ネロ (ガン×ソード)
ネロ | |
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外国語表記 | Nero |
登場作品 | ガン×ソード |
声優 | 佐藤正治 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦K |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 人間(惑星EI) |
性別 | 男 |
年齢 | 60歳以上 |
所属 | エルドラメンバー |
ネロは『ガン×ソード』の登場人物。
概要
その昔、エルドラVを駆ってザウルス帝国と戦ったとされるエルドラメンバーの一人で戦闘機「グランヘッダー」のパイロット兼エルドラV/エルドラソウルのメインパイロット。メンバーの中ではリーダー格を務める熱血漢。イメージカラーはレッド。
とはいえ、かつての活躍も過去の話となり、今では引き締まっていた体は崩れて中年太りで腹が飛び出し、おまけにアル中の老人。そして毎日のように今は亡き仲間であるチヅルの店「ピンク・アミーゴ」にて仲間と共に飲んだくれながらかつての活躍の話をしては、若者から馬鹿にされる日々を送っている。そんな中、街のはぐれ者であったブッチがヨロイで暴れ出した時に仲間達と共にエルドラVで出撃して、ヴァンの助けもあって、往年の栄光を取り戻す。
その後、仲間と共にヴァン達と合流し、エルドラVを強化したエルドラソウルでカギ爪の男の集団と戦うことになる。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- 原作に近いがヴァンだけでは飽き足らず、ミストやルージ、小楯衛らを弟子にしようとする。基本的にギャグ担当なキャラだが、若者たちが自分達よりも先に死んでいく状況に悲しみ、蒼穹作戦の前に「女子供は残るべき」という提言をするなど、不器用ながら若者たちを思いやる優しさを見せ、伊達に歳を喰っていないと感じさせてくれる。今回、常に部隊が転戦しているためか、アル中という印象は殆どない。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦T
- 音声初収録。本家勇者シリーズの勇者たちと共演。序盤に顔見せした後、しばらくしてから加入する。今回は様々な作品の人物たちから歴戦の勇士として一目置かれている。食事シーン自体は多く描かれているものの今回もアル中という印象は殆どない。ただしプリシラによれば毎日飲んでいるらしく、初登場時にも現役復帰した理由の一つとして「酒を飲むだけの日々に飽きた」と語っている。本作ではエルドラメンバーは「エルドラチーム」表記になっている。
パイロットステータス
精神コマンド
特殊スキル
エースボーナス
- 格闘+10、被ダメージ0.9倍
- 『T』で採用。
- やはり全盛期は過ぎたためか、相性面は兎も角数値自体は弱い部類。
- 援護防御のLvが高いため、ガードや精神耐性と併用し、未来を託す若者たちの盾になれということだろうか。
人間関係
- ホセ
- 仲間だが、喧嘩相手でもある。
- バリヨ、カルロス、チヅル
- 仲間。
- ヴァン
- 勝手に彼を自分たちの弟子としている。
- ブッチ
- 第3話で暴れたはぐれ者の青年。以後は改心してエルドラソウルへの改造に貢献した。
- プリシラ
- 旅の仲間でヴァンを勝手に婿にやろうとした。
- ユキコ・スティーブンス
- ピンク・アミーゴの店主でよく店に入り浸る。
- ジョシュア・ラングレン
- 旅の仲間。彼にはエルドラソウルの整備を手伝わせている。
他作品との人間関係
- ミスト・レックス
- 『K』にてヴァンの次に目をつけた弟子二号。
- ルージ・ファミロン
- 『K』にて弟子にしようとするが、ミストに逃がされてしまう。
