「トライア・スコート」の版間の差分

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;「さようなら、裸の王様。時代に取り残された老人は世界の隅っこで余生を満喫してください」
 
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:第46話での去り際に。
 
:第46話での去り際に。
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;「あんた達なら理解できるはずだ!」<br/>「あんた達は、いつだって自分の機体を信じて、共に戦ってきたじゃないか!」<br/>「行動不能な程のダメージを受けた機体が呼びかけに応じて動いてくれた事…」<br/>「想いをぶつけた攻撃が相手のバリアをぶち抜いた事…。それを思い出すんだ!」<br/>「それでも、あんた達の相棒に意思が…心がないって言うのかい!?」
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:第56話より。
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==

2015年6月18日 (木) 21:52時点における版

トライア・スコート(Tria Scoat)

ロボット工学およびエネルギー工学の権威で、「スコート・ラボ」の代表を務める女性。

和服を身に纏って眼鏡をかけており、「おコンさん」なる狐の仮面を翳して周囲を煙に巻く事もしばしば。自身の研究が進めばそれで良く、他人事は全く気にせず、利用できるものは上手く口上手に纏める。常識に囚われない発想力に優れた女性で、普段からマイペースを貫いているものの、その口は悪い。

カルロス・アクシオン・Jr.とは大学時代からの知り合いで犬猿の仲。絶えず彼からの嫌がらせを受けており、ラボ代表という役職やVX解析といった面倒事を押し付けられているが、形勢は常にトライアの方が一枚上手な模様。

ラボが次元獣の襲撃を受けた際に知り合ったクロウ・ブルーストへ自身が開発したブラスタを授与させ、戦闘データを取らせているのと同時に、彼を上手く誑し込ませている。

事あるごとにクロウに借金を負わせており、押しの強さに加えてデレのような雰囲気を見せてクロウの反論を封殺している。ちなみに、リ・ブラスタ登場以降はCDSを効果的に機能させるために意図的に報酬額を低く抑えていた。 何だかんだでクロウに好意を持っているらしく、たまに本気のデレ要素を見せるもクロウには伝わってはいない。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
初登場。版権作品の人物とはあまり絡まない。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
前作であまり絡まなかったため、ZEXISの面々からは「おキツネ博士」なる通称で呼ばれている。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
超時空物理学の研究者として度々登場。自軍同様、本編序盤は記憶制御を受けており、スフィアカルロス・アクシオン・Jr.の顛末に関する詳細などを思い出せずにいた。又、制御を受けている人物は、本来所持している筈の記憶に関連するワード、事象と接触した際酷い頭痛に襲われ、記憶の復帰阻止として、これを一過性の症状と思い込んでしまうのが通常であるが、彼女の場合は頭痛とスフィアというワードの因果関係に気づいており、この点において自軍と異なる。記憶制御が解けた後は、数々の名高い版権科学者達と共にエタニティ・フラット打開へと奔走した。なお、彼女の言動と用語辞典内のエスター・エルハスに関する記載を鑑みるに、新米次元獣バスターは危機的状況に置かれているようだ。
第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇
今作では映像のみの登場。クロウを上手く丸め込んでいるので、通信での登場と勘違いすることうけあい。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
今作でも超時空物理学関係で度々活躍する。後半でソーラリアンのメインパイロットとして参戦し、それに伴い破界篇から実に4年越しでボイスが実装された。[1]多くの科学者の中でも、特にこの人がいなければ宇宙は間違いなく終わっていただろう。

パイロットBGM

「SOLAR CRYSTAL」
第3次Z天獄篇で追加された専用BGM。

人間関係

クロウ・ブルースト
ブラスタを授け、戦闘データを取りつつ、彼を上手く口車に乗せている。一方で、彼とは初対面時から熟練の夫婦漫才コンビのような恐ろしく息の合った会話を繰り広げている。ラボの稼ぎ手として扱う事が多いものの、彼本人を気遣う言動も少なくない。
エスター・エルハス
諸般の事情で預かる事となった少女。後に対DMバスターの操縦者として、開発や訓練の手解きをしている。
カルロス・アクシオン・Jr.
大学時代の犬猿の仲。どちらも融通の利かない人物だが、トライアの方は上手くかわしている。破界篇終盤では南極に居るZEXISの元まで、彼をしょっぴいて来た。
ゼニトリー・マッセ
借金の肩代わりを請け負った事で、彼とクロウの関係をひとまず断ち切る。
ランド・トラビス
第2次Z再世篇終盤で、ZONEブレイカーを用いて彼の救出に成功する。その際、ランドにクロウ宛ての手紙(現時点での返済額を記したもの)を預けていた。EDでは何気に彼と酒を酌み交わしていた事が語られている。
セツコ・オハラメール・ビーター
第2次Z 再世篇終盤、ランドと同様の経緯で彼女達の救出にも成功する。
メグミ・ラクナルド
ヒビキ・カミシロの母親で、次元物理学の権威だった科学者。故人。第3次Z天獄篇ではトライアが次元物理学の研究を始めたのは彼女の影響だったことが明かされる。
メガネの研究員
第2次Z破界篇にて登場。部下の一人だったが、中盤で逃げてしまった様子。
女性の研究員
第3次Zにて登場するタレ目とボブカットが特徴の女性。トライアとよく一緒に登場する。
カルロス・アクシオン
天獄篇では、彼がクロノ保守派の筆頭「キング」である事を見抜いた。

