「ビッグオー」の版間の差分

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{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Big-O]]
+
| 外国語表記 = [[外国語表記::Big-O]]<ref>[http://www.the-big-o.net/design/index.html#head-mega メガデウス]、THE ビッグオー、2022年1月10日閲覧。</ref>
 
| 登場作品 =  
 
| 登場作品 =  
*[[THE ビッグオー]]
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*{{登場作品 (メカ)|THE ビッグオー}}
*[[THE ビッグオー 2nd SEASON]]
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*{{登場作品 (メカ)|THE ビッグオー 2nd SEASON}}
| 分類 = [[メガデウス]]([[ザ・ビッグ]])
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| デザイン = {{メカニックデザイン|さとうけいいち}}
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦D}}
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| SRWでの分類 = [[機体]]
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}}
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{{登場メカ概要
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| タイトル = スペック
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| 分類 = [[メガデウス]][[ザ・ビッグ]]
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| 全高 = 30 m
 
| 装甲材質 = 超合金O
 
| 装甲材質 = 超合金O
 
| ドミュナス = [[ロジャー・スミス]]
 
| ドミュナス = [[ロジャー・スミス]]
| デザイン = さとうけいいち
 
 
}}
 
}}
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'''ビッグオー'''は『[[THE ビッグオー]]』『[[THE ビッグオー 2nd SEASON]]』の主役メカ。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
世間では'''黒い[[メガデウス]]'''と呼ばれる陸の[[ザ・ビッグ]][[ネゴシエイター]][[ロジャー・スミス]]」が[[ドミュナス]](操縦者)として乗り込む。
+
世間では「'''黒い[[メガデウス]]'''」と呼ばれる、[[]][[ザ・ビッグ]][[ロジャー・スミス]][[ドミュナス]](操縦者)として乗り込む。
 
 
ロジャーが'''「ビッグオー・ショータイム!」'''と文字盤の無い腕時計にコールする声と共に地下から現れるが、その輸送には専用の鉄道車両「プレーリードッグ」を使い現在は使用されていない地下鉄の路線を利用している。
 
 
 
巨大ロボットというものが存在する世界観ながら(巨大ロボットを作る為の[[メモリー]]が珍しいというのもあるが)、軍警察が巨大ロボットに対抗する有効な手段を持たないということもあってか[[パラダイムシティ]]市民が野次馬根性丸出しで応援するシーン等も見受けられるなど、ある程度の人気ないし娯楽的要素として市民達には受け入れられているようだが、シティは(ドーム外などは、それなりに荒廃しているとはいえ)高層ビルが乱立するメトロポリスであり登場するだけで地面は割るわ、戦闘の度にビルは崩すわと超常的な修理技術などないビッグオーの世界観的には迷惑この上ない存在であることは想像に難くない。その複雑な事情は第1話での対[[ドロシー1]]戦での[[ダン・ダストン]]の、ビッグオーの登場で頭を抱える(火に油と発言している)にも関わらず、次のシーンでは応援し(身体を動かすほどのめり込んでいる)、ドロシー1がビルに叩きつけられると「何てことを…」ともう一度頭を抱えるという一連の行動から垣間見ることができる。
 
 
 
ザ・ビッグ達は自我を持っており、自身が動き続けるために自身の乗り手(ドミュナス)を機体自身が選ぶ。乗り手が自身のドミュナスにふさわしく無いと判断した場合[[暴走]]を起こし、最悪乗り手の殺害まで行う。
 
 
 
ビッグオーは劇中登場したザ・ビッグの中では暴走が最も少なく、暴走らしい暴走といえば、戦闘中にある人物の危機を察知して自分から制御不能となり、ロジャーをその人物の危機に駆けつけさせたり、最終決戦で危機に陥った時ロジャーを自身の機関に取り込もうとしたりしたこと程度であり、その際も結局ロジャーを取り込まず、ロジャーと共に戦う道を選んでいる。
 
  
ロジャーとはある種の信頼関係のようなものがある事から、劇中ではロジャーがビッグ・オーにふさわしいドミュナスであることが示唆されている。
+
ロジャーが文字盤のない腕時計に向かって「'''ビッグオー・ショータイム!'''」とコールすることで地下から現れるが、その輸送には専用の鉄道車両「プレーリードッグ」を使い、現在は使用されていない地下鉄の路線を利用している。
  
対地戦闘に主眼を置いて開発されており、全身に内蔵する火器と分厚い装甲、何よりもその豪腕から繰り出すパンチを武器に戦う。ザ・ビッグの中では最も火力と装甲の高い機体だが、それゆえ高機動な敵に苦戦するシーンも多々見られた。
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巨大ロボットというものが存在する世界観ながら(巨大ロボットを作るのに必要な[[メモリー]]が珍しいというのもあるが)、軍警察が巨大ロボットに対する有効な手段を持たないこともあってか[[パラダイムシティ]]市民が野次馬根性丸出しで応援するシーンも見受けられるなど、ある程度の人気ないし娯楽的要素として市民からは受け入れられているようだが、シティは(ドーム外などはそれなりに荒廃しているとはいえ)高層ビルが乱立するメトロポリスであり、登場するだけで地面は割るわ戦闘の度にビルは崩すわと[[ガンバルガー|超常的な修理技術]]などない『ビッグオー』の世界観的には迷惑この上ない存在であることは想像に難くない。
  
なお、コックピットは首元に存在。乗り込む際は首元の装甲が上にスライドし、そこへビッグオーの手などで運ばれ直接乗り込むことが多いが、第20話において左足のつま先から車ごと乗りこみ、そのまま運転席がせり上がりロジャーがコックピットに移動するシーンもある。また、足のペダルで歩行、スライドするレバーが腕の動きと連動し、技それぞれも専用のコンソールや使用時のみ出てくる特別なレバーを使用しているなどスーパーロボットアニメでは珍しくコックピット内での操縦シーン描写が多い。
+
その複雑な事情は第1話での対[[ドロシー1]]戦における[[ダン・ダストン]]の、'''ビッグオーの登場で頭を抱え、「火に油」とまで発言しているにも関わらず、次のシーンでは応援し(体を動かすほどのめり込んでいる)、ドロシー1がビルに叩きつけられると「なんてことを!」ともう一度頭を抱える'''という一連の行動から垣間見ることができる。
  
ザ・ビッグシリーズはすべて仮面を被っており、下の顔は(体全体その物)[[アーキタイプ (ビッグオー)|アーキタイプ]]と同じ顔をしている。
+
=== 性能 ===
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対地戦闘に主眼を置いて開発されており、全身に内蔵する火器と分厚い装甲、何よりもその巨大な腕を武器に戦う。ザ・ビッグの中では最も高火力かつ重装甲な機体だが、それゆえ機動性で勝る敵に苦戦するシーンも多々見られた。
  
ちなみにデザインから技に至るまで、古い特撮作品のオマージュが溢れている(例えばあのビョインビョインという動作音は『スーパーロボット レッドバロン』から来ている)。
+
コックピットは頸部に存在。乗り込む際は首元の装甲が上にスライドし、そこへビッグオーの手などで運ばれ直接乗り込むことが多いが、第20話では左足のつま先から車ごと乗りこみ、そのまま運転席がせり上がってロジャーがコックピットに移動するという流れが描かれた。また、足のペダルが足、左右のスライドレバーが腕の動きと連動し、技それぞれも専用のコンソールや使用時のみ出てくる特別なレバーを使用するなど、スーパー系ロボットアニメとしては珍しくコックピット内の細かい描写が多い。
  
