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2022年7月10日 (日) 11:40時点における版
花とは、植物の器官の一種、あるいはその器官を有する植物そのものを指す言葉。
概要
器官としての花は種子植物の生殖器としての役割を果たす。葉から変形した萼(がく)、花びら、雄しべ、雌しべ、花軸から構成され、多くの花はこれらの要素が全て揃っている完全花だが、どれかの要素が欠けている不完全花も存在する。
花が咲いた状態は開花、開花する前の状態はつぼみと呼ばれる。花が咲き、雄しべで作られらた花粉が動物や風などによって運ばれ、雌しべに受粉する事で実を結び、種子が生成される。
花はその美しさや香りから古来より人々を魅了し、鑑賞用の植物として栽培されるだけでなく、装飾品や香水の原料、芸術作品や創作物のモチーフとしても広く利用されており、人の名前の由来となる事も多い。
花言葉
花に対し象徴的な意味を持たせるために考案された言葉。19世紀の西欧社会で盛んになったが、日本独自のものも存在する。
実在の花
- アネモネ
- キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。
- 『エウレカセブンシリーズ』ではアネモネの名前の由来とされる。
- アヤメ
- アヤメ科アヤメ属の多年草。英語名はアイリス。
- 『サクラ大戦』ではアイリスの名前の由来とされる。
- 『バンプレストオリジナル』ではアマノミヤ・アヤメの名前の由来とされる。
- エリカ
- ツツジ科エリカ属の総称。
- 『サクラ大戦』ではエリカ・フォンティーヌの名前の由来とされる。
- ガーベラ
- キク科ガーベラ属の総称。
- カンナ
- カンナ科カンナ属の植物の一群。
- キク
- キク科キク属の植物。漢字表記は菊。
- 『真マジンガー 衝撃! Z編』では菊ノ助の名前の由来とされる。
- 『サクラ大戦』では丘菊之丞の名前の由来とされる。また、光武F2 (花火機)の必殺技「北大路花火 三の舞 雪月風花」の演出で菊の花が登場。
- クロユリ
- ユリ科バイモ属の高山植物。
- 『劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-』ではブラックサレナの名前の由来とされる。
- コスモス
- キク科コスモス属の総称。
- サクラ
- バラ科サクラ亜科サクラ属の総称。漢字表記は桜。
- スミレ
- スミレ科スミレ属の総称。
- ゼフィランサス
- ヒガンバナ科タマスダレ属の総称。
- 『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』ではガンダム試作1号機のコードネームの由来とされる。
- タチバナ
- ミカン科ミカン属の常緑小高木。果実が食用として利用されている。
- ダリア
- キク科ダリア属の総称。
- 『ガン×ソード』ではダリア・オブ・ウェンズデイの名前の由来とされる。
- チューリップ
- ユリ科チューリップ属の植物。
- ツバキ
- ツバキ科ツバキ属の常緑樹。漢字表記は椿。
- デンドロビウム
- ラン科セッコク属の総称。
- 『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』ではガンダム試作3号機のコードネームの由来とされる。
- トマト
- ナス科ナス属の植物。果実が食用として利用されている。
- 『THE ビッグオー』及び『THE ビッグオー 2nd SEASON』の重要なキーワードとして登場。
- ナデシコ
- ナデシコ科ナデシコ属の総称。
- 『機動戦艦ナデシコ』及び『劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-』の作品のタイトル、ナデシコを始めとするナデシコ級戦艦の名前の由来とされる。
- バラ
- バラ科バラ属の総称の総称。漢字表記は薔薇。英語名はローズ。
- 『機動戦士ガンダムΖΖ』ではマシュマー・セロが主君であるハマーン・カーンから譲り受けたバラの花を大事にしている。
- 『機動武闘伝Gガンダム』ではガンダムローズの名前の由来とされ、ローゼスビットといった武装にもバラの意匠が施されている。
- 『宇宙戦士バルディオス』ではバルディオスの必殺技「バルディロイザー」の演出でバラの花が登場。
- 『機甲戦記ドラグナー』ではローズ・パテントンの名前の由来とされる。
- 『サクラ大戦』では帝国華撃団・薔薇組の名前の由来とされる他、ソレッタ・織姫は私服にバラの意匠が施されており、搭乗機体である光武二式 (織姫機)の攻撃演出にもバラが登場する。
- ヒナゲシ
- ケシ科の一年草。フランス語名はコクリコ。
- フジ
- マメ科フジ属の総称。漢字表記は藤[1]。フランス語名はグリシーヌ。
- 『サクラ大戦』では藤枝かえで、藤井かすみ、グリシーヌ・ブルーメールの名前の由来とされる。
- ホオズキ
- ナス科ホオズキ属の一年草または多年草。英語名はフィサリス(もしくはサイサリス)。
- 『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』ではガンダム試作2号機のコードネームの由来とされる。
- マーガレット
- キク科の半耐寒性多年草。
- 『魔装機神シリーズ』ではマーガレット・ウォンの名前の由来とされる。
- モモ
- バラ科モモ属の落葉小高木。漢字表記は桃。果実が食用として利用されている。
- 『魔法のプリンセス ミンキーモモ』ではミンキーモモの名前の由来とされる。
- 『地球防衛企業ダイ・ガード』では桃井いぶきの名前の由来とされる。
- 『ゼノサーガ』ではM.O.M.O.の名前の由来とされる。
- 『神魂合体ゴーダンナー!!』では桃園桃子の名前の由来とされる。
- ライラック
- モクセイ科ハシドイ属の落葉樹。
- 『サクラ大戦』ではグラン・マ(イザベル・ライラック)の名前の由来とされる。
- ラフレシア
- ラフレシア科ラフレシア属の総称。
- 『機動戦士ガンダムF91』ではラフレシアの名前及びデザインの由来とされる。
- ラン
- ラン科の種の総称。漢字表記は蘭。
- 『魔境伝説アクロバンチ』では蘭堂タツヤを始めとする蘭堂ファミリーの名前の由来とされる。
- 『サクラ大戦』では李紅蘭の名前の由来とされる。
- 『ギャラクシーエンジェル』では蘭花・フランボワーズの名前の由来とされる。
- リンゴ
- バラ科リンゴ属の落葉高木。果実が食用として利用されている。
- 『ガンダム Gのレコンギスタ』ではリンゴ・ロン・ジャマノッタの名前の由来とされる。
- ルリミゾカクシ
- キキョウ科ミゾカクシ属。ラテン語名はロベリア。
- 『サクラ大戦』ではロベリア・カルリーニの名前の由来とされる。
架空の花
- オルフェの花
- 『ガン×ソード』に登場。
- カギ爪の男が計画する『幸せの時』の成就に必要な触媒として利用された。
- アニムスの花
- 『ベターマン』及び世界観を共通する続編『覇界王 ガオガイガー対ベターマン』に登場。
- 葉が存在せず、土中の養分のみで光合成をせずに自然生育される特性を持つ。この花がつける『アニムスの実』は『ソムニウム』にとっての貴重な食料であり、変身の起爆剤となる。
花に縁があるキャラ
脚注
- ↑ 下位分類の種の一つである日本固有種のノダフジも和名で藤と表記される。
- ↑ 欧州星組の出身であるソレッタ・織姫とレニ・ミルヒシュトラーセを除く。また、北大路花火は火加工の花火と花火草(ハゼランの別名)の両方が由来と言われているが、判然としない。