「赤木リツコ」の版間の差分
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:漫画版での同様のシーンのセリフ。彼女が言う通り、こちらではゲンドウは'''「愛していた」'''と発言している。 | :漫画版での同様のシーンのセリフ。彼女が言う通り、こちらではゲンドウは'''「愛していた」'''と発言している。 | ||
:ただし、これが先述の山口氏が庵野監督から聞かされた答えそのものであるかは不明。 | :ただし、これが先述の山口氏が庵野監督から聞かされた答えそのものであるかは不明。 | ||
+ | ;「身も心も…、焦がしてあげる…。女は炎…、遊びで近づくとヤケドするわよ…。」 | ||
+ | :PSPのゲームのエヴァ2のリツコルートの最後の台詞。ゲンドウに情愛で縛られ利用されていたリツコであったが、実際にはリツコの知識と技術が無ければ何も出来ない彼の弱みに逆に付け込み、屈服させた。このルートのリツコは男性陣を尽くアレしており、当然シンジやカヲルも容赦なく…。恐ろしい意味ではっちゃけている。炎となった女は恐ろしいものである。 | ||
== スパロボシリーズの名(迷)台詞 == | == スパロボシリーズの名(迷)台詞 == |
2018年1月12日 (金) 11:26時点における版
赤木リツコ | |
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外国語表記 | Ritsuko Akagi |
登場作品 | |
声優 | 山口由里子 |
デザイン | 貞本義行 |
種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 女 |
生年月日 | 1985年11月21日 |
星座 | 蠍座 |
年齢 | 30歳 → 44歳(新劇場版『Q』以降) |
身長 | 161 cm |
髪色 | 紺 ⇒ 金髪 |
瞳の色 | 緑 |
血液型 | B型 |
所属 | 特務機関NERV技術開発部技術局第一課 → 反NERV組織ヴィレ副司令(新劇場版『Q』以降) |
趣味 | 猫全般、猫の小物集め |
概要
葛城ミサトとは大学時代からの付き合い。理知的で、あらゆる事態に冷静に対処する。猫好き。コーヒーを愛飲する他に愛煙家でありヘビースモーカーでもある(アルコールを飲む描写が多いミサトに対し、喫煙描写が多く自室の灰皿は吸い殻の山となっている)。
金髪は地毛ではなく、染色である(少女時代の彼女が登場する回で判明。実際は母親と同じ髪の色である)。プライベートなファッションなども、スポーティかつラフな格好が多いミサトと違って、フォーマルなものが多かった。
母親はNERVの中央コンピュータ『MAGI』の設計者である赤木ナオコ。娘である彼女もMAGIの構造を把握しており、MAGIに対する外部からのハッキングを容易く防いでいる。ただし、娘の自分をろくに省みようとせず、自分勝手に自殺して死んだ母との親子関係は劣悪だった模様。
同輩のミサトとは異なりネルフの暗部にも精通し、クローン管理といった汚れ仕事をも引き受けてきたが、その根底にあったのは碇ゲンドウへの愛であった。しかし、ゼーレによって尋問にかけられた際「我々に君を引き渡したのは碇だ」という宣告を受けて、ゲンドウの本心を理解。綾波レイのクローンをすべて破壊するという反抗処置をとり、幽閉の憂き目にあう。なお、尋問の際はゼーレの前で全裸にされている。何故全裸にされたのかは不明だが、いわゆる時代劇等にある人身御供を暗喩したものと推測される。
その後戦略自衛隊によるネルフ本部襲撃・人類補完計画最終段階突入と事態が錯綜する中、ゲンドウの目前で本部ごと自爆を図るものの失敗。最後はゲンドウによって容赦なく射殺された。ただし、漫画版ではただ殺されるだけでは終わらず、最後の力を振り絞って「あなたが愛しているのは彼女(ユイ)だけ」と告げ、レイに去られて呆然としていたゲンドウに銃で致命傷を与えた後、事切れている。
PSP版ソフト『新世紀エヴァンゲリオン2』における彼女のシナリオ「女は炎」では、ゲンドウの勝手な性格を理解しつつも、密会の後の彼の冷めた態度に対する反抗から「もし、私があなただけのものじゃなくなったら…どんな顔をしてくれるのかしらね。…見てみたいわ」という行き場のない想いを抱く。そしてその想いの矛先は、ゲンドウ以外の男たちに向かっていくことに……詳しくは、余談の欄を参照。
登場作品と役柄
原作通り、説明台詞や裏を感じさせる言動が多い。
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F
- シロとクロに興味を持つイベントあり。なお、原作では白と黒の猫を模したグッズが登場しており、彼(?)らに関わるネタの一つとみられる。
- スーパーロボット大戦F完結編
- アムロやカミーユのニュータイプ能力やエレの霊力による予知、ギリアムの予知能力を非論理的と評して、頑として認めようとしない一方で、同じ対象であるはずのシロとクロは可愛いから良いという結構いい加減なところが露呈するシーンがある。
