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スパロボの基本とも言える精神コマンドの一つ。[[小隊]]制の作品では、1小隊に加速持ちを最低一人は入れるべきとまで言われるほど(最大2機編成の場合は少々難しい)。直接的な戦闘力は無いが、普段より一歩先に進めるというのは位置取りが重要なSRPGでは「加速」の運用が攻略に直結するほど、その効果は高い。一定ターンの経過で撤退する強敵を倒したり、[[熟練度]]が関わる場合などのターン数制限のある場合や、手早くマップをクリアする為に1ターン目の[[プレイヤーフェイズ]](=いわゆる『[[開幕]]』)によく使われる。[[戦艦]]の場合は搭載した全ユニットを一度の加速でより遠くに運べるので、[[SP]]効率が非常に良い反面、[[気力]]が低下してしまう点や、戦艦が集中的に狙われる可能性がある点には注意を要する。 | スパロボの基本とも言える精神コマンドの一つ。[[小隊]]制の作品では、1小隊に加速持ちを最低一人は入れるべきとまで言われるほど(最大2機編成の場合は少々難しい)。直接的な戦闘力は無いが、普段より一歩先に進めるというのは位置取りが重要なSRPGでは「加速」の運用が攻略に直結するほど、その効果は高い。一定ターンの経過で撤退する強敵を倒したり、[[熟練度]]が関わる場合などのターン数制限のある場合や、手早くマップをクリアする為に1ターン目の[[プレイヤーフェイズ]](=いわゆる『[[開幕]]』)によく使われる。[[戦艦]]の場合は搭載した全ユニットを一度の加速でより遠くに運べるので、[[SP]]効率が非常に良い反面、[[気力]]が低下してしまう点や、戦艦が集中的に狙われる可能性がある点には注意を要する。 |
2019年6月5日 (水) 08:57時点における版
加速は、精神コマンドのひとつ。
概要
一度だけ、使用ユニットの移動力を+3(『Z』や『リアルロボット戦線』では+2)する。略字は「加」。小隊システム採用作品では小隊全体に効果がある。殆どの作品では移動するまで効果が持続する。
スパロボの基本とも言える精神コマンドの一つ。小隊制の作品では、1小隊に加速持ちを最低一人は入れるべきとまで言われるほど(最大2機編成の場合は少々難しい)。直接的な戦闘力は無いが、普段より一歩先に進めるというのは位置取りが重要なSRPGでは「加速」の運用が攻略に直結するほど、その効果は高い。一定ターンの経過で撤退する強敵を倒したり、熟練度が関わる場合などのターン数制限のある場合や、手早くマップをクリアする為に1ターン目のプレイヤーフェイズ(=いわゆる『開幕』)によく使われる。戦艦の場合は搭載した全ユニットを一度の加速でより遠くに運べるので、SP効率が非常に良い反面、気力が低下してしまう点や、戦艦が集中的に狙われる可能性がある点には注意を要する。
基本的には上述の通り、ターン数制限を満たす場合や前線に素早く辿り着く為に使うのだが、あと数マスというところで使いたい武器の射程が足りない場合や、『特定エリア内への敵の侵入』がゲームオーバー条件になっている場合の防衛線の展開、NPCを守る為の囮となるユニットを先行させるなど、幅広い使用方法がある。
『Z』では上位精神コマンドとして「迅速」が登場した。一見すると「加速」の価値が下がったように思えるが、「迅速」を使えるパイロットが他に優秀な精神コマンドを覚える場合の代用にしたり、切り込みを行う先発隊に「迅速」を使えるパイロットを入れて、先発隊によってHPを削った敵を仕留める為の後続の小隊に「加速」が使えるパイロットを入れるなど、有効な使い方は可能。
登場作品
- ほぼ全ての作品
- 消費SP5で移動力+3。
- 第3次スーパーロボット大戦(SFC版) / スーパーロボット大戦EX(SFC版)
- 消費SP10で移動力+5。
- 第4次スーパーロボット大戦 / 新スーパーロボット大戦
- 消費SP5で移動力+5。「奇跡」の効果の一部にもなっている。
- スーパーロボット大戦F / F完結編
- 消費SP10で移動力+3。
- 第2次スーパーロボット大戦α / 第3次スーパーロボット大戦α
- 消費SP25で小隊移動力+3。小隊全体効果の為に基本消費が25に上がったが、母艦は常に単機の為、消費SP5で移動力+3。両作共に1小隊に1人は入れておきたいほど、熟練度獲得の為に重要な精神コマンドである。
- スーパーロボット大戦Z
- 効果が小隊移動力+2に減少。消費SPは一般パイロットで10~20、戦艦パイロットは10~15。
- なお以降の続編では「迅速」が採用されなかったのもあってか、移動力+2なのは同作限り。
- スーパーロボット大戦K以降の任天堂携帯機シリーズ
- 消費SP10固定、PU移動力+3。こちらでも移動力の増加量は旧来通り。
- スーパーロボット大戦NEO
