ブレイバーン
ブレイバーン | |
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外国語表記 | Bravern[1] |
登場作品 | 勇気爆発バーンブレイバーン |
声優 | 鈴村健一 |
デザイン | 大張正己 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦DD |
SRWでの分類 |
機体 サブパイロット |
スペック | |
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全長 | 9.5m(ブレイサンダー) |
全高 | 9.0m(ブレイバーン) |
所属 | ATF |
パイロット | イサミ・アオ |
ブレイバーンは『勇気爆発バーンブレイバーン』の主役メカ。
概要
地球外から謎の武装勢力デスドライヴズが襲来する中、突如イサミ・アオのもとに降り立った謎多きロボット。デスドライヴズと同様に自我を持ち、イサミとの面識がないにも関わらず何故かイサミのことを知っており、とにかく異常なまでにイサミに執着する。
ティタノストライドとは全く異なるデザインをしており、開閉可能なフェイスマスクの下には人間のような顔が存在する。マスクは水中で活動するために必要なものらしく、水中でマスクをしていないと溺れてしまう。
一人称は「私」を用い、英語、日本語、ドイツ語を自在に使い分けるが、マイペースで押しが強く、イサミに降りかかる受難の原因となるトラブルメーカー。加えて、自身の歌う主題歌を実際に流す、変形時には自分の背中にロゴやエンブレムをホログラムとして投影する[2]等、戦闘中にもヒーローオタクのような奇行が目立つ。また、その奇行のせいで注目される事は少ないが、軍用レーダーに自らの名前を記載させるなど、軍事システムを自在に改変できる程の驚異的な電子戦能力も有している。
当初はデスドライヴズに対抗できる唯一の存在であり、(イサミ関連のトラブルは置いておいて)地球人にも好意的なため、アド・リムパックの残存勢力を束ねて結成された「ATF(アライド・タスクフォース / Allied Task Force)」の旗印となる。また、強く優しい思いやり溢れる性格でもあるのは確かであり、東京壊滅の報が届いた際には火花が出る程に拳を握りしめるなど、ヒーローらしさも確かに持ち合わせている。
イサミが搭乗せずとも単独行動は可能だが、ブレイバーンが全力を発揮するにはイサミの搭乗が必要不可欠であるため、イサミが専属パイロットにされてしまう。また、必殺技を放つ際にコクピットにエネルギーが発生するため、生半可な服では破け飛んでしまうことから、専用のパイロットスーツが用意される事になる。
いつの間にか持ち込んでいた超次元3Dプリンター「ビルドバーン」により様々な装備を製作しており、地球に到着した後も自力で戦力を強化し続けている。…そして、それとは別に明らかに趣味的なもの(スタチューやプラモデル)も出力し、自室を飾り立てている。
各形態
- ブレイサンダー
- 「チェンジブレイサンダー」の掛け声(逆にブレイサンダーから戻る際の掛け声は「チェンジブレイバーン」)とともに変形する高速移動形態。飛行はできないが、ホバーにより地上を高速で移動でき、悪路や垂直に切り立った壁、更には水中すらも走破する。
- この形態では頭部は胴体内部に格納されているが、頭だけをひょっこりと出し会話することも可能。
- バーンブレイバーン
- バーンドラゴンと合体した強化形態。
- 実はオープニングテーマのメインタイトルバックには本機の胸部が映っている[3]ため、それが流用された『DD』の参戦発表PVではPVにのみ登場している。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦DD
- 初登場作品。2024年4月のイベント「私のように熱く叫び、戦うのだ!」期間限定参戦。バランスタイプ。ブレイバーン本人もサブパイロット登録されており、掛け合い演出に登場する。
- 自分達の世界から並行世界へ転移させられ、ディバイン・ドゥアーズと一時合流するのだが、並行世界に転移していることを知っている、ディーダリオン・ザアムの危機を知っていたかのような会話をするなど、事前に本イベントの状況を全て把握していたかのような発言が多い[4]。そして関わる敵味方を存分に振り回す。
- イサミ側のオーブでHPを盛ることによるSサイズ不相応の強固さを持ち、SSRユニットパーツ「勇気一刀流奥義 ブレイブ斬」では弱体効果を無力化する効果まで揃っているため、素直に強力なユニット。ただ耐久力は盛られたHPおよびイサミのアビリティ「[+]ブレイブ1」による「不屈」「根性」の自動発動で強引に確保する形となるため、PvPの対決戦では流石に心許なく、「[+]ブレイブ1」の精神自動発動条件であるHP半分以下を飛ばして撃墜されると脆いという欠点を持つ。
- また、上述のSSR「ブレイブ斬」には運用の軸となる要素が多数詰め込まれているため、運用するなら是非とも入手したいが、共演するディーダリオン・ザアムの型落ちパーツがピックアップ枠を占有し1/3の確率で当たりというガシャのため、引けない時のリターンの薄さで敬遠しブレイブ斬を入手できず二軍になる可能性がある。
- ちなみに、シナリオのみならず戦闘時の掛け合い、果てはユニットパーツのアビリティ名までしっかり気持ち悪い。
装備・機能
武装・必殺武器
- 格闘
