「ジェリル・クチビ」の版間の差分
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2016年12月23日 (金) 10:13時点における版
- 外国語表記:Jeril Coochibi
- 登場作品:聖戦士ダンバイン
- 声優:大塚智子
- 種族:地球人(アイルランド人)
- 性別:女
- 年齢:22歳(当時の雑誌記事より)
- 出身:アイルランド・ダブリン
- 所属:ドレイク軍
- 階級:聖戦士
- キャラクターデザイン:湖川友謙
概要
ドレイク・ルフトがショウ・ザマ達に続いて召喚した地上人の1人。
アイルランド出身のロックシンガーで、メッシュを入れた赤い髪を持つ。攻撃的な性格で、バイストン・ウェルでの戦争をゲームの様に楽しんでいた。
ショウに勝るとも劣らないオーラ力は音楽センスの賜物。戦場が地上に移ってからはますますその力を強め、そのオーラ力でギリシャ空軍を傘下に置く。空軍の戦闘機を従えて、レプラカーンで飛ぶ様をパイロット達は「20世紀のジャンヌ・ダルク」と評した。しかし、ショウとマーベルとの戦闘中、怒りと憎しみのオーラ力を暴走させ、レプラカーンをハイパー化させる。その強大な力でショウのビルバインを追い詰めるが、暴走するオーラ力を制御出来ずに自滅していく。
最後はビルバインのオーラキャノンにコクピットを撃ち抜かれて死亡する。その悪意に満ちた闘い方と死に様はギリシャ空軍にも「ジャンヌ・ダルクとは思えん」と考えを改めさせるに至った。
劇中で触れられることは殆どなかったが、母親は娼婦で育児放棄されて育ったとされている。
登場作品と役柄
基本的にアレン・フェイとのトリオでの登場が多くこの三人の中では一番強い、というパターンが多い。
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦EX
- 初登場作品。フェイやアレンと共に敵として登場。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- 今回ハイパー化のイベントが再現された。顔アイコンもハイパー化時のものに準じているが、登場はその1度きりで、倒されると死亡する。
- スーパーロボット大戦F
- 初めて声が付いた。
- スーパーロボット大戦F完結編
- ハイパー化も声付きで再現された。彼女の取り巻きの連邦軍兵士を撃墜するとゲームオーバーになるので注意。なお原作同様「20世紀のジャンヌ・ダルク」と呼ばれているが、この時代は20世紀なのだろうか?
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 今回もハイパー化イベントがある。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- ストーリー開始からバイストン・ウェルが舞台のため序盤は出番がある。
- スーパーロボット大戦COMPACT2
- スーパーロボット大戦IMPACT
- ジェリルが「ジャンヌ・ダルク」呼ばわりされる所以が特に語られていない為、彼女がハイパー化して大暴れするステージタイトル「呪われしジャンヌ=ダルク」が、原作未見のプレイヤーには今ひとつピンとこないものになってしまっている。彼女の放つ「悪しきオーラ力」によってオモイカネがストレスを受け、ナデシコ及びエステバリス隊が暫くの間戦闘不能に陥るなど、後々の展開にも悪影響を及ぼす嫌味な存在となった。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
Scramble Commanderシリーズ
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦BX
