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− | + | == 概要 == | |
+ | 機動兵器開発計画「[[ツェントル・プロジェクト]]」の試作6号機。 | ||
− | + | 「TEエンジン」と呼ばれる特異な動力機関を内蔵し、この機関から理屈上あらゆる空間において抽出される「ターミナス・エナジー」を動力源とする。このことから本機は「TEアブゾーバー」と呼ばれている。 | |
− | + | しかしこのエンジンは出力調整が困難なため、制御に「ダイレクト・フィーリング・コントロール(DFC)」システムを用いている。このため機体操縦を担当するパイロットの他、対応する制御用スーツを着用した専用のオペレーターを1名必要とし、不足する各関節部の駆動電力は電池で補われている。このような対応策を以てなお、動作には不安定さがつきまとう。 | |
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+ | ツェントル・プロジェクトは同計画でザパト博士が開発したTEエンジンと、自立性金属細胞「ラズムナニウム」を組み込んだ、完全なメンテナンスフリーの機体「MODEL-X」の開発を最終目的としていた。しかし両者の動作は不安定極まりなく、試作4号機までの試験段階での完全な統合は不可能であった。そのため一旦ラズムナニウムを試作5号機の[[メディウス・ロクス]]へ、TEエンジンは試作7号機の[[ガルムレイド]]と本機サーベラスへ別々に搭載し、それぞれの機体で運用データ収集と性能改良を行った後、改めて二つを統合した機体の製作を目指すことになった。 | ||
高い機動力を持ち、遠距離砲撃戦において真価を発揮する機体。同じくTEエンジンを搭載した試作7号機のガルムレイドは重装甲で格闘戦に比重を置いており、対照的と言える。武装面での特徴は、背面に下げられた大型の連結式砲台『ターミナス・キャノン』である。 | 高い機動力を持ち、遠距離砲撃戦において真価を発揮する機体。同じくTEエンジンを搭載した試作7号機のガルムレイドは重装甲で格闘戦に比重を置いており、対照的と言える。武装面での特徴は、背面に下げられた大型の連結式砲台『ターミナス・キャノン』である。 | ||
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なお同系機がもう一機存在しているが運用されておらず、試験運用機に緊急事態が起こった際のスペアパーツとしての意味合いが強い。 | なお同系機がもう一機存在しているが運用されておらず、試験運用機に緊急事態が起こった際のスペアパーツとしての意味合いが強い。 | ||
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飛行不可能な宙間・陸戦用機体。運動性が高くて最大射程が長いが、装甲とHPが脆く一撃の被弾が命取り。接近戦に使える武器も弱い。リアル系の王道を行く機体。地形適応は、海以外特に問題はない。 | 飛行不可能な宙間・陸戦用機体。運動性が高くて最大射程が長いが、装甲とHPが脆く一撃の被弾が命取り。接近戦に使える武器も弱い。リアル系の王道を行く機体。地形適応は、海以外特に問題はない。 | ||
運動性・EN・武器攻撃力を早めに[[改造]]しておくといい。[[強化パーツ]]スロットが3つあるので、改造以外の拡張性も高め。 | 運動性・EN・武器攻撃力を早めに[[改造]]しておくといい。[[強化パーツ]]スロットが3つあるので、改造以外の拡張性も高め。 | ||
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性能自体は悪くないが、主力武器がいずれも弾数制だったりEN消費が激しかったりと、継戦能力に不安を残す。[[Eセーブ]]か[[Bセーブ]]のどちらかがあると継戦能力が増す。ターミナス・キャノンを[[援護攻撃]]を含めて積極的に使いたいならEセーブ。通常戦闘を重視するならBセーブを推奨。ちなみに、最強武器がEN消費でそれ以外が弾薬消費なのは後継機でも同じ傾向にある。 | 性能自体は悪くないが、主力武器がいずれも弾数制だったりEN消費が激しかったりと、継戦能力に不安を残す。[[Eセーブ]]か[[Bセーブ]]のどちらかがあると継戦能力が増す。ターミナス・キャノンを[[援護攻撃]]を含めて積極的に使いたいならEセーブ。通常戦闘を重視するならBセーブを推奨。ちなみに、最強武器がEN消費でそれ以外が弾薬消費なのは後継機でも同じ傾向にある。 | ||
− | ;コーティング・ソード: | + | ;コーティング・ソード |
− | ;マシンガン・ポッド:機体背面に4機搭載された、有線式のガンポッドを展開して実弾を連射する。サーベラスの有射程武器では唯一P属性を持つ為、攻め込む際に使いやすい。 | + | :サーベラス唯一の格闘武器で、ターミナス・キャノンに収納された実体剣。機体の出力上昇と連動して、剣にエネルギーが供給され威力を増す。同時に機体周囲に翼のようなエネルギー流が展開されるのだが、特に言及は無い。後継機の格闘武器でも共通して確認でき、それらで縦横に駆ける様からすると高速機動の補助をしているのだろうか? |
