「グ=ランドン・ゴーツ」の版間の差分

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;「古の戦の再現ぞ!」
 
;「古の戦の再現ぞ!」
 
:オルゴ=ラ・ガディン使用時のセリフパターンの一つ。オルゴナイト・ミラージュで生成したラフトクランズの編隊が襲い掛かるシーンに挿入される。このシーンとセリフから、在りし日のフューリーがどのようなものかをある程度測る事ができるだろう。
 
:オルゴ=ラ・ガディン使用時のセリフパターンの一つ。オルゴナイト・ミラージュで生成したラフトクランズの編隊が襲い掛かるシーンに挿入される。このシーンとセリフから、在りし日のフューリーがどのようなものかをある程度測る事ができるだろう。
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:ちなみに本作での「古の戦」がヴァウーラ(=ルイーナ)との戦いであること、ラフトクランズがほとんど残存していないこと、前作におけるペルフェクティオ関連の経緯を考えると、地球におけるルイーナとの戦いでは玉座機が[[ファートゥム]]に当たる機械体を抑え込み、無数のラフトクランズが自爆特攻をかけてクロスゲートの向こうに追い返したのだと思われる。
 
;「おのれ、アル=ヴァン!不忠の極みぞ!!」
 
;「おのれ、アル=ヴァン!不忠の極みぞ!!」
 
:[[アル=ヴァン・ランクス]]から被弾したときの特殊戦闘台詞。確かに騎士総代に対してはそうだが、'''当の本人はそれ以上のことをしている。'''
 
:[[アル=ヴァン・ランクス]]から被弾したときの特殊戦闘台詞。確かに騎士総代に対してはそうだが、'''当の本人はそれ以上のことをしている。'''
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;「皮肉な物だな。我らが手を下そうとすれば、ままならぬというのに。地球人同士咬み合わせてみれば、いとも簡単に成功しおる」<br />「思えば我らも…」
 
;「皮肉な物だな。我らが手を下そうとすれば、ままならぬというのに。地球人同士咬み合わせてみれば、いとも簡単に成功しおる」<br />「思えば我らも…」
 
:上の台詞の後の会話。フー=ルーが[[ラウ・ル・クルーゼ]]を利用して、連合とザフトにNジャマーキャンセラーを持たせて地球人を自滅させる作戦を実行した際、グ=ランドンがフューリーの過去を示唆する様な台詞を言い掛けていたが、結局は有耶無耶なまま終わった。おそらくは太古に起こったというフューリー同士の内戦を思い起こしていたと思われる。
 
:上の台詞の後の会話。フー=ルーが[[ラウ・ル・クルーゼ]]を利用して、連合とザフトにNジャマーキャンセラーを持たせて地球人を自滅させる作戦を実行した際、グ=ランドンがフューリーの過去を示唆する様な台詞を言い掛けていたが、結局は有耶無耶なまま終わった。おそらくは太古に起こったというフューリー同士の内戦を思い起こしていたと思われる。
;「木原マサキのなれの果てか。ならば知っていよう、このズィー=ガディンに貴様らの玩具がいくら掛かろうとも無駄であることを」<br />「ほう。では硝煙を嗅ぎ返り血にまみれて何を得た。創り主を殺めようとする、思い上がった力の他に何を得たというのか?」
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;「木原マサキのなれの果てか。ならば知っていよう、このズィー=ガディンに貴様らの玩具がいくら掛かろうとも無駄であることを」
 
:第50話「百億の夜と千億の闇」にて、[[特務分艦隊]]と初めてあいまみえた際、[[秋津マサト|マサト]]を見かけて。
 
:第50話「百億の夜と千億の闇」にて、[[特務分艦隊]]と初めてあいまみえた際、[[秋津マサト|マサト]]を見かけて。
 
;「エ=セルダの息子か。最強の騎士と謳われながら私の信頼を裏切った不忠の者、その倅もまた私の邪魔をする。謀反の家系と言うわけだ」<br />「エ=セルダの裏切りが(主人公機)と貴様らとなって、我がフューリーの再興を阻もうとする、地球人と共に! 全ては(主人公機名)が! おのれ…おのれエ=セルダ、おのれ統夜! 例えヴォーダの深遠に落ちようとも、貴様らを…!」
 