版権作品との人間関係

テレサ・テスタロッサ
第3次Z時獄篇ではカルロスが何故インペリウムを起こしたのかを彼女に調査依頼させていた。

名台詞

破界篇

「つべこべ言ってないで、とっととトラブルに巻き込まれてきな」
破界篇序盤で、日本へ向かう最中のクロウに発した辛辣な台詞。初期のクロウに対するスタンスを端的に表している。
「何なら、私があんたの息の根を止めてやろうか?」
進展の無いVX解析作業について、ネチネチと皮肉を漏らすカルロスへのカウンター。
「バカ…」
「バカバカバカバカ…」
「ド阿呆、ド下手、ド間抜け!ド愚図、ド無能、ド鈍足!!ド借金持ち、ド格好つけ、ド風来坊!!」
シュバルに敗れ、ブラスタを大破させたクロウへ思いつく限りの罵詈雑言を浴びせる。余談だがドをつけて強調している部分はどこぞの妖精姫を連想させる。
「ほとばしるクロウの怒りの電流が眠れるVXを目覚めさせた!」
VXの起動についての、一応の見解(?)。元ネタは特撮番組『電人ザボーガー』OP主題歌の歌詞の一説だが、直後の台詞からこのボケがあながち的外れでは無かった事が明らかに。
「ブラスタの改修費用、200万G…そこからあんたの貯金の1万Gを引いて、締めて199万G」
「それがあんたの新たな借金の額だ」
ブラスタの修理&改修費で、当初の借金の2倍近くに膨れ上がった返済額に絶叫・愕然とするクロウへ、冷酷に現実を突き付ける。
「あ!謎の妨害電波だ!」
48万9990Gという半端な報酬額に疑問を持ったクロウから差額分について突っ込まれた際、即座に通信をカットアウトした時の台詞。クロウは「俺の1万10G、返せぇぇぇっ!!」と叫ぶしかなかった。
「わかってますって。お父さんが頑張ってくれてるから、ウチはやってけてんだから」
ズール皇帝を撃破し、地球へ帰還する途上のクロウとの定時連絡で発した即興のボケ。クロウも思わずノリツッコミをする。