- イサミが搭乗していなくても自律活動可能で、第1話では徒手空拳でゾルダートテラーを粉砕している。だがイサミが搭乗・操縦しなければ全力を発揮することはできないらしく、以下の各種武装や必殺技を使用することは無い。事実、第2話ではイサミ不在の中単身出撃し、苦戦を強いられている。
- 『DD』では「パンチ」名義で打撃属性の通常攻撃およびR必殺技として採用。メインアビリティは「好きなもの:イサミ」[5]で、攻撃力・防御力が増加する。SSR+昇格時は攻撃力・防御力が増加し、気力が10上昇する毎に、照準値が増加する。気力130以上のとき、戦闘時のみ敵ユニットの防御力・運動性を減少させる。サブアビリティは「攻撃力アップI」。
基本武装
- バーンブレイド
- メイン武装となる剣。普段はバックパックに収納され、使用時に刃が展開される。「勇気一刀流」の名の通り基本は1本使用するが、第11話ではバーンブレイド二刀流を披露している。
- 『DD』では斬撃属性のR必殺技として採用。メインアビリティは「ブレイクアタックI」で、サブアビリティは「攻撃力アップI」。
- スタンナックル
- 右腕の籠手に装備。拳と共に電撃を送り込むことが可能。第6話でのスペルビア戦で使用。この際、電撃とともに言語機能への干渉を行い、デスドライヴズの言語を地球の言語へと翻訳するという、電子戦能力の応用を見せている。
- 『DD』では第6話の再現が行われたため、シナリオ上で使用してはいると思われるが、特に本武装に言及はされておらず、武装としても未採用。
- バーンアックス
- ビルドバーンで製作した大型の斧。通常は肩部に収納されている。第7話より使用。
必殺技
- 勇気一刀流奥義 ブレイブ斬
- 「ブレイズアップ」の掛け声と共にバーンブレイドにエネルギーを纏わせ、上段の構えから一刀のもとに敵を切り伏せる。
- 『DD』では斬撃属性のSSR必殺技に採用。第1話の再現だが、原作ではブレイバーン一人で勝手に叫んで終わった後述のシーンでは、イサミと共に叫ぶことができている。PVでの演出上は「ババーンと推参! バーンブレイバーン」が流れているようであり、第1話の如くイサミに突っ込まれている。
- メインアビリティは「勇気一刀流」で、ブレイバーン装備時、移動力が増加する(効果は重複しない。効果の最も高いもののみ有効)。攻撃力・防御力・照準値が増加し、気力が10上昇する毎に、攻撃力・防御力・照準値が増加する。ブレイバーン装備時、気力130以上のとき、全ての攻撃の与ダメージ、命中率が増加し、戦闘時のみ敵ユニットの攻撃力・運動性を減少させる。気力140以上のとき、勇気一刀流奥義 ブレイブ斬の必殺技威力が増加する。ブレイバーン装備時、確率で新たに受けるアビリティによる弱体効果を無力化し、斬撃・打撃属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加する。勇気一刀流奥義 ブレイブ斬命中時、自分に「覚醒」を発動する。サブアビリティは「攻撃力・防御力アップIII」。
- 勇気一刀流奥義 ブレイブズバッシュ
- 第2話で使用。ブレイブ斬とはあまり有意な差がないが、初使用時にブレイバーンは「違う」と言い放ち、イサミを困惑させた。
- モーションを比較すると、こちらは霞の構えからの逆袈裟斬りである。
- ブレイブシュババババーン
- 第3話より使用。腕から鏃状の光線を放つ。
- 発射パターンにいくつかのバリエーションがあり、「掌から小さな光線を連射」「両手で全長を上回るほど大型の光線を溜め撃ちして敵を両断」「小さな光線が連結されたものを振るい、そこから光弾が拡散する」等が確認出来る。
- 『DD』ではビーム属性のSR必殺技として採用。初使用時の流れである前2つの連続攻撃を再現している。メインアビリティは「アタッカーII」で、サブアビリティは「攻撃力・防御力アップII」。
- ブレイ・ザ・サモン
- 誘導砲弾や巡航ミサイルの軌道を操る技。これ以前にも軍事システムを掌握する電子戦能力を発揮したことがあるが、それを技として発揮したもの。
- 使用時に専用のレバーがコクピット内にせり出し、イサミがそれを引くことで発動、その際ブレイバーンは肩部装甲から三対六枚のブレードを展開する。モニターには「勇導操波(BRAVE THE SUMMON)」と表示されている。
- ブレイブヴァニッシュ
- 第7話より使用。バーンアックスを振りかぶり、ジャンプの勢いで大きく振り下ろす。破壊力に優れるようで、クピリダスを要塞諸共に一刀両断、爆散せしめる威力を見せた。
オプション装備
- 集音マイク(正式名称不明)
- 第5話で使用。艦の上でイサミとスミスがボクシングをする際に「こんなこともあろうかと」制作したものであり、艦のシステムをジャックして二人の声をATF艦隊全体に放送している。
サイズ
- S
- 全長9mと、スーパーロボット作品の主役機の中では小型の部類に入る。だが共闘するリアルロボットのティタノストライド(TS)が6m前後と更に小さく、OPの並走シーン等でもブレイバーンは大きく描かれている。
機体BGM
- 「切り拓くは己の道」
- 『DD』でSSRユニットパーツを使用する際に流れるBGM。同作での戦闘BGMは全てオリジナルとなっているが、本機のBGMは『X-Ω』初出のBGMが流用されている。
- なお、元々彼が歌い周囲に流している「ババーンと推参!バーンブレイバーン」は名乗りの時などにイベント内で原曲を流している。
人間関係
ATF
- イサミ・アオ
- 執着の対象、そしてブレイバーンは彼の受難のだいたいの元凶。地球に現れた当初からブレイバーンは彼のことを知っている様子で、執着と思いやりの間を行ったり来たりする。
- ルイス・スミス
