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:エルザからは'''「エルザが生まれる前のネタ」'''とツッコミを入れられ、エセルドレーダですらも'''「ボケるにしてもそれは古すぎ」'''と駄目出ししていた。 | :エルザからは'''「エルザが生まれる前のネタ」'''とツッコミを入れられ、エセルドレーダですらも'''「ボケるにしてもそれは古すぎ」'''と駄目出ししていた。 | ||
:しかし、後にグリッドマンにも[[SSSS.GRIDMAN|それを原作とした新規作品が登場]]し、遂には[[スーパーロボット大戦30|SRWにもまさかの参戦を果たす事となった…]]。 | :しかし、後にグリッドマンにも[[SSSS.GRIDMAN|それを原作とした新規作品が登場]]し、遂には[[スーパーロボット大戦30|SRWにもまさかの参戦を果たす事となった…]]。 | ||
+ | ;「私立ミスカトニック学園…。どこにでもありそうでその実、まったくありもしないニトロな感じの学び舎である…。」<br>「だが、そんな平和っぽい学園に、突如として転入してきた一人の男がとんでもない嵐を巻き起こす事に、誰も気付いてはいなかった…。」 | ||
+ | :アニメ版ドラマCDのVol.2に収録されているおまけドラマ「PLEASE TEACHER! 私立ミスカトニック学園デモベ組」(アニメイト限定)のプロローグより。 | ||
+ | ;「それでは、デウス・マキナファイト、レディーゴー!」 | ||
+ | :同上。『機神飛翔』(実際は対戦機能はない)で[[アウグストゥス]]と[[ウェスパシアヌス]]が対戦し始める際に登場し、発言したのがこの台詞。その際、九郎から'''「勝手にやってきて仕切るな!マスターテリオンっ!!」'''とツッコまれた。 | ||
+ | :台詞の元ネタは『[[機動武闘伝Gガンダム]]』のキャラクター[[ストーカー]]の「それでは、ガンダムファイト、レディーゴー!」から。 | ||
+ | ;「私立ミスカトニック学園…。どこにでもありそうでその実、まったくありもしないニトロな感じの学び舎で、いつ果てる事もない戦いが続いたとか、続かなかったとか…。」 | ||
+ | :同上。エピローグより。 | ||
== スパロボシリーズの名台詞 == | == スパロボシリーズの名台詞 == |
2021年9月14日 (火) 16:34時点における版
マスターテリオン | |
---|---|
外国語表記 | Master Therion |
登場作品 | 機神咆吼デモンベイン |
声優 |
緑川光(全年齢対象作品) 氷河流(『斬魔大聖』) |
デザイン |
Niθ(原作) 橋本秀樹・桜井正明(アニメ版) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦UX |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
異名 |
七頭十角の獣 背徳の獣 666の獣 |
種族 | 魔人(人間と邪神の間に生まれた子) |
性別 | 男 |
外見年齢 | 10代後半~20代前半 |
所属 | ブラックロッジ |
役職 | 首領 |
資格 | 魔術師 |
契約魔導書 | ナコト写本 |
マスターテリオンは『機神咆吼デモンベイン』の登場人物。
概要
ブラックロッジの首領にして最強最悪の大導師(グランドマスター)。「七頭十角の獣」「背徳の獣」「666の獣」等の異名を持つ金髪金眼の美青年。美しく神聖な姿をしていながらもその瞳には一切の光が宿っておらず、見る者全てを恐怖と絶望に陥れる。