漫画版では腕部をそのまま換装するという大胆なギミックが付加されており、落雷を受け止めて一気に莫大なエネルギーを放出するアーム、海面に巨大な渦を引き起こす程のドリルアーム(本来は地中専用なので[[ゲッター2]]のようなドリル攻撃をするものと思われる)、トリッキーな攻撃を繰り返すアーキタイプに対抗する為に鉄球アーム、最終決戦では、三つのピストンが直結した強化型サドンインパクトを披露したが、'''水圧がかかった状態での運用は自壊の危険性がある'''という弱点があった。
+
ザ・ビッグはいずれも自我を持っており、自身が動き続けるために自身の乗り手(ドミュナス)を機体自身が選ぶ。乗り手が自身のドミュナスにふさわしくないと判断した場合、[[暴走]]を起こし、最悪乗り手の殺害まで行う。ビッグオーは劇中登場したザ・ビッグの中では暴走が最も少なく、暴走らしい暴走といえば、戦闘中にある人物の危機を察知して自分から制御不能となり、ロジャーをその人物の危機に駆けつけさせたり、最終決戦で窮地に陥った際にロジャーを自身の機関に取り込もうとしたりしたこと程度であり、その際も結局ロジャーを取り込まず、ロジャーと共に戦う道を選んでいる。この、ロジャーとのある種の信頼関係から、ロジャーが最もビッグオーにふさわしいドミュナスであることが示唆されている。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦Z]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Z}}
:陸適応S、味方ユニット屈指の耐久力、高い攻撃力、[[ネゴシエイター]]技能と至れり尽くせり。だが、やはり対空が弱いのでアダプター系か[[ミノフスキークラフト]]は必須(特に宇宙戦も苦手なのでアダプター系が良い)。後半に2度に渡って武装が追加されると、[[マップ兵器]]も備える上にドロシーもサブパイロットになる。最強武器は弾数制なので[[Bセーブ]]と相性が良い。[[シールド防御]]も出来るが、ロジャーが[[ブロッキング]]を持っていないので養成で付ける必要がある。初期状態では無消費の格闘と必殺武器のサドン・インパクトの格闘属性武器が強力だが、追加武装は最強武器のファイナルステージも含め全て射撃属性。どちらを強化するか悩み所である。細かい演出として、強化パーツで空を飛ばせて「格闘」で攻撃すると、推進機関を持たないためモビーディック・アンカーで敵機を引き寄せて攻撃する。
+
:陸適応S、味方ユニット屈指の耐久力、高い攻撃力、[[ネゴシエイター]]技能と至れり尽くせり。だが、やはり対空が弱いのでアダプター系か[[ミノフスキークラフト]]は必須([[宇宙]]も苦手なのでアダプター系が良い)。本作に限らず、単機出撃制でない作品の場合、地上マップでは空を飛べない機体と一緒に編成するほうが、他の小隊との兼ね合いの面で都合が良い。
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
+
:細かい演出として、強化パーツで空を飛ばせて「格闘」で攻撃すると、推進機関を持たないためモビーディック・アンカーで敵機を引き寄せて攻撃する。
:ファイナルステージが使用できない点を除けば、ほぼ前作と同じ性能である。特に前作で猛威を振るった、ENを消費しない格闘は本作でも健在であり他にENを消費しない武装を持つ機体は1機のみである(∀ガンダムの手刀)。ちなみにオープニングムービーで本作で初参戦の[[ダイ・ガード]]のパーツを運んでいる4台のトラックの右隣にいる黒いスーパーロボットの正体はビッグオーである。
+
:後半、二度に渡って武装が追加され、[[マップ兵器]]を備える上に[[R・ドロシー・ウェインライト]]がサブパイロットになる。最強武器は弾数制なので[[Bセーブ]]と相性が良い。[[シールド防御]]もできるが、ロジャーが[[ブロッキング]]を持っていないので養成で付ける必要がある。
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
+
:初期状態ではEN無消費の「格闘」と必殺技サドン・インパクトが強力だが、追加武装は最強武器のファイナルステージも含め全て射撃属性。どちらに重点を置くかが悩み所である。
:第20話「白と黒と」で初参戦。カスタムボーナスと相まって非常に堅く、終盤でファイナルステージが追加される。ちなみにオープニングムービーでは、ダイ・ガードと共にパイルバンカー攻撃を行っている。
+
:敵としては終盤に多数出現する[[ザ・ビッグ]]軍団の一角に本機も含まれている。基本性能は他のザ・ビッグと大差ないが[[HP回復]]を持っていないのが相違点。
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}}
:参戦は中盤。立ち絵も含めて戦闘シーンが刷新された。
+
:ファイナルステージが使用できない点を除けば、ほぼ前作と同じ性能である。特に前作で猛威を振るった「格闘」は本作でも健在であり、今作で他にENを消費しない武装は[[∀ガンダム]]の「手刀」のみ。
:高い火力と堅牢な装甲は健在だが、相変わらず宇宙Bなので宇宙戦をする際はしっかり強化パーツで補う事。堅いとは言えカスタムボーナスが変更されているので前作ほどダメージは抑えられない事に注意。また、格闘が若干ENを消費するようになった。
+
:ちなみに、オープニングムービーで本作で初参戦の[[ダイ・ガード]]のパーツを運んでいる4台のトラックの右隣にいる黒いロボットの正体はビッグオーである。
:今回は参戦後しばらくの間ロジャー単独で操縦する事になるが、終盤でドロシーがサブに追加され、ファイナルステージが解禁される。今作ではBセーブの仕様が変わったので、Bセーブを付けると『Z』の如く2発撃てる 。
+
;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
:また、[[シュバルツ・バルト|シュバルツ]]との最終決戦では敵仕様のビッグオーも登場する。
+
:第20話「白と黒と」で初参戦。カスタムボーナスも相まって非常に堅く、終盤でファイナルステージが追加される。オープニングムービーでは、ダイ・ガードと共にダブルパイルバンカー攻撃を行っている。
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇}}
:新武装としてモビーディック・アンカーが単独武装として追加され(従来通り対空演出でも使用する)、中距離戦での弾数武器として重宝する。
+
:参戦は中盤。グラフィックも含めて戦闘アニメが刷新された。
:最初からドロシー搭乗かつファイナルステージが使用可能、そして今作は敵の攻撃が激しいので保険としても序盤から終盤まで活躍できるだろう。
+
:高い火力と堅牢な装甲は健在だが、相変わらず宇宙Bなので宇宙戦をする際はしっかり強化パーツで補うべし。堅いとはいえカスタムボーナスが変更されているので前作ほどダメージは抑えられないことに注意しよう。また、あまりにも強力すぎたのか「格闘」が若干ENを消費するようになった。
 +
:今回は参戦後しばらくの間ロジャー単独で操縦することになるが、終盤でドロシーがサブに追加され、ファイナルステージが解禁される。今作ではBセーブの仕様が変わったので、Bセーブを付けると『Z』の如く二発撃てる。
 +
:[[シュバルツ・バルト|シュバルツバルト]]との最終決戦では敵仕様のビッグオーも登場する。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇}}
 +
:モビーディック・アンカーが単独武装として独立(従来通り対空演出でも使用する)。中距離戦での弾数武器として重宝する。
 +
:最初からドロシー搭乗かつファイナルステージが使用可能。今作は敵の攻撃が激しいので、保険としても序盤から終盤まで活躍できるだろう。
  