- ブレイバーンに乗りたいと発言する彼の言葉を「生理的に無理」と切り捨てる。一方で、何かと苦悩しがちなスミスの事を気にかけ、導こうとしている節がある。なお、ブレイバーンはほぼ一貫してスミスを何故かフルネームで呼んでいる。
- ルル
- 保護された謎の少女。ブレイバーンはなぜか彼女の名前を知っていた。ブレイバーンをスミスと呼び間違えることもある。
- ヒビキ・リオウ、ミユ・カトウ、ホノカ・スズナギ
- ATFの仲間達。ロボットらしからぬコミュ力の高さを発揮して彼女達と直ぐに打ち解け、雑談に花を咲かせる。
- リュウジ・サタケ
- ATFのTS部隊指揮官。イサミやブレイバーンを裏から支える。
- ハル・キング
- ATF司令官。対デスドライヴズの主戦力として、ブレイバーンに期待している。
- ハイデマリー・バロウ
- ATF幹部の一人。当初はブレイバーンを敵かアメリカの自作自演と疑っていた。
デスドライヴズ
- スペルビア
- 最初に交戦した指揮官級デスドライヴズ。彼と地球人類が意思疎通を取れるように言語機能に干渉した。
他作品との人間関係
- ディド / ディーダリオン
- 参戦イベントでおそらく最も影響を受けてしまった人物。彼に必殺技を叫ぶという概念を説き、自らの側に引き寄せてしまった。
- 大門恵留
- ディドとブレイバーンの間に立とうとするがブレイバーンに圧し負けて叶わず、結局ディドがブレイバーンの影響を受けてしまったことで頭を抱える形になってしまった。
- 赤木リツコ
- ディバイン・ドゥアーズ首脳陣の大半がブレイバーンに悩まされる中、彼女だけは唯一といっていいほど気圧されなかった。それもあって話の核心に切り込まれてしまっている。
- 氷竜、炎竜、ボルフォッグ、ゴルディーマーグ
- 自らの意思を持って喋るなどブレイバーンと近しい存在のためか即座に打ち解け、一緒にディーダリオンの必殺技名を考える。
名台詞
基本的にサブタイトルは該当話のブレイバーンの台詞となっている。
本編
- 「待たせたな、イサミ!」
「助けに来たぞ!」 - 第1話より。1行目は同話サブタイトルの台詞。デスドライヴズの襲来で訪れる絶望的な状況を一変させた上での台詞。この時のイサミは彼と全く面識がないのだが、彼は一方的にイサミのことを知っていた。
- 『今は人同士が手を取り合う時だ』
「この危機は、世界が一丸とならなければ、乗り越えられない!」 - 第2話より。デスドライヴズの尖兵を退けた後の残存勢力の会議にて、「アメリカの猿芝居」を疑う者に対して1行目の言葉をドイツ語で問いかけ(本編字幕表記)、その後に改めて英語で(視聴者には日本語に聞こえている)周囲に問いかける。ここまでは格好いいのだが、イサミの名前を聞くや否や…(後述)。
- 「皆、己を守るのは己自身と、信頼する仲間達だ。だから、1人でも多く生き残るために…特訓だ!!」
「敵のエネルギーはほぼ無限だ。それに対抗するのは、まずはスタミナ作りから!」 - 第3話より。キングの演説後のブレイバーンから各隊員に向けた熱いアドバイス。日が暮れるまで猛特訓と戦術指南が続いた。熱血アニメらしい展開といえばそうだが、ロボットなのにランニングにTS共々参加していたり、コックピットに全裸のイサミを乗せたままというツッコミどころはある。
- 「それが、彼女の名前だ」
- 第3話ラストの同話サブタイトルの台詞。謎の少女に懐かれるようになったルイス・スミス、言葉も解さない様子のその少女がルルという言葉を発したのを聞き、それを名前と断言する。なお、ここのみサブタイトルとは少し差異がある[6]。
- 「イサミ、キミはまだ、人というものを分かっていないようだ」
- 第4話より。同話サブタイトルの台詞。ルルを巡る出来事から生じたスミスへの不信感もあってイライラしているイサミを気晴らしに宿泊施設のバーへと連れ出し、疑問を抱くイサミを諭す。
- 渋々ながらバーに入ったイサミは、集まっていた軍人たちからヒーローとして歓待を受け、お互いにとって楽しい宴を過ごすのであった。
- ブレイバーンが「非常時だからこそ気晴らしが必要なのだ」という考えを持ち、イサミにストレスの発散を促したという良い場面ではあるのだが、ここまでイサミの気持ちをこれでもかというほど慮らず、むしろストレスの要因となっていたロボットにこう言われるのは釈然としない。
- 「勇猛果敢な正義の戦士がどこから現れたら最高なのか。朝日を背に現れるか、夕日を背に現れるかだがどちらも捨てがたい。つまりハワイから西に向かえば朝日と共に、東に向かえば夕日と共に現れる事になる」
「私は朝日の方が『あ、援軍来たな』という雰囲気が出ると思う。夕日がダメと言う意味では決してない。夕日も素晴らしい。だから夕日は最後の最後に取っておこう」
「そうして導き出される進路は一つ! 我々は西に向かう。その場合、まず最初に激戦が予想される場所。それは…日出ずる国。ジャパーンヌッ!!」 - 第5話より。ハワイでの戦いを終えたATFは次にどの国に救援に向かうか議論するも結論が出ず停滞。その際、最終決定を委ねられたブレイバーンは理想のヒーロームーブを力説しつつ作戦を考案した。一見するとただの願望にも見えるが、味方の残存戦力との早急な合流や果たして敵が国土の小さい日本に大戦力を割くかと考えると一理あると言える。かくしてATFの次の目的地は日本に決定。日本への遠征の準備が着々と進められた。
その他
- 「これは、本当の勇気に出会う物語。今日も一日お疲れ様! この後は『勇気爆発バーンブレイバーン』!」
- TBS報道番組『ニュース23』終了直後の番組ジャンクションより。深夜アニメを遅くまで起きて見てくれる視聴者に対する労いの言葉。
迷台詞
イサミ・アオへの執着やヒーローオタクっぷりから迷台詞の比重が非常に高い。1クールアニメにもかかわらず圧倒的に迷台詞が多い。
