「世界観/Zシリーズ」の版間の差分

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
 
(11人の利用者による、間の12版が非表示)
1行目: 1行目:
[[Zシリーズ]]の舞台となる[[多元世界]]
+
[[Zシリーズ]]の舞台となる世界群。以下はタイトルごとの舞台と戦役の名称。
 +
{| class="wikitable"
 +
|-
 +
! タイトル !! 舞台 !! 戦役
 +
|-
 +
| [[スーパーロボット大戦Z]] || rowspan="2"|[[UCW]] || rowspan="2"|[[第一次多元戦争]]
 +
|-
 +
| [[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク]]
 +
|-
 +
| [[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]] || rowspan="2"|[[ADW]] || [[破界事変]]
 +
|-
 +
| [[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]] || [[再世戦争]]
 +
|-
 +
| [[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] || [[蒼の地球]] || [[時獄戦役]]
 +
|-
 +
| [[第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇]] || [[翠の地球]] || ----
 +
|-
 +
| [[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] || 蒼の地球<br />翠の地球 || [[天獄戦争]]
 +
|}
  
== [[UCW]] ==
+
== 各作品世界の関連性 ==
スーパーロボット大戦Zの舞台となった多元世界。
+
本シリーズに登場する世界は、1万2千年ごとに発生する宇宙の崩壊により、度々リセットされている。しかし、完全にはリセットされず、断片化された情報が再構築された世界に残り、それを元にまた新たなる世界や可能性が発生している状況にある。
  
== [[ADW]] ==
+
例えば、翠の地球絡みでは明言されないものも含めると以下のような関連がある。
第2次スーパーロボット大戦Zの舞台となった多元世界。
+
*[[フロスト兄弟]]に降りかかった悲劇の発端はデュランダル議長の[[デスティニープラン]]
 +
*[[シビリアン]]や[[イノセント]]の祖先は[[コーディネイター]](ファーストコーディネイターの[[ジョージ・グレン]]の言葉が伝承されている)
 +
*イボルバーが宇宙適応のための遺伝子操作を行うきっかけである地球寒冷化は、[[アクシズ]]落としによる核の冬が原因
 +
*[[ムーンレィス]]やイノセントといった計画の発案者は、[[人類銀河同盟]]の中核ともいえる地球復興を目指す当時の連邦政府
 +
*アクシズ落としが成功した世界をシミュレートした箱庭として構築されたのが[[パラダイムシティ]]
  
== [[蒼の地球]] ==
+
詰まる所、アクシズ落としが発生する以前の世界では少なくとも、『ビッグオー』、『ガルガンティア』、『ガンダムX』、『ザブングル』の世界は存在しなかった可能性がある。
第3次スーパーロボット大戦時獄篇の舞台となった多元世界。
 
  
== [[翠の地球]] ==
+
== 超次元世界 ==
時獄篇EDにてエタニティ・フラットが崩壊した際に現れたもう一つの多元世界。
+
『天獄篇』のエンディングにて、超時空修復の敢行によって分離・再構築された新たなる多元世界の姿。大時空震動前に存在したそれぞれの世界が、[[カオス・コスモス]]の消滅後に残された「天柱」によって接続され、地球近海に存在する「ゲート」によって行き来が可能となっている。
 
 
== 各作品世界の関連性 ==
 
本シリーズに登場する世界は、1万2千年ごとに発生する宇宙の崩壊により、度々リセットされている。しかし、完全にはリセットされず、断片化された情報が再構築された世界に残り、それを元にまた新たなる世界や可能性が発生している状況にある。
 
  
例えば、翠の星絡みでは明言されないものも含めると以下のような関連がある。
+
このゲートは[[クロスゲート]]と見た目が似ており、外縁部の三角パーツがないのが違い。また、地球側が設置したのか、再構築時に出現したのかは定かではないが、各世界(少なくとも[[陣代高校]]のある世界と[[コズミック・イラ]]の世界)には管理局が設置されている。
*フロスト兄弟に降りかかった悲劇の発端はデュランダル議長のデスティニープラン
 
*シビリアンやイノセントの祖先はコーディネイター(ファーストコーディネイターのジョージ・グレンの言葉が伝承されている)
 
