「ニューレイズナー」の版間の差分

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| 外国語表記 = [[外国語表記::Strengthen V-max Layzner]]<ref name="公式サイト1">[http://www.layzner.net/mechanic/3.html MECHANIC]、アニメ「蒼き流星SPTレイズナー」公式サイト、2022年1月14日閲覧。</ref>
 
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| 生産形態 = 試作機
 
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'''強化型レイズナー'''は『[[蒼き流星SPTレイズナー]]』の主役メカ。
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'''ニューレイズナー'''は『[[蒼き流星SPTレイズナー]]』の主役メカ。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
[[ザカール]]のV-MAXレッドパワーに破壊され、ぼろぼろになった[[レイズナー]]の代わりにジョン・ギルバート博士(SRW未登場)が作り上げた地球製試作型[[SPT]]で、外見的には元のレイズナーと概ね同じものである。
 
[[ザカール]]のV-MAXレッドパワーに破壊され、ぼろぼろになった[[レイズナー]]の代わりにジョン・ギルバート博士(SRW未登場)が作り上げた地球製試作型[[SPT]]で、外見的には元のレイズナーと概ね同じものである。
  
エンジンのパワーアップ、バーニアの強化増設による機動性の向上によって[[V-MAX]]機能が強化され、ザカールのV-MAXレッドパワーに対抗出来るようになった。[[フォロン]]は当初、地球製の機体である当機を信頼しておらず移植を拒否したが[[アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ]]がフォロンを説得、その末に説得に応じ[[レイ (レイズナー)|レイ]]と共に移植された。
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エンジンのパワーアップ、バーニアの強化増設による機動性の向上によって[[V-MAX]]機能が強化され、ザカールのV-MAXレッドパワーに対抗出来るようになった。
  
劇中ではエイジに「'''ニューレイズナー'''」とも呼ばれる。
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元々先代レイズナーに搭載されていたOSである[[フォロン]]は当初、純地球製である当機を信用しておらず頑なに移植を拒否するも、[[アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ|エイジ]]による説得の末に彼の意に応じ、もう一つの搭載OSである[[レイ (レイズナー)|レイ]]と共に移植された。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
スパロボでは[[レイズナーMk-II]]との選択式になっていることが多い。またこちらは変形機構の関係上デザインが大幅に変わったレイズナーMk-IIとは違い、元のレイズナーと細部しか違わない為、元のレイズナーが劇中未使用の強化換装オプションを使用していた64までの作品では、継続して使用できる仕様にしてある。
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スパロボでは[[レイズナーMk-II]]との選択式になっていることが多い。またこちらは変形機構の関係上デザインが大幅に変わったレイズナーMk-IIとは違い、元のレイズナーと細部しか違わない為、元のレイズナーが劇中未使用の強化換装オプションを使用していた64までの作品では、継続して使用できる仕様にされている。
  