魔導書「ナコト写本」と契約しており、その精霊エセルドレーダを傍に控えさせている。魔術師としては規格外の能力を持ち、初戦では生身でデモンベインを圧倒して九郎を驚愕させた。ナコト写本によって召喚される自らの駆る鬼械神「リベル・レギス」も搭乗者同様に凄まじい戦闘能力を誇る。
長らく表舞台に姿を現さず、信徒達からでさえも半ば架空の存在と云われていたが、大十字九郎がデモンベインを起動させたことで九郎達の前に突如としてその姿を見せる。
以降は彼の宿敵として何度も対立すると同時に、アル・アジフの断片を回収しながら強くなっていく彼の姿を見守っていく事となる。
九郎と戦うことだけが唯一の愉しみと称しており、それ以外に対しては基本的に無気力且つ無関心。邪神を召喚する「C計画」のためにアルを必要としながらも、飽く迄九郎が強くなることを最優先とさせるその姿勢に、補佐であるアウグストゥスから次第に疑いの眼差しを向けられるようになる。
そして、迎えた計画発動の時に際し、一連の不可解な行動を「反逆」と断定したアンチクロスに謀反を起こされ、レガシー・オブ・ゴールドの攻撃を受けてリベル・レギスごと抹殺された。
しかし、その後「暴君」を憑代に転生を遂げ、再び九郎たちの前に姿を現す。最終的には時間と空間を超越したヨグ=ソトースの門の向こうにおいて、真の力を解放したデモンベインと、それを駆る九郎らとの最終決戦を繰り広げることになる。
原作アルルートならびにアニメ版ではこの戦いにおいて、本来の姿を取り戻したシャイニング・トラペゾヘドロンの一撃を受けて宇宙の外側へ放逐され、敗北。同時に長らく続いた絶望の輪廻から解き放たれることとなった。一方、原作瑠璃ルートでは、決戦にて逆にデモンベインを打ち倒しているが、これによって九郎がデモンベインごと時間の輪廻に巻き込まれ、世界全体を繋ぐループが完成してしまうことになる。ただしその中には、突如としてそのループがただのひとりの少女によって打ち砕かれる展開も存在する。
なお、マスターテリオンの人生は、「暴君」から生まれたのが始まり、アンチクロスに謀殺されるのが終わりで、これが1ループとなっている。つまり、誕生した後デモンベインと激闘を演じて勝利し、過去へ転移した後そこでブラックロッジを組織⇒そのループでデモンベインと戦い続ける中でアンチクロスに反逆されて死亡⇒そのループで生れ落る、という繰り返しである。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 初登場作品。アニメ版設定。ほぼ原作通りの役割を担うが、手を抜いた状態とはいえ初っ端から突如として現れた忍者に機体をボコボコにされる等、想定外の事態が連発したことで今までとは違う展開に驚きつつも期待を募らせていく事となる。ちなみに、この展開は原作者である鋼屋ジン氏をして「変な悲鳴が出た」と言わしめ、「グランドマスターも同じ気持ちだったと思います」とも発言している。
- 最後は版権作品最後の敵として登場、そのシナリオで原作通り退場するが、隠し要素で九郎とアルに説得されて自軍に参加、直接手助けしてくれる事になり、原作に先駆けて九郎との共闘が実現する。その場合、決戦後にUXの面々を送り返すべく、甲洋やフェイ達と共にゲートを開き、世界の狭間に戻ることになる。ちなみに、フラグに失敗した場合、世界の狭間での最期のセリフがエセルドレーダも含めてほぼDVEで進行する。逆に言うと、生存フラグが次周に引き継がれる今作で1周目からフラグを成立させてしまうと、そのデータで周回し続ける限りこのDVEを聞きそびれる。
- 味方として使用できるのは最終話限定だが、育成はできるので決戦に向けて残ったスキルパーツと資金を全て彼に叩き込んでもいいだろう。
- また、中断メッセージにおいて次元を超えた廃人っぷりが判明してしまう。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- PS2版設定。2019年10月のイベント「地上の星々が紡ぐ叫びと祈り」期間限定参戦。