- 小楯衛
- 『K』における弟子の一人。ネロを強く尊敬する。ヘルメットを脱ぎ、自分の限界を乗り越えようとする彼に正義の心得を教えるが、直後の戦闘で彼は戦死してしまう。ネロは彼や同じく戦死した道生ら自分達の後を継ぐべき若者の早すぎる死をとても悲しみ、蒼穹作戦でのある行動へと繋がる。それだけに、衛が生還した場合にはそれを心から喜ぶ。お互いに専用の掛け合いも存在。
- ルナマリア・ホーク、メイリン・ホーク、ヒルダ・ハーケン、遠見真矢
- 『K』では彼女達やプリシラを始めとする女性陣を蒼穹作戦前に竜宮島に留まらせようとする。当然猛反発を受け、「今じゃ男よりも女の方が戦える」と豪語する彼女達を見て、「戦士」と認めて折れる形となる。一方でプリシラ達からもその気遣いを感謝されている。また、非戦闘要員であるウェンディ、カルメン、ジョシュアは竜宮島に残っていたことから、部分的にはネロ達の意見は取り入れられたようである。
- 剣鉄也
- 『T』にて共演する「偉大な勇者」。本編の10年前に起きたミケーネ戦役を共に戦った。勇者の先輩として彼をヒヨッコ扱いしているが、彼自身は満更でもない模様。
- ブラックマイトガイン
- 『T』における弟子の一人。彼等の影響をダイレクトに受け、オーバーヒートしそうなほどの熱血漢となった。
- 大河幸太郎、火麻激
- 『T』における戦友で、若い頃に「黄金の時代」の戦乱を共に戦った。彼らのID5での新人時代もよく知っている。
- 旋風寺裕次郎
- 『T』における戦友で、若い頃に「黄金の時代」の戦乱を共に戦った。また、彼と大河の依頼を受け、ブラックマイトガインを保護し、弟子にした。
- 東方不敗マスター・アジア
- 『T』における戦友で、若い頃に「黄金の時代」の戦乱を共に戦った。その繋がりは深く、彼の本名も知っている。
- ダイマ・ゴードウィン
- 『T』における戦友で、若い頃に「黄金の時代」の戦乱を共に戦った。最終決戦の際は暴走するダイマを東方不敗と共に論したが、ダイマには受け入れられなかった。
名台詞
エルドラメンバーの台詞は仲間同士の掛け合いが多いので、これらの台詞は便宜上リーダーであるネロの項に記すことにする。
- 「レッツゴー! エルドラド!!」
- エルドラV(もしくはエルドラIV)への合体コール。この叫びと共に往年の勇者シリーズを髣髴とさせる合体バンクシーンが開始される。ちなみにエルドラド(エル・ドラード)とはスペイン語で黄金の人、または南アメリカにおける黄金郷の伝説(黄金郷そのものを指す場合にも用いられる)を表す言葉であり、この場合要するに「さあ、俺たちの見せ場だぜ」的な意味と思われる。
- 「悪いがやる事があるんだ。もし戻れなかったら、あんたからユキコや若い連中に伝えてくれ…すまなかったと」
- 第3話、街に現れたブッチのヨロイを見て出撃を決め、その直前に保安官へと言葉を残す。
- バリヨ「若いな、若造」
ホセ「俺たちはそんなものが欲しいんじゃない」
ネロ「そう。みんなの思い出さえ守れればそれだけで…」
ホセ「それだけで…」
バリヨ「それだけで…」
ネロ「それだけでいいんだぁ!」 - 同話、ブッチにどうして馬鹿にされ続けてきた町を守ろうとするのか問われての返答。その答えは正しく勇者そのものである。
- ホセ「負けられないな」
ネロ「ああ、いつもの事だ!」 - 同話、エルドラIVが不完全な状態でボロボロになりながら、それでも町を守るために立ち上がる。負けて良い戦いなど、勇者には一度だって無かった。
- 「くそぉ…酒、酒が…」
- 同話、アル中なので手が震えて照準が定まらない。ゲームでは被ダメージ時に言う。
- バリヨ「若造、進歩とは」
ホセ「ヨロイと人の心の」
ネロ「合体だ!!」 - 同話、「効率の悪いヨロイだ!進歩がない!」と馬鹿にしたブッチにこう返した。後にヴァンもたどり着いた境地であり、老人たちはすでにその域に達していたのだと思われる。