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名称に関しては「強化型レイズナー」や「ニューレイズナー」などで表記揺れがある。こちらに関しては[[#余談]]も参照。
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦J}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦J}}
:中盤、ルート選択によって北米大陸に行かないか、行ってもこちらを選ぶことでレイズナーがパワーアップした姿。今回は[[V-MAX]]が「V-MAX強化」となり、V-MAX自体の性能も上がっている。[[レイズナーMk-II]]と比べて変形できないので移動力では劣るものの、カーフミサイルが使えるので最大射程ではこちらに分がある(Mk-IIにはカーフミサイルが無い)。しかし、レイズナーMk-IIには強化パーツバグがあるため、最大射程も完全に勝っているとは言い切れない。
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:中盤、ルート選択によって北米大陸に行かないか、行ってもこちらを選ぶことでレイズナーがパワーアップした姿。今回は[[V-MAX]]が「V-MAX強化」となり、V-MAX自体の性能も上がっている。[[レイズナーMk-II]]と比べて変形できないので移動力では劣るものの、カーフミサイルが使えるので最大射程ではこちらに分がある(Mk-IIにはカーフミサイルが無い)。強化パーツバグがあるため、乗り換え前に3つ目のスロットに強化パーツを付けることで1個分の底上げが可能。[[グレートゼオライマー]]入手と両立できる。
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;{{参戦作品 (メカ)|新スーパーロボット大戦}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|新スーパーロボット大戦}}
:初出演作品。Mk-IIと択一式。[[大空魔竜]]をV-MAXで救うイベントを起こすとこちらが手に入る。Mk-II同様、レイズナーの改造は引き継がれない。
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:初登場作品。「V-MAX強化型レイズナー」名義で、Mk-IIとは択一式。入手時に[[リュウセイ・ダテ|リュウセイ]]から「ニューレイズナー」と呼ばれる。[[大空魔竜]]をV-MAXで救うイベントを起こすとこちらが手に入る。Mk-II同様、レイズナーの改造は引き継がれない。
:上記のイベントを起こさないとレイズナーはV-MAXが使用解禁されないが、その場合本機体より性能で勝るMk-IIが入手できるのが悩ましいところ。
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:上記のイベントを起こさないとレイズナーはV-MAXが使用解禁されないが、その場合本機体より性能で勝るMk-IIが入手できるのが悩ましいところ。しかし、武装面ではカーフミサイルがそのまま残っているため、微差ではあるものの'''フル改造時の最大火力はMk-IIより上になる'''(弾数が2しかないため、安定性はMk-IIの方が上と言えなくもないが)。
 
:;{{参戦作品 (メカ)|新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク}}
 
:;{{参戦作品 (メカ)|新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク}}
 
::フリーバトルに登場。
 
::フリーバトルに登場。
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:ストーリー的には第1話時点だが、エイジは最初から強化型レイズナーに乗ってくる。Mk-IIが登場しないため、終始当機で戦うこととなるが武装の追加等の強化が一切ない。
 
:ストーリー的には第1話時点だが、エイジは最初から強化型レイズナーに乗ってくる。Mk-IIが登場しないため、終始当機で戦うこととなるが武装の追加等の強化が一切ない。
 
:今回[[レイ (レイズナー)|レイ]]が[[特殊能力]]に採用されており、その効力も相まって回避能力は優秀。しかし、いかんせんゲームを通じて火力不足。機体のクセが強い代わり[[サブパイロット]]が優秀で高火力の[[ショウ・ザマ]]との出撃枠争いになるか。方向転換のできる突破兵器持ちの中で最小サイズという個性を活かすべきだろう。
 
:今回[[レイ (レイズナー)|レイ]]が[[特殊能力]]に採用されており、その効力も相まって回避能力は優秀。しかし、いかんせんゲームを通じて火力不足。機体のクセが強い代わり[[サブパイロット]]が優秀で高火力の[[ショウ・ザマ]]との出撃枠争いになるか。方向転換のできる突破兵器持ちの中で最小サイズという個性を活かすべきだろう。
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦DD}}
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:3章Part5から参戦。バランスタイプ。『64』『リンクバトラー』以来24年ぶりに「ニューレイズナー」名義となっている。
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:本作では[[グラドス大型戦艦|グレスコの艦]]の攻撃を受け、大破したレイズナーをギルバート博士が修復した設定になっており、第2部開始時点まで登場が前倒しされている。エイジを第2部の姿にするためには機体ごと変更する必要があるというゲームの仕様上の都合もあったものと思われる。
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:なお、外見自体は微改修程度だが、パイロットの姿が違うことなどが理由で旧レイズナーとのパーツ互換性はない。
  
 
=== 関連作品 ===
 
=== 関連作品 ===
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;ナックルショット
 
;ナックルショット
 
:拳にナックルガードを展開し、電撃を帯びた状態で敵を殴りつける。レイズナーのものより打撃部分が少し大型化している。
 
:拳にナックルガードを展開し、電撃を帯びた状態で敵を殴りつける。レイズナーのものより打撃部分が少し大型化している。
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:『DD』では打撃属性のSR必殺技。メインアビリティは「高機動 II」で、サブアビリティは「運動性アップII」。
 