;「エ=セルダの息子か。最強の騎士と謳われながら私の信頼を裏切った不忠の者、その倅もまた私の邪魔をする。謀反の家系と言うわけだ」<br />「エ=セルダの裏切りが(主人公機)と貴様らとなって、我がフューリーの再興を阻もうとする、地球人と共に! 全ては(主人公機名)が! おのれ…おのれエ=セルダ、おのれ統夜! 例えヴォーダの深遠に落ちようとも、貴様らを…!」
 
:同話、統夜との戦闘前会話。「俺はあんたを知ってる」と身構える統夜に対し、恨み言をぶちまける。
 
:同話、統夜との戦闘前会話。「俺はあんたを知ってる」と身構える統夜に対し、恨み言をぶちまける。
;「ほう、地球人がそれを言いおるか。己の影を指して諭し、物を言ったつもりになっているのか?」
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;「ほう、地球人がそれを言いおるか。己の影を指して諭し、物を言ったつもりになっているのか?」<br />「王女よ、地球人こそ我らの創った、我らの子である。数億の同胞を失ってこの地に来た、一族の血塗られた歴史を王女は知らぬ。しかるに見よ!宇宙のどの敵よりも、地球人は我らフューリーに似て猛々しいではないか!」
:最終話「冷たい世界 後編」より。特務分艦隊に己の失敗を指摘されてもなお、傲慢な態度を崩そうともしない。
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:最終話「冷たい世界 後編」より。この時点ではっきりと地球人を「かつてのフューリーと同じ」と言っており、昔の彼らがどういう存在だったが垣間見える。
;「王女よ、地球人こそ我らの創った、我らの子である。数億の同胞を失ってこの地に来た、一族の血塗られた歴史を王女は知らぬ。しかるに見よ!宇宙のどの敵よりも、地球人は我らフューリーに似て猛々しいではないか!」<br />「在り続ける事が罪だと悟らぬか? 例えどう変わろうが、命は互いに食い合い、他を殺してなお残るものではないか? そのための爪を、牙を、剣を纏っているのであろうが!」
 
:同上。自身を説得しようとしたシャナ=ミアに対して。この時点ではっきりと地球人を「かつてのフューリーと同じ」と言っており、昔の彼らがどういう存在だったが垣間見える。
 
 
;「…民が…同胞が、死んだ…」<br />「星団を出る時、既に半数…この銀河にたどり着いたのは、更にその一握り…」<br />「この地で眠りについたのは、このガウ=ラ・フューリア…ただの一隻のみであった!」<br />「私は、私は憎い!我が偉大なる星団、祖国の民を滅ぼした者が!既に奴らもまた、滅びの果てに去って行った…そう知った今でも、憎まずにはおれん!もはやこの宇宙におらぬからこそ、以前にも増してぇぇ!」
 
;「…民が…同胞が、死んだ…」<br />「星団を出る時、既に半数…この銀河にたどり着いたのは、更にその一握り…」<br />「この地で眠りについたのは、このガウ=ラ・フューリア…ただの一隻のみであった!」<br />「私は、私は憎い!我が偉大なる星団、祖国の民を滅ぼした者が!既に奴らもまた、滅びの果てに去って行った…そう知った今でも、憎まずにはおれん!もはやこの宇宙におらぬからこそ、以前にも増してぇぇ!」
 
:同上。一度倒されたときの台詞。グ=ランドンが本当に憎んでいたのは、自分たちの星団を滅ぼした別のフューリー達。しかし、既に存在しない者に対しては滅ぼすことも、復讐することも出来ない。やり場のない怒りは地球移住を挫かれたことでついに飽和し、理性を食い尽くしてしまった。
 