- 2020年7月のイベント「其れはまるでお伽噺の様に」では復刻参戦。それに合わせて、6月のアップデートにて、既存パイロットパーツにボイスが追加された。同イベントシナリオにおいては原作とも異なった形で絶望の輪廻から解放され、その上で九郎と正真正銘の最後の対決に臨むという結末が描かれた。
パイロットステータス
能力値
背景が背景だけにぶっ飛んだ能力を持つ上、魔術師補正を加味すればノーヴル博士やカリ・ユガに並ぶ。
第4話で初登場した際に、圧倒的な能力値と10種類もの特殊スキルを習得していることでプレイヤーを驚愕させた、文字通りの怪物。幸いリベル・レギスに自動回復がなく、回避率もそこそこのレベルなのが唯一の救いかもしれない。
味方になった際はさらに能力が上がっており、無養成での基本的なステータスは回避と防御以外は大抵マスターテリオンがトップに立っている程である。
精神コマンド
- UX
- 直感、てかげん、直撃、気迫、魂
- ラインナップとしてはリアル系より。乗機のリベル・レギスがLサイズのスーパー系で自軍屈指の攻撃力であるにも関わらず「魂」を持つ。特に「魂」+トラペゾヘドロンの破壊力は凄まじい。てかげんは九郎が強くなるまで手を抜いていることへの再現だろうか。
- X-Ω
- 閃き、集中、愛
- 「マスターテリオン/エセルドレーダ」名義。
特殊スキル
- UX
-
- 敵対時
- 魔術師L9、魔導書L9、底力L9、援護攻撃L3、気力限界突破、見切り、カウンター、ガード、全体攻撃L3、指揮官L4
- 「魔導書」は本人ではなくエセルドレーダの能力だろう。最終戦では削れば削るほど硬くなり、ハーフ改造程度ではダメージが1000台を出られなくなる。ただ、ここで手こずっていてはラスボスには到底歯が立たない。
- また、「魔術師」の全能力上昇補正とリベル・レギスのS適応が手伝ってか、命中率が非常に高い。SSサイズのユニットにすら追いすがる命中率を誇るので、命中系or防御系の精神コマンドは欠かせない。
- 味方時
- 魔術師L9、底力L9、援護攻撃L2、気力限界突破、見切り、カウンター、ガード、全体攻撃L1、指揮官L4
- 「魔導書」はサブパイロットのエセルドレーダに移動。
人間関係
- 大十字九郎、アル・アジフ
- 宿敵。曰く「我が愛しの怨敵」。対極に位置する存在として育て上げられた。
- エセルドレーダ
- 契約した魔導書の精霊。マスターテリオンに対して異常なまでの忠誠と愛を誓っている。基本的に無気力無関心なマスターテリオンが心を向ける数少ない相手である。
- ナイア
- 古くからの付き合いだが、ある計画のためにひたすら利用され、弄ばれ続けている。
- アウグストゥス
- 配下であるアンチクロスの一員であると同時に補佐として活動しているが、マスターテリオンに対して次第に疑問と不満を募らせていく。中盤で彼に抹殺されるが、それも予想の内にあった。
- ティベリウス、カリグラ、クラウディウス、ウェスパシアヌス、ティトゥス
- 配下であるアンチクロスの構成員。
- ネロ
- 配下であるアンチクロスの一員であり、マスターテリオンの母親。彼女を憑代として転生させられ、同時に出生方法が彼女の死因となる。
- ドクター・ウェスト
- 直属の部下。自由奔放を地で行く彼もマスターテリオンには忠実。また、彼だけはマスターテリオンが唯一直接スカウトに出向いており、その技術を高く評価している。その他、彼の「前回以前のループと同じ行動をしない」という特異なキャラクター性自体を面白がっている節がある。
- 覇道鋼造
- SRW未登場。過去に彼を自らの手で殺めていると同時に、鋼造が前のループの九郎である事を唯一知っている。
- ヨグ=ソトース
- 父親。
- ウィルバー・ウェイトリイ、ウェイトリイ(弟)
- SRW未登場。同じくヨグ=ソトースを父親とする異母兄弟と言える存在。