;カーフミサイル
 
;カーフミサイル
:ふくらはぎ部に装備された自動追尾ミサイル。
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:ふくらはぎ部に装備された自動追尾ミサイル。Mk-IIには装備されていないため、SRWにおいてはMk-IIとの差別化に大きく関わっている。
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:『DD』では実弾属性のR必殺技。メインアビリティは「見切り I」で、サブアビリティは「運動性アップI」。
 
;速射型レーザードライフル
 
;速射型レーザードライフル
:速射型ではなく「速射式」(64)、「連射式」(GC・XO)、「連射型」(OE)になっている場合もある。
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:SPT用レーザー銃。速射型ではなく「速射式」(64)、「連射式」(GC・XO)、「連射型」(OE)になっている場合もある。
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:『DD』ではビーム属性の通常攻撃及びR必殺技。メインアビリティは「強化バーニア(ニューレイズナー)」で、攻撃力・運動性が増加する。サブアビリティは「照準値アップI」。
  
 
==== オプション装備 ====
 
==== オプション装備 ====
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:オプション武装。劇中では[[エルダール]]が使っていた。
 
:オプション武装。劇中では[[エルダール]]が使っていた。
 
;グレネードランチャー
 
;グレネードランチャー
:オプション武装。劇中では[[ガッシュラン]]が使っていた。このオプション二種は[[レイズナー]]からの継続装備である。
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:オプション武装。劇中では[[ガッシュラン]]が使っていた。このオプション2種は[[レイズナー]]からの継続装備である。
  
 
==== 必殺技 ====
 
==== 必殺技 ====
;V-MAX(体当たり)
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;[[V-MAX]](体当たり)
:フィールドを発生させての突撃。
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:バリアフィールドを発生させて突撃する。
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:『DD』では打撃属性のSSR必殺技。戦闘アニメはレーザードライフルで牽制→V-MAX発動→連続体当たり→カーフミサイル射出後、それを追い抜きナックルショット→遅れてカーフミサイル着弾という流れ。
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:カーフミサイルを追い抜く演出は第18話にて旧レイズナーが行っていたものの再現。
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:メインアビリティは「LCMパウダー(ニューレイズナー)」で、攻撃力・照準値・運動性が増加し、気力が10上昇する毎に攻撃力・照準値・運動性が増加する。気力130以上のとき、全ての攻撃の与ダメージ・命中率・回避率が増加する。命中時、敵ユニットの気力を減少させる。ビーム・打撃・実弾属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加する。サブアビリティは「攻撃力・運動性アップIII」。
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:;V-MAX([[MAP兵器]])
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::作品によってはMAP兵器も所持している。
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::『OE』では[[突破攻撃]]。
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::『DD』では打撃属性のSSR必殺技。バリアフィールドを発生させて高速移動を行いながら、レーザードライフルの連射と体当たりを繰り返して殲滅する。この演出は前半はOVA「刻印2000」にてソロムコ部隊を撃破したV-MAXのシーンをアレンジしており、後半はOPを参考にしている<ref>[https://x.com/TakanobuTerada/status/1812466410960167162 寺田貴信の2024年7月14日のツイート] </ref>。
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::メインアビリティは「音声入力システム(レイ/ニューレイズナー)」で、HP・攻撃力・防御力・照準値が増加し、気力が10上昇する毎に、攻撃力・運動性・照準値が増加する。気力135以上の時、全ての攻撃の与ダメージ・命中率・回避率が増加し、V-MAX(ニューレイズナー/MAP)の必殺技威力が増加する。自分のアクション時のみ、全ての攻撃の与ダメージ・回避率が増加する。V-MAX(ニューレイズナー/MAP)命中時、敵ユニットの気力を減少させ、敵ユニットに付与されている一定アクション数継続する強化効果を解除する。ビーム・打撃・実弾属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加する。サブアビリティは「攻撃力・運動性アップIII」。
 +
;シューティングスター・フォールダウン
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:『DD』で打撃属性のSSR必殺技として登場。海の中から現れたレイズナーがレーザードライフルとナックルショットで敵との距離を詰め、トドメにキックで敵を地面に叩きつける。
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:海から現れるシーンやトドメのキックは第26話にて旧レイズナーが行っていたものを再現している。
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:メインアビリティは「レイ(ニューレイズナー)」で、MAP兵器以外の最大射程・移動力が増加する。攻撃力・照準値・運動性が増加し、気力が10上昇する毎に攻撃力・照準値・運動性が増加する。気力130以上のとき、全ての攻撃の与ダメージ・命中率・回避率が増加する。ビーム・打撃・実弾属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加する。サブアビリティは「運動性アップIII」。
  