:同上。一度倒されたときの台詞。グ=ランドンが本当に憎んでいたのは、自分たちの星団を滅ぼした別のフューリー達。しかし、既に存在しない者に対しては滅ぼすことも、復讐することも出来ない。やり場のない怒りは地球移住を挫かれたことでついに飽和し、理性を食い尽くしてしまった。

2024年9月12日 (木) 00:11時点における最新版

グ=ランドン・ゴーツ
外国語表記 Gu-Landon Gorts
登場作品

バンプレストオリジナルOGシリーズ

声優 玄田哲章
初登場SRW スーパーロボット大戦J
SRWでの分類 パイロット
テンプレートを表示
プロフィール
種族 フューリー
性別
所属 フューリア聖騎士団
軍階級 総代騎士
テンプレートを表示

グ=ランドン・ゴーツは『スーパーロボット大戦J』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

フューリア聖騎士団総代騎士であり、騎士団を束ねる存在。

先に死を迎えた者達に報いるため、地球を手にして繁栄を取り戻す事を目論む事になるが、エ=セルダの裏切りによって計画が綻び始める。

スーパーロボット大戦J[編集 | ソースを編集]

フューリーの秩序を乱した裏切り者によるトラウマを抱え、更にはその原因を作った裏切り者達も既にこの世にいない事で、その内にある憤りや憎しみをぶつけられないジレンマに苛まれていた。

当初被造物と侮っていた地球人類の前に思うに任せぬ情勢となり、グ=ランドンは次第に焦燥を募らせるようになっていく。遂にはガウ=ラ・フューリア中枢部の最終決戦で劣勢に陥ると、ステイシス・ベッドで眠りについている同胞達の生命力を自分の搭乗機ズィー=ガディンへ送り込むという、目的と手段を転倒させた行動をとるなど、完全に正気を失ってしまった。

最期は狂乱の果てに、特務分艦隊や反旗を翻したアル=ヴァンらに討たれるも、ようやく過去の苦しみから解放されたグ=ランドンは、ヴォーダの闇を垣間見ながら永遠の眠りにつくのであった。

スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ[編集 | ソースを編集]

私利私欲で行動している訳ではないのだが、フューリーの純血を護る事こそが自らの使命であると考え、地球人との混血が生まれる同化計画を頑なに認めようとはしなかった。

最終的に鋼龍戦隊に追い詰められるも、自暴自棄となったグ=ランドンはズィー=ガディンを自爆させてガウ=ラに眠る同胞もろとも戦隊を滅ぼそうとしたが、グランティード・ドラコデウスがぎりぎりでラースエイレムを発動し討ち取ったことで爆破は阻止され、『J』同様の最期を迎えたのだった。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦J
初登場作品。本作のラスボス。搭乗機ズィー=ガディン第2形態の最大射程が20と恐ろしく長いが、実は射程に穴があり、脱力などで気力を下げれば反撃される事なく一方的に戦う事ができる。ちなみに攻略本では「COMPACT3の修羅王」にそっくりと言われている。

OGシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
音声初収録。基本的な部分は『J』に準拠するが、捕らえたトーヤとそのパートナーを洗脳しようとした他、決着シナリオではファブラ・フォレースの封印殿を開放し、ラドクリフ教授らを暗に引き込んでルイーナを出現させていた黒幕であることを明かす等、今作のグ=ランドンはJに比べてより悪人としての描かれ方をしている。一方で、地球人と内通した疑惑のかかったアル=ヴァンは騎士の資格の剝奪と幽閉、ラースエイレムを無断使用したジュア=ムも騎士団からの放逐で済ませており(更に宰士に回すつもりであった)、目に掛けていた部下に対しては割と甘い面も見せている。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

能力値[編集 | ソースを編集]