- 最終的にはゲンドウを見限ってロンド・ベルに協力する事を選択し、アイス・セカンドを使ってのコロニー落としあるいはアクシズ落としの阻止をロンド・ベルに提案した。何気に無事に生き残る数少ない作品である。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- シロとクロに興味を持つのはFと共通。終盤行方知れずに。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 新規EDルートで再登場し、原作通りターミナルドグマでゲンドウに撃たれる。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 既に死亡しているが、マヤの前に幻影として登場。最終話では登場しないが、彼女もαナンバーズに力を貸したのかも知れない。
Zシリーズ
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- ソーディアンについて何か知っているそぶりを見せ、終盤では自らソーディアン内部に乗り込んで調査を行おうとする。黒い面は全く描かれず、生存したまま終わる。
携帯機シリーズ
単独作品
- スーパーロボット大戦MX
- カスパーに裏切られる末路も含め、概ね原作通りのポジションを演じる。
- スーパーロボット大戦V
- 新劇場版設定。
人間関係
- 赤木ナオコ
- 実母。母子二代揃ってゲンドウの愛人関係となっている。
- 仕事が忙しく殆ど家にいなかったため、リツコは祖母の家に預けられていたと振り返っている。また、母と一緒に過ごせなかった経緯からナオコの事を「母としては分からない。科学者としては尊敬していた。女としては憎んでいた」と評しており、愛憎入り混じった複雑な感情を抱いていた様子。
- 葛城ミサト
- 大学時代の同級生で、同僚。親しい間柄だが、リツコの容赦ない物言いが原因で険悪になる場面も多い。
- 加持リョウジ
- ミサトと同じく大学の級友であり同僚。互いをファーストネームで呼び合うほど親密な間柄ゆえ、スパイ活動を続ける彼に友人として忠告した。
- 伊吹マヤ
- 部下。彼女から同性愛に近い憧れを抱かれている。なお、PSP版ソフト『新世紀エヴァンゲリオン2』では、同性愛疑惑が確信的に描かれたイベントもある。
- 碇ゲンドウ
- 上司。男女の仲。しかし、ゲンドウは母と同様に自身の計画の道具としてしか見ていなかった。
- 綾波レイ
- ゲンドウとの仲を内心嫉妬しており、漫画版では発作的に絞殺を図った(未遂に終わったが)。『新劇場版』では関係が改善されている。
他作品との人間関係
スーパー系
- プリンス・シャーキン
- αでは彼の認識している「使徒に似たモノ」の存在が、STMCの事を指しているのではとの推論を立てる。
- ロム・ストール
- MXでは彼がケンリュウやバイカンフーへと合身する様を指し、殊更「非常識」と口にしていた。
- 渋谷長官、ドクター井上
- MX中盤、ゲンドウからの命によってラゴウウィルスの侵食を遅らせるべく、彼らGEARへ協力を申し出る。
- ヘレナ・バーベム
- MXではEVA3号機事件で、NERVの管轄下に置かれる事となったラーゼフォンの引渡し請求を巡り、彼女と冷たく睨み合う。
ガンダムシリーズ
リアル系
- エレ・ハンム
- F完結編では、彼女の霊力による予知を非論理的と評して認めなかった。
- マクシミリアン・ジーナス
- αでは、彼はリツコを好みのタイプの女性と評した。
バンプレストオリジナル
- ギリアム・イェーガー
- F完結編では、彼の予知能力を非論理的と評して認めなかった。
- シロ、クロ
- 猫が大好きなリツコが彼ら(?)に興味を示さないわけが無く、大いに可愛がろうとした。
- イングラム・プリスケン
- αでは前年度に開催された「EOT特別審議会」で既に対面済みの間柄。中盤でヤシマ作戦時の援護の礼を述べる為に話し掛けた際、彼から「EVAのような危険な兵器はエアロゲイターでも開発不能」と意味深な発言を返される。
- アクア・ケントルム
- 色々と彼女に便宜を図り、協力した。
名(迷)台詞
TV版
- 「シンジ君…あなたが乗るのよ!」
- 第壱話「使徒、襲来」にて。急にネルフに呼び出され事態に戸惑うシンジに対して、淡々と現実を語る。
- 「これ作ったのミサトね」
- 第伍話「レイ、心のむこうに」にて。ミサト宅で夕食にお呼ばれされた時のカレーについて。
- 一口でミサトが作った事はともかく、「レトルトを原料によくもここまで…!」と何を使ったのかさえ見抜いてしまった。ちなみに、その不味さはペンペンが卒倒する程の酷さ。
- 「無様ね…」
- 第九話「瞬間、心重ねて」にて。第7使徒イスラフェルに敗北した初号機と弐号機へのコメント。容赦ない。
- リツコ「大丈夫、1秒近くも余裕があるわ」
ミサト「1秒って…」