 
=== [[合体攻撃]] ===
 
=== [[合体攻撃]] ===
 
;レイズナーフォーメーション
 
;レイズナーフォーメーション
:ベイブル、バルディとの合体攻撃。Jで実装。ベイブルのナックルショット、バルディのショルダーカノンの後、レイズナーがV-MAX(体当たり)で攻撃する。
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:[[ベイブル]]、[[バルディ]]との合体攻撃。『J』で実装。ベイブルのナックルショット、バルディのショルダーカノンの後、レイズナーがV-MAX(体当たり)で攻撃する。
 
;ダブルナックルショット
 
;ダブルナックルショット
:[[アーマス・ゲイル]]の[[グライムカイザル]]との合体攻撃。XOでのみ実装。レーザードライフルで集中砲火した後、グライムカイザル、レイズナーの順にナックルショットで攻撃。
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:[[アーマス・ゲイル]]の[[グライムカイザル]]との合体攻撃。『XO』でのみ実装。レーザードライフルで集中砲火した後、グライムカイザル、レイズナーの順にナックルショットで攻撃。
  
 
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
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:V-MAX発動時のみ。
 
:V-MAX発動時のみ。
 
;[[分身]]
 
;[[分身]]
:V-MAX発動時のみ。GCのみ実装されない。
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:V-MAX発動時のみ。『GC』のみ実装されない。
 
;[[分身]]、[[レイ (レイズナー)|レイ]]
 
;[[分身]]、[[レイ (レイズナー)|レイ]]
:[[OE]]のもの。
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:[[OE]]』のもの。
  
 
=== 移動タイプ ===
 
=== 移動タイプ ===
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;「迫り来るものへ」
 
;「迫り来るものへ」
 
:[[V-MAX]]時の戦闘BGM。64まででは「V-MAX」と表記されていた。
 
:[[V-MAX]]時の戦闘BGM。64まででは「V-MAX」と表記されていた。
<!-- == 対決 == -->
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<!-- == 名場面 == -->
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== 対決・名場面 ==
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;刻印2000
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:OVA最終話より。宇宙に出た[[グラドスの刻印]]を守るため[[ザカール]]と対決。共に[[V-MAX]]を発動し激闘を繰り広げるが、刻印の力により戦闘は中断。全てが終わった後、宇宙空間に放り出されたエイジを回収し地球へと帰っていく。
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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;[[ドール]]
 
;[[ドール]]
 
:本機の開発で得られたノウハウを基に開発された地球製の量産型SPT。
 
:本機の開発で得られたノウハウを基に開発された地球製の量産型SPT。
 +
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== 余談 ==
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*劇中では「'''ニューレイズナー'''」と呼ばれているが、公式サイトや玩具商品などでは「'''V-MAX強化型レイズナー'''」<ref name="公式サイト1"/>、「'''レイズナー強化型'''」<ref>[https://p-bandai.jp/item/item-1000076334/ R3 1/48 ニューレイズナー(レイズナー強化型)]、プレミアムバンダイ、2023年6月26日閲覧。</ref>など、表記揺れが多数あった。SRWでも一部を除いて長年「'''強化型レイズナー'''」の名義で登場していたが、2023年の『DD』から版元の意向を受けて「ニューレイズナー」表記を採用している<ref>[https://twitter.com/TakanobuTerada/status/1671678536657293313 寺田貴信の2023年6月22日のツイート] 2023年6月22日閲覧。</ref>。
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 
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== 脚注 ==
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<references />
 
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[[Category:蒼き流星SPTレイズナー]]
 
[[Category:蒼き流星SPTレイズナー]]

