ゼル・ビレニウム
ゼル・ビレニウム | |
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外国語表記 | Zel Billennium[1] |
登場作品 | |
デザイン | 杉浦俊朗 |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | 文明破壊・生命体殲滅型重機動兵器 |
生産形態 | 少数量産型 |
全高 | 123.9m |
動力 |
次元力 フェイク・スフィア(ネオ・リアクター搭乗機) |
構成物質 | DEC |
所属 |
御使い クエスターズ エトランゼ |
パイロット |
真徒 ネオ・リアクター 師父 イドム |
ゼル・ビレニウムは『第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇』の登場メカ。
概要[編集 | ソースを編集]
御使い直轄の超大型重機動兵器。
御使い側の保有する兵器の中でも最高クラスの性能と戦闘能力を誇る。
機体概要[編集 | ソースを編集]
全長100m以上にも及ぶ巨体と赤と青の水晶で構成されたかの様な左右非対称な外見が特徴的で、外見は一応人型ではあるのだが、頭部に当たる部分が存在せず、肩の部分が大きく上に張り出している。エル・ミレニウムと同様に全身がディメンション・エナジー・クリスタルで構成されており、駆動・武装の全てにオリジン・ローが使われている。また、搭乗する真徒達が超能力を扱う点から、それに対応した特異なシステムも備わっている模様で、機体の分解・再構成を短時間で行ったり、複数に分身させる等、常識的な物理法則の通用しない攻撃や戦術を行使する事が可能となっている。その堅牢を極めた装甲と絶大な攻撃力により、天の川銀河における恒星間航行の可能な文明ならば、たったの2機で滅ぼせてしまう。しかし、極めて強大な性能を備えながらも、肝心の搭乗者である真徒達は真化融合の真理について理解しないばかりか意味を履き違えている者ばかりである為、真化融合によりこの機体の真価が発揮された実例は未だに無い。
膨大な数の世界で構成された全ての宇宙の中でも僅か666機しか存在せず、それ故に御使いに付き従う真徒の中でも更に選ばれた者だけが搭乗する事を特別に許される代物となっており、真徒にとってはゼル・ビレニウムに乗る事は最高の栄誉とされている。
劇中の様相 [編集 | ソースを編集]
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
アンゲロイ・アルカやエル・ミレニウム以上に戦線への投入例がなく、Z-BLUEとの戦い以前にはたったの2回しか使われていなかったとされている。
Z-BLUEが初めてカオス・コスモスに突入してきた際に、指揮官格の真徒が搭乗し、それに複数のアンゲロイ・アルカやエル・ミレニウム、更にはアンチスパイラルの残存勢力までも率いる形で彼等と遭遇。圧倒的な戦力差によってZ-BLUE側に包囲戦を仕掛け追い詰めていくのだが、真化融合の真理を理解するに至ったZ-BLUE側の猛反撃により形勢は逆転し、指揮官格の真徒の搭乗していたゼル・ビレニウムも撃破されてしまう末路となった。その後も、エル・ミレニウムと同様に複数の機体が投入されているも、もはやその時にはZ-BLUEの進行を止める事は不可能となっていた。機体の質に勝っても搭乗者の質が大きく劣っていたのがZ-BLUEに太刀打ち出来無かった大きな要因と思われる。
神話の果ての決戦ではアドヴェントが事前に用意していた、ネオ・リアクターが乗り込むスフィア搭載用の白い機種が12機登場。肝心のスフィアは8つをアドヴェントが、4つをZ-BLUEが所持していた為に、模造品と言える「フェイク・スフィア」を搭載していた。
スーパーロボット大戦30[編集 | ソースを編集]
次元の狭間に残されていた本機をクエスターズが回収。エル・ミレニウムと共に戦力として利用している。クエスターズの構成員である師父達が直接操縦する形で運用しており、元は希少な機体であった点を考えると、クエスターズで解析し量産された機体も存在すると思われる。
サイクラミノスも同様に戦力化しているが、そちらはイドムによるコントロールのままである。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 初登場作品。第56話「覚醒」にて鳴り物入りで登場するが、如何せん乗っているのが真徒なので大して強くはなく、ただの硬い敵。エス・テランでの戦いではエル・ミレニウム共々わらわらと出て来る。
- リアクター仕様は最終話の増援として登場するが、至高神Zさえ倒せばクリアとなるので余裕がなければ無視してもいい。撃破するとそれぞれに特殊な会話が発生するので、クイックセーブで見ておくのも一興。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦30