『J』ではラスボスだけあって回避以外の全能力値が最高峰。ちなみに切り払い撃ち落としシールド防御をすべて持っているのだが、ズィー=ガディンの装備欄には剣も銃も盾もないためまったく意味がない[1]。ズィー=ガディンには皇帝機という別称があることから、本来の彼の機体はラフトクランズだったのかもしれない。『OGMD』でも高い能力値を持つが、機体が第1形態のままでサイズL止まりなのを意識したのか回避が結構高くなっており、他と違い避けてくるタイプの大ボスとなっている。

特殊スキル[編集 | ソースを編集]

J
カウンターヒット&アウェイ底力L9、援護攻撃L3、指揮L3、コンボL3
搭乗機の形態によらずこの状態。変形後はコンボとヒット&アウェイが無意味になるが、あまり影響はないだろう。
OGMD
2回行動指揮官Lv4、カウンターLv7、底力Lv8、気力+(ダメージ)連続攻撃Lv4
『OGMD』での構成。MDでのズィー=ガディンは移動してくるため、2回行動の恩恵が大きい。

エースボーナス[編集 | ソースを編集]

クリティカルが必ず発生する
常時アタッカー発動状態に等しい、単純ながら強烈なエースボーナス。精神コマンドイベント後に備えて対策は抜かりなく。

パイロットBGM[編集 | ソースを編集]

「Doomsday」
ラスボス専用曲。
「Judgement」
『OGMD』では追い込むとこちらに変更。曲名が変更されているが『J』のタイトルミュージックである「Judgement Justice」のオーケストラアレンジであり、OGシリーズのパターンと言える。

人間関係[編集 | ソースを編集]

アル=ヴァン・ランクス
部下。期待をかけていたのか、彼が反旗を翻した際には怒りを露にした。
エ=セルダ・シューン
彼の脱走と裏切りが、計画の挫折を招くことになる。
フー=ルー・ムールー
部下。OGMDでは自身の右腕として頼りにしている存在であり、彼女も最終的に皇家への忠誠よりグ=ランドンへの想いを選んでいる。
ジュア=ム・ダルービ
OGMDではラースエイレムの無断使用という禁忌を犯した彼を騎士団からの放逐処分に処している[2]。「諜士の方がジュア=ムには合っているかも知れん」との事。
カロ=ラン・ヴイ
グ=ランドンの計画に同調している。しかし双方共に牽制し合っており信頼関係は無きに等しく、最終的には用済みとして始末している。
ダ=ニーア・ゲルト
同化計画反対の意志は同じでも、伝統に拘り権威を振りかざしているだけの彼を無能と見なしていたのか、最終的にはカロ=ランに始末させている。
シャナ=ミア・エテルナ・フューラ
フューリーの王女。本来ならば彼女に仕える立場。Jでは最終局面で敵対心を露にするが、OGMDでは彼女を手籠めにしようと堂々と宣言までしてくる。
紫雲統夜
エ=セルダの息子。その記憶を受け継いだ彼は、グ=ランドンにとっては因縁の敵である。
OGMDではパートナー共々、サイトロン受容器による洗脳を行おうとするが、間一髪でシャナ=ミア共々逃げられる。
カルヴィナ・クーランジュ
カルヴィナの存在はアル=ヴァンの離反の一因となったため、グ=ランドンは最終決戦で彼女に悪罵を並べていた。
ジョシュア・ラドクリフクリアーナ・リムスカヤ
フェリオがファブラ・フォレースの封印を解こうとしているのを知ってて傍観していたため、そのことを知った彼らから強い怒りをぶつけられる。
フェリオ・ラドクリフ
彼がファブラ・フォレースの封印を解こうとしている様子を傍観し、彼が破滅の王に憑依される原因を作った。
チカ
名前が「グランゾン」に似ているため、『OGMD』では「紛らわしいことこの上ない」と戦闘台詞で突っ込みを入れられる。

