリジナル・ヴァルシオンに比肩するほどの力を持っていない。設計者であるビアンの優秀さが伺える。
 
DC戦争が終結して時が過ぎ、技術が進歩した今なおシリーズ最強の機体であり、流れを汲む機体はヴァルシオーネ含めどれもこれもこのオリジナル・ヴァルシオンに比肩するほどの力を持っていない。設計者であるビアンの優秀さが伺える。

2016年1月4日 (月) 17:22時点における版

ヴァルシオン(Valsion)

科学者ビアン・ゾルダーク地球防衛用に開発した特殊人型機動兵器。機体各所に最新技術を積極的に取り入れ、「究極ロボ」の異名の通り、攻撃、防御共に他と一線を画する性能を誇る。

全高・重量がコン・バトラーVと同じだが、OGシリーズでは55.0 tと重量が極端に軽くなっている。おそらくは誤植と思われる(特にEXやF)が、ヴァルシオン改が56.0 t、タイプCFが64.0 tになっているので、本当に設定変更した可能性も有りうる。ちなみにこの設定だと、一般的なPTよりも軽い。

αシリーズでは人類初のEOT搭載人型兵器であるが、OGシリーズでは「グランゾンと違ってEOTそのものは組み込まれていない」という扱い。

まがまがしさを感じさせる威容と赤一色のカラーリングは敵異星人への精神的影響を考慮したものであり、プロジェクトURやグルンガスト零式に通じる部分がある。また、強力な機体ながら武装は接近戦用の手持ち武器、内蔵型のビーム砲、広範囲殲滅兵器とシンプルかつ最低限にまとめられている上、後々の量産を考慮してか拡張性も高い。これは、DC戦争でDCが勝利していた場合、ヴァルシオンを地球圏防衛に投入するための措置の一つである。攻守のバランスに優れたこのコンセプトはシリーズの後の機体にもしっかりと受け継がれ、特に「クロスマッシャー」はシリーズ全機に搭載されている。

しかし、結果的にこの性能の高さと量産を見越した構造がアダとなり、終戦後は肝心の量産型がDCの栄光に縋る「亡者」や、大儀を失った者達によって量産・利用されるという結果に終わっている。

DC戦争が終結して時が過ぎ、技術が進歩した今なおシリーズ最強の機体であり、流れを汲む機体はヴァルシオーネ含めどれもこれもこのオリジナル・ヴァルシオンに比肩するほどの力を持っていない。設計者であるビアンの優秀さが伺える。

ちなみに、本機は世間ではビアンの専用機として設計されたと認知されているが、実は本来のパイロットには娘のリューネ・ゾルダークが予定されていた。しかし、肝心のリューネがヴァルシオンのデザインを気に入らず搭乗を拒否したため、急遽彼女のセンスに外見を合わせた機動性重視型の2号機がロールアウトすることとなった。これがヴァルシオーネである。

登場作品と操縦者

旧シリーズ

第2次スーパーロボット大戦
ラスボス。HPは3桁が基本の第2次の世界で、6000超えという化け物のような数値で登場してくる。PS版では調整されているがそれでもHP40000は化け物。
第2次スーパーロボット大戦G
HP65000、フル改造のマジンガーも一撃で落とせる上に弾数が無限に使えるクロスマッシャーと驚異的な性能を誇る…のだが、FC版と比べ、プレイヤーにとって有利に働く変更点があった為、相対的に倒しやすくなった。フル改造した石破天驚拳なら一撃で倒せてしまう。
第3次スーパーロボット大戦
終盤でシロッコが搭乗。ルートによっては改良版のヴァルシオン改にも乗ってくる。その他、別ルートではウェンドロのお供として2体現れる(異星人に対抗するためのメカが異星人に利用されるという皮肉な結果に)。さらにSFC版においてシュウの取り巻きとして2体登場する(PS版ではヴァルシオン改に差し換えられている)。
スーパーロボット大戦EX
ラ・ギアスに召喚されたらしくカークス軍に流入。エウリードの取り巻きとして数体登場。第3次同様「ヴァルシオン改」も存在する。
第4次スーパーロボット大戦S
シュウが『第3次』同様ネオ・グランゾンの取り巻きとして連れてくる。ヴァルシオン改が標準の生産機となったのか、カラーリングが青に変更され「ヴァルシオン改」の名を持つ機体は登場しなくなった。量産され、安売り感が漂う……というのはゲーム内のロボット大図鑑でも指摘されている。そして色が改良型である割に武装はディバインアームとクロスマッシャーの2種類しか存在せず、機体性能もライグ・ゲイオスに劣ったりと、実際の性能も安っぽさを漂わせている……が、レベル99の超AIが搭載されているためか攻撃の命中率は非常に高く、自動操縦としては異常な高性能機と言える。
スーパーロボット大戦F完結編
第4次同様に「青いヴァルシオン」。旧シリーズの最後を締め括るかのようにラスボスの座に返り咲いた。
DCルートのパプテマス・シロッコニュータイプ補正による鬼の回避率を誇り、機体の運動性も相まって攻撃がまったく当たらない。
ポセイダルルートのシャピロ・キーツバイオリレーションシステムで常時、鉄壁根性をかけた状態になっている上、仮に倒しても復活するため、イベントを起こさないと倒せない。
スーパーロボット大戦コンプリートボックス
FC版やSFC版と同じ場面で登場するが、スタッフの勘違いによるものか、はたまたこの当時はそういう設定にされていたのか「ヴァルシオンが青、ヴァルシオン改が赤」にされてしまった。