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦D]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦D}}
:「ビッグ・オー」表記。[[飛行]]できず、そのままだと最強武器が[[空]]に撃てないため、地上では[[ミノフスキークラフト]]ないし[[ミノフスキードライブ|ドライブ]]の装備が急務。[[加速]]持ちのサブパイロットの[[R・ドロシー・ウェインライト|ドロシー]]が離脱している間は[[移動力]]の低さもネックになる。原作で[[ベックビクトリーデラックス]]のビームを弾いていた事から[[対ビームコーティング|ビームコート]]を装備している。武装が長射程の[[射撃]]武器と短射程の[[格闘]]P武器にきれいに分かれており、[[パイロット養成]]の方針が難しい。最強武器は格闘だが、使いやすい武器は射撃に偏っているため運用方針次第であろう。
+
:初登場作品。「ビッグ・オー」表記。原作で[[ベックビクトリーデラックス]]のビームを弾いていたことから[[対ビームコーティング|ビームコート]]を装備している。
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:[[飛行]]できず、そのままだと最強武器が[[空]]に撃てないため、地上では[[ミノフスキークラフト]]ないし[[ミノフスキードライブ|ドライブ]]の装備が急務。[[加速]]を使えるドロシーが離脱している間は[[移動力]]の低さもネックになる。
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:武装が長射程[[射撃 (武器属性)|射撃]]武器と短射程[[格闘 (武器属性)|格闘]]P武器にきれいに分かれており、[[パイロット養成]]の方針が難しい。最強武器は格闘だが、使いやすい武器は射撃に偏っているため運用方針次第であろう。
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=== 単独作品 ===
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
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:2019年6月のイベント「Closed World」期間限定参戦。SRおよびSSRブラスターでSSRは大器型。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 +
[[ガンバスター]]と同じく、随所に古い特撮作品のオマージュが込められている。例えば、あのビョインビョインという歩行音は『スーパーロボット レッドバロン』が元ネタ。
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=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
;格闘
 
;格闘
:その巨大な腕部で殴りつける。殴るだけなので勝負を決める程の威力は無いが、弱らせたり牽制としてはよく使われた。
+
:「地を割る轟腕」。殴るだけなので勝負を決めるほどの威力はないが、牽制としてはよく使われた。
:『D』、[[Zシリーズ]]共に射程は短いがENを消費しないが、『[[第3次Z]]』でENを消費するようになった。
+
:『D』、[[Zシリーズ]]共に射程は短いがENを消費しない(『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』ではENを消費するようになった)。
  
 
==== 武装 ====
 
==== 武装 ====
;サドン・インパクト
+
;ストライク・パイル
:前腕(肘に相当する位置)のシリンダー状パーツである「ストライク・パイル」で吸引圧縮された空気をパンチと共に急速に打ち出す必殺技。空気を打ち出すことがメインなので、殴りつけなくても空気砲として使え、圧縮空気だけでもビル数棟を貫通する威力がある。ちなみに水中でも水を吸引圧縮することで使用可能。戦闘にはあまり関係ないが吸引圧縮された空気はゆっくり打ち出せば安全に元の状態に戻せる。
+
:両肘に相当する位置に内蔵されたシリンダー状パーツ。空気を吸引圧縮し打ち出す機能を持つ。水中でも水を吸引圧縮することで使用可能。戦闘にはあまり関係ないが、吸引圧縮された空気はゆっくり排出すれば安全に元の状態に戻せる。第2話では[[ドロシー1]]にサドン・インパクトを打ち込む寸前、ドロシーが取り込まれていた事に気付いたためこの機能で空気圧縮を解除していた。
:『[[スーパーロボット大戦D|D]]』では最強武器で、[[Zシリーズ]]では対地・対空によって大きく演出が変わる武器の一つ。ちなみに1Zにおいては、シュバルツ、アラン、アレックスにトドメで使用した場合、ロジャーのカットインが入る。
+
:;サドン・インパクト
:『第3次Z』からは殴る前にロジャーと操縦桿の一連の動きのリアルカットが追加された。
+
::空気をパンチと共に急速に打ち出す必殺技。空気を打ち出すことがメインなので、殴りつけなくても空気砲として使え、圧縮空気だけでビル数棟を貫通する威力がある。
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::『[[スーパーロボット大戦D|D]]』では最強武器で、[[Zシリーズ]]では対地・対空によって大きく演出が変わる武器の一つ。ちなみに『Z』においては、対空での演出でロジャーのカットインが入る。
 +
::『第3次Z』からは殴る前にロジャーと操縦桿の一連の動きのリアルカットが追加された。
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:
 
;モビーディック・アンカー
 
;モビーディック・アンカー
:腰の周囲に幾つも装備されているロケット射出式の錨。原作での使用頻度は最も高い武器。普段は錨の部分を少し広げた状態で突き刺さり保持力を上げるが単発射出でコクピットから操作し精密誘導する事も可能で錨の先には操作可能な二股のアームが内蔵されており展開して使用する事も出来る。円形全周囲に多数を同時発射出来、そのまま突き刺したり、鎖で相手を捕らえ引き寄せる他、ビルなどに突き刺して巻き戻す事により高速移動を行うなど、補助的な移動手段として用いられる事も多かった。ビッグオーの巨体と比較するとかなり細い鎖だが、一本でビッグオーを吊り下げる事が可能な強度がある。
+
:腰の装甲全周囲に装備されているロケット射出式の錨。ビッグオーの巨体と比較するとかなり細い鎖だが、一本でビッグオーを吊り下げることが可能な強度がある。
:ちなみに名前の由来は、小説『白鯨』に登場するクジラ「モビー・ディック」。なんとも小粋なネーミングである。
+
:普段は錨の部分を少し広げた状態で突き刺さり保持力を上げるが、錨の先には操作可能な二股のアームが内蔵されており、展開して使用することもできる。そのまま突き刺したり、相手を捕らえ引き寄せたり、ビルなどに突き刺して巻き戻すことにより高速移動を行ったり、全周囲に同時に発射したりと、幅広い使われ方をされた。
:『D』では敵ユニットの移動力を1ターン半減させる[[特殊効果]]がある。[[Zシリーズ]]では対空の格闘やサドンインパクトの戦闘演出となっていたが、『第3次Z天獄篇』で『D』以来久々に単独武器に復帰。リアルカットで一斉発射のボタンを勢い良く叩く。
+
:ビッグオーの武装の中で原作での使用頻度が最も高い。ちなみに名前の由来は、小説『白鯨』に登場するクジラ「モビー・ディック」。なんとも小粋なネーミングである。
 +
:『D』では敵ユニットの移動力を1ターン半減させる[[特殊効果]]がある。[[Zシリーズ]]では対空の「格闘」やサドン・インパクトの戦闘演出となっていたが、『第3次Z天獄篇』で『D』以来久々に単独武器に復帰。リアルカットで一斉発射のボタンを勢いよく叩く。
 
;ミサイル・パーティー
 
;ミサイル・パーティー
:腹部装甲から発射ユニットを展開し発射する多連装ミサイル。キャノン・パーティーと併用する事が多かった。ミサイルは時限爆破及び発射ユニット左右1セットのみの発射も可能。
+
:腹部装甲から発射ユニットを展開し発射する多連装ミサイル。キャノン・パーティーと併用することが多かった。ミサイルは時限爆破及び発射ユニット左右1セットのみの発射も可能。
:『D』では扇形範囲の方向指定型[[MAP兵器]]。『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』以降はこれのみの発射になった。
+
:『D』では扇形範囲の方向指定型[[MAP兵器]]。『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』ではTRI属性武器。『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』以降はこれのみの発射になった。
 