他作品との人間関係
- ヒーローマン
- 『UX』におけるいきなり現れたイレギュラーその1。ヒーローマンの誕生は邪神さえも予測できなかった最大級の不確定要素という特殊な位置づけであり、マスターテリオンが九郎と初邂逅した時は興味と警戒心からか、原作のように生身で戦わずにいきなりリベル・レギスで襲い掛かってくる。
- ゲームが始まったばかりなのにラスボス級のユニットと戦うという絶望的なシチュエーションが生まれ、原作を知っているユーザーの度肝を抜く事となった。
- 飛影
- 『UX』におけるいきなり現れたイレギュラーその2。その絶望的なシチュエーションさえ覆す大ドンデン返し。これに対してマスターテリオンは「虚空よりの使者」と呼んでいた。『UX』においてこのフレーズは「『前』より以前からやって来る力ある存在」のことを意味する。
- 前述通りマスターテリオンは無限にループを繰り返しており、飛影との遭遇は例えるなら「遊びつくしたゲームを惰性でプレイしていたら、攻略本にも載っていないルートを自力で発見した」ようなものといえる。全く予想外の展開に陥った彼の心中は察するに余りある。
- なお、上記の展開は原作者である鋼屋ジン氏も「変な悲鳴が出た」「大導師も同じ気持ちだったと思います」と唸らせている。
- ジョウ・マヤ
- 『UX』における飛影の「正体」そのものといえる存在で、ある意味では九郎とアルに次ぎ、アーニーやヒーローマンと並ぶ因縁の相手となる。
- 日野道生
- 同じ由来のコードネーム(トリプルシックス、マスターセリオン)を持つ人間。そのためかUXでは戦闘前会話が存在する。
- 羽佐間翔子、カレン、バーン・バニングス
- 『UX』では彼らが本来辿っていた運命を知っており、初めて対峙した際は彼らを「死人」と呼ぶ。
- フェイ・イェンHD、春日井甲洋、来主操、シンジロウ・サコミズ、呂布トールギス、貂蝉キュベレイ
- 『UX』では参戦フラグを満たした場合、最終話にて彼らと協力し、アルティメット・クロスを彼らの元いた「現代」の地球へと帰還させる。
- ジン・スペンサー
- アーカムシティでの戦いで割り込んで来たジンを攻撃したが、アニエス・ベルジュ(アーニー)に阻まれた。
- この一連の流れは『UX』の物語における最大の分岐点の一つであり、ここでどちらが墜ちたか、あるいはどちらが死んだかでこの後の物語は大きく変わる(ゲーム内でプレイヤーの眼に触れるのはその一つの例)。
- ゲーム本編ではこの流れで一時期ジンに憎悪を抱かれるものの、ジンがノーヴル・ディランとの接触を受けた後は、一時期マスターテリオンの独断でブラックロッジに協力者として迎え入れたこともある(それがアンチクロスの不興を買う理由の一つにもなっている)。最終決戦前にも顔を合わせているが、その際は残酷な宣告を浴びせる。
- ポプ子、ピピ美
- 『X-Ω』のイベント「地上の星々が紡ぐ叫びと祈り」にて対峙した、『X-Ω』におけるいきなり現れたイレギュラー二名。
- オーバーデビル、コーウェン、スティンガー
- 『X-Ω』のイベント「其れはまるで御伽噺の様に」では彼らと共に九郎達と対峙する。
- マジンガーZERO
- 『X-Ω』のイベント「其れはまるで御伽噺の様に」では彼から自身諸共ナイアを打倒する事を託され、九郎と共にそれに応えた。同イベントシナリオにおいては彼のおかげもあって絶望の輪廻から解放される事ができたので、マスターテリオンにとっても恩人(恩機?)と言えなくもない。
名台詞
- 「はじめまして……になるかな? 大十字九郎。もっとも余は貴公の事を、恐らくは貴公以上に良く知っているが」
「不公平なので名乗っておこう。余はマスターテリオン。魔術の心理を求道する者なり」 - 初対面の際の台詞。突如として現れたブラックロッジの首領を前に、九郎は驚愕しながらも対峙する。