− | ;ラディカル・レールガン:携行した銃からエネルギー弾を発射する主力武器。弾数が8しかない上、[[支援攻撃]]や[[ダブルアタック]]対応武器でもあるので、他の武器で節約した方がいい場合もある。 | + | ;マシンガン・ポッド |
− | ;ターミナス・キャノン: | + | :機体背面に4機搭載された、有線式のガンポッドを展開して実弾を連射する。サーベラスの有射程武器では唯一P属性を持つ為、攻め込む際に使いやすい。 |
+ | :第2次OGではポッドで牽制した後、至近距離からラディカル・レールガンを叩き込む連続技になっている。 | ||
+ | ;ラディカル・レールガン | ||
+ | :携行した銃からエネルギー弾を発射する主力武器。弾数が8しかない上、[[支援攻撃]]や[[ダブルアタック]]対応武器でもあるので、他の武器で節約した方がいい場合もある。 | ||
+ | :『第2次OG』では撃ちながら敵の頭上を飛び越えて背後に回り、そこから回り込みつつ追撃を加えるモーションになった。 | ||
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+ | :サーベラスの最強武器。背面のバレルをスライドさせ、TEエンジンをフル稼働し、強力なレーザーを発射する。射程が長く[[援護攻撃]]に使いやすい上に威力も高いが、燃費が悪いのが難。一応、サーベラスの武器では唯一建物へ攻撃可能だが、建物に向けて撃つのは勿体無い。 | ||
+ | :発射準備の際には両肩に内蔵されたTE吸収プレートを展開するのだが、『MX』ではなぜか省略されており、シーケンスが詳細に描かれた『第2次OG』で初披露となった。 | ||
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+ | :コーティング・ソードで[[切り払い]]を発動する。 | ||
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+ | :空を飛べないため移動には手間がかかりがち。MX・第2次OGとも地上ステージは地形に癖が多いため、強化パーツでフォローしたいところ。 | ||
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+ | ;[[サーベラス・イグナイト]] | ||
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+ | ;[[ガルムレイド・ブレイズ]] | ||
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+ | :TEアブゾーバー5号機。こちらはラズムナニウムの試験機で、最終的に双方のデータを統合する予定だった。 | ||
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2023年8月19日 (土) 22:47時点における最新版
サーベラス | |
---|---|
外国語表記 | CERBERS[1] |
登場作品 | |
デザイン | 青木健太 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦MX |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 | TEアブソーバー |
型式番号 | YTA-06BW |
全高 | 20.4 m |
重量 | 50.7 t |
動力 |
TEエンジン 各関節部の駆動用の補助電池 |
MMI | ダイレクト・フィーリング・コントロール |
開発者 | ミタール・ザパト |
所属 | マグネイト・テン(MX) |
パイロット |
サーベラスは『スーパーロボット大戦MX』の登場メカであり、リアル系主人公の前半の主役メカ。
概要[編集 | ソースを編集]
機動兵器開発計画「ツェントル・プロジェクト」の試作6号機。
「TEエンジン」と呼ばれる特異な動力機関を内蔵し、この機関から理屈上あらゆる空間において抽出される「ターミナス・エナジー」を動力源とする。このことから本機は「TEアブゾーバー」と呼ばれている。
しかしこのエンジンは出力調整が困難なため、制御に「ダイレクト・フィーリング・コントロール(DFC)」システムを用いている。このため機体操縦を担当するパイロットの他、対応する制御用スーツを着用した専用のオペレーターを1名必要とし、不足する各関節部の駆動電力は電池で補われている。このような対応策を以てなお、動作には不安定さがつきまとう。
ツェントル・プロジェクトは同計画でザパト博士が開発したTEエンジンと、自立性金属細胞「ラズムナニウム」を組み込んだ、完全なメンテナンスフリーの機体「MODEL-X」の開発を最終目的としていた。しかし両者の動作は不安定極まりなく、試作4号機までの試験段階での完全な統合は不可能であった。そのため一旦ラズムナニウムを試作5号機のメディウス・ロクスへ、TEエンジンは試作7号機のガルムレイドと本機サーベラスへ別々に搭載し、それぞれの機体で運用データ収集と性能改良を行った後、改めて二つを統合した機体の製作を目指すことになった。