リツコ「ゼロやマイナスじゃないのよ」 - 第拾参話「使徒、侵入」にて。第11使徒イロウル(SRW未登場)戦で使徒に自滅促進プログラムを送り込む作業をしながらのミサトとの会話。あと数秒で本部自爆だという状況なのに、至ってクール。
- 「なんて物を…なんて物をコピーしたの、私たちは…」
- 第拾六話「死に至る病、そして」にて。第12使徒レリエル(SRW未登場)の虚数空間「ディラックの海」に取り込まれた初号機。
- 理論上はエネルギー切れを起こすだけの時間が経過しているにも関わらず、救出作戦決行の直前に初号機は使徒(正確にはその影)の内側から破り出てきた。咆哮を上げる血まみれの初号機の姿に、さすがのリツコも戦慄する……
- 「シンジ君が無事と分かったら、男と密会とはね…」
「人の事は言えないか…」 - 第弐拾話「心のかたち、人のかたち」にて。対第14使徒ゼルエル戦で、シンクロ率が400%に達し初号機に取り込まれたシンジを救出するべく、1ヵ月にも渡るサルベージ作業を何とか成功させて、家までミサトの運転する車で送ってもらい、去りゆくミサトの車を見送りながら呟いた独白。
- この日は珍しくリツコの方から飲みに行かないと誘ったが、ミサトはお茶を濁すように断った。その時、女の直感でこれから加持と密会するのだと察したのである。自分もゲンドウと関係を持っているので、同じ穴の貉故にミサトを軽蔑する資格は自分にはないと自嘲した。
- 「だから壊すの、憎いから…」
- 第弐拾参話「涙」にて。シンジとミサトをターミナルドグマに案内し、レイの正体を暴露した後にこう呟きながら、レイのクローンを殺害(破壊)した。
劇場版
- 「カスパーが裏切った? 母さん…娘より自分の男を選ぶの…?」
- 第25話「Air」にて。ゲンドウを道連れにするためにプログラムを書き換えたMAGIと共に自爆を図る。
- メルキオールとバルタザール(それぞれ科学者、母親としての赤木ナオコ)は賛成するが、カスパー(女性としての赤木ナオコ)が反対。結果的に最後の最後まで母親に捨てられた形となり、自爆決議は否決されてしまう。そして…。
- 「うそつき…」
- 原作最期の台詞。直前のゲンドウの台詞にかかっているのだが、その時彼が何を言ったのかは演出で伏せられており(音声がなく口パクのみ)ファンの間で議論されている。
- ちなみに赤木リツコ役の山口由里子氏は、庵野監督から唯一答えを知らされている。
その他
- 「うそつき…あなたが愛したのは…あの人だけ…で…しょ。」
- 漫画版での同様のシーンのセリフ。彼女が言う通り、こちらではゲンドウは「愛していた」と発言している。
- ただし、これが先述の山口氏が庵野監督から聞かされた答えそのものであるかは不明。
- 「身も心も…、焦がしてあげる…。女は炎…、遊びで近づくとヤケドするわよ…。」
- PSPのゲームのエヴァ2のリツコルートの最後の台詞。ゲンドウに情愛で縛られ利用されていたリツコであったが、実際にはリツコの知識と技術が無ければ何も出来ない彼の弱みに逆に付け込み、屈服させた。このルートのリツコは男性陣を尽くアレしており、当然シンジやカヲルも容赦なく…。恐ろしい意味ではっちゃけている。炎となった女は恐ろしいものである。
スパロボシリーズの名(迷)台詞
- 「シロちゃんとクロちゃんは可愛いからいいの」
- 「ファミリアなんて非科学的なものを認めているけどいいのか?」という質問に対する解答。猫だったら、なんでもいいのだろうか?
- 「可愛いネコちゃんね…」
- 『α(DC)』より。前作と違ってブッ飛んだ事は言わないが、既にロックオンの状態。さらに自室へ招待するのだが、おそらく大いに可愛がったのは間違いないであろう。
- 「…前々回の作戦時並に強力なサイキック・ウェーブが弐号機に集中されている…!」
「アスカが…念動力もニュータイプ能力も持たないアスカが、あれに耐えられるわけがないわ!」 - 『α(DC)』(エンジェル・ハイロゥを追うルート)第59話「せめて、人間らしく」で、エンジェル・ハイロゥからのサイキック・ウェーブを収束してEVA弐号機に照射するアンティノラにより、精神汚染の危機に晒されたアスカを目の当たりにして絶望的な見解を述べる。
余談
- PSP版ソフト『新世紀エヴァンゲリオン2』における彼女のシナリオ「女は炎」では、ゲンドウとの密会での彼の冷めた反応に対して、シンジを始めとした男性キャラ(女性であるマヤも含む)をゲーム上の表現では曖昧ながらも、手当たり次第に手を出して(食ったと言うべきか)虜にし、挙げ句の果てにはゲンドウを手懐けてしまう悪女っぷりを見せつけ、「これでCERO:12歳以上対象(B相当)とは」とプレイヤーを仰天させた。……しかし、未成年である上に思春期ド真ん中のシンジやトウジ、果ては使徒であるカヲルにまで手を出すのはどうかと思うが。オトナすぎるふれあいで特にシンジがトラウマにならないかが心配である。特筆すべきなのは先述のマヤであるが、つまりリツコにもそのケがあるということに…。
- 登場人物の中では普段から口紅をしている彼女であるが、TV版では口紅を引いていない彼女の姿がいくつかある。