オルドナ・ポセイダル
(ミアン・クゥ・ハウ・アッシャーから転送)
ナビゲーションに移動
検索に移動
オルドナ・ポセイダル | |
---|---|
外国語表記 | Oldona Posaydal |
登場作品 | 重戦機エルガイム |
声優 | 島津冴子 |
初登場SRW | 第4次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
本名 | ミアン・クゥ・ハウ・アッシャー |
種族 | ペンタゴナ星系人 |
性別 | 女(本来は男と言われている) |
年齢 | 68歳 |
所属 | テンプルナイツ→ポセイダル正規軍 |
役職 | 統治者 |
オルドナ・ポセイダルは『重戦機エルガイム』の登場人物。
概要[編集 | ソースを編集]
ペンタゴナワールドの統治者。金属のような光沢を放つ髪に抜けるような白い肌と、人間離れした美貌を持つ。自ら「神の啓示を受けた」と嘯き、ペンタゴナ全域に恐怖政治を行う。
その正体はオリジナルのポセイダルことアマンダラ・カマンダラの影武者であり、本名は「ミアン・クゥ・ハウ・アッシャー」。アマンダラとはかつて恋人同士であり、彼を守るテンプル・ナイツの一員としてペンタゴナ第二次聖戦を戦い抜いた仲であった。
ポセイダルによってペンタゴナ統一国家が建国され、その影武者となってからはバイオリレーションシステムにより悠久の時を生きている。しかし、長きに渡ってバイオリレーションシステムでポセイダルの人格と同調してきた結果、自身こそが本物のポセイダルと思い込むようになり、アマンダラの制御を受け付けなくなっていく。
ポセイダル軍・反乱軍・ギワザ軍の三つ巴の混戦となった最終決戦「スターダスト作戦」において、かつての恋敵だったフル・フラットの命を賭した説得によって、ミアンとしての人格を取り戻すと、スヴェートの自爆を命じたアマンダラを拒絶。バイオリレーションシステムを遮断して自らポセイダルの支配に幕を引き、システムの反動によって塵と消えた。
死に際は、元13人衆にして嘗ての部下だったガウ・ハ・レッシィに見取られ、自分を信じてくれなかった恋人「オリジナルのオルドナ・ポセイダル(アマンダラ)」に対して悲しみを抱きながら消えていった。
ちなみに、ポセイダル軍の本星であるガストガルの首都スヴェートにはポセイダルの巨大な像があり、その目はビーム砲になっている。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
旧シリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- 初登場作品。原作とは異なり、オージに搭乗。倒すとアマンダラが真のボスとして出現する。
- なおアトミックバズーカ入手ルートではアマンダラの手で殺されるが、その時のみセリフの名前表示が「ポセイダル」ではなく「ミアン」となる。
- また「オルドナ=ポセイダル」において再動などを用いて1PPで大ダメージを与えると、1EPのみド根性を使用して来る。同様の仕様は後続で現れるアマンダラのブラッドテンプルにもあるため、バイオリレーションシステムの再現イベント用に用意されていたプログラムが残っていると思われる。
- スーパーロボット大戦F
- 今回から声が入った。
- スーパーロボット大戦F完結編
- オージに乗る。ドスの効いた声でオージのパワーランチャーを発射するその姿は恐怖そのもの。
- アマンダラの機体と違って大した改造はされていないのだが、それでもギワザ軍がネームド含めて尽く相手にならない程の強さを持つ。決戦の場(ルナツー内部)では出撃ユニット制限もあり、どちらのルートでも同盟相手となるシロッコのジ・Oも倒さなければならない為、充分プレイヤーを詰ませかねない。むしろアマンダラの方はガンバスターや真ゲッター1等の強力なスーパー系で戦える分、ミアンの方が厄介という声すらある。
COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 第31話「ドリーマーズ・アゲン」でオージに乗って登場。射程9は脅威だが、例の如く真・ポセイダルの前座。
- フラットで説得できるが、残念ながら仲間にはならない。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- 今回は非戦闘キャラなのでヘビーメタルには乗らないが、DVEが用意されている。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 非戦闘員のNPCとして登場。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- シナリオNPC。
- スーパーロボット大戦30
- NPC。「コンタクト・ペンタゴナ」ではダバとの対話の際に一枚絵が用意されている。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