2024年7月15日 (月) 17:52時点における最新版

ニューレイズナー
外国語表記 Strengthen V-max Layzner[1]
登場作品 蒼き流星SPTレイズナー
初登場SRW 新スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
別名 強化型レイズナー
V-MAX強化型レイズナー
分類 地球SPT
生産形態 試作機
型式番号 E-SPT-LZ-00X-B
全高 9.5 m
重量 13.7 t
OS レイ
フォロン
開発者 ジョン・ギルバート博士
パイロット アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ
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ニューレイズナーは『蒼き流星SPTレイズナー』の主役メカ。

概要[編集 | ソースを編集]

ザカールのV-MAXレッドパワーに破壊され、ぼろぼろになったレイズナーの代わりにジョン・ギルバート博士(SRW未登場)が作り上げた地球製試作型SPTで、外見的には元のレイズナーと概ね同じものである。

エンジンのパワーアップ、バーニアの強化増設による機動性の向上によってV-MAX機能が強化され、ザカールのV-MAXレッドパワーに対抗出来るようになった。

元々先代レイズナーに搭載されていたOSであるフォロンは当初、純地球製である当機を信用しておらず頑なに移植を拒否するも、エイジによる説得の末に彼の意に応じ、もう一つの搭載OSであるレイと共に移植された。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

スパロボではレイズナーMk-IIとの選択式になっていることが多い。またこちらは変形機構の関係上デザインが大幅に変わったレイズナーMk-IIとは違い、元のレイズナーと細部しか違わない為、元のレイズナーが劇中未使用の強化換装オプションを使用していた64までの作品では、継続して使用できる仕様にされている。

名称に関しては「強化型レイズナー」や「ニューレイズナー」などで表記揺れがある。こちらに関しては#余談も参照。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦J
中盤、ルート選択によって北米大陸に行かないか、行ってもこちらを選ぶことでレイズナーがパワーアップした姿。今回はV-MAXが「V-MAX強化」となり、V-MAX自体の性能も上がっている。レイズナーMk-IIと比べて変形できないので移動力では劣るものの、カーフミサイルが使えるので最大射程ではこちらに分がある(Mk-IIにはカーフミサイルが無い)。強化パーツバグがあるため、乗り換え前に3つ目のスロットに強化パーツを付けることで1個分の底上げが可能。グレートゼオライマー入手と両立できる。

単独作品[編集 | ソースを編集]