- 「しかし、闘争本能を制御できていないな。それでは猪と何ら変わらん」
「良いか。魔術とは感情を理性で制御し、昂ぶる魂を魔力を融合させ、精錬、精製するものなのだ」 - マギウス・スタイルの九郎の攻撃をいともあっさり回避して、魔術の講義を行う。
- 「やれやれ、今の貴公では話にならないな。――ふむ、良かろう。アル・アジフ……例の新しい鬼械神を喚び給え」
「覇道財閥が余に対抗するために造った、あのロボットのことだ。あれを使えば、少しは勝負にもなろう」
「――余は生身で充分だ」 - 初戦において、マギウス・スタイルで全く歯が立たない九郎に対して。アルの後押しもあり、躊躇しながらもデモンベインを召喚する九郎だったが…直後、その言葉通りデモンベインを生身のアッパーで遥か上空へ殴り飛ばした。
- これと似たようなことをやらかしたガンダムファイターや破界の王とタメを張れるシーンといえなくもない。
- 「無粋に対して無粋で返すのは無粋の極みぞ。せめてこちらは小粋に決めたいではないか」
- 夢幻心母に向けて発射された核ミサイルを迎撃しようとしたエセルドレーダに対して。この直後、リベル・レギスから核ミサイルへ生身で飛び移り、着弾する寸前に核ミサイルを分解消滅させるというとんでもない行動に出る。
- 期待したファンもいたかもしれないが残念ながら、『UX』第22話で全世界に核ミサイルが発射された際にはマスターテリオンが迎撃に来てくれない。なお、『X-Ω』の期間限定イベント「地上の星々が紡ぐ叫びと祈り」では、ポプ子達の態勢が整うまで待っていたことを九郎に指摘されての返答としてこの台詞を使用している。
- 「憎い…憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い…憎いぞ! 大十字九郎、アル・アジフ! ハハハハハ! 余はこんなにも…こんなにも貴様等が憎いぞ!」
- デモンベインとの最終決戦にて。自身と互角以上に戦う九郎を前に、内に秘めた憎悪を爆発させる。
- 「余を呪縛した永劫が、こうも容易く打ち破られるとは……これが喜劇でなくて何とする!? ははははははははははッ!」
「あはははははは! ヒト如きが! 人如きが! 神のシナリオを打倒したか! あははははははははッ!」 - 原作ゲーム瑠璃ルート最終決戦より。輪廻の輪は、一人の恋する少女によっていとも簡単に破壊された。それを見た金色の闇の哄笑は、怒りか、憎悪か、狂気か、それとも―――歓喜か。
- 「何故、余を産み落としたッ!! 母さんッ!?」
迷台詞
- 「おはよう、お兄ちゃん」
- 原作のバッドエンドにて。九郎に対する台詞だが、色々とおかしい。
- この場面以外でもドラマCDなどで度々九郎をお兄ちゃん呼ばわりしている。そっちは完全にギャグだが。
- 「じゃあパン買ってこい」
「マジ使えねぇな貴公」
「カブトムシうめぇ」
「クワガタうめぇ」
「今回の大十字九郎は、探偵だったな。…ウェスト。…余も探偵をやる」
「余が名探偵。そして犯人は余!被害者も余!」
「そして始まる密室殺人…被害者(ガイシャ)はデモンベイン!」
「犯人はこの中にいる!…ま、余なわけだが。…そして被害者も余!…余はデモンベイン?」 - イベントドラマにおけるウェストとのやり取り。完全にキャラが崩壊しており、流石のウェストもツッコミに回らざるを得なかった。
- このセリフを始め、本編外のマスターテリオンは愉快な電波系天然ボケというキャラ付けである。どうしてこうなった。
- 「…キンググリッドォォ ビィィィィム」
- 漫画版の特別編より。元ネタは特撮ドラマ『電光超人グリッドマン』で緑川氏が演じたグリッドマンの必殺技の1つ。
- エルザからは「エルザが生まれる前のネタ」とツッコミを入れられ、エセルドレーダですらも「ボケるにしてもそれは古すぎ」と駄目出ししていた。