;キャノン・パーティー
 
;キャノン・パーティー
 
:上半身を迫り上げた中から展開するキャノン砲群。こちらも基本は一斉射。
 
:上半身を迫り上げた中から展開するキャノン砲群。こちらも基本は一斉射。
 
:『D』では有射程P武器だが火力は低め。[[Zシリーズ]]では『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』までミサイル・パーティーはこれを加えた一斉射となっていた。
 
:『D』では有射程P武器だが火力は低め。[[Zシリーズ]]では『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』までミサイル・パーティーはこれを加えた一斉射となっていた。
 
;アーク・ライン
 
;アーク・ライン
:両眼から発射する光線。[[ザ・ビッグ]]シリーズに共通して搭載されている。ビッグオーの遠距離兵装としては構えも少なく、すぐ発射されるため、遠距離牽制兵器としてよく使用された。
+
:両眼から発射する光線。[[ザ・ビッグ]]には共通して搭載されている。ビッグオーの遠距離兵装としては構えも少なく、すぐ発射されるため、遠距離牽制兵器としてよく使用された。
 +
:『Z』では[[小隊攻撃]]対応武器。
 
;クロム・バスター
 
;クロム・バスター
:頭部のクリスタルから放たれる高威力の光線。その光条はアーク・ラインより太く大きい。独特の構えをした後、拳を突き合わせるポーズをとって発射されるが、独特の構えは省かれることもしばしば。
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:頭部のクリスタルから放たれる高威力の光線。その光条はアーク・ラインより太く大きい。独特の構えをした後、拳を突き合わせるポーズをとって発射されるが、構えは省かれることもしばしば。都市部での戦闘機会が多いビッグオーの武装の中では過剰な威力となるためか、敵を郊外に誘き出して使用したこともある。なお、クリスタルにヒビが入っていたとしても使用可能。
:元ネタは特撮『スーパーロボット レッドバロン』よりレッドバロンのエレクトリッガー。
+
:元ネタは『スーパーロボット レッドバロン』よりレッドバロンのエレクトリッガー。
 +
:『Z』と『第3次Z』では[[全体攻撃]]武器。
 
;Oサンダー
 
;Oサンダー
:前腕部を展開して現れる回転砲身ユニットから光弾を高速多量に放つ機関砲。ザ・ビッグを貫通してなお背後のビル数棟を貫通する威力がある。普段は手は小さく引っ込め、回転砲身ユニットと逆方向に回転させるのだが相手を鷲掴みにして手の回転を止めた状態でも使用可能。使用時にはコクピットで普段使っている操縦桿が反転し、青い専用と思しき操縦桿が現れる。その軌跡にはアルファベットの'''O'''のように見えるハレーションが生じる。
+
:前腕部を展開して現れる回転砲身ユニットから光弾を高速かつ多量に放つ。メガデウスを貫通してなお背後のビル数棟を貫通する威力がある。普段は手は小さく引っ込め、回転砲身ユニットと逆方向に回転させるのだが相手を鷲掴みにして手の回転を止めた状態でも使用可能。使用時にはコクピットで普段使っている操縦桿が反転し、専用と思しき青い操縦桿が現れる。その軌跡にはアルファベットの'''O'''のように見えるハレーションが生じる。相手の爆発の直前に相手に当たるため間違われやすいが、このハレーション自体には攻撃力は無い。
:元ネタは特撮『流星人間ゾーン』よりゾーンファイターの流星ミサイルマイト。[[Zシリーズ]]では原作アニメをとても忠実に再現しており、『第3次Z』では原作の操縦桿が収納、反転、Oサンダー用操縦桿が展開、前に押し出して発射態勢に入るリアルカットが入った。
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:元ネタは『流星人間ゾーン』よりゾーンファイターの流星ミサイルマイト。
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:『2nd SEASON』で初めて披露された武器で、スパロボでは『Z』の中盤で追加される。Zシリーズでは原作での動きをとても忠実に再現しており、『第3次Z』では原作の操縦桿が収納、反転、Oサンダー用操縦桿が展開、前に押し出して発射態勢に入るリアルカットが入った。
 
;プラズマ・ギミック
 
;プラズマ・ギミック
:上半身(位置的にはキャノン・パーティの位置と同じ)と両腕の装甲を展開して放つ巨大なプラズマ球。コクピット内に展開される足踏みスイッチを踏むと両腕と肩が展開してフィールド発生装置らしきパーツが現れ、ビッグオーを中心に巨大なプラズマの光球を作り出してその圧力で敵を押し潰す。ファイナルステージの伏線でもある。原作劇中では敵の電撃を跳ね返すバリア的な副次効果が有る事が分かるがSRWでは現状未採用。
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:上半身(位置的にはキャノン・パーティーの位置と同じ)と両腕の装甲を展開して放つ巨大なプラズマ球。コクピット内に展開される足踏みスイッチを踏むと両腕と肩が展開してフィールド発生装置らしきパーツが現れ、ビッグオーを中心に巨大なプラズマの光球を作り出してその圧力で敵を押し潰す。ファイナルステージの伏線でもある。原作劇中では敵の電撃を跳ね返すバリア的な副次効果があることが分かるがSRWでは現状未採用。
:自己中心型の[[マップ兵器]]。『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』ではカスタムボーナスで追加され、『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』以降は最初から搭載されている。また『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』ではカスタムボーナスにより移動後使用が可能になる。
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:自己中心型の[[マップ兵器]]。『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』ではカスタムボーナスで追加され、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』以降は最初から搭載されている。また『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』ではカスタムボーナスにより移動後使用が可能になる。
 
;ビッグオー・ファイナルステージ
 
;ビッグオー・ファイナルステージ
:胸部中央ユニットから現れる巨大な砲身から、クロム・バスターとは比にならないような威力の光線を打ち出す。威力は作中最強レベルだが、発射の際には、モビーディック・アンカーを周囲の地面に打ち込んで機体を支えつつ、プラズマ・ギミックの如く全身の装甲を展開して砲身を出してエネルギーをチャージしなければならない上、使用後砲身が使用不可能になる等、かなり制約が多い。ただしチャージ姿勢の時は、何故か普段存在しない電磁バリア(プラズマ・ギミックのパーツが一部展開されている為それと同じバリアフィールドとも考えられる)が展開されるため、別段隙だらけになるというわけでは無いらしい。
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:胸部中央ユニットから現れる巨大な砲身から、クロム・バスターとは比にならないような威力の光線を打ち出す。Oサンダー同様にコクピットで普段使っている操縦桿のあるプレートが下方向に折れ曲がり、その内部から別のプレートが展開し発射用のトリガースティックが出現する。威力は作中最強レベルだが、発射の際には、モビーディック・アンカーを周囲の地面に打ち込んで機体を支えつつ、プラズマ・ギミックの如く全身の装甲を展開して砲身を出してエネルギーをチャージしなければならない上、使用後砲身が使用不可能になるなど、かなり制約が多い。ただしチャージ姿勢の時は、何故か普段存在しない電磁バリア(プラズマ・ギミックのパーツが一部展開されているため、それと同じバリアフィールドとも考えられる)が展開されるため、別段隙だらけになるというわけでもないらしい。
:『2nd SEASON』の最終話で披露された為、『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』で初登場。新たな最強武器となり、なぜか2発使える。[[Bセーブ]]で3発に。何処に予備の砲身が収まっているのか、その[[メモリー]]は誰も持っていないので永遠に謎のままである。ちなみに『第2次Z再世篇』では「ファイナル・ステージ」表記で弾数1に。
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:『2nd SEASON』の最終話で披露されたため、『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』で初登場。新たな最強武器となり、なぜか二発使える([[Bセーブ]]で三発に)。どこに予備の砲身が収まっているのか、その[[メモリー]]は誰も持っていないので永遠に謎のままである。ちなみに『第2次Z再世篇』では「ファイナル・ステージ」表記で弾数1。実は砲身のギミックが原作と微妙に異なり、原作では砲口部の中心が反時計回りに高速回転するがSRWでは一切回転しない。
;オプションアーム
 