名台詞[編集 | ソースを編集]

戦闘台詞[編集 | ソースを編集]

共通[編集 | ソースを編集]

「絶望の炎で焼け死ぬがいい! 恐怖の闇にて凍えるがいい!」
通常時の戦闘台詞。OGMDではオルゴ=ラ・ガディン使用時に組み込まれている。
「絶望せよぉおおぉおをを!」
オルゴンジェノサイドバーニング使用時。彼を形容すると言っても過言ではない台詞。この台詞のせいで、彼は一部のプレイヤーから漫画『さよなら絶望先生』になぞらえて絶望総代と言うあだ名で呼ばれることがある。
OGMDではイベント後、HPを削っていくとオルゴ=ラ・ガディン使用時の台詞パターンが変更され、〆にこれが出る。ただしJほど発狂していないため伸ばしの表記は全て「ぉ」に統一されている。

スーパーロボット大戦J[編集 | ソースを編集]

「滅ぶべき者共、地球の者共よ!我らフューリーの糧となるべし!」
「愚かなり、地球人共! 絶望せよ、己らの非力さに!」
通常時の戦闘台詞。地球人を「滅ぶべきもの」と蔑み見下すのはJでもOGでも共通している。
「呪いあれかし!我らフューリーと諸共に滅びよおぉぉぉお!」
「我は…滅び…我は…死…」
発狂時における戦闘台詞。
「効ぃかぁぬぅうぅわぁあぁ!」
「当ぁたぁらぁあぬぅうわぁ!」
「無ぅ駄ぁなぁこぉとをぉを!」
一段目は小破時、下二つは回避時における台詞(発狂時)。これで原文のまま
「終わりではないぃいぃっ!まだ終わりではぁああぁああ!」
「ふはははははははははは!この姿を見た者ぉおお、生きておれると思うなあぁあああああ!」
オルゴンジェノサイドバーニング使用時の〆。
「うおぉおおぉぉおおおおぉおおおおぉををををぉをををおをおぉぉをぉおをぉぉぉ!!!」
ズィー=ガディン最終形態撃墜時の絶叫。もし実際に声になったらものすごく裏返りそうである。ジュア=ムといい彼といい、フューリーは種族的に精神が不安定なんじゃないかと思ってしまうほどの狂乱ぶりである。

OGシリーズ[編集 | ソースを編集]

「実験体もろとも消し去ってくれるわ!」
トーヤ及びカルヴィナ用の特殊戦闘台詞。ここでいう実験体とはカティア達の事なのだろう(実際、月ルート第30話「空間の支配者」でも「同化計画の実験体として~」という台詞がある)。
「シャナ=ミアよ、玉座機と共に我が物となれ」
グランティード・ドラコデウスへの特殊戦闘台詞。後述の台詞と合わせてOGでの彼はユーザーからロリコン総代などと散々に言われてしまう事に…。
「古の戦の再現ぞ!」
オルゴ=ラ・ガディン使用時のセリフパターンの一つ。オルゴナイト・ミラージュで生成したラフトクランズの編隊が襲い掛かるシーンに挿入される。このシーンとセリフから、在りし日のフューリーがどのようなものかをある程度測る事ができるだろう。
ちなみに本作での「古の戦」がヴァウーラ(=ルイーナ)との戦いであること、ラフトクランズがほとんど残存していないこと、前作におけるペルフェクティオ関連の経緯を考えると、地球におけるルイーナとの戦いでは玉座機がファートゥムに当たる機械体を抑え込み、無数のラフトクランズが自爆特攻をかけてクロスゲートの向こうに追い返したのだと思われる。
「おのれ、アル=ヴァン!不忠の極みぞ!!」
アル=ヴァン・ランクスから被弾したときの特殊戦闘台詞。確かに騎士総代に対してはそうだが、当の本人はそれ以上のことをしている。
「ヴォ、ヴォーダァァァァ!!」
第45話「冷たい世界(後篇)」でのイベント戦闘での断末魔。追い込まれた末に彼が取った行動は同胞を巻き込んでの自爆。ヴォーダの闇に還る邪魔はさせぬとラースエイレムを発動させるも、それをトーヤが許す筈も無く、不忠の徒は皇家の真剣にて断罪されたのであった。