- 「お前もヨロイに迷ったんだろ? 罪を償ったら、また街の為に戻って来い」
- 同話、ブッチとの戦いに勝利、街を破壊したブッチを憎まず、再起を願った。
- 「しつこいな、合体システムを外した奴など…!」
- 第17話。ブッチが合体システムを外したため、その事でよくホセと喧嘩する。
- 「見よ! これが衝撃の二足歩行だ!!」
- 第19話、エルドラVからエルドラソウルになって初の戦闘でお披露目した二足歩行。
- スパロボではエルドラソウルの攻撃台詞として採用。
- 「闇の中こそ正義が光る。かすかな灯火勇気にくべて、燃やせ漢の 「「大往生!」」 」
- 「正義とキック、勇気とパンチがアミーゴだ! みんなのために帰ってきたぞ、受けよ無敵のこのパワー! 鉄拳! 制裁! 「「エルドラ・ソウル!!」」 」
- 同話での前口上。プリシラから「長すぎだって前口上!」と突っ込まれた通り、確かに長い。だがそれこそが勇者。……しかし、大往生してどうする。
- ちなみに『K』では台詞こそ違うが援護攻撃時にプリシラが言う他、合体攻撃時にヴァンも言う。また、『T』では「正義とキック、勇気とパンチがアミーゴだ!」は戦闘台詞として採用されている。
- ネロ「そうとも、あいつは俺達の弟子だ。宇宙の一つや二つ、何とかなる!」
ホセ「帰ってきたら『エルドラダン』と名付けてやろう」
バリヨ「いいな、それ!」 - 第23話、宇宙へ行ったヴァンに対する台詞だが、結局名付けられなかった(スパロボKにて合体技で実現)。
- 「世界のピンチを救うチャンスなど、そうそうあるもんじゃない。勇者の夢だ。正義の悲願だ。難しく考える必要はない。出来ることを精一杯やればいいのだ…」
- 「誰に遠慮がいるもんか! 救ってしまおう世界を、我々の手で!!」
- 同話、カルメンが自分達がカギ爪の男の最終計画を止める=そんなつもりではなかったのに世界を救う事になりそうとボヤいた直後に言った台詞。この台詞通り、みんなで世界を救うことになる。
- ネロ 「正義に生まれ、正義に生きて、はや60年…」
ホセ「俺達が真の勇者かどうか、今わかる!」
バリヨ「俺たちの武器は…」
一同「勇気! 正義! 闘志!」
カルロス「お楽しみは…」
一同「これからだ!」
ネロ 「エルドラファイト! ゴー!」
一同「ア・ミーゴーッ!!」 - 第25話、心折れかけた勇者達が再び立ち上がった時の台詞。この後、ブラウニーと共に101の大群に再び立ち向かった。
- スパロボではダンガンボンバディーロ使用時の台詞として採用された。特に『T』ではこの前口上中に徐々にエルドラソウルが金色になっていくという気合の入った演出になっている。
スパロボシリーズの名台詞
戦闘台詞
- 「分離回避するまでもない!」
- 『K』にて、エルドラソウルで回避した時の台詞。この台詞から推測するに、エルドラVにはゲッターロボの分身に近い回避行動が出来ると思われる…が、そのエルドラVの時は被弾時に「分離回避は出来ないのか!?」と言って「出来ない」と返されるので真相は謎。5人いないと無理なのかもしれない。
- そもそもエルドラソウルは変形合体機構がオミットされているので純粋な分離(エルドラブロックシュートのようにG-ER流体の粘性により各部の結合を維持した状態での四肢の一時分割等)の可能性が高い。
- 「そんな奴も倒せんようなら破門にするぞ!」
- 『K』で小楯衛に援護攻撃をすると発生する特殊台詞。
- ネロ「俺たち師弟の…!」
ホセ「絆が光る!」
バリヨ「悪を倒せと!」
カルロス「心が騒ぐ!」
ネロ 「よし! エルドラファイト、ゴォーッ!」 - 『K』の合体攻撃「弾丸エルドラダン」使用時のパターンの一つ。『T』で共演する某作品の主人公が必殺技を放つような台詞である。
- ホセ「これが合体機構と引き換えの…」