:コミック版にのみ登場した換装用の腕部。ストライク・パイルを備えた本来の腕部を外し、別の機能を持った腕部に付け替えることで、ビッグ・オーの汎用性と対応力の強化を図ったもの。発生させた雷雲の電撃を取り込んでパンチや飛び道具に転用する機能を備えた腕部、ドリルが付いた腕部、ガンダムのハイパーハンマーを彷彿とさせるスラスター付きのトゲ鉄球が付いた腕部などが存在する。中でも最強なのは、ストライク・パイルを3本に増やした強化型アームで、文字通り3倍の威力を誇る「三重サドン・インパクト」を披露、ファイナルステージが登場しないコミック版における最強の必殺攻撃として使用された。SRW未登場。
 
  
 
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
 
;[[対ビームコーティング|ビームコート]]
 
;[[対ビームコーティング|ビームコート]]
:『D』のみ。[[ベックビクトリーデラックス]]のビームを弾いた(特に額部のクリスタル状物質の描写)様子から『D』では所持していたと思われる。
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:『D』のみ。[[ベックビクトリーデラックス]]のビームを弾いた(特に額部のクリスタル状物質の描写)様子から採用されたと思われる。
 
;[[シールド防御]]
 
;[[シールド防御]]
:巨大な両腕をボクシングのピーカブースタイルのようにかざす。ドロシー曰く「'''ビッグオーの腕は盾ではないわ'''」だそうだが、ゲーム中ではシールド扱いである。盾ではない割に、盾として使われまくった原作では1度しか損傷したことがない。
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:巨大な両腕をボクシングのピーカブースタイルのようにかざす。ロジャーは「'''シールドとして使っているわけではない'''」と言い、ドロシー曰く「'''ビッグオーの腕は盾ではないわ'''」だそうだが、ゲーム中ではシールド扱いである。盾ではない割に、盾として使われまくった原作では一度しか損傷したことがない。
  
 
=== 移動タイプ ===
 
=== 移動タイプ ===
 
;[[陸]]
 
;[[陸]]
:空戦出来ない上に移動力は基本5しか無い。フォローは必須。
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:飛べない上に移動力は低め。フォローは必須。
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:なお漫画版では水中に入るとコックピットに浸水する描写があったが、スパロボでは問題なく水中戦も可能(但し適応は低いが)。
  
 
=== [[サイズ]] ===
 
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=== カスタムボーナス ===
 
=== カスタムボーナス ===
 
;武器追加『プラズマ・ギミック』
 
;武器追加『プラズマ・ギミック』
:[[第2次Z破界篇]]でのボーナス。
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:[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]でのボーナス。
 
;防御時、被ダメージ0.3倍
 
;防御時、被ダメージ0.3倍
:[[第2次Z再世篇]]での驚異のボーナス。ビッグオーが防御するということはつまりシールド防御が発動するので、受けるダメージは通常の'''0.12倍'''となる。ロジャーに援護防御、ビッグオーにバリア・フィールドをつければ、蜃気楼&ゼロをしのぐ最強の盾役として活躍してくれるだろう。弁慶のエースボーナスとは違い、防御しないと発動しないというのが一応の難点。
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:[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]での驚異のボーナス。ビッグオーが防御するということはつまりシールド防御が発動するので、受けるダメージは通常の'''0.12倍'''となる。ロジャーに援護防御、ビッグオーにバリア・フィールドを付ければ、[[蜃気楼]]&[[ルルーシュ・ランペルージ|ゼロ]]をしのぐ最強の盾として活躍してくれるだろう。[[車弁慶 (OVA)|車弁慶]]のエースボーナスとは違い、防御しないと発動しないというのが一応の難点。
 
;『プラズマ・ギミック』が移動後、使用可能になる
 
;『プラズマ・ギミック』が移動後、使用可能になる
:[[第3次Z時獄篇]]でのボーナス。
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:[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]でのボーナス。
  
 
== 機体BGM ==
 
== 機体BGM ==
 
;「SURE PROMISE」
 
;「SURE PROMISE」
:『D』、『Z』、『第2次Z』、『第3次Z』の通常戦闘曲。
+
:『D』『Z』『第2次Z』『第3次Z』で通常戦闘曲として採用。
:本機を象徴するBGMであり、主にビッグオーの登場シーンで使われた曲である。戦闘中はどちらかと言えば「stand a chance」が使われていた。
+
:本機を象徴するBGMであり、主に登場シーンで使われた。戦闘テーマとしては、どちらかと言えば「STAND A CHANCE」が使われていた。
 
;「BIG-O!」
 
;「BIG-O!」
:『D』でのサドンインパクト専用曲。
+
:第1期OP。『D』でサドン・インパクト使用時のBGMとして採用。
:オマージュの多いビッグオーであるが、流石に曲は不味かったのかDVDーBOXやアニマックス、ネット配信等で差し替えられたため人気のある楽曲ではあるがD以降では使われていない。また、第2期のOPもギリギリ過ぎるオマージュで同様に差し替えられているが、本曲と2期OPの差し替えとして用意された統合OPも結局オマージュ曲であった…。
+
:曲の構成は[[映画]]『フラッシュ・ゴードン』の主題歌であるQueenの「フラッシュのテーマ」に酷似している。オマージュの多いビッグオーであるが、さすがに曲はまずかったのかDVDやネット配信では差し替えられたため、人気のある楽曲ではあるものの『D』以外の作品では使われていない。また、第2期のOPもギリギリ過ぎるオマージュで同様に差し替えられているが、本曲と2期OPの差し替えとして用意された統合OPも結局オマージュ曲であった……。
  
== 対決 ==
+
== 対決・名場面 ==
;対[[ビッグデュオ]]戦
 
:初めての他の[[ザ・ビッグ]]との戦闘で、相手は[[空|空中]]を自由に動く為にかなりの苦戦を強いられるが、ドームを利用して逆転勝ちした。
 
;対[[ビッグファウ]]、[[ビッグヴィヌス]]戦
 
:最後の決戦での相手。ビッグファウとの性能の差で苦戦を強いられたビッグオーは真の力「ビッグオー・ファイナルステージ」を解放、その力での破壊を試みる。しかし必殺の一撃はギリギリの所で避けられてしまう。ビッグファウの勝利かと思われた直後、突如として現れた第4のザ・ビッグ「ビッグヴィヌス」の介入によりビッグファウはあっけなく退場することに。
 
:ビッグオーはパラダイム・シティの全てを無へと帰していくビッグヴィヌスに差し向かいで相対し、[[エンジェル|同機の行動の意志決定を行っていた存在]]との最後の交渉が[[ロジャー・スミス|ロジャー]]に委ねられる事となった。
 
 
 
== 名場面 ==
 
 
;ビッグオー・ショータイム!
 
