バルギアス
バルギアス | |
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登場作品 | |
声優 | 中田譲治 |
デザイン | 藤井大誠[1] |
初登場SRW | スーパーロボット大戦BX |
SRWでの分類 |
機体 パイロット ラストボス |
プロフィール | |
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分類 | 機械生命体 |
年齢 | 3万年以上は生きている(精神年齢は、人間でいえば40歳代[1]) |
全高 | 35.0m[1] |
重量 | 260.5t[1] |
所属 | デストルーク[2] |
役職 | 首領 |
バルギアスは『スーパーロボット大戦BX』の登場キャラクター。
概要[編集 | ソースを編集]
デストルークの王とされる機械生命体。
赤い建築物のような巨体や口元を覆う装甲が特徴で、鋭い眼光と圧倒的な力で周囲を威圧する。その出自などは全く以って不明。
目的は世界の境界を破壊し、全ての世界を支配して闘争の世を作り出すこと。皇帝ワルーサなど他次元の存在とは顔見知りのようで、少なくとも3万年以上の時を生きている。
「力こそ全て」というシンプルな思想の持ち主であり、実際にその戦闘力は圧倒的の一言。炎の力と専用の大剣「ギバスソード」であらゆるものを焼き尽くし、破壊する。その力ゆえに自身以外にはさしたる興味を持たない傲慢な人物だが、だからと言って単純な性格ではなく非常に頭が回る。自身で策略を巡らせることをしないのは別空間に隔離されていたのと、ディボーティーが動いていたために任せていたにすぎない。
当初はその強大すぎる力ゆえに「境界」に阻まれて別空間から出て来ることが出来ず、デストルークはバルギアスを地球圏に呼び込むことを当面の目的として行動していた。最終的に「記憶の至宝」を受け継いだ存在であるユキから境界の力を奪い取り、最終決戦においてバルギアス・ドラグーンと化す。
実はバルギアスが境界の力を求めていたのは、異世界同士の戦争を起こした黒幕にして「無界の存在」たる仕掛け人を倒す為であった。全異世界の支配も遙か太古に発生した戦争の仕掛け人であるジスペルを引きずり出す為であり、それも世界を救う為ではなく、単に仕掛け人に端を発する戦乱を収め、この宇宙に生きる生命体が創り出す世界を求めたからである。結果、再び世界が戦乱に包まれ、全異世界が荒廃したとしても構わないと考えている。
ジスペルが現れた際の決戦においてバルギアス・ドラグーンの姿で挑むが、境界の力をもってしてもまったく敵わず、あっさりと返り討ちに遭い死亡した。通常ルートの最終話では、ブライティクスとの死闘の末、ファルセイバーとヨウタにトドメを刺され、自身の敗北を認め死亡した。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦BX
- 初登場作品。第1話からちょくちょく顔を見せているが、ユニットとしての登場は中盤の第27話。それまでの版権ボスや直前まで戦っている合体原種とは一線を画するとんでもない強さを誇り、迂闊に接近するとバタバタ叩き落される。自動回復こそないもののHP250000に加え、残りが187500を切ると撤退するので撃墜は不可能。大人しく合体原種を叩いて帰ってもらった方がいい。
- 最終話では、一度撃墜するとバルギアス・ドラグーンとなって復活する。オリジナル勢力の大ボスの割に燃費が悪く、全ての攻撃で少なからずENを使うため、消耗戦に持ち込むとEN切れで何もできなくなる。
- ちなみに顔グラフィックでは見上げるようなアングルで描画されているため首元の装甲で隠れて目元しか見えないが、ギバスソードのカットインで素顔が見られる。また戦闘シーンでは常時滑らかな動きを見せる。機械生命体ゆえか。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
- ヘルフレイム
- 方向指定型のMAP兵器。消費EN30。炎で眼前を焼き払う。マイクの「ディスクM」を拡大したような範囲で放ってくる上、一体どういう理屈なのか敵味方識別有効。手番を回したら間違いなく撃って来ると考えた方がいい。ただし命中修正は0、クリティカル補正は-10であるため、機体側の強化だけでも十分に対応可能。
- ヘルビーム
- 目から炎の光線を発射して敵を貫く。消費EN10。