新スーパーロボット大戦
初登場作品。「V-MAX強化型レイズナー」名義で、Mk-IIとは択一式。入手時にリュウセイから「ニューレイズナー」と呼ばれる。大空魔竜をV-MAXで救うイベントを起こすとこちらが手に入る。Mk-II同様、レイズナーの改造は引き継がれない。
上記のイベントを起こさないとレイズナーはV-MAXが使用解禁されないが、その場合本機体より性能で勝るMk-IIが入手できるのが悩ましいところ。しかし、武装面ではカーフミサイルがそのまま残っているため、微差ではあるもののフル改造時の最大火力はMk-IIより上になる(弾数が2しかないため、安定性はMk-IIの方が上と言えなくもないが)。
新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
フリーバトルに登場。
スーパーロボット大戦64
今回はレイズナーMk-IIが登場しないので、「ニューレイズナー」名義。今回からV-MAXのマップ兵器版が追加されている。
スーパーロボット大戦リンクバトラー
同じ理由で「ニューレイズナー」名義。超Aランクで購入可能。稀少なAP5持ち。離脱→ライフル×4は単純ながら強力。相変わらずV-MAXも強力だが上昇数が1なので旨みはやや減ったか。その分ダウン中でも2回動けるのでリスクはグっと減った。
スーパーロボット大戦GC
レイズナーより機体性能は上がり射程はMk-IIに勝るものの、フル改造時の攻撃力が強化前より下がってしまう逆転現象が起き、こちらの方がMk-IIより開きが大きい。ただし本作のLサイズ以上の機体はSサイズに攻撃制限のある長距離武器を持っていることが多く、死角の突きやすさでは長射程のカーフミサイルを持つこちらに分がある。
スーパーロボット大戦XO
攻撃力の逆転現象は無くなり上方修正された。さらにゲイルグライムカイザルとの合体攻撃が追加されたため、こちらを選ぶメリットが大きくなった……とはいえゲイルの加入はかなり終盤。
スパロボ学園
ユニットデータとして登場。本作はどちらかというとよける機体より耐える機体のほうが有利であるため、あまり高性能という印象がない。さらに合体攻撃が使えないので火力面でもいまひとつ。
スーパーロボット大戦Operation Extend
ストーリー的には第1話時点だが、エイジは最初から強化型レイズナーに乗ってくる。Mk-IIが登場しないため、終始当機で戦うこととなるが武装の追加等の強化が一切ない。
今回レイ特殊能力に採用されており、その効力も相まって回避能力は優秀。しかし、いかんせんゲームを通じて火力不足。機体のクセが強い代わりサブパイロットが優秀で高火力のショウ・ザマとの出撃枠争いになるか。方向転換のできる突破兵器持ちの中で最小サイズという個性を活かすべきだろう。
スーパーロボット大戦DD
3章Part5から参戦。バランスタイプ。『64』『リンクバトラー』以来24年ぶりに「ニューレイズナー」名義となっている。
本作ではグレスコの艦の攻撃を受け、大破したレイズナーをギルバート博士が修復した設定になっており、第2部開始時点まで登場が前倒しされている。エイジを第2部の姿にするためには機体ごと変更する必要があるというゲームの仕様上の都合もあったものと思われる。
なお、外見自体は微改修程度だが、パイロットの姿が違うことなどが理由で旧レイズナーとのパーツ互換性はない。

関連作品[編集 | ソースを編集]

Another Century's Episode Portable
使用可能機体。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

武装[編集 | ソースを編集]

ナックルショット
拳にナックルガードを展開し、電撃を帯びた状態で敵を殴りつける。レイズナーのものより打撃部分が少し大型化している。
『DD』では打撃属性のSR必殺技。メインアビリティは「高機動 II」で、サブアビリティは「運動性アップII」。
カーフミサイル
ふくらはぎ部に装備された自動追尾ミサイル。Mk-IIには装備されていないため、SRWにおいてはMk-IIとの差別化に大きく関わっている。
『DD』では実弾属性のR必殺技。メインアビリティは「見切り I」で、サブアビリティは「運動性アップI」。
速射型レーザードライフル
SPT用レーザー銃。速射型ではなく「速射式」(64)、「連射式」(GC・XO)、「連射型」(OE)になっている場合もある。
『DD』ではビーム属性の通常攻撃及びR必殺技。メインアビリティは「強化バーニア(ニューレイズナー)」で、攻撃力・運動性が増加する。サブアビリティは「照準値アップI」。

オプション装備[編集 | ソースを編集]

火炎放射器
オプション武装。劇中ではエルダールが使っていた。
グレネードランチャー
オプション武装。劇中ではガッシュランが使っていた。このオプション2種はレイズナーからの継続装備である。

必殺技[編集 | ソースを編集]

