ディアブロ
ディアブロ(Diablo)
- 登場作品:魔装機神シリーズ(バンプレストオリジナル)
- 分類:Bクラス魔装機
- 全高:26.3 m
- 本体重量:38.9 t
- 全備重量:48.2 t
- 動力:フルカネルリ式永久機関
- エネルギー:プラーナ・魔力
- 装甲材質:オリハルコニウム
- 守護精霊:大地系低位・森「ディアノス」
- 開発者:ウェンディ・ラスム・イクナート
- 所属:神聖ラングラン王国
- 主な操者:マドック・マコーネル→ミオ・サスガ→プレシア・ゼノサキス
- メカニックデザイン:寺島慎也
ラングラン王国の16機の魔装機の1機。大地系の守護精霊を契約しており、陸戦用の機体で、砲撃能力に優れている。両肩に装備された二連装リニアレールガンが特徴。初代操者はマドック・マコーネル。彼の死後は地上から召還されたミオ・サスガが操者となり、ミオが同じ大地系の魔装機神ザムジードの操者となった後は、プレシア・ゼノサキスに譲られ、現在に至る。プレシアが乗った後は彼女が剣皇ゼオルートの娘という事もあり、ゼオルート譲りの剣技を披露するなど格闘戦でも運用されることになる。本来の機体の設計思想からはかけ離れた運用方法なのだが、これにより、遠近ともに死角の無い戦い方ができるようになった。
ディアブロとはスペイン語で「悪魔」を意味しているが、操者は酔っ払いの老人だったり、漫才好きな女子高校生だったりととても名前からは想像もつかない。極めつけはプレシアだろう。いわゆる『女性型ロボット』ではない本機で可愛らしい女性的な動きで戦う姿は、中々のインパクトがある。
登場作品と操縦者
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦EX
- 長射程のリニアレールガンが主兵器。射程外から攻撃を受けることはないので、多分シリーズで最も使えたディアブロだろう。
魔装機神シリーズ
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- ゲームシステムの変更により、各魔装機にも必殺技が追加された。ディアブロは射撃系の「緑の墓標」を、さらに条件により「くるみ割り人形」を覚える。だが、プレシアの精神コマンドが援護特化なので、使う分には苦労する。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 武装の詳細が明確になっている。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 残念ながら戦力としてはいまいち。武装は主にハイパーレールガンを使っていくことになるが、プレシアの命中が低く安定しない。移動力も低く、他の大地系魔装機とは違い補給装置もないと、どうにも扱いづらい印象を受ける。そして必殺技の「くるみ割り人形」は新技の「春の祭典」のための伏線になっているのだが、それゆえに「剣の舞」にランクアップせず、「緑の墓標」に下克上されてしまう。トドメとして、ルートによってはシナリオの都合上最終話で説得するまで離脱する上に肝心の「春の祭典」習得が最終話であるため、まともに使えるようになるのは次の周回からになる。皮肉にも、プレシアのストーリー上の厚遇とことごとく逆を行ってしまっている。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
OGシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- マサキ編第3話からの参入。ミオを操者に戦った後、ザムジードの奪取に伴いプレシアを新たな操者に据えて17話で一時離脱。46話で再加入する。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- 時系列を無視して最初から「緑の墓標」が使え、さらに強化イベントで「くるみ割り人形」「剣の舞」が使える。『LOE』と違って「剣の舞」が独立した技となっており、また「緑の墓標」の仕様が遠距離攻撃となっていることから、武装については燃費・射程・攻撃力ともに申し分ないハイスペック機であり、非常に使いやすい。しかし移動性能の低さと、相変わらずプレシアの精神コマンドは援護特化なのがネック。使うのなら、プレシアの援護攻撃と3つの強化パーツ枠を上手く活用したい。なお、プレシアファンの間で大評判の「くるみ割り人形」の演出は必見。ミスするとディアブロが盛大にずっこける姿が見られる。
装備・機能
武装
- プラズマソード
- 左腕の手甲内に収納携帯する非実体剣。最大2本まで使用する。
- 多弾頭ミサイル / ミサイル
- 命中率が高いが、一発しか撃てない。魔装機神シリーズでは「ミサイル」名義。発射口は両肩のバックパック。
- 対空レーザー
- 空専用の強力なレーザー。『EX』のみの武装。
