スパルタンK5は『マジンガーZ』の登場メカ。
概要
原作第14話「怒れ! 眠れる巨人スパルタン」に登場した機械獣。
ローマの剣闘士とマサイ族の戦士の人格を与えて造られた自意識を持った機械獣で、テスト用機械獣モーダイルスを苦もなくあしらうが、闘志を持たず守りの為の戦いしかしないスパルタンK5にDr.ヘルは大いに不満であった。それでも出撃させてマジンガーZが先に攻撃してくれればなんとかなるかもと出撃させたが、マジンガーZと戦わずに、草原にZと一緒に寝ころんで日向ぼっこを始め、その姿がDr.ヘルに逆らう勇気在る機械獣として報道されたため、怒ったDr.ヘルはスパルタンK5に爆弾を仕掛ける。
その翌日、スパルタンK5の周りで遊ぶ兜シローとボスの太鼓の音とラジオの野球中継の歓声に闘争本能を呼び覚まされ、マジンガーZと戦う。しかし、マジンガーを追い詰め、あと一歩という所で、体内にしかけられた爆薬が爆発し、倒れる。
手にした大盾を赤熱させながらもブレストファイヤーを防ぎきったシーンは、視聴者に大きな衝撃を与えた。
登場作品と操縦者
SRWでは原作再現がされたことはなく、シリーズ通して量産型の雑魚敵扱い。ただし原作でマジンガーZを苦戦させた実績からか、他の機械獣よりも高性能であることが多い。
- 第3次スーパーロボット大戦
- 初期の機械獣のため、客観的に見れば後期の機械獣より弱いのだろうが、そのキャラクターと活躍が印象的な為か、今回は最強の機械獣として登場している。とにかくHPの高さと装甲の厚さには手を焼くことになる。攻撃の命中率も比較的高い。中盤にしか登場しないが、中々厄介な敵。ただ、その弱点は射程が極端に短いこと。よって、出現ポイントに近づかず、遠くからHPを削ることに慣れてくれば強敵ではなくなる。
- スーパーロボット大戦EX
- やはりHPと装甲が高い厄介なヤツ。全編通じてまんべんなく登場する。ただ、今回は射程1しかないため、前作より料理しやすくなっている。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- 能力面ではついにラインX1に抜かれたが、それでもやはり機械獣最強(ラインX1は機械獣ではない)。接近戦しか出来ないのは相変わらずで、しかも本作では何故か空中への攻撃手段を持たないため手慣れたプレーヤーにとってはカモになる。
- スーパーロボット大戦F
- 今回も最強機械獣の座は譲っていない。そして、射程の短さも変わっていない。かなりHPが多いので、射程外から少しずつダメージを与えて倒していきたい。
- スーパーロボット大戦F完結編
- DCの戦力として登場。グラフィックが少々修正されている。地上ルートでは火力の高い遠距離武器を持たないユニットばかりで戦わなければならないので、射程外攻撃にこだわらない方がかえって対処が楽。
単独作品
- スーパーロボット大戦
- 他の機械獣と異なりカリスマが10ある(他の機械獣は基本的に0)。こんなところにちょっとしたこだわりが……おそるべし開発スタッフ。
装備・機能
- スピア(槍)
- 超合金Zをぶち抜く威力を持つ三又の槍。
- 『EX』までは本機のグラフィックは真正面固定だったため、この武器を使う時はカニのように真横に平行移動して敵に接近するというシュールな光景が見られた。
- ハリケーン/ストーム
- 槍を振り回して風を起こす。
- シールド
- 左腕と一体化している楕円形のシールド。原作では甲児にどんな攻撃も受け付けないと言わしめ、事実ブレストファイヤーを含むZの全ての攻撃を凌ぎ切って見せた。
- なおモーダイルスとの模擬戦では、この盾で殴り付けることによって勝利しているが、SRWで武器として扱われたことはない。
- 盾装備
- シールド防御を発動。
移動タイプ
- 陸
- M
人間関係
- Dr.ヘル
- 創造主だが、寝転がるだけで戦おうとしないスパルタンをマジンガーZが放置して帰ったことで「わしはこれほど恥をかいたことはない」と激高した。
- その後見せしめとして爆弾を仕掛けたが、スパルタンの敗因が正にこの爆弾のせいであったためファンからは「ヘルが余計なことをしなければスパルタンはマジンガーに勝っていた」と言われる。
関連機体
- 機械獣モーダイルス
- 茶色い牛の姿をした四足歩行型機械獣。スパルタンの性能テストに使用され、角からの光線と口から発するミサイルで攻め立てたが、盾で全て防がれたあげく、その盾で殴られ敗北する。
- 名前にアルファベットと数字が付いていない機械獣は、第6話に登場したザイラとダンチェルを除けば同機体のみ。SRW未登場。