「ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU」の版間の差分
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:いきなりダリウス軍との決戦から始まり、当初は地上に飛ばされたダイヤとピュリアのみの登場。ライキング・バルキングに関するイベントなど、『K』でのイベントは全て省略、プロイストとの決戦も地上。大空魔竜のブリッジでのイベントもなく、原作再現度はかなり低い。ただし今回はレベッカやカイキンクなどが参戦し、キャラクターもシナリオに割と絡むため、扱いは良いと言える。今回ザ・グレートが格段に使いやすくなった。 | :いきなりダリウス軍との決戦から始まり、当初は地上に飛ばされたダイヤとピュリアのみの登場。ライキング・バルキングに関するイベントなど、『K』でのイベントは全て省略、プロイストとの決戦も地上。大空魔竜のブリッジでのイベントもなく、原作再現度はかなり低い。ただし今回はレベッカやカイキンクなどが参戦し、キャラクターもシナリオに割と絡むため、扱いは良いと言える。今回ザ・グレートが格段に使いやすくなった。 |
2023年12月9日 (土) 13:32時点における版
ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU | |
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読み |
ガイキング レジェンド オブ ダイクウマリュウ |
監督 | 細田雅弘(シリーズディレクター) |
シリーズ構成 | 三条陸 |
キャラクターデザイン |
山崎健志 山崎展義 |
メカニックデザイン |
大塚健 佐藤元 |
音楽 | 手塚理 |
制作 | 東映アニメーション |
放送局 | テレビ朝日 |
放送期間 |
2005年11月12日 - 2006年9月24日 |
話数 | 全39話 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦K |
『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』は東映アニメーション制作のテレビアニメ作品。
概要
『大空魔竜ガイキング』のリメイク作品であり、東映アニメーション作品としては『ゲッターロボ號』以来14年ぶりのロボットアニメ。ただし、原典と共通しているのは主役ロボットの名前とデザイン程度に抑えられており、その内容はオリジナルと大きく異なる。なお、原典との区別のため、副題を略した『ガイキングLOD』が通称として使われている。
後述される制作面の事情により地上波では関東地区のみのローカルセールス、放送開始当初は事実上のノンスポンサードであり宣伝展開も殆どされなかった事からその注目度は低かったが[1]、ロボットアニメの王道を行くストーリーや大張正己氏など著名アニメーターの参加によるクオリティの高いロボットアクションにより徐々に知名度を高め、放送終了後は様々な商品展開も行われた。
ストーリー
中学生のツワブキ・ダイヤは、幼い頃に海で怪物に出会い父親を攫われるという驚異的な事件に遭遇した。ダイヤもあわや怪物に襲われると思ったそのとき、巨大な戦艦が現れダイヤを助ける。戦艦から出てきた少女は小さな円盤のようなものをダイヤに預け、またいつの日か再会することを約束し海の中へ去っていった。
彼の話を信じるものはいなかったがダイヤはいつの日かの再会を信じて心身を日々鍛えていた。そしてついに怪物とあの戦艦が再来する日がやってきた。ダイヤは謎の戦艦「大空魔竜」の搭載兵器「ガイキング」に乗り込み、街を襲う怪物を撃退する。
実は地球は、地底にある異世界「ダリウス界」に狙われており、大空魔竜はそれに対抗するために地球人と一部のダリウス人の協力によって結成された秘密の空中戦艦だったのだ。ダイヤはダリウス界にいるであろう父親を探すため、大空魔竜のクルーとなりダリウス界を冒険することになる。
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
大空魔竜隊
- ツワブキ・ダイヤ
- 本作の主人公。ガイキングを動かせるほどの「炎」の力を認められ、大空魔竜クルーとなる。
- キャプテン・ガリス
- 大空魔竜のキャプテン。各地から「炎」を持つ戦士を集め大空魔竜隊を編成。素顔は仮面で覆われている。
- ルル・アージェス
- 本作のヒロイン。大空魔竜のオペレーター。
- ハヤミ・ナオト
- ダイヤの親友。当初は補欠クルーであったが、炎の力に目覚め48人目のクルーとなる。
- ピュリア・リチャードソン
- スティンガーのパイロット。
- リー・ジェンシン
- サーペントのパイロット。拳法家で狙撃も得意。後に艦載機部隊「コンバットフォース」のリーダーも務める。
- ディック・アルカイン
- キルジャガーのパイロット。ずば抜けた合理的知略と胆力を有するが、大空魔竜乗っ取りを企てたため追放された過去がある。
- ヤンマ / ハッチョ / ブビィ
