「シェリル・ノーム」の版間の差分

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:TV版原作終了後の設定で、第2章から登場。メイン6話-2「バジュラ母星」クリア後、[[マクロス・クォーター]]に[[ランカ・リー|ランカ]]と共に乗り込み[[コネクト・フォース]]に同行。以後はマクロス・クォーターが「歌」を使用可能になる(歌使用時に音声あり)。
:コネクト・フォースへの動向に関しては、公的には「銀河をめぐるライブツアー」ということになっている。
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:コネクト・フォースへの同行に関しては、公的には「銀河をめぐるライブツアー」ということになっている。
  
 
== ステータス設定の傾向 ==
 
== ステータス設定の傾向 ==

2013年9月6日 (金) 23:52時点における版

シェリル・ノーム(雪露 / Sheryl Nome)

マクロスF』のダブルヒロインの一人。

マクロス・ギャラクシー船団において絶大な人気を誇る歌姫で、『銀河の妖精』というニックネームで親しまれている。その人気ぶりはマクロス・フロンティア船団など銀河ネットワークを通して知れ渡っていた。ギャラクシー船団ではインプラントによる人間整形が行われているが、彼女は整形せずに素の姿で歌うことを謳い文句としており、絶対の自信を持つ。

フロンティア船団でコンサートを開いていた。その途中で自身の大事なイヤリングを拾った早乙女アルトと運命的な出会い、さらにステージの空中ショーでアルトと組んだりと、アルトとの出会いにより彼の大空の憧れを肌で感じ取ったシェリルはより一層歌に励むこととなる。しかし、惑星ガリア4でコンサートに向ったときの出来事が原因で自分で歌うことを拒否する。また、彼女のマネージャーであるグレイス・オコナーから痛烈な罵倒と、過去にギャラクシー船団の市井のスラム街で捨てられてV型感染症から救われた恩義を言われた。さらに軍のプロパガンダにより歌手ランカ・リーが持ち上げられると、グレイスからも見捨てられて歌姫としてのプライドは失墜する。そんな時、アルトの励みとバジュラに襲われて怯えるフロンティア市民を前に「自分の歌が何であったか」を思い出し、一人歌い己を取り戻していった。そして、アルトと共に軍のプロパガンダに利用されたランカを救いだし、ランカと共にグレイスが操るバジュラクイーンに対して究極のデュエット「ライオン」を熱唱した。

ライオンの歌がバジュラの制御を止めたのは、シェリルが耳元のイヤリングの鉱石である「フォールドクォーツ」が感応したからで、そのイヤリングは母のノーム家に伝わるキーアイテムであった。そして、同じフォールドクォーツを使用したアルトのバルキリーVF-25 メサイア」と送信してグレイスのバジュラの制御を止めたからだった。

華やかに見えるが、彼女の本質は「泥の中からでもあがき続ける(這い上がる、ではなく)不屈の精神力」である。感染症で死期が迫りつつある中、誰にも頼る事なく苦しみを自分の胸だけに秘めて歌い続けた。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
非戦闘キャラだが声付きであり(シェリル役の遠藤氏は、スパロボ初参加)、さすがは人気タイトルのヒロインといったところ。ランカと同じくサブパイロットにはならないがアルト機に乗り込むイベントがあり戦闘中の台詞も用意されている。中断メッセージでアルトとの会話がある(BGMは「射手座☆午後九時Don't be late」)。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
V型感染症が意外な方法で治る以外は、おおむね原作通り。EDでアルトに「昔どこかで会った事がないか?」と尋ねられ、その場でははぐらかしているが、明らかに劇場版での設定を匂わせており、次回作以降で劇場版絡み何かしらの展開を迎える可能性も十分考えられる。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦L
初登場作品。顔グラフィックがNPCながら多く、通常のものの他にもV型感染症発症時のものなどイベントに対応したバリエーションが存在するのも印象的。
スーパーロボット大戦UX
劇場版設定で登場。音声の新規収録あり。ちなみにスキルパーツ「ピュアシールド」は彼女が宣伝していた日焼け止めである。SPF500+、PA+++、対応波長詳細10nm~400nm(紫外線の範囲全体)と日焼け止めとしての効果はとても高いのだが、何故日焼け止めで能力が上昇するのだろうか、などと言うのは無粋である(そもそもそれを言い出したらグラサンとか仮面とか牛乳とか水虫薬とかエレキギターとか映画とか本当にキリがない)。
第23話ではバジュラに攫われたランカを救うため、歌でバジュラの気力を低下させるというイベントがあるのだが、ゲーム的にはただでさえHPの低いハウンドバジュラがさらに弱体化するため、例の二人の餌食になるランカが続出することになってしまった。