;ビッグオー・ショータイム!
:ご存知ロジャーの呼び声で地面から登場するシーンで、力強さを感じる演出である。なお、時計に呼び声をかければ付いて来るのでロジャーの声をコピーすれば馬の人参方式で歩かせる事が出来る。
+
:ご存知、ロジャーの呼び声と共に地面を割って現れるシーン。力強さを感じる演出である。なお、時計に呼び声をかければついて来るのでロジャーの声をコピーすれば馬の人参方式で歩かせることが可能。
 +
;敵は真っ赤なビッグオー!?
 +
:対[[ビッグデュオ]]戦。初めての他の[[ザ・ビッグ]]との戦闘となった。相手は空中を自由に動けるため、かなりの苦戦を強いられたが、ドームを利用して逆転勝利する。
 +
;ロジャー・ザ・ネゴシエイター
 +
:[[ビッグファウ]]との性能の差で苦戦を強いられたロジャーはビッグオーの奥の手「ファイナルステージ」を解放、その力での破壊を試みる。しかし必殺の一撃はギリギリで避けられてしまい、ビッグファウの勝利かと思われた直後、突如として現れた第4のザ・ビッグ「[[ビッグヴィヌス]]」の介入でビッグファウはあっけなく消滅。
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:ビッグオーとロジャー、ドロシーはパラダイムシティの全てを無に帰していくビッグヴィヌスに差し向かいで相対し、[[エンジェル|そのドミュナス]]との最後の交渉に臨む。
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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;[[ビッグヴィヌス]]
 
;[[ビッグヴィヌス]]
 
:最後のザ・ビッグ。色彩が反転したビッグオーに酷似した姿を持つ。
 
:最後のザ・ビッグ。色彩が反転したビッグオーに酷似した姿を持つ。
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== 余談 ==
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*漫画版では腕部をそのまま[[換装]]するという大胆なギミックが付加されており、落雷を受け止めて一気に莫大なエネルギーを放出するアーム、海面に巨大な渦を引き起こすドリルアーム(本来は[[ゲッター2]]のように[[地中]]に潜ったりドリル攻撃をするものと思われる)、トリッキーな攻撃を繰り返すアーキタイプに対抗するために鉄球アームを使用。最終決戦では、三つのピストンが直結した強化型サドン・インパクトを披露したが、'''水圧がかかった状態での運用は自壊の危険性がある'''という弱点があった。
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*数多の特撮作品のオマージュが多いビッグオーだが、2024年には逆に特撮ドラマ『仮面ライダーガッチャード』に登場する「仮面ライダーアイアンガッチャード」が本機を元ネタにしており<ref>[https://www.kamen-rider-official.com/gotchard/26/ 悪意をハバム、漆黒の風]、仮面ライダーWEB【公式】、2024年3月4日閲覧。</ref>、オマージュされる立場となっている。
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 
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[[Category:THE ビッグオー]]
 
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2024年9月10日 (火) 18:58時点における最新版

ビッグオー
外国語表記 Big-O[1]
登場作品
デザイン さとうけいいち
初登場SRW スーパーロボット大戦D
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 メガデウスザ・ビッグ
全高 30 m
装甲材質 超合金O
ドミュナス ロジャー・スミス
テンプレートを表示

ビッグオーは『THE ビッグオー』『THE ビッグオー 2nd SEASON』の主役メカ。

概要[編集 | ソースを編集]

世間では「黒いメガデウス」と呼ばれる、ザ・ビッグロジャー・スミスドミュナス(操縦者)として乗り込む。

ロジャーが文字盤のない腕時計に向かって「ビッグオー・ショータイム!」とコールすることで地下から現れるが、その輸送には専用の鉄道車両「プレーリードッグ」を使い、現在は使用されていない地下鉄の路線を利用している。

巨大ロボットというものが存在する世界観ながら(巨大ロボットを作るのに必要なメモリーが珍しいというのもあるが)、軍警察が巨大ロボットに対する有効な手段を持たないこともあってかパラダイムシティ市民が野次馬根性丸出しで応援するシーンも見受けられるなど、ある程度の人気ないし娯楽的要素として市民からは受け入れられているようだが、シティは(ドーム外などはそれなりに荒廃しているとはいえ)高層ビルが乱立するメトロポリスであり、登場するだけで地面は割るわ戦闘の度にビルは崩すわと超常的な修理技術などない『ビッグオー』の世界観的には迷惑この上ない存在であることは想像に難くない。

その複雑な事情は第1話での対ドロシー1戦におけるダン・ダストンの、ビッグオーの登場で頭を抱え、「火に油」とまで発言しているにも関わらず、次のシーンでは応援し(体を動かすほどのめり込んでいる)、ドロシー1がビルに叩きつけられると「なんてことを!」ともう一度頭を抱えるという一連の行動から垣間見ることができる。

性能 [編集 | ソースを編集]

対地戦闘に主眼を置いて開発されており、全身に内蔵する火器と分厚い装甲、何よりもその巨大な腕を武器に戦う。ザ・ビッグの中では最も高火力かつ重装甲な機体だが、それゆえ機動性で勝る敵に苦戦するシーンも多々見られた。

コックピットは頸部に存在。乗り込む際は首元の装甲が上にスライドし、そこへビッグオーの手などで運ばれ直接乗り込むことが多いが、第20話では左足のつま先から車ごと乗りこみ、そのまま運転席がせり上がってロジャーがコックピットに移動するという流れが描かれた。また、足のペダルが足、左右のスライドレバーが腕の動きと連動し、技それぞれも専用のコンソールや使用時のみ出てくる特別なレバーを使用するなど、スーパー系ロボットアニメとしては珍しくコックピット内の細かい描写が多い。

