「グリッターファルセイバー」の版間の差分

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:第35話~37話前半まで所持している能力。3つの効果をまとめて得る。
 
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:*心の至宝:パイロットの[[SP回復]]。
 
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:*生命の至宝:被弾後の自動回復。[[UX]][[ファクター]]と同系列の能力だが計算式が異なり、最大で最大HPの25%回復する。
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:*生命の至宝:被弾後の即時自動回復。『[[UX]]』の[[ファクター]]と同系列の能力だが計算式が異なり、[[気力]]の高さに応じて回復量が大きくなる(100から2超えるごとに1%)。この手の能力としては例外的に'''上限がなく'''、気力覚醒にさらに気力限界10上昇の[[戦術指揮]]効果で210まで上げると'''最大HPの55%が回復する'''。
 
:*力の至宝:気力130以上で与ダメージ1.1倍。
 
:*力の至宝:気力130以上で与ダメージ1.1倍。
 
:;全ての至宝
 
:;全ての至宝

2016年3月16日 (水) 17:39時点における版

グリッターファルセイバー(Glitter Fall Saber)

ファルセイバーの真の姿。「次元の守人」としての本来の形態であり、「ファルセイバー」の名前は本当はこちらの姿を指すが、ヨウタ達は不完全な姿をこの名前で認識しているため、それを超える存在としてグリッターの名が冠されている。

マントと鎧を纏った騎士のような重厚で力強い姿をしているが、機動力も非常に高くその戦闘力は計り知れない。バルギアスとの戦いで砕け散った「心の至宝」がザ・パワーの力によって復元されたことにより復活したファルセイバーが、オウストラル島の遺跡に変化していた「生命の至宝」を得ることで力を取り戻し、ブルーヴィクターと合体することでこの姿となった。

合体形式は完全なグレート合体で、分割されたブルーヴィクターとブリューナクを武装パーツとして装着することで完成する。

ファルセイバーは本来この姿なのだが、3万年前に起こったミケーネ帝国との決戦の際に、力の源である四つの至宝のうち三つを失っていた。現代においては「力の至宝」がブルーヴィクターという別の存在へと造りなおされていたため、融合者の二人が揃った上で「輝煌合体」のキーワードで合体することでこの姿となる。ブルーヴィクターの人格は「力の至宝」に宿っていたファルセイバーの残留思念をディボーティーが練り直したものであり、結果全く別の存在となっているため、合体しても統合されることはない(ブルーヴィクターの推測では二度と統合されないらしい)。

復活当初から、ブルーヴィクターが次元の守人の資格を持つためその力は更に増加し、3万年前当時よりもさらに強大な力を持つが、この時点でも全ての力は開放されていなかった。

後に復活した暗黒大将軍との戦いにおいて、ゼウスの助言によりマジンガーZから光の力を受けた事で、ユキが記憶を取り戻し「記憶の至宝」が覚醒したことでかつての状態へと戻り、さらにヨウタ・ユキ・ブルーヴィクターの3人分の意志力を加えることで絶大な力を発揮するようになった。

その正体は、かつて発生した「異世界大戦」の折、それを終結させるために「始まりの地」を中心に設置された世界の行き来を遮断する永続結界、通称「境界」のマスターシステム兼ガーディアンプログラムとして生み出された存在。その源である人の正の想念の奔流である「境界の力」を引き出すことでそれを制御し、境界を維持するのが真の使命である。だが、3万年前のミケーネ帝国との戦いにおいて致命傷を負い、消滅の危機を迎えてしまう。しかしその時、ザ・パワーの力でESウィンドウを突き抜け、過去に飛ばされていた超竜神の意志が、現代での仲間であるファルセイバーの救済を願ったことにより、本来消滅するはずだったところを、四つの至宝のうち三つを失うレベルで済んでいた。

その後、残る「心の至宝」のみでは本来の使命を続行できないため、緊急措置として古代人唯一の生き残りであるユキの肉体を「境界の力」そのもので置換し、それらを四つの守護点で固定、自身はその守護者として使命を続行することとなっていた。