単独作品

スーパーロボット大戦Operation Extend
TV版原作終了後の設定で、第2章から登場。メイン6話-2「バジュラ母星」クリア後、マクロス・クォーターランカと共に乗り込みコネクト・フォースに同行。以後はマクロス・クォーターが「歌」を使用可能になる(歌使用時に音声あり)。
コネクト・フォースへの同行に関しては、公的には「銀河をめぐるライブツアー」ということになっている。

ステータス設定の傾向

戦術指揮

精神耐性、気力限界10上昇、シナリオクリア時に資金+30000
資金+は劇場版でシェリルがS.M.Sのスポンサーについたことからか。ちなみにUXのシェリルはアルティメット・クロスのスポンサーである。

人間関係

早乙女アルト
突っ掛かってきたり、悪態突かれたりと自身に対する態度としてはあまりに新鮮だったらしく、私物のイヤリングがアクシデントで彼のところに転がりこんだことがきっかけで以後、公私にわたり彼を振り回すようになる。アルトの役者としてのキャリア、実績、家柄も知っている。劇場版では幼い頃に出会っており、役者時代のアルトの影響を強く受けており、終盤で想いが通じるも……。
ランカ・リー
道案内を頼んだことで知り合い、彼女のことも甚く気に入ったようで芸能世界へ導くきっかけに。その後も何かと気に掛けたり、可愛がっている…が、アルトを巡る恋のライバルでもある。シェリルの祖母とランカの母は同僚なのだが、同じ同僚のグレイスも含めて当時の面識は無かったようだ。
グレイス・オコナー
シェリルのマネージャー。原作では平気でシェリルを切り捨てていたが、ドラマCDではシェリルに対してのグレイスの真意が解る。
マオ・ノーム
シェリルの祖母。シェリル自身は直接面識はない。

他作品との人間関係

マクロスシリーズ

サラ・ノーム
祖母の姉で、大叔母にあたる人物。漫画版では、映画にて彼女の役を演じた。PS3ゲーム「マクロス30」で、マオと共に共演する。
熱気バサラ
シェリルにとっての一番の憧れの存在。後述にもあるとおり、シェリルの決め台詞は彼の決め台詞のオマージュである。なお、第2次Z再世篇では遂に夢の共演が実現する。

ガンダムシリーズ

ミーア・キャンベル
Lでの歌姫仲間の一人。メサイア攻防戦の後、罪悪感に苛まれ、失意のうちにあった彼女を励まし、立ち直らせる。その際、全てを失っても再び立ち直ろうと決意した彼女の心根の強さを、シェリルも認めている。終盤のグレイスとの決戦においては失意に沈みそうになったところ、彼女からラクスと共に激励のメッセージを送られた。
ラクス・クライン
L及び第2次Zでの歌姫仲間の一人。終盤のグレイスとの決戦においては失意に沈みそうになったところ、彼女からミーアと共に激励のメッセージを送られた。
ネーナ・トリニティ
第2次Z 破界篇にて「チャラチャラしていてムカツク」と自らの事を棚上げした幼稚で独善的で身勝手な理由で彼女に嫌悪され、ランカと共に殺されそうになるも、エイーダに助けられる。
リボンズ・アルマーク
第2次Z 破界篇ではグレイスと結託した彼によって、ランカと共に連れ去られてしまう。
マリナ・イスマイール
再世篇終盤では彼女と絡む場面が多く、黒の騎士団ルートでは彼女を「宇宙から地球を見たことは?」とフロンティア船団へ誘っている。
曹操ガンダム孫権ガンダム
UXでは第2部終盤にてアルカトラズに収監されているシェリルを救出すべく、アルトと共にアルカトラズに潜入する。

リアル系

ゲイナー・サンガ
第2次Zにて本人同士の絡みはなかったが、ZEXISにおけるシェリル派筆頭はゲイナーとの事。
フェイ・イェンHD
UXでは第1部にてシェリルの歌が彼女のオリジナルモード発動の成功のきっかけを生むことに。蒼穹作戦ではマークニヒトの攻撃に屈することなく目覚めた自身(と初音ミク)の力を完全に開放し、「in the Blue Sky ver.HD」を歌い、世界に歌声を響かせる彼女の姿に、かつて祖母が捜し求めていた「風の探し手」を想起する。