- 小型戦闘機バンザやクラブバンカーで後方支援を務める3バカトリオ。全員が元泥棒という過去を持つ。
- ローサ・ベルニコフ
- 大空魔竜副長。
- フジヤマ・シズカ
- 大空魔竜の機関士責任者。かつては戦闘員としてスティンガーのパイロットも務めていた。
- ロンゴ
- 大空魔竜の操舵士。
- サコン・シロウ
- 大空魔竜の科学者で大空魔竜の最古参クルーの一人。普段は基本機関部の閉鎖ブロックの自室に引きこもっている。
- ダイモン
- 大空魔竜の機関長で、大空魔竜の最古参クルーの一人。元ミュージシャンという意外な過去を持つ。
- ドクター・フランクリン
- 大空魔竜医療班長。大空魔竜の最古参クルーの一人。その外見ゆえに「フランケン」と呼び間違えられることも多い。
- パイロン
- 大空魔竜の給仕長。アルアルと喋る中国人の男性。スパロボ未登場。
- アベヤ・キョーコ
- 厨房の手伝い。腹黒いぶりっ子。
- ピンクカバ
- 大空魔竜クルーではないが便宜上こちらに記載。リミテーションシンドロームが発症したクルー達が見た幻。
ダリウス軍
- ダリウス17世
- ダリウス界を支配する第十七代大帝。
- ノーザ
- ダリウス四天王の「北方将軍」。騎士道精神を重んじる武人。
- ケイン
- ノーザ配下の「北方五騎士」の一人。ノーザと共にダリウス軍を離反した後は天空魔竜の艦長となる。
- ヴェスターヌ
- ダリウス四天王の「西方将軍」。正々堂々を尊び卑劣な手段を嫌う高潔な軍人。
- レベッカ・カトリーヌ
- ヴェスターヌの部下。諜報員としてアイドルコンテストにもぐりこむも情けない撤退を余儀なくされた。
- サスページ
- ダリウス四天王の「南方将軍」。卑劣かつ非情な性格で、劣等感と保身欲が強い。
- プロイスト
- ダリウス四天王の「東方将軍」。甲冑に身を包んだ謎の人物。
- 次大帝プロイスト
- プロイストの真の姿である、ダリウスの「次大帝」。性別を超越した二重人格者。
その他
- ドクター・ツー / ダイヤの父
- ダイヤの母
- エルトリカ・アージェス
- ルルの母。故人。
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
大空魔竜隊
巨人
その他
ダリウス軍
巨人
鉄獣
魔獣
その他
用語
- 巨人
- ガイキングLODにおける人型ロボット兵器の総称。
- ゾルマニウム合金
- ガイキング、大空魔竜に使われている合金。
- 炎
- 巨人に動かすのに必要な精神エネルギー。
- 鉄獣
- ダリウス軍のロボット兵器。
- 魔獣
- ダリウス軍の生物兵器。
- ダリウス界
- 地球内部の異世界。といっても地底国というわけではなく、実は地球とは別の惑星である。
- リミテーションシンドローム
- 戦争という極限状態の中で、その緊張感がもたらす集団幻覚症状。気晴らしで解消するとされているが、本編で垣間見せるその混沌とした気晴らしこそがこの症状の真面目であるのかもしれない……。
楽曲
- オープニングテーマ
-
- 「GAIKING」
- 作詞:YOFFY / 作曲:IMAJO / 編曲:大石憲一郎&サイキックラバー / 歌:サイキックラバー
- 『K』『L』で採用。『X-Ω』ではイベント「新たなる冒険の旅へ」にて原曲がクエストBGMに採用。
- エンディングテーマ
-
- 「ボクニデキルコト」(前期)
- 作詞:MIZUE / 作曲・歌:徳永英明 / 編曲:坂本昌之
- 「Oh!my god」(後期)
- 作詞:青木久美子 / 作曲:YOFFY / 編曲:大石憲一郎 / 歌:サイキックラバー
- 挿入歌
-
- 「その名はガイキング・ザ・グレート」
- 作詞:青木久美子 / 作曲:小杉保夫 / 編曲:大石憲一郎 / 歌:串田アキラ
- 挿入歌にして、ガイキング・ザ・グレートのテーマ曲。
- 『K』『L』で採用。
- 劇中BGM
-
- 「炎の巨人・ガイキング合体!」
- 『K』で採用。
- 「ドヴォルザーク <新世界より>」
- 『K』『L』で採用。
登場作と扱われ方
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- 初参戦作品。本来の地球側のストーリーの根幹となっており、展開も時系列が少し乱れてはいるものの大筋で原作通り。大空魔竜メンバーもかなり早い時点で参入する。『ゾイド ジェネシス』との絡みが多い。またリミテーションシンドロームという格好のネタを放っておくはずもなく、オーバースキルを絡めて猛威を振るった。
- スーパーロボット大戦L
- いきなりダリウス軍との決戦から始まり、当初は地上に飛ばされたダイヤとピュリアのみの登場。ライキング・バルキングに関するイベントなど、『K』でのイベントは全て省略、プロイストとの決戦も地上。大空魔竜のブリッジでのイベントもなく、原作再現度はかなり低い。ただし今回はレベッカやカイキンクなどが参戦し、キャラクターもシナリオに割と絡むため、扱いは良いと言える。今回ザ・グレートが格段に使いやすくなった。
単独作品
- スパロボ学園