「愛」とはかつての恋人に対してのものだろう。ちなみに、かつての恋敵もまた「愛」を習得している。
特殊技能[編集 | ソースを編集]
人間関係[編集 | ソースを編集]
- アマンダラ・カマンダラ
- かつての恋人であり、主君。そして、オリジナルのポセイダルである。若き指導者だった彼の為にミアン(ポセイダル)自身もヘビーメタルを駆り、戦争を戦い抜いた。
- フル・フラット
- かつての恋敵。
- クワサン・オリビー
- バイオリレーションシステムで繋がっている。
他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
- パプテマス・シロッコ
- 『F完結編』では終盤で彼と同盟を組む。
- エンブリヲ
- ある意味ではアマンダラと同類の人物。
『X-Ω』の期間限定イベント「リベリオン」では彼曰く「失った愛を求めて地獄を彷徨う者」同士として協力関係となるが、ポセイダルはエンブリヲを「哀しい男」と評して彼の本心を見抜いており、後にペンタゴナ・ワールドから手を引くように告げてエンブリヲも応じた。ポセイダルは『X-Ω』内ではエンブリヲが唯一対等に接した女性となった。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「私は、ペンタゴナの自然の摂理に従っているだけ……」
「私以前のペンタゴナの人々は、戦争を繰り返す民族の集団だった」
「星々と宇宙を斯様に不思議に組み合わせた世界を与えられた、我々ペンタゴナの人々はこの宇宙から何一つ学ぶ事をせず、それぞれの王朝、それぞれの星の権益の争いに終始してこの聖なるペンタゴナ・ワールドを汚し続けてきた。私はこの世を治める為に、人々に試練を与える神の子なのだ」 - 第14話で、ホログラフ映像とはいえ自らダバの前に現れた時の台詞。
- 要約すれば「ペンタゴナにあって人々はそれぞれに王朝を作り、戦い合って、宇宙から何も学ぼうとしない。故に人々が真に宇宙の民となれるよう試練を与えた」…というのが、独裁を行う理由だと語る。
- 「女ごときに知られたとて私は倒せん。ましてや、自分の美しさをどのように使ってよいか知らぬ女などは、私の敵にはなれんよ」
- 「マシーンなど使わずとも、あなたの愛だけで、わたくしは自由に操られましたものを…」
- 消滅する直前の最後の台詞。自分を完全に信じてくれなかった真のポセイダル(アマンダラ)に深く悲しみ消滅した。その様はどことなく悲哀を感じさせる。
スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「う…これは? そんな…ポ…ポセイダル…様…」
- 『第4次』における「ハマーンの影」を通らないルートの「オルドナ=ポセイダル」での今際の台詞。最後の最後で正気に戻り、アマンダラに利用された事を悟ったと思われるが、既に時遅しであった。一方ダバ達もこの言葉に困惑し、そして本物のポセイダルが姿を現す事に…。
- 「そんな‥‥この私が‥‥私?私は‥‥誰‥‥だ‥‥」
- 『F完結編』「塗りかえられた地図」または「ダブル・フェイク」での今際の台詞。本作のミアンは自身の防御技能とオージの性能で結構な難敵となっている一方、アマンダラとの会話はおろか正気に戻って目を醒ます事すらないまま死ぬという、原作以上に救いのない扱いとなってしまっている。『第4次』と真逆の結末になってしまっているのも皮肉である。
搭乗機体[編集 | ソースを編集]
- ブラッドテンプル
- テンプルナイツ時代に搭乗していた最強のヘビーメタル。専用のファティマと連携して数多くの敵を葬った。
- オージ
- ポセイダルとなってからはオージに搭乗。漫画版では搭乗直前にアマンダラに奪われてしまう。
- SRWでは『第4次』、『F完結編』で搭乗している。
- エイプ
- ポセイダル軍の総旗艦でポセイダルが搭乗する巨大戦艦。
- 艦首に2門のバスターランチャーが搭載されており、劇中では反乱軍のHM数機と戦艦十数隻を一撃で葬る凄まじい砲撃力を見せ付けた。他にも無数のレーザー砲やパワーランチャーが設置されており、防御性能はかなり高い。SRW未登場。
余談 [編集 | ソースを編集]
- キャラクターデザインの永野護によればデザインのモチーフはアメリカのミュージシャンであるエドガー・ウィンター。ミァンとは違い男性であるがアルビノという特異性を持つ美形である。後に永野が『重戦機エルガイム』をベースに描いた漫画作品『ファイブスター物語』ではその主人公に同じくエドガーをモチーフにした「アマテラスのミカド」を登場させている。彼が人間として行動する際に名乗る偽名「レディオス・ソープ」はアルファベット表記(Ladiossopp)にして逆読みすると「ポセイダル」と読め(『エルガイム』でのポセイダルとはつづりが違うが)、正体に対するヒントとなっている。