インターミッション[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦J[編集 | ソースを編集]

「エ=セルダめ、これが奴のしたことの結果だ。我らを滅ぼすことが、その望みだったとでも言うのか」
第46話「破滅への扉」より。地球に移住する計画が思うように進んでいない事をフー=ルーから聞かされた際、自分達を裏切ったエ=セルダに対して、憤りを見せていた。
「皮肉な物だな。我らが手を下そうとすれば、ままならぬというのに。地球人同士咬み合わせてみれば、いとも簡単に成功しおる」
「思えば我らも…」
上の台詞の後の会話。フー=ルーがラウ・ル・クルーゼを利用して、連合とザフトにNジャマーキャンセラーを持たせて地球人を自滅させる作戦を実行した際、グ=ランドンがフューリーの過去を示唆する様な台詞を言い掛けていたが、結局は有耶無耶なまま終わった。おそらくは太古に起こったというフューリー同士の内戦を思い起こしていたと思われる。
「木原マサキのなれの果てか。ならば知っていよう、このズィー=ガディンに貴様らの玩具がいくら掛かろうとも無駄であることを」
第50話「百億の夜と千億の闇」にて、特務分艦隊と初めてあいまみえた際、マサトを見かけて。
「エ=セルダの息子か。最強の騎士と謳われながら私の信頼を裏切った不忠の者、その倅もまた私の邪魔をする。謀反の家系と言うわけだ」
「エ=セルダの裏切りが(主人公機)と貴様らとなって、我がフューリーの再興を阻もうとする、地球人と共に! 全ては(主人公機名)が! おのれ…おのれエ=セルダ、おのれ統夜! 例えヴォーダの深遠に落ちようとも、貴様らを…!」
同話、統夜との戦闘前会話。「俺はあんたを知ってる」と身構える統夜に対し、恨み言をぶちまける。
「ほう、地球人がそれを言いおるか。己の影を指して諭し、物を言ったつもりになっているのか?」
「王女よ、地球人こそ我らの創った、我らの子である。数億の同胞を失ってこの地に来た、一族の血塗られた歴史を王女は知らぬ。しかるに見よ!宇宙のどの敵よりも、地球人は我らフューリーに似て猛々しいではないか!」
最終話「冷たい世界 後編」より。この時点ではっきりと地球人を「かつてのフューリーと同じ」と言っており、昔の彼らがどういう存在だったが垣間見える。
「…民が…同胞が、死んだ…」
「星団を出る時、既に半数…この銀河にたどり着いたのは、更にその一握り…」
「この地で眠りについたのは、このガウ=ラ・フューリア…ただの一隻のみであった!」
「私は、私は憎い!我が偉大なる星団、祖国の民を滅ぼした者が!既に奴らもまた、滅びの果てに去って行った…そう知った今でも、憎まずにはおれん!もはやこの宇宙におらぬからこそ、以前にも増してぇぇ!」
同上。一度倒されたときの台詞。グ=ランドンが本当に憎んでいたのは、自分たちの星団を滅ぼした別のフューリー達。しかし、既に存在しない者に対しては滅ぼすことも、復讐することも出来ない。やり場のない怒りは地球移住を挫かれたことでついに飽和し、理性を食い尽くしてしまった。
「そして……そして、我らの手で大地に捲かれておきながら、なおも戦の穂を実らせて我らに刃向う、地球人がぁぁぁっ!!」
「たとえ全てを失おうとも、地球人を滅ぼさずにはおかぬっ!! 奴らを地球に残しておいて、我らフューリーの時代など来ないぃぃぃぃっ!!」
同上。ステイシス・ベッドのエナジーをズィー=ガディンに繋ぎ、出力を増強して。何のために、誰のために戦うのか……それさえ見失い、グ=ランドンの心は壊れていく。
「何!? き、貴様ぁぁぁっ!」
「うおおおおっ! アァァルヴァァンンッッ! 貴様もまた我をぉぉぉっ!」
同上。アル=ヴァンにまで反旗を翻され、絶望と怒りの叫びをあげる。
「さあぁせぇぬううう! ヴォオオダの闇にぃぃ、還る、邪ぁ魔ぁはぁぁぁ!!」
増援を呼び出した際の絶叫。進退窮まり、何もなくなったグ=ランドンに残されていたのは、目に映る全てを滅ぼす、それだけだった……。
OGMDでも同様のテキストはあるが、発狂していないため文脈はマトモ。
「何故だ…何故、我らは滅ぶ…! 憎い、憎いぞおおっ! 栄え、営み、生きる!全ての種族の存在がぁぁぁっ!」
「全てを滅ぼすっ! いなくなった…いなくなってしまったフューリーと共にぃぃっ、全ては宇宙から消えて無くなれぇぇ! 我は、我は滅びなりぃぃぃっ!」
ズィー=ガディンにエネルギーを無限に供給していたオルゴンエクストラクターが全て破壊された時の台詞。優勢をひっくり返されたこの状況は、彼にとってはかつての敗戦を、それによる滅亡を想起させる悪夢の再来であった。そして……。
「これが…真の、死…私が、死ぬのか…ここで、消えるのか、私が…」
「…闇が……」
『J』での最期。終わらぬ憎しみから解き放たれ、同胞に新たな故郷を与えようと孤独に戦い続けた男は、ヴォーダの闇に還って行った……。