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2020年8月のイベント「新たなる冒険の旅へ」期間限定参戦。原作終了後設定で、ダイヤたちがドキドキスペースに転移する。
各話リスト
話数 | サブタイトル | 登場メカ | 備考 | 再現スパロボ |
---|---|---|---|---|
第1話 | 大空魔竜が来た! | K | ||
第2話 | オレが選ばれた戦士!? | |||
第3話 | 旅立ち…さらば母さん! | |||
第4話 | 行くぜ! ダリウス突入作戦 | ダリウス界突入 | ||
第5話 | おれたち悪者!? | |||
第6話 | どうする!? 出撃不能!! | |||
第7話 | 激突! 誇り高き決闘 | |||
第8話 | 史上最小の強敵 | スカイガイキング初登場 | ||
第9話 | 明日に向かって撃て! | バスターガイキング初登場 | ||
第10話 | ルルの危機! 海底の恐怖!! | マリンガイキング初登場 | ||
第11話 | 激震!! 将軍ノーザ襲来! | |||
第12話 | 命がけ!? 禁断の逆転技 | |||
第13話 | 衝撃! キャプテンは父さん!? | 初のフェイスオープン | K | |
第14話 | 遊園地バトル! ローサの休日 | K | ||
第15話 | 危険な逃亡者!! 父さんの手がかり! | |||
第16話 | 包囲網突破! リーと女豹! | |||
第17話 | 敵か味方か!? 危険な新戦力! | キルジャガー初登場 | ||
第18話 | 超兵器! ダリウスの切り札 | プロイストの正体が判明 | ||
第19話 | 新皇帝の罠! ガイキング処刑!! | K | ||
第20話 | ミニミニマシン! 秘宝争奪猛レース!! | |||
第21話 | 占い的中100%!? ズバリ言うルル!! | |||
第22話 | 燃えろ3バカ!! 奪われたガイキング!! | |||
第23話 | サコン脱走!? |
|||
第24話 | 戦場を駆けるピンクのカバ!! アイドルは誰だ? | K | ||
第25話 | 地獄に堕ちたクルーども! アイドルは君だ!! | |||
第26話 | 悪夢の序曲! よみがえる大地魔竜!! | 大地魔竜初登場 | K | |
第27話 | 暴かれた黒い過去! ガリス哀しみの仮面!! | K | ||
第28話 | 罪と罰と呪いの子! 愛憎の天空魔竜!! | 天空魔竜初登場 | K | |
第29話 | 食らえ必殺のフルコース! 最後に笑うサスページ!! | |||
第30話 | 二代目は13歳! 総力戦だぜキャプテン・ルル!! | |||
第31話 | 見よ! 讃えよ! ひざまづけ! |
ガイキング・ザ・グレート初登場 | K | |
第32話 | 武器ナシ弾ナシ親友アリ! 二人ぼっちの地上戦!! | カイキンク登場 | L | |
第33話 | さよなら純情! ちょい |
|||
第34話 | NEXのはらわた!! 狼の街に天使の |
|||
第35話 | 大虐殺! 大展開!! 神よ、帝都が沈む… | K、L | ||
第36話 | 再会・裏切りの父! こんなに愛してるのにぃぃッ!! | K、L | ||
第37話 | 息子よ | K、L | ||
第38話 | みんな、燃えろ | K、L | ||
第39話 | 君の地球・君の未来 |
余談
- 本作は前番組にあたる東映アニメーション制作のアニメ『ボボボーボ・ボーボボ』の打ち切りによりその穴埋めを目的とした急ごしらえ的な制作経緯を持ち、同じく東映アニメが2003年に制作したパイロットフィルム『大空魔竜ガイキングNEO[2]』を叩き台として企画された。企画を含めた準備期間は放送開始まで3か月と極めてひっ迫した状況であり、メインライターの三条陸氏はわずか1晩で26話目までのシナリオプロットを組んだとのこと。[3]
- OP映像での乱戦は『ガイキングNEO』の殺陣を流用している。
- 伝説的アニメーター、金田伊功氏が後期オープニングのディレクターを担当[4]しており、氏が生前に参加した最後のTVアニメ作品となった。
- DVDBOX初回特典には『ロボットガールズZ』の短編ドラマCDが付属している。
- …のはいいのだが、VOL.2では完結しているのをいいことにZちゃんがLODの略称をいじってエロDVD呼ばわりしたり、チームTが本作の感想として「なんか裏切ったり裏切られたりやたらドロドロした話」などと表現したり、挙句の果てにはドボちんが東映を買収しダリウス軍が大空魔竜隊を倒して終わる筋書きに歴史修正を行おうとするなど、ギリギリなネタが多かった。
脚注
- ↑ 一応、全国的にはBSデジタルでの放送や児童向けTV雑誌『テレビマガジン』でコーナー記事が組まれるなどはされていた。
- ↑ 本作のDVD最終巻に収録。
- ↑ 東映アニメーション公式サイト『情熱大・陸日誌』
- ↑ ただし、名義は戸隠三郎となっている。
商品情報
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