ネオ・グランゾン

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ネオ・グランゾン(Neo Granzon)

グランゾンが邪神ヴォルクルスの呪力で変化した姿。その姿は重厚な鎧を身に纏ったかのようで、背中には後光を想わせる黄金色のリングが備えられている。これ1機で複数のスーパーロボット軍団を相手にしてもなお圧倒的で、その力は計り知れない。シュウがヴォルクルスとの契約から自由になった後はシュウの意志でネオ・グランゾンに変化できるが、シュウによれば「ヴォルクルスの呪縛から解き放たれて、本来のネオ・グランゾンの力を発揮します」ということである(『第4次スーパーロボット大戦』より)。それにより、変化後のネオ・グランゾンの存在はヴォルクルスの呪力に依存しないことがわかる。

スパロボでは登場する場合、たいてい最後の敵としてプレイヤーの前に立ちふさがる。縮退砲に代表される超絶的な火力が特徴。シリーズを重ねるごとにかつてほどの圧倒的な存在感は失われたが、それでもスパロボを代表する機体の一つであることは間違いない。

なお65535という数値は第4次スーパーロボット大戦の限界ダメージである(縮退砲でしか見られない)。

登場作品と操縦者

旧シリーズ

第3次スーパーロボット大戦
初登場。出現条件は総ターン数419以下(コンプリートボックスでは350以下)でシナリオ「ラストバトル」でシュウの乗るグランゾンが出撃して生き残ることが条件。そしてシナリオ「ラグナロク」で出現。出現時にヴァルシオン(PS版ではヴァルシオン改)2機を護衛に付けている。
耐久力もさながら特筆すべき点はその装甲。それまでの大ボスの装甲が1000程度だったのに対し、ネオ・グランゾンの装甲は1600を誇る。そのため、味方が撃破される等してシュウの気力を上げられてしまったり、暗礁空域に入られてしまったりすると、モビルスーツ程度の武器ではダメージを与えられなくなる。しかも、敵の数が少ないため、味方の気力を上げづらいという厳しい状況下。主力の精神ポイントはほとんど気合に消えることとなる。
HPが60%を切るとイベントで敵ターンにマップ兵器ビッグバンウェーブを使用してくるので要注意。更にHPが減るともう一回使用してくる。
ちなみにネオ・グランゾンだけにダメージを与えてから遠くまで離れると、こちらに接近してくるのでヴァルシオンを無視することができる。(激怒を使うとヴァルシオンも突っ込んでくるが、短期決戦を狙うならば悪くはない。その場合、必ず1ターンで決着をつけるべき)。自軍の火力が心もとない場合は、サイフラッシュを撃ってから遠ざかる等して安全策をとるといい。ネオ・グランゾンの移動先にマップ兵器を使えるユニットを集めておき、安全にダメージを与えてから総攻撃を加えよう。
スーパーロボット大戦EX
マサキ・リューネの章を「ISSを使って」両方クリアしたデータが有る状態(1つのセーブデータに、それぞれの章をクリアしたことを示すマーク「M」「R」が両方ついている状態)で、電源ON時のバンプレストのロゴマーク出現時に「下、上、左、右、L、R」を入力すると背景が赤みがかった色に変わる(コンプリートボックスではタイトル画面で「下、上、左、右、L1、R1」で雷が鳴る)。その状態で、新規にシュウの章を「ISSを使用しないで」開始するとグランゾンがネオ・グランゾンに差し替えられた状態で始まる。その能力は難易度「むずかしい」の最終話すらも無改造状態で単騎クリア出来るほど強力。
さらにネオ・グランゾンを使用したシュウの章をリューネ章でISSを使用すれば、シナリオ「シュウ=シラカワ」で対決することが可能。対決を避けることも可能だが、対決する場合の対処策はアムロフォウのレベルを29以上上げて、精神コマンド威圧を使ってネオ・グランゾンを封じ込めば、あとはゲッタードラゴンのシャインスパークなどの最強技を使用して撃破することが可能。SFCではダメージの上限はシステム上9999ダメージで、防御すると必ずダメージ半減できる特性も利用できる。
第4次スーパーロボット大戦
最終シナリオ「火星の決戦」に到達した時点で総ターン数が320以上である場合、シナリオ冒頭でシュウとの問答が始まる。ここで「シュウと戦う」と言う選択肢を2回選ぶと戦える。まず味方の気力が50、シュウ・サフィーネ・モニカの気力が150、シュウと取りまきのヴァルシオンがレベル99から始まる。対処策は激励フォーメーションで気力を上げ、囮ユニット突出すればネオ・グランゾンは単機で此方に向ってくるため、そこを脱力で気力を下げてから袋叩きにするか。それ以外なら真・ゲッター2の地中機能と、隠れ身を使用して近づいて袋叩きにするかの2つに分かれる。HPが30%を切ると一度ド根性を使ってくるため、HPをうまく調節して一気に倒すと良い。条件付きで手に入るガンダム試作2号機のアトミックバズーカがあれば苦戦することはないので、上手く使おう。なお、倒してもバッドエンドである。
第4次スーパーロボット大戦S
総ターン数が350以上になっていることを除けば出現条件は上記の第4次と一緒。但し、ネオ・グランゾンは分身して3機で登場する。ただ、シュウのレベルは60で、囮戦法も通用しない。なお味方の気力は80。ヴァルシオン5機を倒してからとなる。ただ、上記の真・ゲッター2の地中機能と隠れ身の戦法を利用し、補給も上手く利用すれば倒せるだろう。