- パルスレーザー
- 光学兵器。『OG2nd』で12年ぶりに武装欄に復活。発射口は掌に内臓されている。
- リニアレールガン / ハイパーレールガン / ハイバーレールキャノン
- 両肩に装備された二連装レールガン。本機の主力武器。
- ハイパーレールガン:「リニアレールガン」のランクアップ武器。『魔装機神II』(ROE)では最初からこの状態で始まる。
- ハイパーレールキャノン:「ハイパーレールガン」のランクアップ。抜群の使い勝手を誇る。プレシアのカットインも有り。
- ブラッシュブレード
- 『ROE』で「プラズマソード」に代わって使用する二本の小太刀。デザインは『α外伝』の「プラズマソード」を採用している。
必殺技
- 緑の墓標 / 幽翠の奥津城
- プレシアがジノ・バレンシアから特訓を受けて編み出した必殺技。プレシア曰く「剣技と魔術の応用技」だが、剣は使っていない。
- LOE:地中を這って進む翠の球を放つ。DSリメイクから『α外伝』における初弾の描写を採用している。その動作は某有名格ゲーの必殺技によく似ている。
- α外伝:拳を大地に叩き付けて発生させた緑の衝撃波をぶつけた後、2撃目に放つ球状の魔力弾を撃ち込んで敵機を破壊する。
- 幽翠の奥津城:「緑の墓標」のランクアップ武器。「緑の墓標」の最後に上空から拳を打ち下ろす格闘攻撃を加えたもの。低めの必要気力と燃費はそのままに射程が1マス延びる上、最終的にくるみ割り人形よりも攻撃力が高くなる。
- くるみ割り人形
- かつて、プレシアが父ゼオルートから学んだ剣技をうろ覚えで思い出した上でアレンジして編み出した必殺技(別ルートではシュメルに教えてもらえることもある)。原理は不明だが、剣を新体操のリボンのような形状にして、舞を踊るように回転しつつ連続で斬りつける技。『α外伝』では、スタッフの一部によるヴァルシオーネRの悪乗り演出から始まったとされる一連の異常アニメーション進化の極致ともいえる、可愛いプレシアが動き回るカットインが見られる上に声も付いているため、ファンは必見・必聴である。…恐ろしいことに、10年以上の月日が経ち、PS2等の上位機種で多くのスパロボが出た現在に至っても、これより動くカットインはほとんどないと評されるほどである。
- OG2nd:隠し武器として実装されている。貫通属性はないため、バリアを抜くのには直撃を必要とする。技の視覚表現は『α外伝』のものをほぼそのままに洗練とさせた美麗なもの。命中しなかった場合の演出に加えて、命中したときの演出(専用カットイン2枚)と専用の止め演出も有り。なにがここまでスタッフをはやらせるのか……。
- 春の祭典
- 『ROE』で新登場した「くるみ割り人形」の真の姿。「螺旋の型」は本来両手で行う「二重螺旋の型」が正解であり、マサキにそのことを教わり、習得する。また、「二重螺旋の型」は魔術的な側面が強く、一度使用すれば遺伝子に組み込まれた異物を看破し、解呪を行うことができる。
- 剣の舞
- 神祇無窮流「浮雲の型」をプレシアが独自に改良した剣舞。『ROE』では使用不可。
- LOE:「くるみ割り人形」のランクアップ武器として登場する。DSリメイクから、魔力で生み出した分身と行う多重剣舞による斬り上げで敵を寸断する技に変更された。発動時に大地系魔方陣を展開する。
- α外伝:手にした二刀の剣舞で標的を宙に浮かした後、新たに引き寄せた3本目の大刀で繰り出す上空からの下突きで串刺しにする。『ROE』と違い「くるみ割り人形」とは個別に使用可能だが、「くるみ割り人形」より攻撃力が低い。
合体攻撃
- 大地の桎梏(ガイアズ・バインド)
- 『ROE』で追加された、ミオとの必殺技。打撃に魔法陣を組み込んで順番に打ち込むことで、地面から隆起した柱に相手を封じ、二人で砲撃して止めを刺す。なお、プレシアは文字と違う読み方をする中ニ的センスはわからない模様。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
- 陸の地形適応「S」(OG2nd)
- プレシアの宇宙適正(B)が低いため、汎用ボーナスでは宇宙Sを選んだほうがツブシが利く。そういう意味ではありがたいボーナスかもしれない。
- HP+1000、装甲+200(LOE)
- 『ROE』では「HP+2000、装甲+200、HP回復+30%」に増強されている。
機体BGM
- 「熱風!疾風!サイバスター」
- 初期の『EX』(SFC)では専用BGMが用意されてないので、代替。
- 「終わりなき戦い」
- 『LOE』での汎用戦闘BGM。
- 「春風のプレシア」
- プレシア搭乗時のデフォルトBGM。
関連機体
- ブローウェル / ブローウェルカスタム
- ディアブロの簡易量産機とカスタム機。
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