*イボルバーが宇宙適応のための遺伝子操作を行うきっかけである地球寒冷化は、アクシズ落としによる核の冬が原因
 
*ムーンレイスやイノセントといった計画の発案者は、人類銀河同盟の中核ともいえる地球復興を目指す当時の連邦政府
 
*アクシズ落としが成功した世界をシミュレートした箱庭として構築されたのがパラダイムシティ
 
  
詰まる所、アクシズ落としが発生する以前の世界では少なくとも、ビッグ・オー、ガルガンティア、ガンダムX、ザブングルの世界は存在しなかった可能性がある。
+
『Z』の[[ブレイク・ザ・ワールド]]以前のもので、判明している限りではこのようになっている(世界の内訳は表の舞台のリンク先で解説)。
  
== 超次元世界 ==
+
*[[アストラギウス銀河]]
天獄篇のエンディングにて、超時空修復の敢行によって分離・再構築された新たなる多元世界の姿。大時空震動前に存在したそれぞれの世界が、カオス・コスモスの消滅後に残された「天柱」によって接続され、地球近海に存在する「ゲート」によって行き来が可能となっている。
+
*[[マクロス7船団]]
このゲートは[[クロスゲート]]と見た目が似ており、外縁部の三角パーツがないのが違い。また、地球側が設置したのか、再構築時に出現したのかは定かではないが、各世界(少なくとも陣代高校のある世界とコズミック・イラ世界)には管理局が設置されている。
+
*フロンティア船団
 +
*聖天使学園
 +
*エレメントスクール
 +
*新世界大陸
 +
*トップ部隊
 +
*フラタニティ
 +
*赤い海の世界
 +
*パラダイムシティ
 +
*スカブの大地
 +
*[[宇宙世紀]]世界(UCガンダム、東映版マジンガー、東映版ゲッター、グローリー・スター)
 +
*[[コズミック・イラ]]世界(ガンダムSEED、オーガス、ザンボット、ダイターン、ゴッドシグマ、バルディオス、グラヴィオン)
 +
*荒廃世界(ガンダムX、∀ガンダム、ザブングル、キングゲイナー、ガルガンティア、ビーター・サービス)
  
世界の内訳は前述の通り、初代Zのブレイク・ザ・ワールド以前のもので、陣代高校のある「フルメタル・パニック!」の世界にはスコート・ラボがあるため、この二つは元々同じ世界だったらしい。
+
これらの世界以外の分け方は不明だが、少なくとも『フルメタ』、スコート・ラボ、チームDEM、聖インサラウム王国は同じ世界である事が明らかになっている。また、『コードギアス』と『ガンダム00』は同一世界ではないことが明言されており(第2次Z破界篇において「別の世界にあった北米大陸の国家が同居した結果、[[ブリタニア・ユニオン]]が成立した」と説明されている)、日本占領の設定を思えば各スーパーロボットが存在する世界と『コードギアス』は同じ世界でない可能性が高い。
  
 
「混ざり合った世界が分離し、ゲートでつながれるようになった」というこの超次元世界の構成は、順序こそ逆だが[[エンドレス・フロンティア]]とよく似ている。
 
「混ざり合った世界が分離し、ゲートでつながれるようになった」というこの超次元世界の構成は、順序こそ逆だが[[エンドレス・フロンティア]]とよく似ている。
  
 
== 関連用語 ==
 
== 関連用語 ==
*[[第一次多元戦争]]
 
*[[破界事変]]
 
*[[再世戦争]]
 
*[[時獄戦役]]
 
*[[天獄戦争]]
 
 
*[[時空振動弾]]
 
*[[時空振動弾]]
 
*[[多元世界]]
 
*[[多元世界]]
 
*[[次元力]]
 
*[[次元力]]
 
*[[呪われし放浪者]]
 
*[[呪われし放浪者]]
 +
*[[烙印]]
 
*[[太極]]
 
*[[太極]]
 
*[[スフィア]]
 
*[[スフィア]]
48行目: 68行目:
 
*[[ZONE]]
 
*[[ZONE]]
 
*[[バアル]]
 
*[[バアル]]
 +
*[[次元将]]
 +
*[[御使い]]
 +
*[[真化]]
 +
*[[真戦]]
 +
 +
== 余談 ==
 +
『[[スーパーロボット大戦30]]』では、異空間に流れ着いていた[[アドヴェント]]の登場、その際の彼の言及やC.C.の持つ虚憶の兆候、[[クエスターズ]]が運用する御使いの機動兵器や[[エトランゼ]]が擁する[[サイデリアル]]の兵器が「古の宇宙の産物」とされている等、同作の世界観がZシリーズの宇宙の再生した後の宇宙であることが示唆されている。
  
