天元突破グレンラガン (TV)

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2014年8月26日 (火) 21:11時点における下駄ボロット (トーク | 投稿記録)による版 (→‎各話リスト)
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概要

トップをねらえ!』『新世紀エヴァンゲリオン』で有名なガイナックスが生み出したロボットアニメ。監督は今石洋之。

今石氏による「ドリル」を主題とした物語を中島かずき氏が脚本を手がけ構成した作品で、熱く豪快な作風と主人公・シモンの成長劇が特徴となっている。00年代の完全新作のオリジナルロボットアニメとしては大ヒットを果たし、後に劇場版が制作されるなど爆発的な人気を巻き起こした。

2部2編構成の物語でもあり、1-15話と17-27話の間には7年の年月が経過している(16話は総集編)。

また、特撮や漫画・アニメ、邦画などのパロディやオマージュとした描写も多く、特に漫画ゲッターロボサーガ』を初めとした石川賢作品群のオマージュとして基点が築かれている。

2008年には『劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇』が、2009年には『劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇』がそれぞれ公開された。

なお、タイトルの「天元」は囲碁用語での中心などを意味する。

スーパーロボット大戦への参戦

コナミがスポンサーを務め版権表記に名を連ねるうえ、同社からゲームも発売された作品であるため、とりわけスパロボ参戦が難しいと噂されていた作品。『第2次Z』参戦が発表されるにあたり、中島かずき氏は「認識宇宙よりも強靱な版権の壁を突破しました。」とTwitterで述べている。

スパログによれば、終盤に向けて広がっていく世界観規模が尋常ではないスケールと知って、寺田貴信は「これをいったいスパロボでどうしろと……」と戦慄した旨を明かしており、原作者の一人である中島かずき氏が、何らかの解決案を授けた様子が窺える。この件は原作DVDのオーディオコメンタリーでも出演者に「ここまでスケールでかいとスパロボ出れませんよね」という質問に対して、「その辺考えてあるんだけどなぁ、出れないかなぁ」と答えていた。

ストーリー

遥か未来。人類は何百年もの間、地中に穴を掘って生活していた。

地中にあるジーハ村の少年シモンは、穴掘りをしている最中に小さなドリルと巨大な顔を見つける。
それらを兄貴分として慕うカミナに見せようとした直後に、村の天井が崩れ、「ガンメン」と呼ばれる巨大な顔を持つロボットとライフルを持った少女・ヨーコが「地上」から降ってきた。

「地上」は荒れ果てた荒野が広がる中で、獣人たちが闊歩し人類を虐げている世界だった。ヨーコを追ってきた獣人のガンメンは村をもめちゃくちゃに破壊する。そのとき、シモンが見つけた「顔」から手足が生え小型のロボットになり、それに乗り込んだシモンとカミナは獣人メカをなんとか撃退したのである。

これが、シモンとカミナ、そして二人の愛機「グレンラガン」の地底から天に至る壮大な冒険の始まりであった。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。劇場版紅蓮篇に合わせて、後編の詳細は少なめでお願いします。

主要人物

グレン団

新政府(第2部から登場)

以下のキャラクターは現時点では名前とカットインのみの登場。

  • キッド・コイーガ
  • アイラック・コイーガ
  • ゾーシィ・カナイ
  • ジョーガン・バクサ
  • バリンボー・バクサ
  • マッケン・ジョーキン
  • レイテ・ジョーキン
  • テツカン・リットナー

獣人軍

反螺旋族

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

グレン団

以下のメカは現時点では武器演出でのみ登場。

  • アインザー
  • キッドナックル
  • ソーゾーシン
  • ツインボークン
  • モーショーグン
  • キヤルンガ

獣人軍

反螺旋族(ムガン

用語

螺旋力
獣人
コアドリル
ガンメン
グレン団・大グレン団
反螺旋族
ムガン
スパイラルネメシス
ジーハ村
カミナ、シモンの出身地。由来は「端」。
リットナー村
ヨーコ、ダヤッカ、リーロンの出身地。由来は「隣」。ガスが噴出したために村人総出で地上に進出、ゲリラ戦を行っていた。
バチカ村
黒の兄妹の出身地。由来は「近場」。
アダイ村
ロシウ、ギミー、ダリーの出身地。由来は「間」。「顔神様」と呼ばれる巨大石像を崇める。人口は限度が決められていてそれを超えるとくじ引きで外に出される。

楽曲

オープニングテーマ
「空色デイズ」
作詞:meg rock / 作曲・編曲:斎藤真也 / 歌:中川翔子
1-16話までと17話以降はそれぞれ歌詞が違っている。
『第2次Z』『OE』『時獄篇』で採用。
エンディングテーマ
「UNDERGROUND」(前期)
作詞:高橋大望 / 作曲・編曲・歌:HIGH VOLTAGE
「みんなのピース」(後期)
作詞:カッチャン / 作曲:アッキー / 編曲:アフロマニア、塚崎陽平 / 歌:アフロマニア
挿入歌
「happily ever after」
作詞:meg rock / 作曲・編曲:斎藤真也 / 歌:中川翔子
CD「空色デイズ」に収録。
『再世篇』で採用。
劇中BGM
「NIKOPOL」
『OE』にてエンキドゥの戦闘BGMに採用。

