ガディフォール

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ガディフォール(Gadifall)

ソルガディの簡易量産型。ソルガディの守護精霊ソレイドの安定性に着目して開発されたため操者を選ばない利点をもつ。外見は全く同じだが、外装色のほか、サイズや重量も異なる。

『第2次OG』の機体解説欄に「ソルガディと遜色ない性能」と記されている。短編『水と沼の国から』において、ルビッカの搭乗した本機が属性間の法則もさることながら、Bクラスのディアブロを相手に互角以上に立ち回れた事などはその事実の裏付けといえる。しかし、魔装機神シリーズが進むにつれて扱いに差が出始める(ガディフォールは旧式である事が強調されているにも関わらず、ソルガディにはそれがない)。

ソルガディを含むラングランの正魔装機(Bクラス)にも旧式扱いされる機体(ジャオーム・ファルク・ザイン)が増えていくため、操者の能力とウェンディ・セニアの整備、チューンナップによる差が出ていると考えるのが妥当か。似たような立場のブローウェル金と知識に物を言わせた結果、Bクラス相当となったカスタマイズ機が存在するため、そういった拡張性の余地を語られていないガディフォールの立つ瀬がないという意見も存在する。最も、これはこれでブローウェルカスタムという歪んだ認知のもとで誇張に表現されがちな機体を例示にした不公平な比喩だといえる。正確を期して書くなら「時計の針が進んだことでブローウェルがようやくガディフォールの領域に追いついた」程度の事でしかない。

ラングラン近衛騎士団においては、この機体が主力として配属されている事が伺え、ラングランを元々の支援母体とするアンティラス隊にも複数の予備機がある。アンティラス隊での役回りはオーバーホール等の理由で機体が足りない場合の代替処置か、脱退する隊員への贈与品。

登場作品と操縦者

旧シリーズ

スーパーロボット大戦EX
リューネの章及びシュウの章の主力。ソルガディのハイパーレールガンに代わりリニアレールガンが装備されているが、攻撃力が落ちるものの射程の長さはそのままで、しかも20発もあるため、攻撃はほぼこれ一本で良い。敵としても登場するが、こちらからの射程外攻撃がほぼ不可能なため、できるだけ自軍ターンの一撃で落とすべし。…ある意味ガディフォールが一番輝いていた作品かもしれない。
第4次スーパーロボット大戦S
シナリオ「特異点、崩壊」にてテリウスが乗っているが、最終シナリオでも戦闘に参加しない(自軍参入することも敵になることもない)ため、機体性能を見る機会はない。純粋に顔見せ程度の登場である。設定ではテリウスがカスタマイズを施して強化されているらしい。

魔装機神シリーズ

魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
本編中では登場しないが、「メモリアル・デイ」でザッシュやテリウスが乗っている。が、塗装がソルガディと同じ青になっている。使い回しの効くソルガディのグラフィックを流用したのであろう。なお、ガディフォールという名称も登場しないので、知らない人が見たらソルガディが増殖したようにしか見えない(特にテリウス機登場シーンはソルガディも出てくるのでなおさら)。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
リメイク前と同じく本編には登場しないが、「メモリアル・デイ」に登場する。今回はソルガディのグラフィックの使い回しではなくしっかりと本機のグラフィックが新たに書き起こされている。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
久しぶりに操作可能なユニットとして登場するが量産機ということからか能力値は芳しくない。既に旧型化してしまっていることがメフィルセニアの会話で語られており、EXで活躍していたのがウソのような扱いの悪さである。とはいえ、メフィルはデルギランに乗り換えるまではこの機体で戦うことになり、撃墜数により専用スキルが習得できること、改造費が後に返還されることなどから、運用の価値はある。一方でヤンロンルートではテリウス機が終盤に加入するが、活躍させるのは至難の業であろう(第4次で設定されたようなカスタマイズされた形跡は一切ない)。なお、ギドも一度だけ搭乗する。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
新キャラのトレイス・ハイネットが搭乗する。続投した他の量産モデルの例に漏れず武器数が減少している(剣とレールガンのみ)。
トレイスの凄まじい反射神経によって、魔装機神に匹敵するボランゾルンの攻撃を回避し、反撃する等の見せ場があるが、トレイスの能力について行けていないとされてしまう。この他バゴニアルートではファングが、ラングランルートではギドとトレイスが一時的に搭乗して操作する機会がある。さらに戦闘には絡まないがテリウスが引き続き搭乗していたり、ラングラン近衛騎士団が運用していたりする。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END
中盤、ラングラン近衛騎士団の機体が敵として登場。武装は相変わらずディスカッターとレールガンのみだが、全ての機体がフル改造されている上(その為、守護精霊が風系・高位となっている)、ラングラン近衛騎士団の能力が高く援護を完備、更には大量に固まって出てくるため、旧式と侮ると痛い目を見ることになる(特に、ディーグリッドデルギランといったデフォルトの守護精霊が大地系・低位の機体が狙われると危険である)。
しかし、大量に固まっているという事はMAP兵器で一掃しやすいという事でもあり、中盤頃は魔装機神やグランゾンが自軍にいるのでやり方次第では大量の経験値を獲得出来る。
シナリオ中でも旧式扱いは変わらないが、操者の能力等も含めて中々に良い動きをしていると評価されている。しかし、流石に世代交代の時期でもあったようで、ザッシュによればマグゥーキの大量発生さえなければ次世代機の開発計画が進められるはずだった。なお、そのザッシュの機体は、登場早々にある理由から事前にザッシュに脱出させた上で、シュウの指示を受けたテリウスの砲撃で破壊されている。

