ブランシュネージュ

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ブランシュネージュ
登場作品

バンプレストオリジナルOGシリーズ

デザイン 大輪充
初登場SRW スーパーロボット大戦D
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 人型機動兵器
型式番号 AVX-02(OG)
頭頂高 21.5 m
重量 19.0 t(D)[1]
70.0 t(OG)
動力 レース・アルカーナ
補助MMI シュンパティア
開発者 クリフォード・ガイギャクス
主なパイロット クリアーナ・リムスカヤ
ジョシュア・ラドクリフ
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ブランシュネージュは『スーパーロボット大戦D』の主役メカ

概要[編集 | ソースを編集]

元々はリ・テクノロジストによって開発された探査用の機体だが、インベーダーの襲来により戦闘用に改造されて運用されることになる。同様の経緯で開発されたエール・シュヴァリアーは、剣撃戦闘用として開発されながら射撃戦の武器もバランス良く装備されているのに対し、こちらは射撃戦に特化した機体で、白兵戦用の武装は一切持っていない。標準で飛行能力を備え、総合的な機動力はエールを上回っている。

機体色はオレンジと白系が基調。女性的でスマートなフォルムを持っている。

武装は専用外部ユニットの『アルスノーヴァ』から提供されたものを、戦闘中に直接換装して使用する。普段装備されている腕部には武装が搭載されておらず、アルスノーヴァからの武器提供を受けないと攻撃が行えない。そのため「最初についている腕は何だ」と感じるプレイヤーも多いが、これはベースが探査用の機体である為と考えられる。

「OGシリーズ」では基本の腕に「ナン・アン」と名前がつき、ビームガンの機能が付いた。アルスノーヴァに搭載されているもう一つの腕は「ナン・ドゥ」であり、ナイト・ディメンション使用時の速射性重視の砲塔となっている。さらに、アルスノーヴァ自体の固定砲台が「ナン・トロワ」と呼称される。また他の『D』主人公機と同様に、重量が大幅に増加した。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦D
初登場作品。リアル系初期主人公機の内の一つ。女性的なフォルムや機体名の由来から女主人公専用機と思われがちだが、男主人公でも問題なく運用できる。初期主人公機としては唯一MAP兵器を持つが、有効範囲は狭い。また、この段階ではコンボ武器がないため早期から伸びる主人公のコンボ技能が生かせない。ゲーム中盤でデア・ブランシュネージュのコアに改装され攻撃性能が大幅に上昇するが、ジェアン・シュヴァリアー同様地上に降りられなくなる。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X-Ω
2020年9月のイベント「蒼き誓い」より実装。大器型SSRシューター。パイロットはリム。

OGシリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦OG
リム機として参戦。ラインロックランチャーの射程の穴は相変わらずの上、防御面でも撃ち落としがないため不安が残る。装甲もやはり薄いためリムの援護防御とは相性が良くない。割と万能になった兄に対しクセの強い印象。陸適性がBになってしまったので兄とツインで強制出撃になる際は注意。
武装名にナカグロ(・の事)が追加されている。
スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE
使用可能機体の1機として登場。動きが早く豊富な射撃武器が特徴。ただし強い攻撃は足が止まってしまうのと、近距離戦にはとても弱いので相手を意識した立ち回りをしないと一方的にねじ伏せられてしまうので注意。また、ヴェクター・ガンは拡散して誘導するのだが地上で撃つと半分ぐらい地面に当たって消えてしまうという欠点がある。
アルスノーヴァを使った技は強力だが使うたびに召喚演出が入るので非常にテンポが悪い。ゲームシステムと相性が悪いと言える。凝ったモーションなのだが…

装備・機能[編集 | ソースを編集]

空陸両用の機体だが、空Sに対し陸はAなので空中に浮いたままの方が能力を発揮できる。

リアル系タイプの機体らしく回避力には恵まれているが、HP装甲は薄く一発の被弾が致命傷となるため常に避け続けなければならない。防御手段はエール・シュヴァリアーと比べると少ない。

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

『D』では武装は全てアルスノーヴァから提供される。換装腕部はそれぞれに専用のグラフィックが用意されている。中~遠距離向きの武装が多いが、有射程のP属性武器もあるので射程のカバー範囲は広い。