- 最終話にてエル・ミレニウムと共にクエスターズの戦力として登場。パイロットは師父。戦闘能力は『第3次Z天獄篇』より低くなっているものの、その異様な風貌からかドライクロイツのパイロット達は畏怖の念を感じていた。
- クリア後の戦線やDLCミッションには、エトランゼ所属の個体が登場。パイロットはイドムだが、戦闘能力は本編最終話のものより向上している。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺技[編集 | ソースを編集]
- 再世の光炎
- MAP兵器。次元力の炎を放って敵を焼滅させる。
- 輪廻の福音
- 全体攻撃。エネルギー場を作り出して機体を分解・突撃、その後相手の上を取って一度再構成、再び分解して雨となって降り注ぐ。
- リアクター仕様は分解・突撃した後、相手の上に巨大なクリスタルの塊を形成し押しつぶす。
- 贖罪の恩寵
- P兵器。分離・再構成で3機に分裂して連係攻撃をかけ、叩き落した敵をエネルギー場で捕獲してクリスタルに飲みこみ、一体に戻ってから左腕を変形、突撃して木っ端微塵にする。
- 擬似スフィアの力
- ネオ・リアクター機が「贖罪の恩寵」の代わりに使用する攻撃。それぞれのスフィアの名が冠されているが、アクションは「贖罪の恩寵」とほぼ同じ。
- 違いは、締めが円盤状の次元力の塊を発射してクリスタルもろとも敵を消し潰すものとなっている。
特殊能力[編集 | ソースを編集]
これらの能力は『30』では所持していない。
- HP回復(小)
- EN回復(小)
- オールキャンセラー
- スフィア・アクト
- ネオ・リアクター機が搭載。擬似スフィアの力なのでオリジナルのスフィア・アクトとは一部異なり、かなり強力な効果。
- ただし、気力制限が140と厳しい一方で「出現時の気力は103」+「出てきた時には至高神Zさえ倒せば終わり」+「他の敵はエル・ミレニウムとノーマルのゼル・ビレニウム数機のみ」+「制限時間5ターン」という状況もあり、発動することは狙わない限りほぼ無いといえる。
- 傷だらけの獅子(擬似)
- 毎ターン10マス以内の敵ユニットに現在HPの10%のダメージを与える
- 悲しみの乙女(擬似)
- 毎ターン10マス以内の敵パイロットのSPを-5する
- 揺れる天秤(擬似)
- 10マス以内の敵ユニットの移動力を-3する
- いがみ合う双子(擬似)
- 毎ターン10マス以内の敵パイロットの気力を-3する
- 立ち上がる射手(擬似)
- 10マス以内の敵ユニットの与ダメージが0.9倍になる
- 欲深な金牛(擬似)
- 毎ターン10マス以内の敵ユニットにENが-40される
- 沈黙の巨蟹(擬似)
- 10マス以内の敵パイロットのSPが回復しなくなる
- 怨嗟の魔蠍(擬似)
- 10マス以内の敵ユニットに装甲低下の効果を与える
- 尽きぬ水瓶(擬似)
- 10マス以内の敵ユニットのENが回復しなくなる
- 知りたがる山羊(擬似)
- 10マス以内の敵ユニットのバリアが発動しなくなる
- 偽りの黒羊(擬似)
- 10マス以内の敵ユニットに照準低下の効果を与える
- 夢見る双魚
- 10マス以内の敵ユニットに運動性低下の効果を与える
移動タイプ[編集 | ソースを編集]
- 陸
- 空は飛べない。
サイズ[編集 | ソースを編集]
- 2L
- かなり巨大。大抵のユニットにはサイズ差補正が発生する。
カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]
関連機体[編集 | ソースを編集]
余談[編集 | ソースを編集]
- ビレニウム(Billennium)は千年を意味するミレニウム(millennium)に対して「2」を意味するbiを加えた造語で、英語では「2千年」あるいは「3千年紀」を差す言葉として使われている。
- なお666機という数字は新約聖書『ヨハネの黙示録』における「獣の数字」。キリスト教の終末論でハルマゲドンをもたらす悪魔王サタンの息子である反キリストを指しているとされている。
- その姿から『勇者王ガオガイガー』の超竜神、或いは『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』のフレイザード(姿・攻撃手段が同じ)に似ていると感じるユーザーが多い。
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ 『30』Steam英語版にて確認。
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