OGシリーズ[編集 | ソースを編集]

(……冗談ではない)
『OGMD』第29話「希望の行方」シナリオエンドデモにて。シャナ=ミアがトーヤを玉座機の馭者である事、そして地球人とフューリーが共存を可能とする種族であるという事を語った際、心中でこう吐き捨てた。彼の純血主義もさることながら、自身が皇帝になる野望を持つグ=ランドンにしてみれば、トーヤの存在は目の上のたんこぶ以外の何者でもなかったであろう。
「貴様がラースエイレムの温存に執着していた理由……それは、いずれ私を討つためだろう?フューリー同士の争いでは、エイテルムの保有数が物を言うからな」
「そして、一度君主に刃を向けた者は二度目を躊躇わん。遅かれ早かれこうせねばならんと思っていた」
『OGMD』第45話「冷たい世界(後篇)」より、カロクアラのコクピットを貫きながら姿を現すズィー=ガディン。若い世代が「同族で争う訳がない」と言う一方でこれである。もっともフューリー内での派閥争いがある為、こういう考えを持つのは至極当然ではあるが……。
「このズィー=ガディンは玉座機を凌駕する皇帝機……フューリーの新たな守り神よ」
同話より。ズィー=ガディンをヴァウーラ用の決戦兵器と述べたシャナ=ミアに対して。
「玉座機を廃しようとは考えておらぬ。シャナ=ミア、お前と共に私の物になってもらう」
「個人的な感情など、どうでもいい。私が欲しいのは皇家の血統だ」
同話より。あまりにも強引な求婚宣言にエクセレンからは「そういう歳の差婚ってどうなのかしらん」と、ハーケンからは「強引なアプローチはレディに嫌われるぜ」などと突っ込まれた。この発言により、かねてから「絶望総代」と呼ばれていたのが、前述のように「ロリコン」だの「子作り総代」だの「妊活おじさん」だのと更にとんでもないあだ名をつけられてしまうことに……。なお、彼の名誉のために補足しておくと彼が欲しいのは2行目にもあるようにあくまでも皇家の血統であり、皇女を娶った者、正統なる皇子の父、延いては皇帝といった立場である。それさえ手に入れば相手が誰であろうと関係ないのであり、決してシャナ=ミアの若く美しい身体が目当てのわけではない……はず。
「逆恨みだな。私は門の扉を開いただけ……ヴァウーラを呼び込んだのは、貴様の父親なのだぞ」
同上。ファブラ・フォレースの真相を知ったジョッシュから強い怒りをぶつけられての返し。そもそもユーゼスの関与なしにルイーナが出てきたかは怪しいという事実もあるがはっきり言ってただの屁理屈である。
「……民が……あまりにも多くの同胞達が死んだ……」
「太陽系までたどり着けた者は、ほんの一握り……月で眠りについたのは……このガウ・ラ=フューリア一隻のみ……」
「かの大戦は、いまだ終わっておらぬ……我らの旅も、また……!そして……ヴォーダの闇へ消えていった者達の怨嗟が、私を苛む……!」