魔装機神シリーズ

魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
シナリオ「トライアングル・ラブ」を通れば、シナリオ「再会、シュウ」でシュウがネオ・グランゾンを乗機として登場する。しかし次の最終シナリオ「邪神降臨」でルオゾールに操られて敵に回ってしまう。彼を説得しないとゲームクリアはできないので、マサキが2回行動で2回説得しよう。後はネオ・グランゾンのブラックホールクラスターを真ナグツァートに当てれば、いよいよネオ・グランゾンの本領発揮である。1機でクリアするのは容易。なお、今作では機体性能をフル改造するとボーナスとして飛躍的に性能が向上する(顕著なのはHP)が、ネオ・グランゾンはMG(他作品で言うEN)が一歩手前でカンストしてしまうため、フル改造ボーナスを得られない……そんな必要もないほどの高いスペックではあるが。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
基本的にリメイク前と同じだが、今回はフル改造ボーナスを得ることが可能。確かにそこまでする必要性はないのだが、移動力が3増えるのは美味しい(シュウの足並みが他の敵より早くなるという意味で)。なお、他のボーナスはHPアップ、装甲アップ、MG回復追加と、普通に優秀すぎるのだが、ネオグランゾンが優秀すぎて意味がない(そもそもネオ・グランゾンはMG消費武器がないのでMG回復自体が無意味)。
なお、魔装機神IIではなんと未登場である。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α for Dreamcast
追加ルートを通り、最終シナリオ「神々の黄昏」にてラストボスとして立ちふさがる。二回行動な上、一撃必殺の威力の縮退砲を持つ。ひらめき持ちのユニットでも、一発目は避けるが二発目の攻撃で落とされてしまう。四方を味方ユニットで囲って、ネオ・グランゾンの射程外から五飛挑発をかければ移動不能にでき、恐ろしい二回行動&縮退砲の敵ターンをしのぐことができる。HPが半分以下になると奇跡を4回使用してくるが、掛かっているひらめきは味方のひらめきが掛かったユニットで対処しよう。なおこのシナリオではアストラナガンとの禁断の対決が見られる。
なお、ネオ・グランゾンの存在自体はPS版の頃から示唆されており、エンジェル・ハイロゥ戦でシュウがチカに「いざとなったらあれを使いますよ」と発言している(ただし、形状変化しない程度の能力の解放とのこと)。
スーパーロボット大戦α外伝
第13話「愚者の宴」で増援ユニットとして登場。いきなり現れてビビったプレイヤーも多いと思われる。幸いこの時は縮退砲は装備されていないので、他の敵ユニットを片付けてから総攻撃で撃破しよう。なおネオ・グランゾンを撃墜すると未来へ飛ばされてしまうのが今回の『スーパーロボット大戦α外伝』の物語の始まりである。
その後、難ルートの最終シナリオ「ラグナロク」で対峙する。取りまきにはメカギルギルガンゴーストX-9が出現するため、此方から対処しよう。最初はグランゾンで護衛にメカギルギルガンの援護防御で固めてくるが、マップ兵器でダメージを与えよう。グランゾンを倒せば、ネオ・グランゾンへと変化する。シュウはHPが減る毎に精神コマンドド根性熱血ひらめき鉄壁などを4回同時に使ってくるが、これはひらめきを掛けたユニットで対処しよう。なおマサキで止めを刺すとDVEセリフを喋ってくれる。