- しかし、後にグリッドマンにもそれを原作とした新規作品が登場し、遂にはSRWにもまさかの参戦を果たす事となった…。
- 「私立ミスカトニック学園…。どこにでもありそうでその実、まったくありもしないニトロな感じの学び舎である…。」
「だが、そんな平和っぽい学園に、突如として転入してきた一人の男がとんでもない嵐を巻き起こす事に、誰も気付いてはいなかった…。」 - アニメ版ドラマCDのVol.2に収録されているおまけドラマ「PLEASE TEACHER! 私立ミスカトニック学園デモベ組」(アニメイト限定)のプロローグより。
- 「それでは、デウス・マキナファイト、レディーゴー!」
- 同上。『機神飛翔』(実際は対戦機能はない)でアウグストゥスとウェスパシアヌスが対戦し始める際に登場し、発言したのがこの台詞。その際、九郎から「勝手にやってきて仕切るな!マスターテリオンっ!!」とツッコまれた。
- 台詞の元ネタは『機動武闘伝Gガンダム』のキャラクターストーカーの「それでは、ガンダムファイト、レディーゴー!」から。
- 「私立ミスカトニック学園…。どこにでもありそうでその実、まったくありもしないニトロな感じの学び舎で、いつ果てる事もない戦いが続いたとか、続かなかったとか…。」
- 同上。エピローグより。
スパロボシリーズの名台詞
- UX
-
- 「ほう…今回は面白いモノを連れているではないか。ならばこちらも、いつもとは趣向を変えねばなるまい…エセルドレーダ!」
- 第1部第4話「舞い降りた翼」より。ジョーイが呼び出したヒーローマンを見て。「前」まではいなかったイレギュラーを目にした彼は、生身でデモンベインを攻撃せずにエセルドレーダを呼び……。
- 「フフフ、紹介しよう。我が魔導書、ナコト写本。そしてこれが…」
「余の鬼械神、リベル・レギスだ」 - 深紅の鬼械神リベル・レギスを召喚する。ゲーム開始から4話でいきなり原作のラスボス機が登場という吃驚仰天の展開に発展し、原作を知るユーザーの度胆をブチ抜いた。とはいえ多少手を抜いていたのか、最大HPは本来の10%程に落ちている。
- 「本来なら、もう少し先で見せるはずだったものだが…まあ良い、今回は特別だ。やれ、エセルドレーダ」
- 呼び出したリベル・レギスに搭乗して攻撃を開始する。原作ではリベル・レギスの登場は終盤に差し掛かった辺りになる。原作をプレイしていれば正にニヤリとくる一言だが状況は笑えないほど絶命的。ここから本来あったはずの『機神咆吼デモンベイン』からスパロボに参戦した『機神咆吼デモンベイン』、という「もしも」が明確な形となって顕れる。
- ジン「必ず勝つさ。そのために、俺たちはここに来たんだ」
マスターテリオン「運命を持たぬ貴公がか?」 - 第3部第51話「STRANGE EONS」のIMにて。意気込むジンに浴びせた言葉は、意訳すれば「貴公に生きて未来を勝ち取ることはできない」という残酷な宣告である。
- これを宣告するマスターテリオン自身は、後述の通り運命を手に入れる可能性があるのがまた残酷な話である。メタ的に言えば、ジンはどう足掻いても死ぬ=隠しキャラにはなれないというようにもとれる台詞。
- 「来るがいい、白き巨人よ。その純真とまごうかの如く身体を余の絶望で染めてくれようぞ!」
- 同話でのヒーローマン及びジョーイとの戦闘前会話。もう一本の「魔を断つ剣(デモンベイン)」とでも言うべき存在である、「白き巨人」ヒーローマンと暗黒の姿を持つリベル・レギスが激突する。
- 「他の生き方を知るか…エセルドレーダ、お前はどうしたい?」
「永劫の刻の中、余に付き従い続けてくれた礼だ。一度ぐらい、お前の意思に従うのも悪くない」
「フ、長き輪廻の果てに、ようやくたどり着いた終焉だ……」
「最後にそのような生き方をしてみるのも、また一興と言えよう」 - 同話で生存フラグが成立した場合。ユガの狭間へ消える所に新たな道を示され、大導師は初めて己が魔導書に問う。その意を受けた男は、最後に少しだけ道を外れる。ブラックロッジの盟主でも、邪神の子たる絶望の魔人でもない、ただの魔術師・マスターテリオンとして。