本編
- 「さあ。私に、乗ってくれ」
「君以外に誰がいる? 迷うことは、何もない」
「私に! 私の中に! 早く乗るんだ!!」 - 第1話より。突如現れたブレイバーンに困惑するイサミに対して、自分の中に乗るように促す。…促すのだが、段々とその声色が気持ち悪くなる。
- 「違う! それはまだ早い!!」
- 上記の後、ブレイバーンに乗り込んだイサミが頭上のレバーに手を出そうとした際の制止。直前の流れと異常な必死さ、まるで一線を超えることを拒絶するような表現に聞こえてしまう。この一件から、このレバーの通称は大張正己監督曰く「それはまだ早いレバー」[7]。
- 後に判明したバーンブレイバーンへの合体時にこのレバーを使用しており、この時はまだバーンドラゴンが存在しないことなど合体の準備がないため「まだ早い」というのもまた事実である。では何故計器類の中で真っ先に出現させたのだろうか…。
- なお、この時点でこのレバーを操作した時の影響自体は不明。後の話でこのレバーを乱暴に弄り倒す場面はあったが、その時は操縦系統自体がシャットアウトされていた[7]。
- イサミ「装備は! 迎撃用の装備はないのか!」
「あっ! フッ……! バーンブレイド!」 - 同話より、素手で敵の量産機にあたるゾルダートテラーを容易く撃破するものの一斉射撃に押され、対策を求めたイサミに対して、言われて思い出した様子でバーンブレイドを取り出す。
- それ自体がツッコミ所だが、問題はイサミの求める「迎撃用の装備」というのはおそらく射撃戦に打ち勝てる火器などであり、剣ではなかったであろうことである。結局それで撃退してしまったので問題はなかったものの、ブレイブシュババババーンを使えば要求に近かったと思われるのだが……[8]。
- 「さあ一緒に叫ぶぞ! 必殺技の名を!」
- 同話より、デスドライヴズとの戦闘中に、初めてブレイバーンに乗るイサミに対し、イサミが知るはずもない必殺技を一緒に叫ぶことを要求する。
- 「勇気一刀流奥義!」
イサミ「…くっ…勇気一刀りゅ」
「ブレイブゥゥ! 斬!!」 - で、上記の後。ブレイバーンの発言に続くことで実際に叫ぼうとしたイサミの声をかき消す勢いで自分で勝手に叫んで終わってしまう。共に叫ぶことを自分で要求したのではなかったのか。
- 『DD』でも同シーンが再現されているが、原作比で多く間を取っており、イサミと共に必殺技の名を叫ぶことができた(PVでは「勇気一刀流」まで)。
- 「ああ、そうか! まだ私の名前を言ってなかったな」
イサミ「いや、そうじゃなくて、何故俺の名前を…」
「私の名前は! …ブレイバーンだ!!」 - 同話ラスト。諸々の状況に困惑するイサミの問いかけを悉く遮り自己紹介をする。同話だけでも十分すぎるほどイサミを振り回しているが、これからの戦いもイサミの受難も序の口に過ぎなかった…。
- 「イサミィーーッ!!」
「そうだ、君たちも是非聞いて欲しい。私とイサミの物語を。チャプター・ワン…『出会い、そして結ばれるふたり』」 - 第2話より。上述の会議中にイサミの名前を聞くや否や、唐突に気持ち悪い調子を取り戻す。有能と変態の間を行ったり来たりで忙しい。
- 「…そんなイサミと相対した瞬間、全身の油圧パイプにほろ苦くも甘い何かが迸った。そして本能が告げたんだ。『彼を私の中に乗せたい』と…! イサミはそんな私の気持ちに応えてくれた。私の中に入ってくれた。私の動力源は熱いパトスではち切れんばかりだった! 私にとって、初めての…体験。これが…結ばれるということなのか…と。イサミを受け入れるということは、すべてを受け入れるということ…イサミが操縦桿を上下に動かすたび、私も上下する。まさに…二人で一人だったんだ」
- 同話より、上述の「チャプター・ワン」の中身の作中で語られた部分。あんまりにも気持ち悪く、会議の場はブレイバーン以外全員がドン引きしていたが、無理もない…。案の定、放送後のSNSでは「ブレイバーン気持ち悪い」がトレンドとして上がった。
- 結局イサミとの関係にどれだけ言及しているかは不明だが、後の展開で全く情報が進展しなかったことを考えるとおそらく大した情報は落としていない。
- 搭乗をエクスタシーに溢れる表現で語るのは後にも先にもブレイバーンくらいであろう。
- 『DD』のイベント「私のように熱く叫び、戦うのだ!」でまさかの再現。ブライトを唖然とさせたが、ミサトやリツコはこの怪文書を大真面目に解読しようとしている。残念ながら(?)DVEはない。原作からの地続きとなるとこれを2回も熱弁した事になるが…。
- 「そしてイサミの勇気と情熱が私の中で激しく動く度に弾け、全身のオイルと交わるのを感じた。これなら勝てる。その時私は…」
「しまった!!」 - 同話より、「チャプター・ワン」のさらに続き。イサミの拷問描写などを挟み、ここまで語り続けたところでデスドライヴズの再侵攻の報が届く。気持ち悪いだけでなく長すぎた模様で、結局情報共有すら満足にいかないまま再戦に臨まなければならなくなってしまった。何をやっているのか…。
- なお、ここまで「油圧パイプ」だの「オイル」だの言及しているが、大張監督曰く「燃える血潮の喩え」であるため、実際にブレイバーン自身に油圧が使われているわけではない[9]。
- 『イサミィーーッ! そろそろだよな、イサミィーーッ!!』
『信じてるからな! イサミ…アッ! 焦らすじゃあないか……だが、私はキミを痛ァァ!? イサミ、イサ……アレ? 来るよな? 来てくれるよな? ……イサミィーーッ!!』(後略) - 同話より。1行目は同話のサブタイトル。