- 第19話(地上ルート)にて敵として登場するが、ハイパー化後は毎ターン「魂」と「鉄壁」を発動させるという凄まじい強さを発揮し、本作でも屈指の強敵の一人。イベント面でもこれまで触れられることの少なかった「母親に捨てられた」という背景を存分に生かした立ち回りを見せる。ちなみにイベントで、スパロボ史上最大の気力蓄積量を叩き出した。
- 久々に台詞も新録され、中断メッセージにも登場する。出番自体は少ないが、なかなか優遇された扱いを受けている。
- DLCシナリオ「悪の華」では彼女を操作することが可能である。
単独作品
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 原作同様の経緯で戦死した後、サーシェスやステラと共にクレディオによって亡霊となってカイルスと対峙し、更に「解き放たれたタマシイ」では亡者の一人として三度カイルスの前に立ちはだかるなど、死亡後も度々敵として登場する。
関連作品
- バトルロボット烈伝
- 惑星ウルスに転写され、レプラカーンに乗り敵として登場。ガラリアとは違い、自分を罵るヤザンを逆にからかう。
- ハイパー化はせず、戦争終結後の消息は不明。
- リアルロボット戦線
- 初期にアレン・フェイと共にドラムロに乗り仲間になるが、すぐ永久離脱する。ラズロルートでは敵として再登場し、ハイパー化する。
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
- F・F完結編
- 熱血、挑発、ひらめき、鉄壁、気合、魂
- α
- 気合、熱血、ひらめき、挑発、鉄壁、魂
- リアルロボット戦線
- 熱血、必中、気合、根性、努力、加速
- BX
- 集中、ひらめき、直撃、気合、熱血
- キャンペーンマップ「悪の華」にて使用可能。第19話B(日本防衛ルート)のイベントでは魂と鉄壁を使用。
特殊技能(特殊スキル)
人間関係
- ショウ・ザマ
- 因縁の相手として付け狙う。
- シュンカ・ザマ、チヨ・ザマ
- 原作では(登場時期の問題もあり)全く接点がなかったが、『BX』においては彼らが避難した学校の体育館に攻撃をかけ、さらにその際のチヨの言動に対し「親だろうと結局は自分が大事」と言い切る。
- エレ・ハンム
- 赤い髪の女として危険視された。エレにとってジェリルは母パットフット、祖父フォイゾンを殺した仇でもある。
- アレン・ブレディ
- バイストン・ウェルに一緒に召喚されたアメリカ人。出撃を前に彼からデートに誘われたがそのセンチさを「可愛いよ」と笑うだけだった。
- フェイ・チェンカ
- バイストン・ウェルに一緒に召喚された中国人。
- 母親
- 太った中年女性。スパロボ未登場だが、『BX』でジェリルは自身の不幸な親子関係を意識した台詞を吐いている。
他作品との人間関係
- ジェリド・メサ
- 『CC』では度々共闘しており、それなりによき戦友関係を築いている。互いに戦死した後も「解き放たれた亡者」にて共に亡者となってカイルスに挑む。
- アリー・アル・サーシェス
- 「戦いを心胆から楽しむ赤毛の狂戦士」というキャラクター性が共通している人物。『CC』では共にフルギーロによって亡霊として召還されたり、「偽りの世界」でも共闘しているなど、共に登場する場面も多い。
- 九条美海、ニア・テッペリン
- 『CC』では「解き放たれたタマシイ」にて対峙。美海からは「一歩間違えば自分もジェリルのようになっていた」と戦慄される。
- フルギーロ
- 『CC』では戦死後、「激戦!魔神達への挑戦状!」にて彼によって亡霊として蘇させられる。
- キバ
- 『BX』ではDLCシナリオ「悪の華」にて彼の喧嘩を吹っ掛けられたことがきっかけで、事態を更に混沌としたものに陥れてしまう。
名台詞
- 「私は手柄よりも人を殺れるのがいいのさ。戦争なんだからね!」
- 彼女の過激で強気な性格がよく現れた台詞。
- 「小娘でも桁が違うつもりだ、死になよ!」
