「やられメカ」の版間の差分
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2013年6月22日 (土) 20:13時点における版
やられメカ(Coarse Mechanical)
『機動戦士ガンダム』におけるジオン軍のザク、あるいは地球連邦軍のジムやボールなど、ロボットアニメにおいて活躍というよりは主役メカ、もしくは敵側のボス格メカに露払いされる役割のメカ達を指す。雑魚メカ、気力上げ要員とも。
味方側の場合、主役機の量産型という設定のメカが多くスパロボにおいては味方NPCの一般兵が乗ってバタバタやられていくという展開が多い。スパロボの攻略本では作品によっては「使えない」の一言で片付けられ、筆者がコメントに困り「書く事が無い」と投げやりになる事も…。
敵側の場合、リアル系作品ではいわゆる量産機系ロボ、スーパー系作品では戦闘機系デザインが多くどちらも大抵は自軍の気力上げの材料にされる運命にある。
ちなみに、『装甲騎兵ボトムズ』のように、登場メカの大半が量産機であるために、スコープドッグをはじめとする主人公らが搭乗するメカと同型のメカが多数登場し、そして次々とやられていく「主役機でありながらヤラレメカでもある」という構図の作品も存在する。
やられメカ一覧
味方側メカ
- ボスボロット
- 味方側レギュラーやられメカの代表格。毎回のようにボスが調子に乗って敵に挑み、そしてあっけなく破壊される。
- ジム
- 『機動戦士ガンダム』に登場。一年戦争において果たした役割は大きいのだが、劇中では噛ませ犬的な扱いが強く、その後のジム系の扱いを決定づけた(無論、活躍する作品も多いが)。
- ボール
- 『機動戦士ガンダム』に登場。別名「棺桶」。名の通り劇中ではザクに蹴られる場面も…
- ジェガン
- 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』から登場。ジムの後継機で、量産機の傑作と言える性能を持つが、劇中ではただのやられ役になっている事が多い。特に旧式化した『F91』の時代ではそれが顕著で、デナン・ゲーに頭部をサッカーボールのごとく蹴飛ばされることもあった。
- ドラグーン
- 『機甲戦記ドラグナー』に登場。試作機のドラグナーを上回る性能の量産機と鳴り物入りで登場したが、結局はドラグナーもカスタム化されたこともあって劇中ではやられ役。
敵側メカ
- ドローメ
- 『勇者ライディーン』に登場。αのスーパー系序盤で大量に登場する。多くのスパロボでは最弱の敵の代名詞のような扱いだが、IMPACTの後半ではHPが7000を越え、味方の火力不足もあり、かなり厄介。同作で雑魚が堅いのはこの機体に限った話ではないのだが、やはりやられ役としてのネームバリューの高さからか、ゲームバランスを語る際によく喩えに出される。
- ミニフォー・ミディフォー
- 『UFOロボ グレンダイザー』に登場。第4次ではドローメと並ぶ気力供給源。
- ザク
- 『機動戦士ガンダム』に登場。ジムやボールと同様に果たした役割は相当大きいが、アムロの乗ったガンダムの前にはやられ役同然であった。
- デスアーミー
- 『機動武闘伝Gガンダム』に登場。他のやられメカ以上に物量で押してくる。水中マップに現れるとビームライフルが撃てなくなり、ほぼサンドバック状態になる。再生能力があるが、その前にやられる。
- リーオー
- 『新機動戦記ガンダムW』に登場。ヒイロたちも乗ったことがある。
- ウィンダム
- 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場。機動性を重視した機体のはずだが、まともな機動をしているのを見たことが無い。一方のザクウォーリア、ザクファントムはレイやイザークが乗って活躍したせいか、やられメカのレッテルは貼られていない。
- ガデッサ、ガラッゾ
- 『機動戦士ガンダム00』2ndに登場。ガンダム以上の性能でイノベイターの幹部達が乗っていることもあり当初は圧倒的な性能を誇っていたが、ダブルオーライザー登場以降は圧倒的な性能差もありあっさりやられるようになり最終決戦では不利な状況のケルディムやアリオスに敗れてしまう。イノベーターの名有りキャラ自体が人数が少なくアロウズ側の量産機頼りという事も相まって名有りの専用機にしては珍しい立ち位置になっている。なお流石に幹部クラスなのでスパロボでは普通に強い。
- ドロ
ドラムロ - 『聖戦士ダンバイン』に登場。ちなみにドロは上記のドローメがモチーフ。
- グランチャー
- 『ブレンパワード』に登場。やられメカなのに資金とPPが多いありがたい雑魚。
- キャスモドン
ファルゴス
ザリオス - 『マシンロボ クロノスの大逆襲』に登場。チンピラ的存在で、何れも雑魚の割にアクが強い。
- 空中戦車
- 『破邪大星ダンガイオー』に登場。IMPACTでは油断しているとナパームを落としてくるので装甲の薄いユニットが破壊されたりする。
- スタンディングトータス
ファッティー - 『装甲騎兵ボトムズ』に登場。基本的にアーマード・トルーパーの大半はやられメカなのだが(後述)、中でも主人公の敵対勢力が使うこれらの機体がやられる頻度は特に高い。次から次へと湧いてきては、ゴミのように落とされていく。
両方
- スコープドッグをはじめとするアーマード・トルーパーほぼ全般
- 『装甲騎兵ボトムズ』に登場。別名「鉄の棺桶」。機動性と生産コストを追求した結果、パイロットの生存がまったく考慮されていないという、リアルロボットアニメ史上類を見ない劣悪な機動兵器となった。このため、パイロットからは命よりも効率を重視した最低のマシン「ボトムズ=最低の野郎ども」と呼ばれている。ついでに言えば、この作品の主人公キリコもアーマード・トルーパーに搭乗するため、他に類を見ない「主人公機でありながら、味方側のやられメカでもあり、敵側のやられメカでもある」という、なんとも幅広いポジションの機体と言える。
- ランスロットなどのワンオフ機体以外のナイトメアフレーム
- 『コードギアス 反逆のルルーシュ』に登場。さすがにアーマード・トルーパー程、劣悪な機動兵器ではないが劇中においては敵味方かなりの数が撃墜されている。とはいえ脱出装置が常備されているため、パイロットの生存率は高めではある。
バンプレストオリジナル
- リオン
- ガンダムシリーズにおけるザクとほぼ同じ位置づけにある機体。扱いも大体同じである。
- ガロイカ
- メギロート
- アインストクノッヘン
- F-28メッサー
- ライオットA、B、C
- 前述のアーマード・トルーパーの扱いも大体同じ。主人公機であり、ライバル機でありも、最終には2方とも敵側のやられメカでもある、版権シリーズのバンプレストオリジナル主人公機体は最終的にはやられ役という珍しい例。