ザ・ビッグはいずれも自我を持っており、自身が動き続けるために自身の乗り手(ドミュナス)を機体自身が選ぶ。乗り手が自身のドミュナスにふさわしくないと判断した場合、暴走を起こし、最悪乗り手の殺害まで行う。ビッグオーは劇中登場したザ・ビッグの中では暴走が最も少なく、暴走らしい暴走といえば、戦闘中にある人物の危機を察知して自分から制御不能となり、ロジャーをその人物の危機に駆けつけさせたり、最終決戦で窮地に陥った際にロジャーを自身の機関に取り込もうとしたりしたこと程度であり、その際も結局ロジャーを取り込まず、ロジャーと共に戦う道を選んでいる。この、ロジャーとのある種の信頼関係から、ロジャーが最もビッグオーにふさわしいドミュナスであることが示唆されている。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Z
陸適応S、味方ユニット屈指の耐久力、高い攻撃力、ネゴシエイター技能と至れり尽くせり。だが、やはり対空が弱いのでアダプター系かミノフスキークラフトは必須(宇宙も苦手なのでアダプター系が良い)。本作に限らず、単機出撃制でない作品の場合、地上マップでは空を飛べない機体と一緒に編成するほうが、他の小隊との兼ね合いの面で都合が良い。
細かい演出として、強化パーツで空を飛ばせて「格闘」で攻撃すると、推進機関を持たないためモビーディック・アンカーで敵機を引き寄せて攻撃する。
後半、二度に渡って武装が追加され、マップ兵器を備える上にR・ドロシー・ウェインライトがサブパイロットになる。最強武器は弾数制なのでBセーブと相性が良い。シールド防御もできるが、ロジャーがブロッキングを持っていないので養成で付ける必要がある。
初期状態ではEN無消費の「格闘」と必殺技サドン・インパクトが強力だが、追加武装は最強武器のファイナルステージも含め全て射撃属性。どちらに重点を置くかが悩み所である。
敵としては終盤に多数出現するザ・ビッグ軍団の一角に本機も含まれている。基本性能は他のザ・ビッグと大差ないがHP回復を持っていないのが相違点。
第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
ファイナルステージが使用できない点を除けば、ほぼ前作と同じ性能である。特に前作で猛威を振るった「格闘」は本作でも健在であり、今作で他にENを消費しない武装は∀ガンダムの「手刀」のみ。
ちなみに、オープニングムービーで本作で初参戦のダイ・ガードのパーツを運んでいる4台のトラックの右隣にいる黒いロボットの正体はビッグオーである。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
第20話「白と黒と」で初参戦。カスタムボーナスも相まって非常に堅く、終盤でファイナルステージが追加される。オープニングムービーでは、ダイ・ガードと共にダブルパイルバンカー攻撃を行っている。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
参戦は中盤。グラフィックも含めて戦闘アニメが刷新された。
高い火力と堅牢な装甲は健在だが、相変わらず宇宙Bなので宇宙戦をする際はしっかり強化パーツで補うべし。堅いとはいえカスタムボーナスが変更されているので前作ほどダメージは抑えられないことに注意しよう。また、あまりにも強力すぎたのか「格闘」が若干ENを消費するようになった。
今回は参戦後しばらくの間ロジャー単独で操縦することになるが、終盤でドロシーがサブに追加され、ファイナルステージが解禁される。今作ではBセーブの仕様が変わったので、Bセーブを付けると『Z』の如く二発撃てる。
シュバルツバルトとの最終決戦では敵仕様のビッグオーも登場する。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
モビーディック・アンカーが単独武装として独立(従来通り対空演出でも使用する)。中距離戦での弾数武器として重宝する。
最初からドロシー搭乗かつファイナルステージが使用可能。今作は敵の攻撃が激しいので、保険としても序盤から終盤まで活躍できるだろう。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦D
初登場作品。「ビッグ・オー」表記。原作でベックビクトリーデラックスのビームを弾いていたことからビームコートを装備している。
飛行できず、そのままだと最強武器がに撃てないため、地上ではミノフスキークラフトないしドライブの装備が急務。加速を使えるドロシーが離脱している間は移動力の低さもネックになる。
武装が長射程射撃武器と短射程格闘P武器にきれいに分かれており、パイロット養成の方針が難しい。最強武器は格闘だが、使いやすい武器は射撃に偏っているため運用方針次第であろう。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X-Ω
2019年6月のイベント「Closed World」期間限定参戦。SRおよびSSRブラスターでSSRは大器型。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

ガンバスターと同じく、随所に古い特撮作品のオマージュが込められている。例えば、あのビョインビョインという歩行音は『スーパーロボット レッドバロン』が元ネタ。

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

格闘
「地を割る轟腕」。殴るだけなので勝負を決めるほどの威力はないが、牽制としてはよく使われた。
『D』、Zシリーズ共に射程は短いがENを消費しない(『第3次Z』ではENを消費するようになった)。

武装[編集 | ソースを編集]

ストライク・パイル
両肘に相当する位置に内蔵されたシリンダー状パーツ。空気を吸引圧縮し打ち出す機能を持つ。水中でも水を吸引圧縮することで使用可能。戦闘にはあまり関係ないが、吸引圧縮された空気はゆっくり排出すれば安全に元の状態に戻せる。第2話ではドロシー1にサドン・インパクトを打ち込む寸前、ドロシーが取り込まれていた事に気付いたためこの機能で空気圧縮を解除していた。
サドン・インパクト
空気をパンチと共に急速に打ち出す必殺技。空気を打ち出すことがメインなので、殴りつけなくても空気砲として使え、圧縮空気だけでビル数棟を貫通する威力がある。
D』では最強武器で、Zシリーズでは対地・対空によって大きく演出が変わる武器の一つ。ちなみに『Z』においては、対空での演出でロジャーのカットインが入る。
『第3次Z』からは殴る前にロジャーと操縦桿の一連の動きのリアルカットが追加された。
モビーディック・アンカー
腰の装甲全周囲に装備されているロケット射出式の錨。ビッグオーの巨体と比較するとかなり細い鎖だが、一本でビッグオーを吊り下げることが可能な強度がある。
普段は錨の部分を少し広げた状態で突き刺さり保持力を上げるが、錨の先には操作可能な二股のアームが内蔵されており、展開して使用することもできる。そのまま突き刺したり、相手を捕らえ引き寄せたり、ビルなどに突き刺して巻き戻すことにより高速移動を行ったり、全周囲に同時に発射したりと、幅広い使われ方をされた。
ビッグオーの武装の中で原作での使用頻度が最も高い。ちなみに名前の由来は、小説『白鯨』に登場するクジラ「モビー・ディック」。なんとも小粋なネーミングである。
『D』では敵ユニットの移動力を1ターン半減させる特殊効果がある。Zシリーズでは対空の「格闘」やサドン・インパクトの戦闘演出となっていたが、『第3次Z天獄篇』で『D』以来久々に単独武器に復帰。リアルカットで一斉発射のボタンを勢いよく叩く。
ミサイル・パーティー
腹部装甲から発射ユニットを展開し発射する多連装ミサイル。キャノン・パーティーと併用することが多かった。ミサイルは時限爆破及び発射ユニット左右1セットのみの発射も可能。
『D』では扇形範囲の方向指定型MAP兵器。『Z』ではTRI属性武器。『第3次Z時獄篇』以降はこれのみの発射になった。
キャノン・パーティー
上半身を迫り上げた中から展開するキャノン砲群。こちらも基本は一斉射。
『D』では有射程P武器だが火力は低め。Zシリーズでは『第2次Z再世篇』までミサイル・パーティーはこれを加えた一斉射となっていた。
アーク・ライン
両眼から発射する光線。ザ・ビッグには共通して搭載されている。ビッグオーの遠距離兵装としては構えも少なく、すぐ発射されるため、遠距離牽制兵器としてよく使用された。
『Z』では小隊攻撃対応武器。
クロム・バスター
頭部のクリスタルから放たれる高威力の光線。その光条はアーク・ラインより太く大きい。独特の構えをした後、拳を突き合わせるポーズをとって発射されるが、構えは省かれることもしばしば。都市部での戦闘機会が多いビッグオーの武装の中では過剰な威力となるためか、敵を郊外に誘き出して使用したこともある。なお、クリスタルにヒビが入っていたとしても使用可能。
元ネタは『スーパーロボット レッドバロン』よりレッドバロンのエレクトリッガー。
『Z』と『第3次Z』では全体攻撃武器。
Oサンダー
前腕部を展開して現れる回転砲身ユニットから光弾を高速かつ多量に放つ。メガデウスを貫通してなお背後のビル数棟を貫通する威力がある。普段は手は小さく引っ込め、回転砲身ユニットと逆方向に回転させるのだが相手を鷲掴みにして手の回転を止めた状態でも使用可能。使用時にはコクピットで普段使っている操縦桿が反転し、専用と思しき青い操縦桿が現れる。その軌跡にはアルファベットのOのように見えるハレーションが生じる。相手の爆発の直前に相手に当たるため間違われやすいが、このハレーション自体には攻撃力は無い。
元ネタは『流星人間ゾーン』よりゾーンファイターの流星ミサイルマイト。
『2nd SEASON』で初めて披露された武器で、スパロボでは『Z』の中盤で追加される。Zシリーズでは原作での動きをとても忠実に再現しており、『第3次Z』では原作の操縦桿が収納、反転、Oサンダー用操縦桿が展開、前に押し出して発射態勢に入るリアルカットが入った。
プラズマ・ギミック
上半身(位置的にはキャノン・パーティーの位置と同じ)と両腕の装甲を展開して放つ巨大なプラズマ球。コクピット内に展開される足踏みスイッチを踏むと両腕と肩が展開してフィールド発生装置らしきパーツが現れ、ビッグオーを中心に巨大なプラズマの光球を作り出してその圧力で敵を押し潰す。ファイナルステージの伏線でもある。原作劇中では敵の電撃を跳ね返すバリア的な副次効果があることが分かるがSRWでは現状未採用。
自己中心型のマップ兵器。『第2次Z破界篇』ではカスタムボーナスで追加され、『第2次Z再世篇』以降は最初から搭載されている。また『第3次Z』ではカスタムボーナスにより移動後使用が可能になる。
ビッグオー・ファイナルステージ
胸部中央ユニットから現れる巨大な砲身から、クロム・バスターとは比にならないような威力の光線を打ち出す。Oサンダー同様にコクピットで普段使っている操縦桿のあるプレートが下方向に折れ曲がり、その内部から別のプレートが展開し発射用のトリガースティックが出現する。威力は作中最強レベルだが、発射の際には、モビーディック・アンカーを周囲の地面に打ち込んで機体を支えつつ、プラズマ・ギミックの如く全身の装甲を展開して砲身を出してエネルギーをチャージしなければならない上、使用後砲身が使用不可能になるなど、かなり制約が多い。ただしチャージ姿勢の時は、何故か普段存在しない電磁バリア(プラズマ・ギミックのパーツが一部展開されているため、それと同じバリアフィールドとも考えられる)が展開されるため、別段隙だらけになるというわけでもないらしい。
『2nd SEASON』の最終話で披露されたため、『Z』で初登場。新たな最強武器となり、なぜか二発使える(Bセーブで三発に)。どこに予備の砲身が収まっているのか、そのメモリーは誰も持っていないので永遠に謎のままである。ちなみに『第2次Z再世篇』では「ファイナル・ステージ」表記で弾数1。実は砲身のギミックが原作と微妙に異なり、原作では砲口部の中心が反時計回りに高速回転するがSRWでは一切回転しない。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