- 「覇道鋼造の無念を晴らすことができ、満足したか、女よ?」
- その後、エルシャンクに居た覇道瑠璃の前に現れて開口一番。周囲の仲間は驚き、迎撃準備までした人物も居たが、ブラックロッジ真の黒幕であるナイアを討滅した後だったからか、瑠璃自身は特に動じることはなかった。
- 余談だが、マスターテリオンの生存フラグには同話で瑠璃が戦術指揮を執ることも条件に含まれているため、瑠璃の選択が結果としてマスターテリオンを救ったともいえる。そんな彼女に開口一番これは大導師もなかなかに意地が悪い。
- 「フ、もしかすると余は、この時のために在ったのかも知れぬ」
「すべての可能性を一つに束ね、輪廻の理から解脱する……それは、この宇宙に生まれたありとあらゆる命達の、大いなる願いだったのだ」 - 第3部最終話「命の始まり」の特殊IMにて。数え切れないほどの輪廻の果てに、ついに「全て」の可能性がUXの旗の許、一つに集った。その一翼たる大導師は、間もなく幕を開ける始まりへの決戦を前に、神話への口火を切る。
- 「絶望すらも消え果てた先に、このような展開が待っていようとはな。共に踊ろうぞ、エセルドレーダ。比翼の鳥の如く、いつまでも、どこまでも……」
- 同話での戦闘前台詞。終わらぬ絶望から解放された先に待っていたのは、新たな世界の始まりを懸けた決戦の場と、今や肩を並べるかつての敵達、そして「愛しの怨敵」であった魔を断つ剣。積み重ねられた可能性がほんの少しだけ運命を変え、彼をこの場に呼んだ。数奇な巡り合わせの果て、深紅の鬼械神がユガの狭間を往く。
- 「ようやく世界を見続ける時を得た。それを斯様な者に遮られるのは、いささか不愉快だ」
- 同話にて、フラグが立っていない場合の九郎対カリ・ユガの戦闘前会話での台詞。ようやく辿り着いた終焉を、神の意志によって呆気なく捻じ曲げられるのをマスターテリオンが許せるはずはなく、「愛しの怨敵」に打倒の意志を託す。
- X-Ω
-
- 「フフ…フフフフフ…! ハハハハハハハハハハ!!」
「まさか、このような展開を見せるとはな…! 大十字九郎と共に邪神を討つなど!」
「よかろう、大十字九郎…! 余と貴公の窮極呪法兵葬を使い、彼の者共を討つぞ!」 - 期間限定イベント「其れはまるで御伽噺の様に」において。まさか、怨敵と共に己自身が邪神ナイアルラトホテップを討ち倒す未来が訪れるとは思いもしなかっただろう。幾万、幾億と繰り返した呪縛の果てに手繰り寄せたまさかの未来に歓喜する。実際、『UX』での共闘も邪神撃滅後だったがために、さらに珍しい展開だったであろう。
- 「愚問だ、大十字九郎。邪神の陰謀から解き放たれ、余と貴公が戦う意味はなくなった…」
「余と貴公の間には最早、何のしがらみも存在しない!」
「なればこそ、余は貴公との戦いを心の奥底から愉しむことができよう!」 - 同イベントの最終話において。ナイアが敗れ、邪神から解き放たれた世界に帰ってきた。その世界において、既に九郎と戦う理由は消滅していたが、だからこそ純粋に、ただただ愛しの怨敵との闘いを、何の邪魔もなく愉しむことができる。
- 「愉しいぞ、大十字九郎…! 運命の輪も、絶望の檻も消え去った…!」
「余も貴公のように、今この時の愉しみのためだけに貴公を討とう!」 - その戦闘中。漸く手に入れた自由を謳歌し、己のために使う。マスターテリオンにとってはこの戦いこそが救い。しかし、最後の台詞はずっと正しき怒りのために戦っていた九郎とは異なるものであり、彼らに否定されている。
- 「フフ…フフフフフ…! ハハハハハハハハハハ!!」
スパロボシリーズの迷台詞
- 「フフフ…飽きぬな。幾万、幾億と繰り返しても飽きぬ。これもまた無限の呪縛。終わりを求めても終わらぬ呪縛」