- フォイゾン王に小娘と呼ばれての台詞。その面構えは小娘というよりオバサンのほうが似合っていると思うが…。
- 「こそばゆいねぇ…ダブリンの鼻つまみが、ジャンヌ・ダルクとはね」
- ジャンヌ・ダルクの再来と言われ、まんざらでも無さそうな台詞。
- 「敵が小さく見えるってことは、ダンバインやビルバインにあたしが勝つってことさ!」
- ハイパー化直後の台詞。もちろんスパロボでも(「ダンバインやビルバイン」の下りは省いて)言うが、その時点でもっとデカイダイターン3がいる事も多々あり、アンソロジーでは思いっきりネタにされた。
- 「ショウ・ザマ、今日こそは!ってヤツさ!!」
- ハイパー化によりビルバインを圧倒した際の台詞。
スパロボシリーズの名台詞
IMPACT
- 「ピーピー鳴くんじゃないよ!ガキ共が!」
- 地上におけるドレイクの動向についてシラを切った際、批難する勝平達へ浴びせた罵声。
- 「ハハハハハハハ!何やら問題が起こってるみたいじゃないか」
「…運がないねえ、聖戦士…!そうさ、戦いはこうでなくちゃねえ!」 - ハイパー化を果たした影響でナデシコ隊を戦闘不能に追い込み、圧倒的優位に立った事で悦に入る。
- 「運のない奴…フェイのところへ逝きなよ!アレン!」
「弱いから負けるのさ!」 - 撃墜されたアレンの姿を目の当たりにしての嘲笑。仲間を嘲笑うジェリルの冷酷さに、キョウスケも怒気を発していた。
- 「ここまで!ここまでして何故勝てないっ!ショウ・ザマァッ!あたしは!」
- 『IMPACT』での最期。皮肉にも上述の暴言がそのまま己自身に返る結果となった。
BX
- 「戦場でよそ見をしているからさ!赤は止まれだよ!」
- 19話「親と子」にて、ガリアンを突き飛ばしざまに。地球人ではない余所者のジョジョに地球の常識を教えるかのごとく軽口を飛ばすが、自身もまた新たに現れる赤い機体に阻止されることとなる。
- 「何が生命を与えてくれた人さ! そんな甘ちゃんな理由で助ける奴なんざ、ここで死んでしまいな!」
- 体育館に避難していた両親たちを守るべく、本調子の出ないビルバインで無理を押してまで飛び出してきたショウに不快感を顕わにした台詞。ジェリルにとっては「親」とは自分を捨て去り、ひいては「ダブリンの鼻つまみ」にした憎しみの対象でしかないのか。
- 「生命ってのは自分で掴むものさ! その点、あそこにいる連中はそういうのがよく分かっているよ!」
「あれがお前に生命を与えた奴さ! 誰だって自分の事が一番大事なんだよ!」 - 自分の親を助けたい心持ちを何とも思わないのかとショウから問い詰められるや否や、他の避難民に責められ自己弁護するチヨの有様を見せつける。彼女には息子と過ごせる時間を犠牲にしてきた後悔の念もあったのだが、親に捨てられて幼き日を生きてきたジェリルはそんな真意を見ようともせず、生命の連なりを否定する。
- 「あたしは… あたしは、ジェリル・クチビなんだよぉッ!」
- ハイパー化後、大ダメージで被弾時の戦闘台詞。その台詞はいけない。
- 「ああああああ!あたしのオーラ力が…!」
「小さくなっていくよ!周りの奴らが全部、全部さ…!」
「見えない…何も見えなくなったじゃないか!これであたしを馬鹿にする奴らはいない!」
「そうさ…!あたしは…ダブリンの鼻つまみなんかじゃ…!」 - 『BX』での最期。撃墜後にハイパー化の影響もあって気力300かつ「魂」と「必中」がかかった状態で復活するも、オーラ力は膨張の一途を辿り、一行目の台詞の後に気力+200、二行目の台詞の後には気力+499(この地点での気力は前代未聞の999)と際限なく気力(オーラ力)が上昇するも、肥大化したオーラ力に耐えられず、最後の台詞と共に機体ごと爆散するという最期を遂げた。
- 「人間、ああなっちまったらオシマイだね」
- キャンペーンマップ『悪の華』でオーラ力が分離、実体化したハイパーレプラカーンを撃墜した際に。もっとも、自身がこうなる事には気付きもしなかったが…。