- スペルビアとの初会敵時、「お前を変えてみせる!」と意気込んだはいいもののイサミ抜きでは劣勢であり、だんだんと弱気に情けなくなっていく。各国軍の緊迫した状態の中で通信越しに聴こえるブレイバーンの情けない声のギャップがシュール。
- 「あっ、イサミ!」
「信じていたぞ。さあ、私と一緒に…」 - 同話より。拷問から解放はされたものの、ブレイバーンが気持ち悪すぎて搭乗を拒否するイサミ。そうこうしているうちに吹き飛ばされたブレイバーンに巻き込まれてひっくり返った装甲車、そこから這い出したところで遂にブレイバーンがイサミを見つけてしまった時の反応。先の情けない声は何だったのか。そして見つかった瞬間恐怖に凍り付くイサミに同情を禁じ得ない。
- 「ルイス・スミス!」
「…すまない」
「君を乗せることは…生理的に、無理だ!」 - 上記の後、ルイス・スミスが代わりに搭乗を名乗り出るが、ある理由から(2行目以降)一気に冷めたように搭乗を拒否する。この言葉はヒーローに憧れを抱いていたスミスにとってはショックだったようであり、次話に至るまで傷心を引きずっていた。
- イサミ「今だ! 勇気一刀流奥義! ブレイブ、ざぁぁ…」
「違う。今度は『ブレイブズバッシュ』だ!」
イサミ「何が違ぇんだよおおおお!!」 - 同話より。前話で必殺技を叫ぶことを要求されたため、イサミは「ブレイブ斬」を叫ぼうとするが、ブレイバーン的には違う技だったようでダメ出しが入る。当然ながらイサミは完全に自棄になっている。
- なお、この一件のためか、後にブレイバーンはモニターにカラオケのように叫んでもらいたい言葉を表示し、イサミに読んでもらうようになった。
- 「ありがとう2人とも。イサミは私の中で快適に過ごしている」
「大丈夫、私の中は裸でも快適だ」 - 第3話より。前回の戦闘終了後、必殺技の余波で裸にひん剥かれ心が萎えてしまいコクピットに閉じ篭ってしまったイサミへ、差し入れを持ってきたヒビキ&ミユに対し自分の内部環境が「快適」で有る事を主張しつつイサミの現状を報告する。虚ろな表情を浮かべたまま全裸状態で膝を抱えるイサミに対し、「キモッ!」と斬り捨てるヒビキの辛辣さが何気に酷い。
- 「イサミの、元・バディか」
- 同話にて、ヒビキ&ミユに加えてホノカ・スズナギと対面しての台詞。今のバディは自分であると独占欲を表す。ホノカは戦闘管制を担当しているため別にバディを解消しているわけでもないし、そもそもブレイバーンはイサミからバディとは認められていなかったのだが…。なお、このマウンティングは初対面だけで、話をしているうちにホノカとも談笑を始められるくらいには打ち解けている。
- 「それはイサミの名誉のために、トップシークレットだ」
- ホノカも合流した上記の談笑の中で、一日以上ブレイバーンの中に引きこもっていたイサミの排泄関係の話になった際のブレイバーンの答え。機内にトイレがあるのかと聞かれた際も「それもノーコメントだ」と発言しており、どうなっているかは不明。ただ、女性陣とブレイバーンがイサミの排泄の話で盛り上がっていることはますますイサミの名誉を傷つけている。イサミかわいそう。
- 「共に行ってくれるかな、イサミ! 心と体の準備はできているか! シャウトに備え、喉の準備も整えているか!? 私は全て、絶好調だ!!」
- 同話より。ハワイ近海に敵襲。その一報を聞いたブレイバーンによるイサミへの問いかけ。戦う気があるのはいいことだが、余計な自分都合まで準備を要求していたことで、結局ここまでコクピットに籠りっきりだったイサミが遂にブレイバーンのやりたい放題に激怒する。
- 「そんな! イサミそんなぁ! だったら降りてくれ! やる気がないなら今すぐ降りてくれ!」
イサミ「じゃあ降りるわ」
「わ、わかった、降りなくていい! 共に行こう」
イサミ「チッ…どっちなんだよ」 - 上記の後。ブチ切れたイサミの投げやりな姿勢に対して、ヒーローらしからぬ言動を嫌うブレイバーンは言葉を荒げ、降りるよう促す。そもそもブレイバーンが原因なので降りていいとなれば、イサミはあっさり降りようとするも、すかさず掌を返してそれを制止した。とは言え、女性陣の前に全裸で現れようとすれば、それを慌てて止めようとするのは仕方のない事ではある。
- 「チェーンジブレごぼぼぼぼ…」
- 同話より。水中でブレイサンダーからブレイバーンに変形しようとするが溺れる。マスクをすることで解決したが、当然ながらまたしてもイサミに呆れられてしまう。
- イサミ「浸水!?」
「違うぞイサミ。機内を液体で満たして、水圧に耐えるんだ!」
イサミ「俺はどうなるんだ!?」
「大丈夫。肺に満たされれば、直接酸素を供給してくれる。『アビス』みたいなものだ!」
イサミ「んでそんなの知…ごぼぼぼぼぼ…」 - 同話より。水中での戦闘中、コクピットに事前申告なく液体が侵入したことに驚くイサミに対して。描写からしてここで言う『アビス』とは1989年に公開されたアメリカ合衆国のSF映画のことだと思われる[10]。…ブレイバーンが降り立つよりずいぶん前の映画をどうして知っているのか。
- なお、呼吸ができるといっても液体で溺れるか否かは別問題であり、このせいでイサミは一時気絶してしまった。
- 「あっ…」
「ほわぁぁぁぁぁっ!!」 - 同話より。必殺技「ブレイブシュババババーン」で格好良く決めた直後、敵がまさかの大爆発を引き起こし、哀れ夜空の星に。何とも締まりがない終わり方である。そして吹き飛ばされた先で偶然スミスと鉢合わせするが…
- 「ふむ、親睦を深めるためにスキンシップを図っていたようだ」
- 同話より。上記の直後のシーン。目の前に謎の銀髪の少女と絡み合っているスミスというとんでもないシチュエーションに激昂するイサミとは対照的にズレた対応をする。