ビームコート
『D』のみ。ベックビクトリーデラックスのビームを弾いた(特に額部のクリスタル状物質の描写)様子から採用されたと思われる。
シールド防御
巨大な両腕をボクシングのピーカブースタイルのようにかざす。ロジャーは「シールドとして使っているわけではない」と言い、ドロシー曰く「ビッグオーの腕は盾ではないわ」だそうだが、ゲーム中ではシールド扱いである。盾ではない割に、盾として使われまくった原作では一度しか損傷したことがない。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

飛べない上に移動力は低め。フォローは必須。
なお漫画版では水中に入るとコックピットに浸水する描写があったが、スパロボでは問題なく水中戦も可能(但し適応は低いが)。

サイズ[編集 | ソースを編集]

M
Dのみ。
L
Zシリーズ。

カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]

武器追加『プラズマ・ギミック』
第2次Z破界篇でのボーナス。
防御時、被ダメージ0.3倍
第2次Z再世篇での驚異のボーナス。ビッグオーが防御するということはつまりシールド防御が発動するので、受けるダメージは通常の0.12倍となる。ロジャーに援護防御、ビッグオーにバリア・フィールドを付ければ、蜃気楼ゼロをしのぐ最強の盾として活躍してくれるだろう。車弁慶のエースボーナスとは違い、防御しないと発動しないというのが一応の難点。
『プラズマ・ギミック』が移動後、使用可能になる
第3次Zでのボーナス。

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「SURE PROMISE」
『D』『Z』『第2次Z』『第3次Z』で通常戦闘曲として採用。
本機を象徴するBGMであり、主に登場シーンで使われた。戦闘テーマとしては、どちらかと言えば「STAND A CHANCE」が使われていた。
「BIG-O!」
第1期OP。『D』でサドン・インパクト使用時のBGMとして採用。
曲の構成は映画『フラッシュ・ゴードン』の主題歌であるQueenの「フラッシュのテーマ」に酷似している。オマージュの多いビッグオーであるが、さすがに曲はまずかったのかDVDやネット配信では差し替えられたため、人気のある楽曲ではあるものの『D』以外の作品では使われていない。また、第2期のOPもギリギリ過ぎるオマージュで同様に差し替えられているが、本曲と2期OPの差し替えとして用意された統合OPも結局オマージュ曲であった……。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

ビッグオー・ショータイム!
ご存知、ロジャーの呼び声と共に地面を割って現れるシーン。力強さを感じる演出である。なお、時計に呼び声をかければついて来るのでロジャーの声をコピーすれば馬の人参方式で歩かせることが可能。
敵は真っ赤なビッグオー!?
ビッグデュオ戦。初めての他のザ・ビッグとの戦闘となった。相手は空中を自由に動けるため、かなりの苦戦を強いられたが、ドームを利用して逆転勝利する。
ロジャー・ザ・ネゴシエイター
ビッグファウとの性能の差で苦戦を強いられたロジャーはビッグオーの奥の手「ファイナルステージ」を解放、その力での破壊を試みる。しかし必殺の一撃はギリギリで避けられてしまい、ビッグファウの勝利かと思われた直後、突如として現れた第4のザ・ビッグ「ビッグヴィヌス」の介入でビッグファウはあっけなく消滅。
ビッグオーとロジャー、ドロシーはパラダイムシティの全てを無に帰していくビッグヴィヌスに差し向かいで相対し、そのドミュナスとの最後の交渉に臨む。

関連機体[編集 | ソースを編集]

ビッグデュオ
のザ・ビッグ。
ビッグファウ
のザ・ビッグ。
ビッグヴィヌス
最後のザ・ビッグ。色彩が反転したビッグオーに酷似した姿を持つ。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 漫画版では腕部をそのまま換装するという大胆なギミックが付加されており、落雷を受け止めて一気に莫大なエネルギーを放出するアーム、海面に巨大な渦を引き起こすドリルアーム(本来はゲッター2のように地中に潜ったりドリル攻撃をするものと思われる)、トリッキーな攻撃を繰り返すアーキタイプに対抗するために鉄球アームを使用。最終決戦では、三つのピストンが直結した強化型サドン・インパクトを披露したが、水圧がかかった状態での運用は自壊の危険性があるという弱点があった。
  • 数多の特撮作品のオマージュが多いビッグオーだが、2024年には逆に特撮ドラマ『仮面ライダーガッチャード』に登場する「仮面ライダーアイアンガッチャード」が本機を元ネタにしており[2]、オマージュされる立場となっている。

商品情報[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. メガデウス、THE ビッグオー、2022年1月10日閲覧。
  2. 悪意をハバム、漆黒の風、仮面ライダーWEB【公式】、2024年3月4日閲覧。