ネロ「二足歩行だ!」 - 『T』での「エルドラアタッケ」使用時のパターンの一つ。オミットされた合体システムに関する発言と「二足歩行」発言の複合で、ホセとの掛け合いが追加されている。
- 「互いにいい弟子を持ったな、シュウジ・クロス!」
- 『T』での東方不敗への特殊戦闘台詞。東方不敗の素性がスパロボで言及されたのは、何気にこれが初めて。
携帯機シリーズ
K
- 「俺達のエルドラソウルが、パワーだけが取り柄のヨロイかどうか、その目で…その体で、確かめてみろっ!」
- 第26話アークエンジェルルート「絶望の中で掴んだ光」におけるウーとの戦闘前会話。エルドラソウルを馬鹿にされて(むしろ驚愕してたが)言った台詞。たしかにエルドラソウルは力押し…しかし衰える事のない勇者の心を持つ最強のヨロイなのだから。
- ネロ「俺達はまだ、天国の扉をくぐる気はないぞ!」
ホセ「そうだ! チヅルの所に行くにはまだ早すぎる!」
バリヨ「散っていった若いモンのためにも…」
ネロ「あと50年は戦わんと顔向けできんからな…」 - 連合軍のフェストゥムに対する作戦名が「ヘブンズドア」だと聞いて。この爺さん達なら本当に生きそうだ。一方で、衛や道生らを失った悲しみも垣間見れる。
- ネロ「…今度の戦いは命がけの戦いだ! 無事に戻って来られる保証はねえ!」
ホセ「そこで我々からの提案だが…女子供は艦から降りて、この島に残るってのはどうだ?」
バリヨ「目の前で若い者の命が散るのをこれ以上、見たくはないからな…」 - 第30話竜宮島ルート「情愛〜さよなら・後編」より。蒼穹作戦直前にて。
- ネロ「よく生きとったな、衛!」
ホセ「どんなピンチに陥っても必ず生還する! これも勇者の条件だ!」
ホセ「お前には勇者の素質があるのかもしれんな…」
バリヨ「これからも俺達がビシバシ鍛えてやるからな!」 - 蒼穹作戦後、衛が生還した際の台詞。この台詞を省みると、原作の衛は勇者の素質がない事になるのは禁句である。
- 「ウェンディちゃんには、お兄ちゃんは勇敢に戦って死んだと報告しといてやるぜ」
- 第32話「リセットされる世界・前編」におけるミハエルとの戦闘前会話。当然、ミハエルから「勝手に殺すな」と言われた。
VXT三部作
T
- ネロ「でかした!でかしたぞ、鉄也!お前は真の勇者となった!」
ホセ「見せてもらったぞ、お前が一人前になった証拠を」
バリヨ「お前と奥さんと子供で三人前だな」 - 第13話地球ルート「復活のZ」より。鉄也とジュンが結婚し、子供が生まれる事を知って。完全に年長の親戚目線で祝福しているが、エルドラメンバーは鉄也のコンプレックスとそれによって起きた最大の悲劇をその目で見ているはずなので、鉄也が人並みの幸せを掴んだ事への喜びはひとしおなのだろう。
- ネロ「今日は飲むぞ~!」
ホセ「いいだろう、ネロ。とことんまで付き合うぞ」 - 第19話自由遊撃隊ルート「ビッグバトル」より。フィアナを無事に救出できた祝賀会にて。プリシラから「毎日、飲んでるじゃない!」と突っ込まれ、武蔵からは「昨日のことが思い出せないのかも」と不安がられるが、バリヨは「いいじゃないか。明日につながる今日ぐらい」と返した。
- ネロ「ボケたか、ダイマ! お前のどこに正義がある!?」
ホセ「お前の良い所を俺達は知っている…。だが、悪い所も知っている」
バリヨ「それはお前が人の話をまったく聞かない事だ」
ダイマ「何故だ!? 何故、お前達まで俺を否定する! 俺達の友情は終わったのか!?」
カルロス「友達だから、お前を止めるんだ」
ネロ 「行くぞ、みんな! 正義のパワーを燃やし尽くすぞ! 歯を食いしばれ、ダイマ! これが友情の鉄拳制裁だ!」 - 最終話におけるダイマとの戦闘前会話。悪に堕ちた英雄と歪んだ正義に屈することなく4人の勇者は最後の戦いへ行く。そう…彼らもまた「世界を救ったヒーロー」なのだから。