高い機動力を持ち、遠距離砲撃戦において真価を発揮する機体。同じくTEエンジンを搭載した試作7号機のガルムレイドは重装甲で格闘戦に比重を置いており、対照的と言える。武装面での特徴は、背面に下げられた大型の連結式砲台『ターミナス・キャノン』である。
なお同系機がもう一機存在しているが運用されておらず、試験運用機に緊急事態が起こった際のスペアパーツとしての意味合いが強い。
機体名は、ギリシア神話における地獄の番犬「ケルベロス」の英語読み。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦MX(PORTABLE)
- 初登場作品。ゲーム開始時に選択可能な機体の一つで、ガルムレイドとの二択。主人公のヒューゴ・メディオがメインパイロットを務め、パートナーのアクア・ケントルムがサブパイロットとして同乗する。射撃戦向きの機体ではあるが、後継機のサーベラス・イグナイトではヒューゴがメインパイロットのGフォームは格闘戦中心の機体の為、SP回復やアタッカーなど、PPを使った養成は汎用性のある強化を推奨。射撃戦向きのパイロット養成をすると後で泣きを見る。
OGシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 今回はヒューゴらはサーベラスからスタート。ガルムレイドはやや遅れて加入。射程が長いが最強武器がALLなので援護には活かしにくいものの、敵集団の掃除役としては優秀。また、ガルムレイドと違いヒューゴのヒット&アウェイや連続攻撃を活かすことができることも利点(ただし、後継機になるとヒット&アウェイが死に技能になってしまうが)。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
飛行不可能な宙間・陸戦用機体。運動性が高くて最大射程が長いが、装甲とHPが脆く一撃の被弾が命取り。接近戦に使える武器も弱い。リアル系の王道を行く機体。地形適応は、海以外特に問題はない。
運動性・EN・武器攻撃力を早めに改造しておくといい。強化パーツスロットが3つあるので、改造以外の拡張性も高め。
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
性能自体は悪くないが、主力武器がいずれも弾数制だったりEN消費が激しかったりと、継戦能力に不安を残す。EセーブかBセーブのどちらかがあると継戦能力が増す。ターミナス・キャノンを援護攻撃を含めて積極的に使いたいならEセーブ。通常戦闘を重視するならBセーブを推奨。ちなみに、最強武器がEN消費でそれ以外が弾薬消費なのは後継機でも同じ傾向にある。
- コーティング・ソード
- サーベラス唯一の格闘武器で、ターミナス・キャノンに収納された実体剣。機体の出力上昇と連動して、剣にエネルギーが供給され威力を増す。同時に機体周囲に翼のようなエネルギー流が展開されるのだが、特に言及は無い。後継機の格闘武器でも共通して確認でき、それらで縦横に駆ける様からすると高速機動の補助をしているのだろうか?
- マシンガン・ポッド
- 機体背面に4機搭載された、有線式のガンポッドを展開して実弾を連射する。サーベラスの有射程武器では唯一P属性を持つ為、攻め込む際に使いやすい。
- 第2次OGではポッドで牽制した後、至近距離からラディカル・レールガンを叩き込む連続技になっている。
- ラディカル・レールガン
- 携行した銃からエネルギー弾を発射する主力武器。弾数が8しかない上、支援攻撃やダブルアタック対応武器でもあるので、他の武器で節約した方がいい場合もある。
- 『第2次OG』では撃ちながら敵の頭上を飛び越えて背後に回り、そこから回り込みつつ追撃を加えるモーションになった。
- ターミナス・キャノン
- サーベラスの最強武器。背面のバレルをスライドさせ、TEエンジンをフル稼働し、強力なレーザーを発射する。射程が長く援護攻撃に使いやすい上に威力も高いが、燃費が悪いのが難。一応、サーベラスの武器では唯一建物へ攻撃可能だが、建物に向けて撃つのは勿体無い。
- 発射準備の際には両肩に内蔵されたTE吸収プレートを展開するのだが、『MX』ではなぜか省略されており、シーケンスが詳細に描かれた『第2次OG』で初披露となった。
特殊能力[編集 | ソースを編集]
- 剣装備
- コーティング・ソードで切り払いを発動する。
移動タイプ[編集 | ソースを編集]
- 陸
- 空を飛べないため移動には手間がかかりがち。MX・第2次OGとも地上ステージは地形に癖が多いため、強化パーツでフォローしたいところ。
サイズ[編集 | ソースを編集]
- M
機体BGM[編集 | ソースを編集]
- 「Burning Red」
- ヒューゴ・メディオのテーマ。
関連機体[編集 | ソースを編集]
- サーベラス・イグナイト
- 後継機。
- ガルムレイド
- TEエンジン試験用の同系列機。MXでは択一であり、選ばなかった方は予備パーツ扱いで登場しない。
- ガルムレイド・ブレイズ
- メディウス・ロクス
- TEアブゾーバー5号機。こちらはラズムナニウムの試験機で、最終的に双方のデータを統合する予定だった。
脚注 [編集 | ソースを編集]
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