登場作品と操縦者

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦BX
第21話で一旦顔を見せ、第35話でファルセイバーの復帰とともに合体が解禁される。基本性能の高さはもとより特殊能力が極悪であり、継戦力は抜群。またファルセイバーと異なり飛行できるようになったのも大きい。
反面最大射程はブルーヴィクターに劣り、さらにファルセイバーの移動力ボーナスがなくなり全体的にEN消費も激しいため進撃戦も少し苦手になっている、と利点ばかりではない。UXでいうオルフェスライラスオデュッセアと同じような関係だが、あちらと違い合体のメリットの方が非常に大きい為マイクの「ディスクP」で早急に気力を上げ合体してしまいたい。PUを組むならば補給装置持ちが最適。ヨウタにはEセーブもあると磐石である。
最終話ではイベント発生まで合体不可能なのに注意。また最終話はステージクリアまで合体していない場合、合体のDVEが発生するという地味にいやらしい仕様がある。

装備・機能

武装・必殺武器

武装

グリッターキャノン
「ペンタクルショット」の真の形。両腕に内蔵されたキャノンに魔法陣を展開、弾丸をコーティングして砲撃する。
グリッターウェーブ
胸部から光線を放つ。通常武装としては使えず、エリアルフェアスパークの演出でのみ登場。
この武器の砲口になっている胸部アーマーはブリューナクの基部に格納されている。
グリッターシールド
文字通り盾。本体の前面をすっぽり覆うほど巨大なカイトシールドで、虚空から召喚される。ブルーヴィクターの胸部パーツが変形したもので、内部に頭部が収納されている。グリップの部分が回転するようになっており、一応打撃武器としても使用可能。
グリッターバスター
シールドのクリスタルから魔法陣を展開、ビームを放って敵を消滅させる。
グリッターファルブレード
ファルブレードの真の姿。ノーマルと異なりシールド同様虚空から召喚される。
グリッターメイス
ブレードを逆さまに持ち、柄頭の部分からエネルギーを実体化させたメイスを生成。フレイルとして相手を捕捉した後鎖を引き戻して接近、渾身の一撃で叩き潰す。
打撃部にはよく見ると顔状のレリーフが刻まれているのが分かる。

必殺技

エリアルスパーク
合体前と同じ技だが、胸部ビームの代わりにグリッターバスターで吹き飛ばす。
エリアルフェアスパーク
第37話で解禁される真の「エリアルスパーク」。この技を発動するには守人の力を最大まで高め、さらに融合者が存在する場合は心を完全に一つにする必要がある。バルギアスを撃退した超威力のエリアルスパークはこの技をノーマルの状態で強引に放ったもの。
グリッターウェーブ及び無数のエネルギーソードで敵を拘束・捕縛。最大出力のファルブレードで斬りかかってそのまま突撃、勢いのまま一閃して切り捨てる。トドメ演出自体はエリアルスパークと大差は無いが、開いた手を握りしめるヨウタのカットインと共にグリッターファルセイバーも同様に握りしめるカットインが入る。
また、盛り上がる部分でカットインが入る・トドメ演出込みで一巡するなど、(攻撃前セリフや敵の撃墜セリフによる微妙な誤差こそあるものの)専用BGMと演出が連動している。射程は1。
「敵を拘束して一刀両断」という演出はダンガイオー勇者シリーズエルドランシリーズのオマージュ。

特殊能力

盾装備
グリッターシールドを召喚してシールド防御を発動する。
三つの至宝
第35話~37話前半まで所持している能力。3つの効果をまとめて得る。
  • 心の至宝:パイロットのSP回復
  • 生命の至宝:被弾後の即時自動回復。『UX』のファクターと同系列の能力だが計算式が異なり、気力の高さに応じて回復量が大きくなる(100から2超えるごとに1%)。この手の能力としては例外的に上限がなく、気力覚醒にさらに気力限界10上昇の戦術指揮効果で210まで上げると最大HPの55%が回復する
  • 力の至宝:気力130以上で与ダメージ1.1倍。
全ての至宝
第37話のイベント後に「三つの至宝」と差し替えられる。三つの至宝の効果に加え、「記憶の至宝」によりEN回復L1の効果を得る。

