カバラ・プログラム
カバラ・プログラム(Kabbalah Programs)
シュウ・シラカワが独自に開発した機体、グランゾン及びネオ・グランゾンに搭載されたエネルギー機関。別名「マハーカーラ」。
その概要は「邪神サーヴァ=ヴォルクルス」の力の根源「負のエネルギー(負の感情)」をエネルギーとすることで、「アストラルエネルギー」と評される。このエネルギーはグランゾン内部に巡っている。
ネオ・グランゾン形態では背部の「バリオン創出ヘイロウ」と左右の肩部の「リドル」(別名『ヴォルクルスの羈絏(きせつ)』)を介し、アストラルエネルギーは「エーテル」を通して、中性の量子エネルギーへと変換。そして、主機関「対消滅エンジン」(別名『ブラックホールエンジン(縮退炉)』)へと注入。莫大な出力とエネルギーを生み出せる。その力は魔装機神サイバスターの「ポゼッション」と同等を誇る。
初登場は後術の『スーパーロボット大戦α』、第54話「異邦人たちの帰還」の会話のやり取りを記載する。当時は『カバラ・システム』表記。
後年『スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE』で「カバラ・プログラム」の性質が明らかとなっている。プログラムはネオ・グランゾン形態でこそ発揮され、グランゾンからネオ・グランゾンへと形状変化する際、「バリオン創出ヘイロウ」を召喚し、背部に設置して変化完了。アストラルエネルギーを自在に操作できる。
シュウがヴォルクルスの半傀儡状態で自軍と対戦した『第3次スーパーロボット大戦』『スーパーロボット大戦α外伝』『スーパーロボット大戦OG外伝』の3作品ではネオ・グランゾンのアストラルエネルギーを100%以上引き出しており、絶望的な強さを発揮している。
シュウがヴォルクルスの傀儡状態が脱したあとはプログラムが自身の「羈絏(きせつ)・手綱」と化し、『スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL(『スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』)』ではルオゾール・ゾラン・ロイエルよって傀儡状態となった。
その後、シュウの更なる解析が行われた。そして、創造神ギゾース=グラギオスの復活を目論むヴォルクルス教団のピレイル・ボーラセンの目の前でネオ・グランゾンへと変化するものの、その反動でグラギオスの力により出力が50%以下まで低下してしまった。
第54話「異邦人たちの帰還」より
「カバラ・システム起動。呪符アルパからエータまでを展開…」
「断章3第二段…」
「虚から虚へ、無から無へ、闇から闇へ…これぞ万物の移ろいの理なり…」
「精霊界からグランゾンに凄まじい負のエネルギーが流れ込んでいるようだニャ!」(シロの発言)
「な、何だと…!? ポゼッションをしているってのか!?」(マサキの発言)
(なるほど…精霊の代わりに邪神クラスの存在と契約をしているのか)(イングラムの発言)
「無よりいでし者は無へ還り、虚よりいでし者は虚へ還る…」
中略
「グランゾンとアストラナガンが全力で戦えば『この宇宙』を消滅させることになりかねませんからね…」
である。
関連用語
- エーテル
- プラーナ
- 魔装機のエネルギー元。ラ・ギアス内部ではこのエーテル(霊子)とプラーナが充満している。
- ブラックホールエンジン(縮退炉)
- グランゾン、ネオ・グランゾンの主機関である「対消滅エンジン」の元。技術の基となったのはゾヴォーク(ゲスト)から提供された縮退炉機関。
- 特異点
- 対消滅エンジンの機軸となるもの。相違点が維持できないと「偶然という事象を引き起こされる」可能性を秘めている。
- ヴォルクルス教団
- シュウがかつて所属していた教団。名目上は教団の機体として開発されており、魔術などの技術はここから提供されている。
- エリック・ワン
- 作中、唯一「カバラ・プログラム」の設計に関わっている。
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