OGシリーズ

スーパーロボット大戦 OG外伝
第3次やα外伝のように、最終シナリオ「ラグナロク」で敵となる。取りまきのユニットはヴァルシオン改7機。ヴァルシオン改を倒すか、ネオ・グランゾンのHPを半分以下に減らすと縮退砲を解禁し、精神コマンド必中ひらめき鉄壁が掛かる。なお味方ユニットが囲むとマップ兵器グラビトロンカノンを4回使用するが、これはひらめきでかわそう。後は直撃とスタンショック+アーマーブレイカー後、覚醒再動による連続攻撃の後に集中攻撃を加えれば倒せる。
バリア貫通が当たり前になってしまったせいで歪曲フィールドが無用の長物と化していることもあり、ネオ・グランゾンの割には弱いという声もちらほら。ダークブレインがラスボスでネオ・グランゾンはおまけと考えている人がいるぐらいである。ヴォルクルスの呪縛ありなので本気じゃないのかもしれない。そう思う方は鉄壁状態のネオ・グランゾンと戦ってみよう。ダメージが1/4以下に軽減されて、第3次のそれを彷彿させる堅さ。

装備・機能

武装・必殺武器

グランワームソード
グランゾンが使用する大剣。
ワームスマッシャー
胸部を解放してエネルギービームを放つ。また、ワームホールを発生させてオールレンジ攻撃および複数の目標も攻撃可能で、最大65535の目標を同時に攻撃可能と言われている。
ディストリオンブレイク
魔装機神IIに登場したグランゾンの新武装。ゲーム中ではネオにならなかったが、この形態でも使用可能と思われる。
グラビトロンカノン
自機の周囲に高重力を発生させ圧殺する。マップ兵器
ブラックホールクラスター
グランゾンのものと同様。胸部を解放してマイクロブラックホールを相手に放つ。
ビッグバンウェーブ
本来はゾヴォーグの技術なのだが、何故か装備されている場合がある。マップ兵器
縮退砲
ネオ・グランゾンの最終兵器。この縮退とは「フェルミ縮退」のことであり、恒星の終末時における超新星爆発に関連する現象。質量は大きいが直径は収縮していて極めて密度が高くなった恒星を「縮退星」と呼ぶ。縮退星の一つである「白色矮星」は質量が限界を超えると重力崩壊が始まり、核融合が暴走して膨大なエネルギーが発生する(炭素爆燃型超新星)。縮退砲のエネルギーが白色なのはこのため。
第3次(SFC)ではこの現象が上手くグラフィックで表現されており、OG外伝では第3次のグラフィックを更なる形で表現したと思われる。このような現象がロボットに直撃すれば「消滅」間違いなしである。その名に恥じず、第3次(PS版)、EX第4次第4次S)では攻撃力18000という途方もない威力を誇る(これは、第3次αイデオンガン全体攻撃版の実数値よりもさらに高い)。以後のシリーズでもネオ・グランゾンを象徴する超兵器として名を馳せている。

特殊能力

剣装備
切り払いを発動させる。
HP回復
EN回復
G・ウォール
α(DC)で所持。グランゾンは後述の上位バリアG・テリトリーを装備しているのだが…。
G・テリトリー
重力波バリア。α外伝で所持。
歪曲フィールド
ダメージを半減させるバリア
フルブロック
全ての状態異常を無力化する。

移動タイプ

飛行可能。

機体BGM

「ARMAGEDDON」
旧シリーズおける第3次以降のラストボスのBGMテーマ。EXでは「ネオ・グランゾン」という曲名で収録されている。
「ダークプリズン」
魔装機神LOE』よりシュウ・シラカワの専用BGMに。
「Rocks(Ver.OG)」
OG外伝ではHP50%以下になると、このBGMに。『スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS』テーマソングのアレンジ。

関連機体

グランゾン
ヴォルクルス

余談

  • EXのネオ・グランゾン出現コマンドは、後に『スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION2』でサウンドモード出現コマンドとして採用されている。ただし2周目以降、マップ上のシステム設定画面から入力する必要がある。
  • 『デュアル!ぱられルンルン物語』(未参戦)の主人公後継機「ZINV」は、「デュアル!」制作スタッフが「ネオ・グランゾン超えるロボ作ろうぜ!」と言った結果、やばいほど強くなった(それでもゼオライマーと同等)とのこと。
  • 変身時にシュウが唱える「オン マケイシヴァラヤ ソワカ」は大自在天の真言。大自在天はヒンドゥー教のシヴァ神を仏教に取り入れたもの。つまり破壊神シヴァ=破壊神ヴォルクルスへの呪文。