ノイエDC

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ノイエDCとは、『旧シリーズ』及び『OGシリーズ』に登場する組織

概要[編集 | ソースを編集]

両シリーズに登場するディバイン・クルセイダーズ(以下「DC」)を大本としているが、作品によって設定が異なる。

旧シリーズでの設定[編集 | ソースを編集]

ドズル・ザビの娘ミネバ・ラオ・ザビを筆頭にハマーン・カーンが興した組織。拠点はアクシズスペースノイドの救済を謳っていたが、真の目的は地球圏の掌握である。

ここまで見ると『ΖΖ』のネオ・ジオンとほぼ同じ組織であるが、相違点として『0083』のデラーズ・フリートのメンバーもここに加わっている[1]。一方で本家のDCと異なり、ガンダムシリーズ以外出身の戦力は有していない。

序盤は旧DCと争い、中盤ではティターンズと交戦した為、口約束ではあったものの、ロンド・ベルエゥーゴとは休戦協定を結んだ。終盤はゲストを相手にしたが、中心メンバーのデラーズは戦死、戦力も疲弊し、ハマーン自らも身を引く形となってしまった。

OGシリーズでの設定[編集 | ソースを編集]

L5戦役後にDC残党のバン・バ・チュンを中心に結成された組織として登場。

シャドウミラーと提携し、連邦に抵抗したが、インスペクターの襲来によりDCの理念に則って地球を守るために連邦と同盟体制を取る。しかし、今度はそれを良く思わないシャドウミラー等の面々による内部反乱が起き、最終的にバンは壮絶な最期を遂げ、組織も瓦解してしまう。結局はかつてのDCと同様に、残党は再び連邦に対抗するために戦力を整える者、連邦に合流して異星人や別世界の脅威と戦う者、己の欲望を優先させて破滅した者とに分かれる事となった。

登場作品[編集 | ソースを編集]

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

第4次スーパーロボット大戦S
初登場作品。コロニー落としを仕掛けるが、ロンド・ベル隊に阻止される。主人公がスーパー系の場合、自軍と戦う機会はここのみ(リアル系の場合、ルート次第で終盤にも戦う展開はある)。
その後ゲストによってほぼ壊滅させられたが、実は旧シリーズにおいてDCの後継組織の中では唯一DCの本来の理念である「地球を侵略するものへの抵抗」を実践した組織である。
リメイク作品である『F』では、DC地上軍とDC宇宙軍が本作でのDCとノイエDCのポジションをそれぞれ務めることになったため、「ノイエDC」という組織としては登場しない。

OGシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
シャドウミラーと手を組んで急速に軍事力を拡大させたが、シャドウミラーらが裏切った後は急速に勢力が衰える。
スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
『OG2』の設定に加え、新たにロレンツォが新キャラクターとして加わった。
スーパーロボット大戦OG外伝
半ばゲリラ戦を仕掛け、バルトール事件では反抗作戦を立てたが、ユルゲンの暴走と裏で糸を引いていたデュミナス一派の謀略という予想外の出来事により失敗。結果としてデュミナス一派とその同盟組織である修羅の台頭を手助けする事になり、皮肉にもシャドウミラーに続き、またしても別世界の来訪者に利用されてしまった。
第2次スーパーロボット大戦OG
序盤に残党が登場する程度。この頃になるとストーリーにも大して絡まず、かつての勢いは無いといってもいいが、別世界絡みに振り回されてしまうのは相変わらずであった。地上に戻っても反逆者として罪に問われることを鑑みると、ラ・ギアスに残留した少なくない地上人というのはノイエDCの構成員達なのではないか……。
なお、例によってアルトアイゼン・リーゼライン・ヴァイスリッターを「旧型の改造機」と馬鹿にしているが、正直型落ちしてかなり長いリオン系に乗ってこられても説得力がない。
スーパーロボット大戦OG ダークプリズン
トーマス率いる部隊とオレグ率いる部隊が別々に登場。前者は一度きりの対決だが後者は2回戦うことになる。

関連人物[編集 | ソースを編集]

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

ミネバ・ラオ・ザビ
名目上の旗頭。幼い身故に実権などは持たないが、本来なら思想の異なるハマーンとデラーズが共闘できているのは彼女の存在に依るところが大きい。
ハマーン・カーン
旧シリーズにおけるノイエDCの創設者。
エギーユ・デラーズ
ノイエDCの指揮官の1人。ゲストに特攻して、その命を散らした。
アナベル・ガトー
デラーズの腹心。デラーズの遺志を継ぎ、ロンド・ベル隊に加わる。

OGシリーズ[編集 | ソースを編集]

バン・バ・チュン
ノイエDCの創設者。最期はインスペクターに特攻し、死亡。
ロレンツォ・ディ・モンテニャッコ
ノイエDCの残党を率いている男。
ユウキ・ジェグナン
バンに未来を託され、クロガネに合流。
リルカーラ・ボーグナイン
ユウキ同様、バンに未来を託された。
アーチボルド・グリムズ
シャドウミラーへと寝返り、バンを死に追いやった男。
オレグ・ナザロフ
オペレーション・プランタジネットアインストにより負傷させられる。その後、ラ・ギアスへと召喚された。
トーマス・プラット
DC時代に離脱していたが、時期は不明ながらノイエDCに舞い戻っていた。ラ・ギアス召喚後はバゴニア連邦共和国に居着いた。

関連用語[編集 | ソースを編集]

ディバイン・クルセイダーズ
連邦の体制を非難するものが集まったビアンの私兵集団。
イスルギ重工
OGシリーズにおけるメインスポンサー。
シャドウミラー
OGシリーズでの協力者であるが、後に戦略方針の違いからシャドウミラーのほうから決別される。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. ただしシーマ・ガラハウだけは加入せず、本家DCに残留している。『第4次』における本家DCは最早ビアン博士の掲げた理念すら忘れたならず者集団と化しているため、そちらの方が(原作で海賊をやっていた)シーマの性に合っていたのかも知れない。