「余のリベル・レギスのみならず、あらゆる可能性を集める…そのような事も可能かもしれんな。今の貴公になら」 - 中断メッセージにおいて。繰り返しているのは無論スパロボのことである。C計画を放置した上に尋常でないほどのやり込みっぷりにアウグストゥスは憤り、彼に忠誠を誓っているエセルドレーダすら引き気味だった…。
- ちなみに『第2次Z』の中断メッセージにおいてこれと似たようなネタをやった人物もいるが、やはり中の人が乗り移ってるようにしか見えない。
- なお、2行目の台詞は2周目以降に追加されるが、ゲームを進めればその意味はおのずと分かってくるだろう。今回のこのネタは、ストーリーの根幹に関わっているので隅からすみまで知ってしまうと、彼のプレイが少々物悲しく見えてしまう……。
- 後の『X』では、ヒナ・リャザンがマスターテリオンに負けず劣らずの廃人ぶりを中断メッセージで見せつけている。
- 「プレイヤーもまた、この呪縛を楽しんでいるようだ。違うかな、そこの貴公?」
- 上記の中断メッセージにおいて、一定の確率で2行目がこの台詞になる事がある。
- 繰り返し繰り返し周回プレイをしてもまだ飽きないプレイヤーへの同類認定。嬉しいのやら悲しいのやら…。
- 「ヨグ=ソトースを現世に留めているのは、このリベル・レギス自身の動力に施された術法にこそある」
「すなわち世界を救いたければ、このリベル・レギスを破壊する以外にありえんぞ!」
「醜悪なる神の眷属を退け、見事、余の下まで差し迫ってみせよ!」 - 『UX』第3部第51話「STRANGE EONS」にてシャイニング・トラペゾヘドロンを披露した後、援軍を呼び出した際の台詞。
- ……なのだが、その内容はダゴン、量産型破壊ロボ、ザ・ブームの機体やキリヤマ重工の機動兵器、マクロス・ギャラクシー船団の無人戦闘機にノーヴル・ディランが開発した謎の機体という謎の構成。
- おまけにこう言ったマスターテリオン自身は出現したターンから真っ先に九郎目がけて移動して来る。何がしたいんだ大導師。
搭乗機体
余談
- 名前の由来は実在の魔術師「アレイスター・クロウリー」の異名から。更に補足するとリベル・レギスは彼の著書である「法の書」、エセルドレーダは彼の愛犬「レディ・エセルドレーダ」から取られている。また、異名の通り、旧約聖書に記された黙示録の獣の名前であり、その七つの首は堕落したローマ帝国の7人の皇帝(=アンチクロスの面々)を示している。また、マスターテリオンは「大淫婦」ベイバロンに組み敷かれる存在であるが、ナイアの手の平で踊らされている彼を暗示している可能性もある。
- マスターテリオンの異名である「666の獣」等の異名は悪魔の数字として有名な数字666を由来にしたと思われる。「獣の数字」とも言われており、『新約聖書』の『ヨハネの黙示録』に記述されている。この黙示録には「ここに知恵が必要である。思慮のある者は、獣の数字を解くがよい。その数字とは、人間をさすものである。そして、その数字は666である」と書いてある。また、ユダヤ教、キリスト教とイスラム教における悪魔サタンも666の刻印を持つ悪魔といわれており、この数字との関連性も深い。
- なお、この獣の数字が指す人物として有力視されているのがかの暴君ネロ。つまり再誕の母胎とした少女の事を指しているという事になる。
- ファンからは「照夫」または「増田照夫」と呼ばれることも多い。
- なお原典ゲームの担当声優が氷河流(ヒカル)となっているがこれは緑川光氏のアダルト作品用の別名義であり、ヒカル(光)と呼んだり好きな声優に自分自身(緑川光)を上げたりと明らかに狙っている面が見られる。テレビアニメに出る声優(ベテラン、新人時代など含む)が所謂エロアニメやゲームに出る際別名義で出る事は珍しくないが特に緑川氏の場合は本人の知名度と隠しようのない同じ声なので良くネタにされる。