- 「こんなこともあろうかと、密かに作り上げたハイパーガジェット。その名も、バー…」
- 第5話より。イサミとスミスのボクシングの最中、空母の影からブレイバーンサイズの集音マイクを伸ばす。なお、せっかく作り上げたハイパーガジェットなのだが、正式名称を言い切る間もなく次のラウンド開始のゴングが鳴り響いたため、名称はたった2文字しか分かっていない。
- 「では、詳しく話そう」
「チャプター・トゥ…『飛翔――絡み合い、溶け合うふたり』」 - 第6話より。第2話の「チャプター・ワン」に続きがあった。今度は東京の残存勢力と合流した後の会議に割って入る中で披露しはじめる。チャプター・ワンがアレなのといかにもなサブタイトルなので、少なくともそれに負けず劣らず気持ち悪い内容なのは間違いないだろう。
- 「スペルビア! どういうことだ、既に私は名乗っているぞ!」
「あんなに熱く推して参りあったというのに私の名を忘れたのか!!」
「ブレイバーンだッ! もう一度言う、ブレイバーンだ! ブレイッバァァァーン!!」 - 同上。言語機能を調整されたスペルビアが改めて名を訊こうとしたことで激昂。3行目の際は自分からタイトルロゴっぽいもの[11]をホログラムで背後に投影してまで名乗る。うるさい。これを受けたスペルビアが謝罪した際は「うん。分かればいい」と素直に引き下がっている。
- なお、『DD』のイベント「私のように熱く叫び、戦うのだ!」ではこの時のロゴっぽいものがマップ演出として採用され、名乗る際に投影されている。名乗りの際はこの台詞を再現したものもあるが、最後の台詞が「ブレイバァァァァァァァァァァァァン!!!!」とテキストの圧が原作の台詞以上に高まっており、おまけに名乗りの時は主題歌「ババーンと推参!バーンブレイバーン」の原曲が流れる。
その他
- 「これは、本当の勇気に出会う物語。『ニュース23』の後は『勇気爆発バーンブレイバーン』!」
「勇気、爆発していますか?『勇気爆発バーンブレイバーン』、この後すぐ!」 - 『ニュース23』終了直後の番組ジャンクションの別バージョン。
- 報道番組の視聴者層すら取り込もうとするブレイバーンの貪欲さが笑いを誘うのと同時に、直前までオンエアされていた番組との温度差で風邪を引きそうな感覚に陥ること請け合いな番宣スポットでもある。
- 「これは、本当の勇気に出会う物語。お休みの前は、『勇気爆発バーンブレイバーン』!」
- また別のバージョンの番組ジャンクション。お休みの前は、と言うが毎話濃すぎて寝れなくなりそうである。
- 「次回、『勇気爆発バーンブレイバーン』! どうするイサミ! こんな時、イサミならどうするんだ! どうするイサミ! なあ、なあ!」
- 第7話の次回予告動画のタイトルコール。「どうするんだ」までがタイトルで、最後の「どうするイサミ! なあ、なあ!」は含まれない。タイトルに乗じてさらに煽ってどうする。一緒に予告を担当したスペルビアには遠回しに「うるさい」と言われてしまう。
- 「1巻は5月10日、2巻は7月3日の発売だから忘れずに…って、イサミ! どこにいるイサミ! イサミ? イサミ!? イサミィーーッ!!」
「…そうか。一足先に予約をしに行ったんだな。よし、私も後を追いかけなくては! チェーンジ・ブレイサンダー!!」
「みんなも、予約よろしく頼む!」 - ハピネットピクチャーズによる『勇気爆発バーンブレイバーン』Blu-ray発売決定の告知動画より。ここまで真っ当に告知していたのだが、イサミがいないことに気づいて発作のように叫ぶ。ここでもか。
- 「新発売、勇気爆発ブレイバーン・フライパーン」
「パーンパーンパーンパーンパーンパンパンパンパーンフライパーン!」 - 2024年4月1日発表のエイプリルフール動画[12]より。昔のCM調に架空の商品を紹介するが、突然のオープニング替え歌に始まり、以降も「勇気が無くともチャーハンを空へと飛ばす事ができる」を謳い文句にフライパーンを持ったブレイバーンの雑コラが大量に宙を舞ったり、スミス愛用のTシャツで汚れを拭いたりとツッコミどころしかない。
- ちなみに、件のフライパーン(特別価格39,800円)は全長3.2m 重量3tであるため人間ではなくブレイバーンサイズのフライパンだと思われる(しかもおまけで2個付き)。番組が終わったばかりだというのに元気なものである。
スパロボシリーズの名(迷)台詞
戦闘台詞
- ブレイバーン「そうだ、イサミ! もっと早く、きつく! 操縦桿を握り締めるんだ!」
イサミ「…黙って戦えないのか」 - 回避時の戦闘台詞。イサミのぼやきもごもっともである。
- 「大丈夫! 私のは硬くて頑丈だ!」
- 小破時の戦闘台詞。隙あらば気持ち悪くなる。とりあえず、「の」をつけるな、「の」を。
- ブレイバーン「心と身体の準備は出来ているか、イサミッ!」
イサミ「やってやらあぁぁっ!」 - SSRユニットパーツ「勇気一刀流奥義 ブレイブ斬」使用時の台詞の1つ。第1話とは別パターンの台詞として用意されたのが第3話出撃前のいざこざを元ネタにした台詞だが、余計な自分都合の心配が省略されているからか、原作比で非常にポジティブな台詞になっている。
- 「ディーダリオン!」
「私のように熱く叫び、戦うのだ!」 - 『DD』の参戦イベント第3話におけるディーダリオン・ザアムのイベント戦闘時の台詞。2行目は参戦イベント、および第3話サブタイトルの両方に採用されている。他人のイベント戦闘の台詞に介入するのもインパクトは強いが、この台詞の通り、ディーダリオンもまた魂を込めた熱いシャウトと共にバラム・カーラーを繰り出し、レッド・ワイバーンを追い込んた。…他人を完全に染めてしまったということであり、保護者役だった大門恵留は完全にディーダリオンがブレイバーンの影響を受けたことに頭を抱えてしまっている。他の世界に転移してなお、やりたい放題にもほどがある。
