ボビー・マルゴ
ボビー・マルゴ(Bobby Margot)
S.M.Sに所属するマクロス・クォーターの操舵手で、ジェフリー・ワイルダーに次ぐブリッジのNo.2。ジェフリーから絶大な信頼を寄せられている。陽気な性格のゲイであり、基本的に女言葉だが、戦闘中など興奮すると男らしい荒っぽい口調となる。オペレーター仲間からは頼りになるおねえさまとして認識されている。実際シャワールームは女性用の物を使用しており、さらに言うなら女性用を使用しているのは、男性用のシャワールームを使わせてもらえないから。[1]
オズマ・リーの男気に惚れ込んでいるが、彼がノーマルである手前叶わぬ恋であると諦めており、「一歩離れたところから見守るのがたしなみ」としている。しかしオズマ自身もボビーをさほど悪いようには思っておらず、「俺がゲイか、ボビーが女だったら結婚していた」とも言っている。
普段からメイクを欠かせないのだが、それは軍に入る前はメイクアップアーティストだったため。(また、新統合軍に所属していた時期もあった)惑星エデン出身で、高校時代はイサム・ダイソンらの出身校「ダルメシアン・ハイスクール」のフットボール部で「黒い悪魔」の異名で呼ばれ、クォーターバックを担当していた。在学中に幼馴染の女子生徒に思いを寄せられたのを機にゲイであることをカミングアウト。それ以降は現在のような性格になっていった模様。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z(破界篇/再世篇)
- マクロス・クォーターのサブパイロットであり、最終的に熱血を覚える為貴重な火力要員だが、てかげんを使った異能生存体発動役としても優秀(特に再世篇ではC.C.のてかげんがMAPWに使えなくなるので)。なおサブパイロットなので攻略上関係ないが、内部的に性別は「なし」となっている。メイクアップアーティストとしての腕前を見せる出番も有り。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 今回はアメフト部の経歴が生かされるシーンがある。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦L
- おおむね原作通りでそこそこ目立つが、意外と他作品のキャラと絡まない。
- スーパーロボット大戦UX
- 劇場版に準じる形で登場。なお、中断メッセージでは、プレイヤーに対し、衝撃的(笑撃的?)な台詞を放つ(後述)。
- スーパーロボット大戦BX
- 第1回スパロボチャンネルの新規映像で登場確定。
単独作品
- スーパーロボット大戦OperationExtend
- TV版原作終了後の設定で登場する。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
性格は超強気。
精神コマンド
共通しているのは熱血と加速程度。Lでは突撃+マクロスキャノンが、第2次Zでは手加減+マクロスキャノンが猛威を振るう。OEではサポート系になった。
人間関係
- ジェフリー・ワイルダー
- マクロス・クォーター艦長。
- オズマ・リー
- 好意を寄せる同僚。先述の通り彼がその気持ちに応えることはないが、ボビーの人柄は認めており、強い絆がある。
- モニカ・ラング、ミーナ・ローシャン、ラム・ホア
- オペレータークルー。うちラムは小説版ではボビーに好意を寄せている。
- キャサリン・グラス
- オズマの元恋人なので恋敵と認識しているが、彼女がオズマと寄りを戻してからは良き友人に。キャサリン自身、オズマとボビーの絆が強いことを理解している。
- ランカ・リー
- 想い人の妹。メイクアップアーティストとして協力している。
- 早乙女矢三郎
- 小説版にて、共通の知人を持っていた事からその知人を殺した犯人を捕まえるべく彼に協力した。
- 早乙女アルト
- ボビーはアルトが疲労困憊で寝ていた&その場にいたミシェルとルカが他のことに気を取られた隙を突き、それは見事な美麗メイクをアルトの顔に施している。
他作品との人間関係
マクロスシリーズ
- イサム・ダイソン、ガルド・ゴア・ボーマン、ミュン・ファン・ローン
- 直接の面識はないがボビーは彼らと同じハイスクールの出身、いわば学歴上の後輩にあたる。
- リン・ミンメイ
- 流石に本編では流れなかったが、恐ろしいことにボビーはミンメイの「私の彼はパイロット」をカバーしており、しかも「妄想の彼もパイロット」なる滅茶苦茶な副題が付けられていた。(なんと曲の音源はランカ版と同一のものを同じ音程で使用という冒険心溢れる仕様。おまけに非常に上手いため、聞いたら腹筋に大打撃を受けること請け合いである)
- 熱気バサラ