スーパー系

カミナ
第2次Z破界篇にていきなり突っ掛かってきた彼に反論するが、獣人から助けてくれたことで最終的に和解する。後にミシェルから彼の死を聞いた時にはショックを受けていた。初対面で早速いがみ合い、ほぼ同族嫌悪的な会話を繰り広げていた。シェリルの泥の中でもあがく精神とカミナの突き抜けた男気が反発しあった結果なのかもしれないがそれ以上に和解は早かった。
ロージェノム
第2次Z破界篇で、どういうわけか獣人に彼女を殺すように命令していた。理由は不明で、再世篇でも明らかにされていない。
エイーダ・ロッサ
L、および第2次Zでの歌姫仲間の一人。第2次Z 破界篇ではネーナに殺害されそうになったところを彼女に救われた。
ナイア
UXでは、第2部中盤に「銀河の妖精のファン」を名乗る彼女との接触で、V型感染症を治療する手段を知ることとなった。しかし、その本心ではシェリルの命も歌も玩具扱いして嘲笑っているに過ず、最終話直前でそのしっぺ返しを受けることとなった。

バンプレストオリジナル

AL-3 アリス
V型感染症に苦しむシェリルの看病をする。

名台詞

TV版

「あたしを誰だと思ってるの?あたしはシェリル、シェリル・ノームよ!」
自分を誇示する台詞だが、それ以上にプロのトップアイドルとしての矜持、もしくは自身へ言い聞かせて奮い立たせるための発言である。彼女と出会ったことで自身の道を選択し始めたアルトやランカに対して既に自身のアイデンディティは確立されている。
「あたしの歌を聴け~!」
シェリルの決め台詞である。DVD/BDの冊子では『マクロス7』の熱気バサラへのオマージュであると解説されている。
「こんなサービスめったにしないんだからね」
「こんないい女、めったにいないんだからね」
シェリル独特の言い回し。『マクロスF』関連のグッズのキャッチフレーズで多用されている。
「みんなはあたしを幸運だって言う…でもそれに見合う努力はして来たつもりよ!」
「だからあたしはシェリル・ノームでいられるの…運命っていうのはそうやって掴み取る物なのよ!」
第3話。アルトとランカとともにシェルターに避難後、シェルター内の循環機能が停止しこのまま確実に窒息するより可能性を信じてアルトの制止を振り切り外に出ようとした時に発した台詞。今までの地位を実力で勝ち取ってきたと自負するシェリルのこの姿が、アルトとランカの今後に影響を与えている。
「そう?あたしは知ってたけど。触れられたくないみたいだから、突っ込むのをやめてたけど。」
アルトの過去は知っていたが、そのあたりは本人の心情を察して触れていない。ただ天真爛漫に彼を振り回していたわけでない。人のデリケートな部分には気を使うことだってできる。
「楽しい?難しい言葉で、おまえは死ぬんだって言うのが」
病状を説明するルカ・アンジェローニに対して。感染症の自覚症状がすでに出ているシェリルにとってわかりきっていることであり、静かな怒気で黙らせた。

劇場版

「例え私が死んでも、歌は死なない!」
自身の体調を心配するオズマに対して。「歌は死なない」は『サヨナラノツバサ』のキャッチコピーの一つとしても使用されている。

迷台詞

「いやらしい目で見ないでよ、この変態!!」
第3話にて。バジュラ襲撃によりシェルターに閉じ込められて、アクシデントで服が脱げたところをアルトに見られてしまい…。この後ランカが仲裁に入るまで「色ガキ!」「露出魔!」などと凄まじい悪態の応酬が続く。ちなみにアルトの言う「ステージで色々見せてんじゃねーか!」というシェリルの際どい格好は実はホログラム、という設定。
「イヤー!!!あたしの下着!!!」
第8話にて。美星学園を見学時にシャワーを借りることとなり、脱いだ下着を洗濯しようとした時に小動物(あい君)が下着を被り室内より飛び出した際に叫んだ台詞。この台詞の後、シェリルの下着争奪戦が開始され、学園内は大混乱に…。
「だって下着なのよ!!しかも、ついさっきまで穿いて…」
第8話にて。下着が最終的には自分の手元に戻るも、屋上から落ちる形となりアルトに救われ「たかが布切れ一枚の為に大騒ぎしやがって」とバカにされた時の反論。アルトからは「生々しいんだよ、お前は!」と返される。