OGシリーズ

第2次スーパーロボット大戦OG
ザッシュはガルガードに搭乗して加入、テリウスも非パイロットなので、今作は味方機として使えない。
「テリウス出奔」のラテルとミラ機はHP20000以上のボス仕様、パーツを装備している上にHP30%以下になると撤退するので要注意。ボス仕様ブローウェルに搭乗するレスリーも同様。
スーパーロボット大戦OG ダークプリズン
ガエンテリウスがこれに搭乗して参戦する。
敵グラフィック流用の為、左手で武器を使用する。地形適応が陸のみAで他はすべてBと劣悪なのが問題だが、最初から最後まで自軍に居て、乗り換えも不可能なためか、割と強めの性能になっている(具体的には攻撃力・装甲・運動性の差異が大きい)。特にリニアレールガンの装甲ダウンL1にはグランゾンのグランワームソードに付加されるL2よりも世話になる機会が多いだろう(グランゾン自身が状態異常役よりも攻撃役を担うことが多いため)。
なおガエン機の改造費は#19クリア後に返還される。#17と#18ではテリウス機と共闘できるのでガディフォール同士でツインを組むのも悪くない。返還された資金をテリウス機に使うか別の機体に使うかは戦術方針と要相談。

装備・機能

武装・必殺武器

ディスカッター
ラングラン製の標準実体剣。
ビームキャノン
両肩に内蔵された光学兵器。光弾を発射する。OGDPでは照準値ダウンL1の効果あり。
メガビームキャノン
発射口は「ビームキャノン」と同じ箇所。出力を高めて光線を発射する(俗に言うチャージショット)。OGでは全体攻撃魔装機神シリーズでは使用不可。
ギガソートカノン
ソルガディと同様の武装。尾の先端から光線を放射する。魔装機神シリーズでは使用不可。ソルガディの色違いであるため、流用は容易に思われるがその手間すら惜しまれるのだろう。
リニアレールガン
本機の主力武器の一つ。内蔵兵装でなく携帯武器。『EX』ではこの武器だけで戦えた。
  • ROE:味方魔装機の殆どが大砲にランクアップ可能なレールガンを引っさげて参戦するなか、本機だけがランクアップしない銃を携えて戦場に出撃する…。
  • POJ:『ROE』とほぼ同じ扱い。
  • OGDP:弾数15発、装甲ダウンL1の効果あり。EXほどの大活躍はしないが、魔装機神シリーズと比べるとかなり強力と言える。

特殊能力

剣装備
斬り返し」可能。
MG回復(小)
IIIからの特殊能力。

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

M

カスタムボーナス

魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
HP+2000、移動力+2、HP回復+30%
全武器の攻撃力+200
OGシリーズのボーナス。