- ギバスソード
- 虚空から専用の剣を取り出し、炎を纏わせて粉砕する。消費EN20。バリア無効を備えているためダメージカットは難しい。
- ギバスブレイク
- ギバスソードを振り下ろし、炎の衝撃波で真っ向両断する。
特殊能力[編集 | ソースを編集]
移動タイプ[編集 | ソースを編集]
サイズ[編集 | ソースを編集]
- L
- 『BX』には無条件で参戦するLサイズが戦艦以外だとダイテツジンしかいない上、第27話の時点ではまだいないのでまともにぶつかろうとすると返り討ちが関の山。
- と言うより本作のサイズ設定ならばMサイズでもいいと思うのだが、やはり強敵を意識したサイズなのだろうか…。
機体BGM[編集 | ソースを編集]
- 「バルギアス そして、デストルーク」
- デストルークの共通曲。このタイトルが本人と組織の関係性を端的に表している。弦楽器を主旋律に据えた曲調で危機感を煽り立てる。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
能力値[編集 | ソースを編集]
全能力が高く、特に防御に優れる。回避だけは低く、80と最低レベルの運動性もあって当てることだけは簡単。
特殊スキル[編集 | ソースを編集]
人間関係[編集 | ソースを編集]
- ディボーティー
- 副官。彼女からは絶対の忠誠を捧げられているが、さしたる興味は持っておらず、自身について来られるのかどうかを試している。
- デストルーク兵士
- 配下の配下たち。彼らにはディボーティー以上に無関心。
- ファルセイバー
- 宿敵たる「次元の守人」。
- ジスペル
- 彼が打倒しようとする「無界の存在」。「受け継がれた未来」では出現した彼を倒そうとするが、力及ばず返り討ちにされる。
版権作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
- 皇帝ワルーサ
- 顔見知り。3万年前に一度会ったことがあるらしい。
- 闇の皇帝ジークジオン
- 顔見知り。
- 超竜神
- オービットベース宙域に現れた際、挨拶代わりにと彼を一蹴した。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「竜鬼種程度の力はあるようだな。だが!」
- 被弾時。
- 「ヒイラギ ヨウタだったな。貴様の名も覚えているぞ」
- 最終話におけるヨウタとの戦闘台詞。デフォルトネームのままの場合のみ出る。
- 声付きのスパロボで主人公の名前が呼ばれる台詞はかなり珍しいが、フルネームとなるとさらに希少。
- 「お前たちには、ディボーティーの部下が世話になったな…!」
- 勇者ロボ軍団との戦闘台詞。デストルーク兵士への認識がこれという時点で、心底自分以外はどうでもよいという考え方がわかる。
- 「奴は自分の目的のためだけに生きる。その前には全てが無意味」
「フ……そういった生き方はお前に植え付けられたモノとは言え、気に入っていたのだがな」 - 『BX』第24話「青き巨神と赤き巨神」エンドデモにて、行方をくらましたブルーヴィクターを評して曰く。
- 「挨拶代わりだ。まずは貴様が死ね」
- 『BX』第27話「暗黒の大決戦」にてオービットベース宙域に現れた際、超竜神に狙いを定めて。前置きもそこそこに抹殺宣告を下し、一撃で大破に追い込んだ。
- 「ファルセイバーと言ったな?」
「俺はこの世界を造るモノを全て破壊する。守るというのであれば、守ってみせるんだな。ただし、本当にこれからも守れるのなら、な」 - 同上。ファルセイバーのエリアルスパークを喰らった直後のセリフ。この一撃でファルセイバーが限界を迎えた事を見抜いていた様で、エンドデモでワルーサとの会話で「(もう戦えない事が)惜しいな」と言っている。
関連機体[編集 | ソースを編集]
- バルギアス・ドラグーン
- 境界の力で変貌した姿。
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ 以下の位置に戻る: 1.0 1.1 1.2 1.3 『スーパーロボット大戦BX パーフェクトバイブル』410頁。
- ↑ 本人は組織にはほとんど興味を持っておらず、ただ己の目的へとまい進している。
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