 
{{DEFAULTSORT:せかいかん Zしりいす}}
 
{{DEFAULTSORT:せかいかん Zしりいす}}
 
[[Category:世界観|Zしりいす]]
 
[[Category:世界観|Zしりいす]]
 
[[Category:Zシリーズ]]
 
[[Category:Zシリーズ]]

2021年12月11日 (土) 07:15時点における最新版

Zシリーズの舞台となる世界群。以下はタイトルごとの舞台と戦役の名称。

タイトル 舞台 戦役
スーパーロボット大戦Z UCW 第一次多元戦争
スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク
第2次スーパーロボット大戦Z破界篇 ADW 破界事変
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇 再世戦争
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇 蒼の地球 時獄戦役
第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇 翠の地球 ----
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇 蒼の地球
翠の地球
天獄戦争

各作品世界の関連性[編集 | ソースを編集]

本シリーズに登場する世界は、1万2千年ごとに発生する宇宙の崩壊により、度々リセットされている。しかし、完全にはリセットされず、断片化された情報が再構築された世界に残り、それを元にまた新たなる世界や可能性が発生している状況にある。

例えば、翠の地球絡みでは明言されないものも含めると以下のような関連がある。

詰まる所、アクシズ落としが発生する以前の世界では少なくとも、『ビッグオー』、『ガルガンティア』、『ガンダムX』、『ザブングル』の世界は存在しなかった可能性がある。

超次元世界[編集 | ソースを編集]

『天獄篇』のエンディングにて、超時空修復の敢行によって分離・再構築された新たなる多元世界の姿。大時空震動前に存在したそれぞれの世界が、カオス・コスモスの消滅後に残された「天柱」によって接続され、地球近海に存在する「ゲート」によって行き来が可能となっている。

このゲートはクロスゲートと見た目が似ており、外縁部の三角パーツがないのが違い。また、地球側が設置したのか、再構築時に出現したのかは定かではないが、各世界(少なくとも陣代高校のある世界とコズミック・イラの世界)には管理局が設置されている。

『Z』のブレイク・ザ・ワールド以前のもので、判明している限りではこのようになっている(世界の内訳は表の舞台のリンク先で解説)。

  • アストラギウス銀河
  • マクロス7船団
  • フロンティア船団
  • 聖天使学園
  • エレメントスクール
  • 新世界大陸
  • トップ部隊
  • フラタニティ
  • 赤い海の世界
  • パラダイムシティ
  • スカブの大地
  • 宇宙世紀世界(UCガンダム、東映版マジンガー、東映版ゲッター、グローリー・スター)
  • コズミック・イラ世界(ガンダムSEED、オーガス、ザンボット、ダイターン、ゴッドシグマ、バルディオス、グラヴィオン)
  • 荒廃世界(ガンダムX、∀ガンダム、ザブングル、キングゲイナー、ガルガンティア、ビーター・サービス)

これらの世界以外の分け方は不明だが、少なくとも『フルメタ』、スコート・ラボ、チームDEM、聖インサラウム王国は同じ世界である事が明らかになっている。また、『コードギアス』と『ガンダム00』は同一世界ではないことが明言されており(第2次Z破界篇において「別の世界にあった北米大陸の国家が同居した結果、ブリタニア・ユニオンが成立した」と説明されている)、日本占領の設定を思えば各スーパーロボットが存在する世界と『コードギアス』は同じ世界でない可能性が高い。

「混ざり合った世界が分離し、ゲートでつながれるようになった」というこの超次元世界の構成は、順序こそ逆だがエンドレス・フロンティアとよく似ている。

関連用語[編集 | ソースを編集]

余談[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦30』では、異空間に流れ着いていたアドヴェントの登場、その際の彼の言及やC.C.の持つ虚憶の兆候、クエスターズが運用する御使いの機動兵器やエトランゼが擁するサイデリアルの兵器が「古の宇宙の産物」とされている等、同作の世界観がZシリーズの宇宙の再生した後の宇宙であることが示唆されている。