αシリーズ

新西暦184年5月にロールアウトした人類初のEOT搭載人型兵器。シリーズ開始当初は「旧シリーズで苦しめられたヴァルシオンを自軍運用出来るのでは?」と期待する声もあったが、結局設定のみで未登場に終わった。

OGシリーズ

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
コンプリートボックスでの設定が修正され「赤いヴァルシオン」に戻り、旧シリーズ初期からのプレイヤーを安堵させた。登場はリュウセイルートのみで、第2次を再現したような出番が多い。後半にはアタッド・シャムランのトラウマシャドーにより、グランゾンと共にヴァルシオンの偽物まで登場する。
なお、ビアン製の無印ヴァルシオンはOGシリーズでは当人の機体(とトラウマシャドーの幻影)のみで、旧シリーズのような量産はされていない。
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS
なんと盾装備となった。しかし、ゲーム上で防御行動を取らないと発動しないので無意味。ちなみにGBA版と違い、基本グラフィックでの剣を持つ手を左手にしている為ヴァルシオンや敵版ヴァルシオン改では違和感がないが、入手できるヴァルシオン改ではGBA版とは左右逆になり違和感が生じている。
なお、ビアンが「底力」を持っていないため実は御しやすい方。
第2次スーパーロボット大戦OG
EXの展開が再現されたが、何故かヴァルシオンの出番がヴァルシオン改・タイプCFに差し換えられたため未登場。
スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ
クロスマッシャーが背中から発射されるモーションとなった。歪曲フィールドを打ち破ったあと、サイバスターのアカシックバスターで倒された。なお爆発のエフェクト(燈り火)は第3次など旧シリーズを再現している。

装備・機能

武装・必殺武器

ディバイン・アーム
直訳するならば、『神聖な武器』。巨大な大剣で相手を薙ぎ払う。OGで入手する同名の換装武器は、この武装をスケールダウンさせたものと思われる。
クロスマッシャー
シリーズの代名詞。OGSでは手首に装備された砲身(RoAでは左腕部が展開して砲身が出てくる)から、DWでは背中のユニットから発射された赤と青の二色のエネルギーが、らせん状に絡み合い敵機を襲う。
メガ・グラビトンウェーブ
指向性の重力波。OGSでは竜巻のように表現され、相手を吸い込んで引き寄せた後全身から放ったエネルギーで攻撃するグラフィックになっている。
エナジードレイン
OGで追加された、敵のENを吸収する特殊武器。食らうと歪曲フィールド用のENを回復されてしまうので、ひらめきなどで確実に避けること。
チャフグレネード
OGで追加された、命中率を低下させる特殊武器。
アーマーブレイカー
OGで追加された、装甲値を低下させる特殊武器。
ウェポンブレイカー
OGで追加された、武器の攻撃力を低下させる特殊武器。

特殊能力

剣装備、盾装備
切り払いシールド防御を発動。
EN回復(大)
Iフィールド
旧シリーズでは標準設定。
歪曲フィールド
OGシリーズで採用。全属性のダメージを半減するバリア。非常に厄介なので、EN低下武器や手数を増やすなどして素早くENを減らし、発動できないようにしたい。OGsなら、バリア貫通武器を使用する手も。

移動タイプ

唸り声を上げて飛行する。

サイズ

L

機体BGM

「ヴァルシオン」
読んで字のごとくヴァルシオンのテーマ。
SFC版『第3次』では「THE FINAL ENEMY」というタイトルであったが、『EX』において他の前作からの引き継ぎ曲の例にもれずタイトルが変更され現在のものとなった。他の曲は『第4次』以降元のタイトルに戻ったが、ヴァルシオンがタイトル通りの「最後の敵」ではなくなったためかこの曲に限り変更されたタイトルのままとなった。

関連機体

ヴァルシオンシリーズ
このシリーズの1号機。
ヴァルシオン改
量産型。重力制御機構はオミットされている。基本的にオリジナルが赤、こいつが青なのだが、シリーズによってころころ変わるためややこしい。
ヴァルシオン改・タイプCF
量産型の宇宙戦仕様。砲撃戦特化でディバイン・アームがなくなっている代わりにメガ・グラビトンウェーブが復活。
ヴァルシオーネ
シリーズ2号機。ビアンがリューネ用に作り上げた専用機で、乗り手である彼女の姿を模している。なお、ヴァルシオンを模した外部装甲が存在。
グランゾン
OGシリーズではこちらの方がDCのフラグシップ機として世間に認知されている。