- オズマが突撃ラブハートをカバーした際、間奏が流れている間に「バサラ様」と尊称付けで呼んでいたので、オズマ程でないにしろ熱狂的なファンであることが分かる。
リアル系
- アテナ・ヘンダーソン
- 彼女を「アテナちゃん」と呼んでいる。彼女はボビーをそれまでに見たことのないタイプの男性として苦手に思っている。彼女曰くボビーは「乙女の心を持つ男」とのこと。
- 郷田優、石原
- 第3次Z時獄篇では彼ら陣代高校ラグビー部の面々をシゴく。ちなみに彼らの方は、ボビーの本性を知るまでは同類(この場合は「乙女趣味で心優しい、良くも悪くも男らしくない人物」、といった意味合いだろうか)だと思っていたようだ。
ガンダムシリーズ
スーパー系
- リーロン・リットナー
- オカマ仲間。
バンプレストオリジナル
- クロウ・ブルースト
- 彼のことを「クロウちゃん」と呼んでいる。彼の耳の痛い一言でオズマの暴走が悪化した際、即座にクレームを入れた。
- サイガス・エイロニー
- 時獄篇において彼の事を「連邦のガン」と呼んで忌み嫌っている。
名台詞
- 「うおっしゃあああっ!!」
「往生しやがれぇぇぇぇぇぇっ!」 - マクロスキャノン使用時など。普段は「おねえさま」な性格の彼だが、戦闘中のマクロスキャノン使用時等には口調が荒っぽくなる。
- この漢らしい雄叫びは、スパロボシリーズでも健在。
- 「知らなかったのぉ? 女の子っていうのは、ある日突然女になるものなのよ」
- ランカの成長に驚愕するオズマに対して。直後にオズマにツッコミを入れられた。
- 「これ、アタシのよぉぉぉぉ!」
- バーゲンセールでの修羅場。
- 「キャシー…つらかったわね、本当に…」
- 父を失って意気消沈するキャシーをやさしく慰める。
スパロボシリーズの名台詞
Zシリーズ
- 「アタシはティエリア派。あの子…すんごい化粧栄えするわよ」
- 第2次Z破界篇でミーナに「刹那に興味あり?」と聞かれて。
- まさか、この台詞が再世篇における伏線になるとは誰もが思わなかっただろう。流石は元・メイクアップアーティスト、見る目は確かである。
- 「あら、アテナちゃん、私が恋をしちゃおかしいっていうの?」
- 桂がマクロス・クォーター内の恋愛に話を持って言った際、唐突に話に割って入ってきたボビーを疑問に思ったアテナに言った言葉。
- 「おら、お前等! 立てやぁぁぁっ! 地面にキスするにゃ、まだまだ早いぞ!」
- 第3次Z時獄篇序盤にて陣代高校のラグビー部をしごく際に。アメフト部時代のボビーはこのような雰囲気だったのだろうか?
- 「青春ね!」
- 第3次Z時獄篇・運命受諾ルート第52話「1万2000年の愛」及び運命抵抗ルート第54話「光の闘神Z」におけるやり取り。シェリルとランカの歌の力で完全に女の子の身体に戻り、アンディに合体を持ちかけるMIXと念願の男女合体に歓喜の叫びをあげるアンディにキャシーが困惑しているのに対し、ボビーはご覧の通り大人の対応で返している。
携帯機シリーズ
- 「オッケー、ボス。ユニウスセブンのケツにキツいのをブチこんでやりましょう!」
- Lより。当然ブチこむのはマクロスキャノンなのだがボビーが言うと違うモノを想像してしまう。
- 「何よ! バリアで攻撃するのは私たちの専売特許じゃなかったの!?」
- L34話「イクセリオの輝き」において、クトゥルフ要塞のバリアによる攻撃を喰らってのぼやき。「バリア攻撃は専売特許」というのは、恐らく「ピンポイントバリアパンチ」のことだろう。
- なお、スパロボにおいてはディストーションアタックを筆頭に「バリアをまとって突撃する」技が結構ある為、専売特許とはいえない。
スパロボシリーズの迷台詞
- 「もう、やめやめ! せっかくの女子会なんだから仕事の話はここまで!!」
- 第2次Z再世篇序盤にて、女性陣が次元獣やロボットマフィア等の人類の敵に関するミーティングといった「硬い話題」に見かねて言い放った。…なんかWで女性だけのお茶会に違和感なく混じったレビンを思い起こしてしまうのだが。実際、入江に「…つっこみ所がありあり…」と言われた。
ちなみにボビーの言う「女子会の話題」とは恋愛に関する話題のようだ。 - 「何よ何よ、みんなして…ねえ、プレイヤーさん。ひとりぼっちなのはアタシとあなただけねぇ。あなたさえよければ、アタシを燃やして…なーんて、冗談よ。寂しくなるし、もう終わりにしましょっか。…遊んでくれてありがとね♪フフ…こんなサービス滅多にしないんだからね♪」
- UXにおける過激な中断メッセージ。ボビー役の三宅氏のオネエキャラ演技が光る。最後は「銀河の妖精」のモノマネで〆。
脚注
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