エル・ミレニウムは『第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇』の登場メカ。
概要
御使い直轄の機動兵器。獣脚類の恐竜か怪獣のような有機的な姿をしているが、生物ではなく兵器である。全身がディメンション・エナジー・クリスタル(DEC)で構成されており、歩行も攻撃も全てオリジン・ローによって賄われる。
主に御使いの使役する霊魂イドムが制御し、肉体や生命への渇望を力として生きとし生ける者全てを破壊し、蹂躙し、殲滅する。その戦闘力はアンゲロイ・アルカを遥かに凌駕し、ハイアデスの前の頭領を倒したのもこの機体。
御使いが監視する星に1体から3体が送り込まれ、極点で休眠。御使いの意に反する進化を感知すると覚醒、その文明を完全に消滅させるまでひたすら暴れ続ける。そのあまりの強さと無慈悲な殲滅力から、銀河の伝承においては「審判の巨獣」として恐れられている。
次元将の使役する次元獣は、このエル・ミレニウムをモデルとしたデッドコピーであるが、その力には雲泥の差がある。その力と御使いの威圧により、当初はZ-BLUEを絶望に叩き込んだが、幾多の戦いを経て成長した後の彼らには及ばず、真化融合後に至っては全く相手にならなかった。
登場作品と操縦者
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 初登場作品。最速での登場は救出ルートだと第21話、離脱ルートだと第20話で、アンゲロイ・アルカと共に1機だけ登場。Zチップボーナスのためには全滅させる必要があるが、無理はしないこと。
- 第51話以降は御使いの中ボス格として登場するが、第48話のリアクター3人とヴィルダークを倒せたならば十分に撃墜可能。資金はわずか8000と実入りは少なく、イドムのレベルもこの時点での平均レベルだろう62なので、経験値も期待できない。育っていないパイロットに落とさせよう。
- ちなみに、テンプティが意識を飛ばしていることがあるが、その時は2回行動が付いてくるので注意。
単独作品
- スーパーロボット大戦30
- 最終話にてゼル・ビレニウムと共にクエスターズの戦力として登場。パイロットは師父。戦闘能力は『第3次Z天獄篇』より低くなっているものの、その異様な風貌からかドライクロイツのパイロット達は畏怖の念を感じていた。
- クリア後の戦線やDLCミッションには、エトランゼ所属の個体が登場。パイロットはイドムだが、戦闘能力は本編最終話のものより向上している。
装備・機能
- 破界の業火
- MAP兵器。口から次元力の炎を吐いて敵を焼滅させる。
- 愚者の墓標
- 全体攻撃。口からクリスタルの息を吐いて敵チームを結晶の奔流に巻き込み、粉砕する。
- 審判の鉄槌
- P兵器。瞬間移動を繰り返しながら敵を連続攻撃し、最後にその軌跡に沿って結晶を作り出し、滅殺する。
- HP回復(小)
- EN回復(小)
- オールキャンセラー
移動タイプ
- 陸
- 空は飛べない。
- 2L
- かなり巨大。大抵のユニットにはサイズ差補正が発生する。
カスタムボーナス
- 装甲値+600、照準値+25。全ての武器に特殊効果「バリア貫通」を得る
- 『30』で採用。
関連機体
- ゼル・ビレニウム
- 近縁種だが、こちらは人型の有人機。エル・ミレニウムよりもさらに強い。
- 次元獣
- 次元将を生み出した文明によるコピー品。