登場作と扱われ方

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
初参戦。劇場版前半と同時参戦なほか、オマージュ元の一つ『ゲッターロボサーガ』からの反映が色濃い『真ゲッターロボ 世界最後の日』とも初共演。TV版(本作)に劇場版の要素を織り込んで上手くアレンジしている展開。残念ながらグレン団メンバーの半数はカットイン演出と名前のみの参戦となっている。今作では原作第1話からロージェノム打倒(15話)までが描かれる。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
前作から劇場版前半に加えて後半も同時参戦。原作17話以降のストーリーが描かれる。他の作品と比べて時間経過が大きいためどのような処置がされるかが注目されていたが、舞台である暗黒大陸が時空震動により封印された事があらすじとプロローグで語られ、外で1年の月日が経つ中、暗黒大陸では10年の歳月を経たせる事で整合性を取らせた(原作より3年分足されているのは『世界最後の日』との兼ね合い)。
今作では原作第4部のストーリーは描かれなかったが、反螺旋族との激戦が間近に迫っていることをアンチスパイラルが去り際に言及、決着は次作『第3次Z時獄篇』に持ち越される事に。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
遂に原作第4部の反螺旋族との激闘が展開されるが、天元突破グレンラガン&グランゼボーマ参戦に当たって多くのユーザーが懸念していた「圧倒的きわまるサイズの差」については、自軍全員を天元突破させて同じサイズにするという荒業で解決されている。
本作の最終ボスはアンチスパイラルであり、版権作品のキャラクターがラスボスを務めるのは『IMPACT』のサザビー以来。ちなみに最終話の名前はずばり「天の光は全て星」

単独作品

スーパーロボット大戦Operation Extend
ヴィラルとの戦いの中でOE世界に飛ばされてきており、カミナの意向でコネクト・フォースに協力して戦うこととなる。一方のヴィラルは本作のオリジナル敵であるミューカスを従えており、エンキドゥが第1章のラスボス的存在として登場する。
カミナ達はコネクト・フォース参加までの間はエルドランシリーズの子供たちとともに過ごしており、彼らと共闘するステージのシナリオパートでは、グレンラガンを中心にライジンオーガンバルガーゴウザウラーダイテイオーが並び立つ一枚絵(作中の3Dモデルを使用したもの)が用意されている。
本作ではカミナとシモンの声にエコーがかかっている。

各話リスト

話数 サブタイトル 登場メカ 備考 再現スパロボ
第1話 お前のドリルで天を突け!! 第2次Z破界篇
第2話 俺が乗るって言ってんだ!! 第2次Z破界篇
第3話 顔が二つとは生意気なッ!!
第4話 顔が多けりゃ偉いのか!?
第5話 俺にはさっぱりわからねえ!
第6話 てめえら全員湯あたりしやがれ!!
第7話 それはお前がやるんだよ!!
第8話 あばよ、ダチ公 第2次Z破界篇
第9話 ヒトっていったい何ですか? 第2次Z破界篇
第10話 アニキっていったい誰ですか?
第11話 シモン、手をどけて。
第12話 ヨーコさん、お願いがあります。
第13話 みなさん、たーんと召しあがれ。
第14話 皆さん、ごきげんよう。
第15話 私は明日へ向かいます。
第16話 総集片
第17話 あなたは何もわかっていない
第18話 聞かせてもらうぞこの世界の謎を
第19話 生き残るんだどんな手段を使っても
第20話 神はどこまで僕らを試す
第21話 あなたは生き残るべき人だ
第22話 それが僕の最後の義務だ
第23話 行くぞ最後の戦いだ
第24話 忘れるものかこの一分一秒を
第25話 お前の遺志は受け取った!
第26話 行くぜダチ公
第27話 天の光は全て星

主要スタッフ

制作
GAINAX
監督
今石洋之
シリーズ構成
中島かずき
キャラクターデザイン
錦織敦史
メカニックデザイン
吉成曜
音楽
岩崎琢

余談

スーパーロボット大戦Lにて、『マクロスF』のオズマ・リーに「俺を誰だと思ってやがる!」という戦闘台詞があるが、これは所謂声優ネタで、オズマ・リーとカミナの両者を小西克幸氏が演じていることによる。Lの後に登場した破界篇に本作が参戦したことを考えると、この声優ネタがスパロボ参戦の伏線に見えなくもない。

商品情報

Blu-ray

DVD

  • 通常版

  • 完全生産限定版

楽曲関連

書籍

  • 設定資料集・ファンブック等

その他