シナリオデモ
- アンギルオン「貴様らは…」
ブレイバーン「ブレイバーンだ!」
アンギルオン「!?」
ブレイバーン「私の名前は、ブレイバーン!!」 - 『DD』の参戦イベント第1話より。最下段は第1話サブタイトル。ネピリアンが接触した際に、最初の問いかけを遮っての名乗り。更に再度名乗った際には上述した番組のタイトルロゴっぽいものを投影する[13]事をしでかしており、マービュオンも「あの映像はいったい…?」と困惑している。
- 「そして、アライド・タスクフォースとハワイ諸島に暮らす人々の愛と勇気… さらに私とイサミの熱い魂が一つとなったことで、彼らの星に蔓延る脅威のうち一つを退けることが出来たのだ」
- 参戦イベント第2話「この星の明日のために!」より。先述のチャプター・ワンをディバイン・ドゥアーズに語った際の締め。ATFでの話を他者に語る都合上当初のチャプター・ワンとは異なる部分であり、第6話の台詞を改変して繋げている。なお、こちらでは途中で敵が出現しなかったため、最後まで語る事が出来た。ちなみに、式波・アスカ・ラングレーの証言により、この話はラー・カイラムのブリッジにへばりつきながらという気持ち悪い体勢で語っていたことになる。そしてこれで終わりかと思いきや、ブライトに状況の続きを簡潔に聞かせてくれと言われて、続けざまに第6話の「チャプター・トゥ」を詳しく語り出そうとする。直後にアムロが入室した事で話は打ち切られ
ブライト達も解放された。 - 「重要なのは過去ではなく、未来だ」
「そして、ディド…君がそれを勝ち取るために足りないものがある」
「熱く、魂のこもったシャウトだ」 - 同上。ディドと対面した際、赤木リツコに「過去のディーダリオンを知っているのでは?」と訊かれての台詞。明らかにはぐらかしながら、自分の趣味にディドを取り込むように見える。
- 「それはディーダリオンが無意識に出したもの。私が言っているのは、ディドが自分の意思で魂から発する熱き叫びのことだ」
「そして、必殺技の名称はそのトリガーとなる」 - 同上。上記の流れから必殺技の叫びの議論になるが、その中で大門恵留から「叫んだことがある」と言われての返答。一見して自分のヒーロー趣味に拠る台詞だが、ブレイバーンのこの台詞に焦点を当てると、ディド自身の意思を発することが重要になることを説いている…と言えなくもない。ディーダリオンについての過去の知見をはぐらかしたことと併せると、ブレイバーンは自分の趣味に拠らない意図を以てディドに干渉している可能性がないわけではない。
- 「この世界を救う手助けを私達にさせて欲しい!」
- 同上。敵の襲撃に対し、ブライトに出撃を志願する中での最後の一押し。たとえ違う世界であっても、ブレイバーンの勇気と闘志は揺らぐ事はない。この台詞に「勝手に飛び出されるよりはマシ」と判断されたブライトによって出撃の許可が出される。
- 「どうした? 早く1つになろう」
- 同上。違う世界での戦いで出撃を渋るイサミに対して。いきなりラインを超える発言をするな。
- 「イサミ…君は言ったじゃないか。もう誰も死なせたくないと」
「その想いに世界の違いは関係ない。私も君も1人ではない。同じ目的を持ち、共に戦える仲間達がここにもいる」
「その絆は…力は、いずれ多くの世界を救うだろう。しかし、今、私達がやるべきことは…」
「そうだ。そして、それが元の世界へ帰るきっかけとなる」 - 上記の直後、イサミの出撃を渋る理由を聞いての返答。元の世界に帰るためにも、今自分達に出来ること…違う世界で出会った同じ想いの仲間達と共に戦い、世界を救うことを促す。
- 「私を信じろ、イサミ。あの世界を救いたければ、この世界を救え。全てが最後には収束し、繋がっていく」
「今はその過程に過ぎない。そして、君はディバイン・ドゥアーズの戦士達の戦いを見ておいた方がいい…」
「後で君の世界を、仲間達を救うためにも。君にその気があるのなら」 - 続き。元の世界に帰っても、激化するであろうデスドライヴズとの戦いに備え、ディバイン・ドゥアーズから学べるものは学ぶようにと伝える。
- 「そう、私達は戦わなければならない! この星の明日のために! 行くぞ、イサミ!」
- 第2話のラスト。ディーダリオンが窮地に陥っている事を察し、救援に向かう。原作と同様にサブタイトルをブレイバーンが台詞として発言する。
- ちなみに「この星の明日のために」はシリーズ過去作でもサブタイトルやBGMとしても使用されたフレーズでもある。
- 「私は言ったぞ、イサミ。この世界を救う手伝いをすることが元の世界へ帰るきっかけになると」
「それぞれの敵は異なるが、私達が心を1つにし、勇気と闘志を燃やせば必ず勝てる!!」
「さあ行くぞ、イサミ! この世界と君の世界を救うために!」 - 参戦イベント第3話。レッド・ワイバーンとアンギルオンの猛攻、更にスペルビアの出現により窮地に立たされるが、それでもブレイバーンは諦める事はなかった。この台詞と共に反撃の狼煙の如く主題歌(原曲)が流れ始める。…正確には、後にイサミが「またこの歌が流れるのか!?」と発言しているため、ブレイバーンが流し始めている。実際イベント直後のメインストーリー3章Part12にて、「戦闘中にBGMを流す」ことが話題に出ているため、ブレイバーンの奇行は相当の爪痕を残したようだ。
- 「この世界の勇敢なる戦士達よ!」
「時が来た! 君達には深く感謝する!」