スパロボシリーズの名台詞

携帯機シリーズ

「…ディオキアでのあなたのライブ、聞いたわ。確かにあれは、ラクス・クラインの歌じゃなかった…」
「だけど、あれはミーアさん…あなただけの歌だったんでしょ?」
L第33話シナリオエンドデモより。「自分は結局ラクスの偽物でしかない」と言うミーアを激励した際の台詞。
「強い子よね…。今までの全てを失ったも同然なのにまだ歌い続けるって宣言できるんだから」
上記の場面の後、ラクスやシェリル、LOTUSの面々に励まされ、自分の歌を歌い続ける事を決意したミーアの姿に呟いて。
「余計なお世話もいいとこね!自分の世界だけで満足していればいいでしょ!」
Lの最終決戦より。独善的な正義を振りかざすグロリアへの怒りの言葉。

Zシリーズ

「鳥のように心に正直に生きる人…。工藤シンってそういう人だったみたいね。」
第2次Z 破界篇で原作どおりBIRD-HUMANの撮影途中にアルトと交わした台詞。かつて祖母のマオ・ノームが好きだったシンを祖母と同じような思いを持って語っている。
「あたしのどこが、この山猿と似てるってのよ!?」
第2次Z 破界篇でカミナとトラブルを起こした際、2人のキャラ属性が「似たもの同士」と周囲から評された事に対し、声を荒げて反論する。なお、カミナは竜馬ともいがみ合いを繰り広げていたこともあり、この線でいくとシェリルとカミナと竜馬は同族ということに…
「あんたバカ?いい!?この世界の全てはあたしの為に存在しているのよ!」
前述のカミナとのトラブルの際、カミナが「全ての道は、俺様に通じてるのよ!」とローマもビックリな台詞の後の反論。この台詞の後、子供であるワッ太より「すげえ…。子供のケンカみたいだ。」と説得力のある解説をされる。
「あの鬼リーダーが…」
第2次Z破界篇第33話シナリオデモにてカミナの死をミシェルから聞かされて。
「何かしら?サインだったら、後にして欲しいんだけど」
バジュラの巣から救出された後、オズマからの伝言を伝えに来たアムロへと発したタメ口。あまりの不遜な物言いに傍らで聞いていたアルトは狼狽するが、アムロ自身は特に気に留めなかった。
「新米隊員が先輩面しちゃって」
第2次Z破界篇EDでS.M.Sに同行する事となったアポロエレメント勢へ、先輩風を吹かすアルトを上述の一言でからかう。
「ちょっと! オープニングは『ユニバーサル・バニー』に決まっているじゃない!」
再世篇での中断メッセージにて、バサラと口論した際、ランカが「みんなで歌う」と提案するも、バサラが『PLANET DANCE』を披露しようした時に、声を荒げて反論する。結局、収集は付かず仕舞いになってしまい、前作におけるカミナとのトラブルを彷彿させてしまう場面となっているが、いいのかそれで…。そして『ユニバーサル・バニー』は採用されていなかったりする…。

楽曲

「射手座☆午後九時Don't be late」
第1話で登場。フロンティア船団のライブで最初に歌う曲。劇場版 (『虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜』)でも披露。
「What 'bout my Star?」
第1話で登場。フロンティア船団のライブで歌う曲。劇場版でも披露。
「ダイアモンド クレバス」
第2話から登場。愛しい人との別れを歌った前期エンディング曲。ランカ・リーとのデュエットである「ダイアモンド クレバス50/50」や「真空のダイアモンド クレバス」とバリエーションがある。劇場版でも披露。
「インフィニティ」
シェリルのさよならライブでの最終曲。
「Welcome to My FanClub's Night!」
第15話で登場。回想シーンでのシェリルが歌っている。シェリルのライブではオープニングに使われているという設定の曲。劇場版でも登場。
「ノーザンクロス」
第16話からの後期エンディング曲。
「ライオン」
ランカとのデュエット。第18話からの後期オープニング曲。劇場版でも登場。
「妖精」
第22話で登場。被災者のためのチャリティーライブで歌われる。
「娘娘サービスメドレー」
ランカとのデュエット。第25話に登場。「ライオン」、「インフィニティ」、「私の彼はパイロット」、「ダイアモンド クレバス」、「星間飛行」、「What 'bout my Star?」、「愛・おぼえていますか」、「アイモ」のメドレー。
「トライアングラー Fight on Stage」
ランカ・リーとのデュエット。坂本真綾の歌った前期オープニング曲を、今度はシェリルとランカのデュエットで歌う。歌詞の一部も変更されている。
「ユニバーサル・バニー」
劇場版 (『虚空歌姫 イツワリノウタヒメ』)に登場。マクロスフロンティアの星道館ライブで歌った曲。
「pink monsoon」(ピンクモンスーン)
劇場版に登場。設定ではシェリルのデビュー曲とされている。
「オベリスク」
劇場版に登場。コンサート船で行われたシェリルのリベンジライブで歌われる。

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