V-MAX(体当たり)
バリアフィールドを発生させて突撃する。
『DD』では打撃属性のSSR必殺技。戦闘アニメはレーザードライフルで牽制→V-MAX発動→連続体当たり→カーフミサイル射出後、それを追い抜きナックルショット→遅れてカーフミサイル着弾という流れ。
カーフミサイルを追い抜く演出は第18話にて旧レイズナーが行っていたものの再現。
メインアビリティは「LCMパウダー(ニューレイズナー)」で、攻撃力・照準値・運動性が増加し、気力が10上昇する毎に攻撃力・照準値・運動性が増加する。気力130以上のとき、全ての攻撃の与ダメージ・命中率・回避率が増加する。命中時、敵ユニットの気力を減少させる。ビーム・打撃・実弾属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加する。サブアビリティは「攻撃力・運動性アップIII」。
V-MAX(MAP兵器
作品によってはMAP兵器も所持している。
『OE』では突破攻撃
『DD』では打撃属性のSSR必殺技。バリアフィールドを発生させて高速移動を行いながら、レーザードライフルの連射と体当たりを繰り返して殲滅する。この演出は前半はOVA「刻印2000」にてソロムコ部隊を撃破したV-MAXのシーンをアレンジしており、後半はOPを参考にしている[2]
メインアビリティは「音声入力システム(レイ/ニューレイズナー)」で、HP・攻撃力・防御力・照準値が増加し、気力が10上昇する毎に、攻撃力・運動性・照準値が増加する。気力135以上の時、全ての攻撃の与ダメージ・命中率・回避率が増加し、V-MAX(ニューレイズナー/MAP)の必殺技威力が増加する。自分のアクション時のみ、全ての攻撃の与ダメージ・回避率が増加する。V-MAX(ニューレイズナー/MAP)命中時、敵ユニットの気力を減少させ、敵ユニットに付与されている一定アクション数継続する強化効果を解除する。ビーム・打撃・実弾属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加する。サブアビリティは「攻撃力・運動性アップIII」。
シューティングスター・フォールダウン
『DD』で打撃属性のSSR必殺技として登場。海の中から現れたレイズナーがレーザードライフルとナックルショットで敵との距離を詰め、トドメにキックで敵を地面に叩きつける。
海から現れるシーンやトドメのキックは第26話にて旧レイズナーが行っていたものを再現している。
メインアビリティは「レイ(ニューレイズナー)」で、MAP兵器以外の最大射程・移動力が増加する。攻撃力・照準値・運動性が増加し、気力が10上昇する毎に攻撃力・照準値・運動性が増加する。気力130以上のとき、全ての攻撃の与ダメージ・命中率・回避率が増加する。ビーム・打撃・実弾属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加する。サブアビリティは「運動性アップIII」。

合体攻撃[編集 | ソースを編集]

レイズナーフォーメーション
ベイブルバルディとの合体攻撃。『J』で実装。ベイブルのナックルショット、バルディのショルダーカノンの後、レイズナーがV-MAX(体当たり)で攻撃する。
ダブルナックルショット
アーマス・ゲイルグライムカイザルとの合体攻撃。『XO』でのみ実装。レーザードライフルで集中砲火した後、グライムカイザル、レイズナーの順にナックルショットで攻撃。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

V-MAX
作品によっては、V-MAX強化になる。
銃装備
撃ち落としを発動。
ビームコート
V-MAX発動時のみ。
分身
V-MAX発動時のみ。『GC』のみ実装されない。
分身レイ
OE』のもの。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

飛行可能。

サイズ[編集 | ソースを編集]

S

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「メロスのように ~LONELY WAY~」
通常時の戦闘BGM
「迫り来るものへ」
V-MAX時の戦闘BGM。64まででは「V-MAX」と表記されていた。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

刻印2000
OVA最終話より。宇宙に出たグラドスの刻印を守るためザカールと対決。共にV-MAXを発動し激闘を繰り広げるが、刻印の力により戦闘は中断。全てが終わった後、宇宙空間に放り出されたエイジを回収し地球へと帰っていく。

関連機体[編集 | ソースを編集]

レイズナー
本機のベースになった原型機。
ドール
本機の開発で得られたノウハウを基に開発された地球製の量産型SPT。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 劇中では「ニューレイズナー」と呼ばれているが、公式サイトや玩具商品などでは「V-MAX強化型レイズナー[1]、「レイズナー強化型[3]など、表記揺れが多数あった。SRWでも一部を除いて長年「強化型レイズナー」の名義で登場していたが、2023年の『DD』から版元の意向を受けて「ニューレイズナー」表記を採用している[4]

商品情報[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 1.0 1.1 MECHANIC、アニメ「蒼き流星SPTレイズナー」公式サイト、2022年1月14日閲覧。
  2. 寺田貴信の2024年7月14日のツイート
  3. R3 1/48 ニューレイズナー(レイズナー強化型)、プレミアムバンダイ、2023年6月26日閲覧。
  4. 寺田貴信の2023年6月22日のツイート 2023年6月22日閲覧。