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

M
巨大に見えるがこのサイズ。実は前々作の主人公機より11mも小さい。

機体ボーナス

BX
  • 初期段階:CRT補正+10 装甲値+100 照準値+5 運動性+5
  • 第二段階:CRT補正+15 装甲値+125 照準値+10 運動性+10
  • 第三段階:CRT補正+20 装甲値+150 照準値+20 運動性+20
  • 最終段階:CRT補正+30 装甲値+200 照準値+30 運動性+30
ファルセイバーブルーヴィクターの機体ボーナスの上昇値の高い部分を組み合わせたもの。
攻撃・防御の両面を強化するボーナスだが、ファルセイバーの移動力、ブルーヴィクターの射程のボーナスがなくなっているのが痛い。とは言え、特殊能力が異常なのでいくらでもフォローが効く。

機体BGM

「受け継がれた未来」
通常戦闘BGM。
「閃光! エリアルフェアスパーク!」
エリアルフェアスパーク使用時の武器BGM。実は第27話でのバルギアスとのイベント戦闘で一度流れる。

対決・名場面

君と共に
バルギアスとの最終決戦、グリッターファルセイバーは一騎打ちを挑む。先にバルギアスの攻撃が当たり撃破されたかに見えたが、ブルーヴィクターが身を挺して庇っていた。そちらに気をとられたバルギアスにファルセイバーとヨウタたちは渾身のエリアルスパークを叩き込み、ついに戦いに決着をつけたのだった。
戦いを終え、境界の力を取り戻したファルセイバーたちは失われたユキの身体を生命の至宝で補い、分離して告げる。自分たちは次元の守人としてここに残ると。そして生命の至宝はユキの子供に、孫に受け継がれる限り失われることはないと。それは途方もない話であり永遠に続く保証もない。しかし、かつて様々な人々の祈りが受け継がれてきたように、至宝も受け継がれていくことを信じる。ファルセイバーはそう語り、時を越えて出逢った、かけがえのない友に別れを告げるのだった。
受け継がれた未来
バルギアスをも超える神、ジスペルとの死闘が続く境界空間。一度は失った境界の力を取り戻して全力をたたきつけるも、ジスペルとその依り代・シンデュスの力はあまりにも圧倒的だった。さらに、生命の進化の果てにあるという無限の停滞、フル・フロンタル曰くの「虚無」を見せ付けられ、一時は闘志を折られかける。
しかし、それだけではないことを彼らは知った。境界の力、それは善も悪も光も影も、あらゆる形で未来を望んだ、夢見た者達の意志の結晶。それがある限り、世界は決して停滞などしない。よしんば止まったとしても、再び進むことが出来る。無限の可能性を信じる次元の守人達は、これまでの戦いで培った仲間との絆を武器に、歪んだ福音を齎す神に全力のエリアルフェアスパークを叩き込み、異世界大戦から続く長き因縁に終止符を打った。
そして、全ての力を取り戻したファルセイバーとブルーヴィクターは、無二の戦友たちに別れを告げ、遥か古と同じく境界を守護する使命へと戻っていった。元の世界へ帰還したヨウタの許に、ファルセイバーたちの声が届く。「いつか、また会おう」と。

余談

  • 元ネタは恐らくケルト神話に登場するダーナの四至宝の一つ「不敗の剣クラウ・ソラス」。
  • 現在、公式サイトにて主人公機の設定資料が公開されている。グリッターファルセイバーになる過程まで克明に明記されており、グレート合体にふさわしい変形過程が描かれている。
  • 路線として勇者シリーズのオマージュが多いファルセイバー関連から考えると、バルギアス最終決戦でのブルーヴィクターとの合体解除から初期形態での必殺技というのも、勇者シリーズ最終決戦(及びその影響が見られるガイキングLOD)で見られる強化パーツを破損しながらも最後の一撃という展開からと考えられる。