武装は全て射撃属性。『D』では中黒なしだが、武器名はいずれも変更可能。

アルスノーヴァ
専用のウェポンボックスハンガー。本体に接続される3種類の腕部を搭載しており、またこれ自体が巨大なビームキャノンとして機能する。「OGシリーズ」ではこれ自体が砲台の役割を兼ねた支援ユニットであり、砲塔の一部が本体の腕になる設定。名称も設定され、デフォルトが「ナン・アン」、ナイト・ディメンション使用時の砲塔が「ナン・ドゥ」。ハンガー両サイドのキャノン砲が「ナン・トロワ」となっている。
なお「アルスノーヴァ」とは、14世紀のフランスで隆盛した音楽様式。
ヴェクター・ガン
アルスノーヴァから射出された銃器一体型の腕部に換装し、射撃を行う。ブランシュネージュの武器は全て非実体のエネルギーを発射するタイプだが、ビーム兵器なのはこれしかない。
「OGシリーズ」では基本腕(ナン・アン)を使用し、両腕合わせて16門の砲口部分からレーザーを発射する。『X-Ω』では通常攻撃に採用。
フォース・バスター
アルスノーヴァから射出された爪状の腕部に換装し、エネルギーを凝縮して解放する。遠距離攻撃用の武器だが、弾数が8しかないので無駄撃ちはしないように。
「OGシリーズ」ではナン・アンのカバーを展開させ、内部中央の砲門から発射する。

必殺技[編集 | ソースを編集]

ナイト・ディメンション
アルスノーヴァから射出された銃器型の腕部(ナン・ドゥ)に換装し、無数の幻影を生み出して撹乱しつつ銃撃を乱射。最後に敵に接近しゼロ距離射撃を行う。有射程のP武器で、EN消費も低く使い勝手が良い。
その描写からMEPE攻撃とプレイヤーから評されている。『D』では『IMPACT』のMEPE攻撃と描写が似ていたが、「OGシリーズ」では『第2次α』のMEPE攻撃と描写が似ている。
『X-Ω』では必殺スキルに採用。
ライン・ロック・ランチャー
ブランシュネージュの必殺武器で、通常武器版と方向指定型マップ兵器版の2種類がある。アルスノーヴァとドッキングし、高出力のレーザーを放つ。通常兵器版は射程が4~8とかなりムラがあり、接近戦用ユニットの援護には不向き。使用時はBGMが乗っているパイロットの必殺武器曲に変更される。
「OGシリーズ」ではマップ兵器時はアルスノーヴァの頭部が展開、内部の砲門からレーザーを発射。
通常攻撃時はアルスノーヴァに装着されたナン・ドゥとその横に装備されたアルスノーヴァ側の砲門(ナン・トロワ)から連続砲撃を行いつつ敵をロック「FASロック(ファイア・アームズ・システムの略と思われる)」、最後にアルスノーヴァ頭部を展開させ極太のレーザーを発射する。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

ナイトディメンションの演出から分身があっても良さそうに見えるが、エール・シュヴァリアーガナドゥールとの差別化のためか搭載されていない。

銃装備
撃ち落としが発生する。ヴェクターガンを使用するが、被弾しそうな時に換装を行うのは効率が悪そうである。
ビームコート
ビーム属性攻撃のダメージを軽減するバリア。後継機のデア・ブランシュネージュになると、上位性能のパッシブビットに変更される。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

飛行可能。適応は空の方が高い。

サイズ[編集 | ソースを編集]

M
『D』『X-Ω』。
S
「OGシリーズ」。

カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]

運動性+25
『第2次OG』。
機体の地形適応「空」「宇」を「S」に変更
『OGMD』。

機体BGM[編集 | ソースを編集]

搭乗しているキャラのテーマが流れる。また、ラインロックランチャー使用時には必殺武器用BGMが使われる。

「Duologue」
リムの基本曲。「デュオローグ」、対話を意味する。第2次OGでは彼女の専用機なのでこれが流れる。
「Duet」
ライン・ロック・ランチャー使用時。リムの必殺技BGM。「デュエット」、二重唱である。

関連機体[編集 | ソースを編集]

デア・ブランシュネージュ
武器換装ファイター「エクセルシオ・アルスノーヴァ」とドッキングした姿。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 名前はフランス語で「白雪姫」のこと。バンプレストオリジナルではほかにネージュ・ハウゼンが白雪姫モチーフである(名前を見てわかる通り、彼女も白雪姫の仏語訳が名前の由来である)。
  • リム役の桑島法子氏は寺田プロデューサーに「白雪姫なのになんで黄色なんですか?」と訊ねたというエピソードがキャラホビ2011で語られた(それを聞いたアイビス役の渡辺明乃氏からは「アルテリオンと被るから」と突っ込んでいる)。
  • また、桑島氏曰く「(名前が)言い辛い」との事。

脚注 [編集 | ソースを編集]

  1. メディアワークス『スーパーロボット大戦D ザ・コンプリートガイド』15頁。