「戦士達よ! いつかまた会おう! それまで私達のことを忘れないでくれ! 私の名前はブレイバーン! ブレイバーンだ!!」 - 第3話クライマックス。イサミ、スミス、ルル、そしてスペルビアとブレイバーンが揃った事でゲートが開く。
- ディバイン・ドゥアーズにとってはほんの僅かな時間だったが、その間に強烈なインパクトを残したブレイバーンは『DD』の世界から去って行った。再び彼らと共に戦う日が来ることを信じて…。
その他
- 「イサミィーーッ! そろそろスパロボに参戦だよなぁ、イサミィーーッ!! 」
- 『DD』参戦発表PVにおいての台詞。第2話サブタイトルのパロディ。
- そろそろどころか、最終話放送間際での参戦発表のためむしろ早いと言える。そもそも「スパロボに参戦」という話題は本来未参戦作品に無暗に言及するのは憚られるような話題なのだが、参戦発表PVで登場=参戦確定と共に本人が発言するのはほぼほぼ反則的な台詞である。
関連機体
- バーンドラゴン
- ビルドバーンで作成されたブレイバーンのサポートメカである大型戦闘機[14]。合体することでバーンブレイバーンとなる。
- コンステレーション
- アメリカ軍の空母で、ATFの旗艦。艦内にはビルドバーンが置かれたブレイバーン専用の部屋や、バーンドラゴンの格納庫が存在する。本作における母艦であり、ある意味ブレイバーンの家とも言えなくもない。
余談
- ブレイバーンの作中のスペルから、おそらくネーミングは「勇気」「爆発」の2単語を「勇気を燃やす」という意味で英語訳し合体したもの(勇気=Brave+燃やす=Burn)と思われるが、ネット上では何かと他者の発言を遮るマイペースな振る舞いから「無礼千万」を捩ったネーミングと唱える説も根強かった。
- その不審極まりないキャラクター性から「距離感を間違えたウルトラマン」「喋るインベル」などとネタにされている。
- 声のせいか「気色悪いグリッドナイト」「廃人と化したシン・アスカ」などとも言われたりする。担当声優の鈴村健一氏はアンチやシン等とは異なるかなりの低音域の声でブレイバーンを演じているため、これらのキャラクターと結びつけにくいところもあるが、シンと絡めたネタに関しては放送時期がちょうど『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(SRW未参戦)公開と同じだった(具体的には『バーンブレイバーン』第3話のTV放送の翌朝が『SEED FREEDOM』公開初日だった)上に、シンがガンプラを作っている公式イラストが発表された直後にブレイバーンもプラモデルを作るシーンが放送されたりと妙なシンクロニシティを持っているため、声そのもの以上の偶然性でネタにされやすい。
- Cygames公式動画「Webレイディオ#1」によれば、鈴村健一氏は、当初はスミス役でオーディションを受ける予定だったが、作品の資料を読んだ際にブレイバーン役へ受けるオーディションを変更。資料を参考に適格な役作りを行い見事ブレイバーン役を勝ち取ったという逸話がある。いつかロボットの役をやるのが夢だったとの事。
- 劇中での剣技の際に叫ばれる「勇気一刀流」は、大張正己監督が勇者シリーズで生み出したアングル「勇者パース(サンライズパース)」を、中国のファンが「大張一刀流」と称したことが元ネタ。大張氏本人も大いに気に入ったらしく、今回晴れて公式作品に採り入れられた。
- ブレイバーンがイサミを気持ち悪く呼ぶ作中の台詞から取ってか、視聴者が大張正己(おおばりマサミ)監督を呼ぶ際に「マサミィーーッ!」と呼ばれるのもお約束となっている。なお寺田貴信スーパーバイザーは、立場上なのか使用時には(敬称略)を付与している[15]。
脚注
- ↑ 第3話作中、第6話次回予告などの英語表記より。
- ↑ 首にスピーカー、後頭部にホログラム投影装置が内蔵されていることが大張監督から説明されている。
- ↑ 大張正己氏の2024年3月8日のポストより。
- ↑ これに関しては『ブレバン』の物語に関わる「ある設定」が組み込まれているものと思われる。
- ↑ 実は歴とした公式設定らしく、公式サイト及びBlu-ray『勇気爆発バーンブレイバーン 1』付属のマテリアルブックに記載がある。
- ↑ サブタイトルは「ルル……それが、彼女の名前だ」だが、本編ではスミスが「ルル?」と聞き返したのを受けてこの台詞を言うという流れ。
- ↑ 7.0 7.1 大張正己の2024年1月27日のポストより。
- ↑ ブレイブシュババババーンは実体がある武装ではないので、後からビルドバーンで作ったとは考えにくい。
- ↑ 『勇気爆発バーンブレイバーン』誕生秘話に迫る! 大張正己監督インタビューをババーンとお届け! ブレイバーンの初期デザインやロボへのこだわりも明らかに!【インタビュー前編】より。
- ↑ 『アビス』は日本ではマイナーな作品であるため、放映当時は知名度が高く、かつ同様のコクピット内描写のあるエヴァンゲリオンを想起した視聴者が多かった。
- ↑ この時はバーンブレイバーン形態が未登場なのもあって、タイトルロゴっぽいが文字は「勇気爆発ブレイバーン」で、細かい部分も実際のロゴとは異なる。
- ↑ 「勇気爆発バーンブレイバーン」公式アカウントの2024年4月1日のポストより。
- ↑ グラフィックの都合上頭上に見えるが、原作では背後に投影していたのでおそらく今回も背後と思われる。
- ↑ 胸部や腰部のアーマー・肩キャノンで構成された機体前部は『太陽の勇者ファイバード』(SRW未参戦)のフレイムブースター、角ばった両足アーマーと青と白の配色な機体後部はドラゴンジェットを思わせるデザインとなっている。
- ↑ 寺田貴信氏の2024年3月28日のポストより。