- 効果は移動力+3だが、システムの仕様で移動力は9までしか上がらない。Lv1~3のレベル制で、レベルが上がると消費SPが減る(Lv1で消費SP20)。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 『NEO』と同様のレベル制だが、移動力を10以上にすることが可能になっている。なおかつ、移動しても「加速」分で伸びた距離まででなければ消費されなくなった。マス目がない同作での移動力の消費は障害物に関係なく直線距離で求められる為、これを利用して障害物を回り込み「加速」分を消費しない距離まで入る事で「加速」を保存するという応用法がある。
扱いが特殊な登場作品
- 無限のフロンティアシリーズ
- 3ターンの間、自分のSPD+15%。消費SPは1作目ではアシェン、零児とも15。『EXCEED』ではアシェン20、ネージュ30。零児は習得しなくなった。
関連作品
主な使用者
高機動な機体のパイロットや多人数乗りの2人目が持っていることが多いが、最近は他のメンバーが持っている場合も(その場合は一人目が多い)。戦艦(母艦)には、大抵は「加速」を使える艦長かサブパイロット(操舵士など)がいる。単独パイロットの場合、毎作品安定して持っているケースは意外と少なめ。
『Z』のソレイユやゴッドシグマなど、多人数乗りでありながら加速を誰も覚えない戦艦や機体も、極稀に存在する。ただし、ソレイユの場合は、「愛」に「加速」の効果が含まれているが、「加速」の為に使えるほど消費SPは低くない。
また、ブランシュタイン家やその分家であるガーシュタイン家の者は覚える傾向にある。武門の家系として優れた操縦技術を持ち、速攻で敵を片付ける様子を表現しているのかも知れない。
- 神隼人
- 「多人数乗りの2人目」のはしり。ゲッター2系統で「加速」をかけて地中に潜れば、あっという間に敵中に入り込める(作品によっては潜れない)。『Z』では「迅速」使いにランクアップした。
- 藤原忍
- 「戦闘機乗りで、好戦的な性格」というイメージからか、大多数の作品で持っている。「突撃」も持ち合わせることが多く、概して速攻に向く。
- 剣鉄也
- グレートブースターのイメージからか、持っている事が多い。それとも、初登場時の台詞「グズグズしているのは苦手なんだ!」が出典なのだろうか。
- ちなみに、『第2次α』や『第3次α』では甲児が持っている。
- 皆城総士
- ファフナー各機のメインパイロット達が覚えていない「加速」を所持。このため、ジークフリードシステムの指揮官として彼等の共通のサブパイロットを務める総士は、「加速」要員として重宝する。
- ただし、その分精神ポイントの消費量が大きくなってしまう事や、蒼穹作戦の後で離脱してしまう点に関しては、要注意である。
- キョウスケ・ナンブ
- 「突撃」と併せ、アルトアイゼンの突進力を表現していると思われる。
- ライディース・F・ブランシュタイン
- バンプレストオリジナルでの『多人数乗りの二人目』代表キャラ。メイン乗機のR-2(R-2パワード)や、合体後のSRXの移動力が低いので、頻繁に「加速」を使うことになる。
- エルザム・V・ブランシュタイン / レーツェル・ファインシュメッカー
- 愛機・トロンベの名の如く、戦場を駆け抜ける。能力が高いうえに天才なので敵に狙われても安全だが、搭乗機の武装の射程の穴には要注意。
- レオナ・ガーシュタイン
- ブランシュタイン家の分家だからなのか、OGシリーズでは欠かさず習得している。念動力による補正と高い能力、そして、エースボーナスの内容や性格が『冷静』な事が完璧に合致しており、トップクラスの囮役として役に立つ。
- アイビス・ダグラス
- 搭乗機がいずれも高い機動力を有する事に起因するのだろうが、彼女の能力では単機で敵陣に突っ込むのは、相応の危険が伴う。
- ちなみに、OGシリーズではエースボーナスの内容や専用機の性能など、全ての面で必然的に移動力が高くなるキャラなので、「加速」無しでも充分すぎるほどの移動力を有する。
同じ効果を含む精神コマンド
特定条件で同じ効果がかかる特殊技能・特殊能力等
- 戦術待機
- 前ターンに未行動だとPP開始時にかかる。
- 強襲(特殊技能版)
- 『BX』のみ精神コマンドの「強襲」がかかる。
- インサラウムの秘宝、奇跡の欠片、プチナインヘルプ
- 強化パーツ。1マップに一度だけ使用可能。使うとインサラウムの秘宝は「愛」、奇跡の欠片は「愛」含めた9種、プチナインヘルプは「勇気」がかかる。
- 固有エースボーナス
- 特定条件で自機・自チーム・味方全員に「加速」(もしくはそれを含めた複合精神コマンド)がかかるボーナスがある。
- 月面歩法
- SP10%以下で発生(『EXCEED』ではHP50%以下で発生)。確率50%。錫華姫が習得。
- せっかち
- HP10%以下で発生。確率50%。小牟が習得。『EXCEED』では削除された。