「私は敗れる訳にはいかぬ!フューリーを再興するまで、力尽きるわけにはいかんのだ!」
同話。3度目の精神コマンドイベントにて。大筋はJでの同シーンを踏襲している。ここで言うかの大戦とは母星、そして辿り着いた地球でと2度に渡り激戦を繰り広げたヴァウーラとの決戦の事である。
「ぬうう!我らは数千年の時を耐えたのだ! 大望成就の邪魔はさせぬ! 誇り高きフューリーの純血!貴様らなどに穢させるものか!!」
トーヤ「現実を受け入れろ、グ=ランドン!父さんから血を受け継いだ俺という存在を見ろ!」
「認めぬ!断じて認めぬぞ、貴様などぉぉぉ!!」
「悪あがき」とカルヴィナから断じられるも、なお自身の野望を叶えんと吼えるグ=ランドン。地球人とフューリーの間に生まれた子であるトーヤは自身の存在が共存の証だ、と詰め寄るが彼は頑として認めはしなかった。
「こ、このような結末……っ!!」
「ぬおおおぉおおお!!」
「貴様らの行動が招いたことだ!死の深淵へ、もろともに落ちよぉぉぉ!!」
撃墜時。皇帝機を撃破され、追い詰められた彼が取った行動はズィー=ガディンのエクストラクターを暴走させての自爆。同胞をも巻き込む愚行にシャナ=ミアからも「何の権限があってそのような事を!」と非難されるも、既にグ=ランドンは自暴自棄に陥っていた。しかし自身の運命を受け入れ、使命を背負ったトーヤがそれを許す筈も無く…
「こ、これが……真の……死……!」
「…闇が……! ヴォーダの……深……淵が……!!」
イベント戦闘後の最期の台詞。皇家の真剣により、野心に溺れた「皇帝になろうとした男」は断罪され、ヴォーダの深淵へと堕とされたのであった。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

ズィー=ガディン
「皇帝機」と称されるフューリー最強の決戦兵器。神話に伝わる竜をモチーフとしている。
ラフトクランズ
元々の機体だがカスタムの方向性は不明。ズィー=ガディンの存在から、カラーリングは赤と推定される。

余談[編集 | ソースを編集]

担当声優の玄田哲章は第2次OGにてカークス・ザン・ヴァルハレヴィアアハマド・ハムディを担当しており、今回初めて魔装機神シリーズ外のバンプレストオリジナルキャラクターを担当することとなったが、カークスとは「曲がりなりにも自国(の民)への想いが行動原理の一部であった」「その手段の一つとして本来の敵対勢力を利用しようとした(カークスの場合はヴォルクルス教団)」という共通点が見られる。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 一応、剣そのものはあるのだが剣装備として扱われていない。逆に該当武器は切り払いの影響を受ける。
  2. 本来なら死刑の可能性も高かったが、放逐に留めたのは意図して行ったわけではない事とベルゼルート撃破という戦果を顧みたせめてもの温情措置。