再世篇

「浜の真砂は尽きるとも、世にストレスの種は尽きまじだ」
第2次Z再世篇序盤、クロウ&カルロスの所為でストレスを溜め込んでいるという意外性をエスターに驚かれ、石川五右衛門の辞世の句である「浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ」を引用して嘆くが、彼女には意味を理解されなかった。なお、ストレスの解消法として、エスター所有の「ファイヤー銅鑼ゴン」なる銅鑼を叩いて発散しているとか。
「やっちまったものは仕方ないさね」
「終わった事は変えられないんだよ。だったら、とっとと前に進みな」
シンガポールにてカレン達と別行動を取った事で、意気消沈するエスターに送ったアドバイス。
「よそはよそ、うちはうち!」
こちらはカレン達と同行する際に送ったアドバイス。世間から後ろ指を刺されても、「他人の正義は他人の正義、自分の正義は自分の正義」と己自身の判断で正義を決めろ、というニュアンスを掻い摘んで表現したのが上述の台詞に。
「うちの子は、どこに出しても恥ずかしくないように鍛えたつもりだよ」
序盤のルート分岐に迷いを見せるエスターへ掛けた発破。彼女との定時連絡は毎回、殆ど母娘のような会話で進行する。
「仲間の成功を喜べないとは、ケツの穴の小さい男だよ
「別に実際に計測した訳じゃない。あくまで比喩だよ」
暗黒大陸組の戦力が順調に整った事に対し、自信の資金集めはさっぱり…と愚痴るクロウへ発した皮肉だが、額面通りに意味を受け取ったエスターからは「ハレンチです!」、喩えである事を告げた際にはクロウから「当然だ!」と立て続けに批難される。トライアの豪胆さを最も表した一幕。
「あんたの人生だから、好きに生きな。ブラスタ抜きで借金が返せるって言うならね」
順調に借金返済が進んでいる事で、調子に乗って「報道カメラマンに転職する!」と叫んだクロウへのカウンター。
「文句を言うなら、生身でやりな。パイルバンカー付きのライフルは貸してやるよ」
リ・ブラスタ完成までの時間を稼ぐため、アクシオ・スコートSPIIで出撃したクロウが「(アクシオ・バーグラーと同色のため)カラーリングが気に入らない」と言った際、提案した武装。元ネタは『ボトムズ』の外伝『機甲猟兵メロウリンク』の主人公が使用する対ATライフル。VRマキシマといい、ボトムズを意識している事がよくわかる。
「バカ…」
数少ない、本気のデレ要素と思われる台詞。クロウに聞こえないように呟いていた。
「あんたはファイヤバグに居た時だって、人間の心をギリギリで失くさなかった…」
「そんなあんたなら、絶対に自分ってのを見失う事はないって信じてたよ」
スフィアの呪縛を克服し、ジェラウドとの決戦を制して帰還したクロウを祝福する。何気に、いい雰囲気が漂ったかに思えたが…
「勝手に脳内で変換しないでおくれよ。私の研究の完成の為に大切なパイロットって意味だよ」
「という訳で、あんた…お払い箱だよ。退職金代わりにスコートSPならくれてやるけど、どうする?」
直後、リ・ブラスタの改造費200万Gという「現実」を突き付け、クロウを奈落の底へと叩き落す。尤も、このドS発言はトライアなりの「照れ隠し」だったらしいが…。
「追加装備のCDSの設置は私のおごりだ。気にしなくていい」
スコート・ラボと再契約を(脅しをかけられて強制的に)結んだクロウに対しての台詞。もちろんこの発言には裏があったことがEDで判明する…
「…カルロス…」
「…馬鹿野郎が…」
「これがあんたのケジメのつけ方かよ…。笑わせるんじゃないよ…」
第45話でカルロスが自身の命と引き換えにZONEブレイカーでZONEを停止させた事を知った時の台詞。カルロスとは犬猿の仲だったものの、彼の死に本気で悔んでいる事が伺える。

時獄篇

「…まただよ…。スフィアのことを考えると頭痛がしやがる…」
「おかげで思い出せないよ。心のずっと奥の方にいる大切な誰かの事が…」
第29話のシナリオデモにて。彼女もクロウ・ブルーストの記憶を封印されていた。記憶制御から解放された後の紅月カレンの言動から察するに、エスター・エルハスに関する記憶も封印処置されていた可能性があり、その場合エスターの所在を記憶制御からの解放以前以後どちらの時点で把握していたのかという疑問も。

天獄篇

「さようなら、裸の王様。時代に取り残された老人は世界の隅っこで余生を満喫してください」
第46話での去り際に。
「あんた達なら理解できるはずだ!」
「あんた達は、いつだって自分の機体を信じて、共に戦ってきたじゃないか!」
「行動不能な程のダメージを受けた機体が呼びかけに応じて動いてくれた事…」
「想いをぶつけた攻撃が相手のバリアをぶち抜いた事…。それを思い出すんだ!」
「それでも、あんた達の相棒に意思が…心がないって言うのかい!?」
第56話より。

関連機体

ブラスタ
トライアが開発した対次元獣用の兵器。カルロスが齎したVXを搭載することで、性能が飛躍的に向上している。
リ・ブラスタRリ・ブラスタB
ブラスタの後継機。
リ・ブラスタT
リ・ブラスタの統合機。
アクシオ・スコートSP・VRマキシマ、アクシオ・スコートSP・VRマキシマII
アクシオのカスタム機。前者は普通のアクシオを、後者はアクシオ・ナイトバードをベースとしている。

余談

  • 第2次Z破界篇発売前にイラストが発表された際、ユーザーからは中性的な容姿から男性では、という声があった(公式サイトでの彼女の説明で女性である事を伺わせる文章がなかったという事も大きい)。たしかに、顔立ちとしては同作品で出ているビリー・カタギリにどことなく似ているとも言えなくもない。
  • 名前の由来はてんびん座のモデルになった天秤の持ち主であり、おとめ座のモデルになったとされる正義の女神「アストライア(Astraia)」か。

脚注

  1. 中断メッセージにも登場し、その件についてネタにしている。