キャバリアー0型

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キャバリアー0型
外国語表記 CABARIER-ZERO[1]
登場作品 機甲戦記ドラグナー
デザイン 大河原邦男
初登場SRW スーパーロボット大戦A
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 メタルアーマー
型式番号 XC-00
動力 FPW-2D型 超小型核融合炉×2
出力 21万ポンド(ドライ)
33.6万ポンド(CMP)
装甲 マルチプルハイブリッド型ゼライトコーティング済
素体 ドラグナー1型
開発者 ラング・プラート
所属 地球連合軍
乗員人数 1名
パイロット ケーン・ワカバ
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キャバリアー0型は『機甲戦記ドラグナー』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

ドラグナー1型が支援ユニット「キャバリアー0」を装着した形態。白兵戦重視のD-1にD-2の砲撃戦能力、D-3の電子戦機能が加わり、1機に3機の機能を備えることを可能とする。

一見いいとこどりにも見えるが、宇宙以外では使い勝手が悪く、装着したままではレーザーソードが使えないなど欠点も目立つ。本来は1体に複数の機能を詰め込んだのだが、扱いづらくそれぞれの機能に特化した3機のD兵器に機能を分割したという経緯を持つ(故に0型なのだろう)。

キャバリアーは強制排出による質量弾として扱われることもあった。

原作では10話でファルゲンへの囮としてキャバリアーは内部に爆薬を詰め、爆破された。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦A
初登場作品。序盤の宇宙面でのみ出撃する。レーザーソードやシールドがそのまま使え、レーザーソード使用時は一時キャバリアーを外す。
スーパーロボット大戦A PORTABLE
レーザーソード使用時にキャバリアーを外さなくなった。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦GC
地上面でもキャバリアーに換装して出撃できるようになったが、レーザーソードが使えなくなる。本作の仕様上マップ内での分離は不可。設定に反しEWACの広域サポート力と長射程のレールキャノンは使い勝手が良く、合体攻撃が無くレーザーソードも空に届かない序盤の1型より使いやすい。ケーンの能力も切り込み役向けなため、単機で先行し後続部隊を支援といった戦法も可能。リフター装備になると何の説明もなく破棄される。
スーパーロボット大戦XO
『GC』の移植版だが、キャバリアーは『A』同様の外装パーツに変更された。分離コマンドか「キャバリアー突撃戦法」でD-1になれるようになった。

関連作品[編集 | ソースを編集]

Another Century's Episode
宇宙ミッションでドラグナー1型が装備する。HP減少で破壊されるか、キャバリアーを自発的に分離することでD-1に戻る。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

武装[編集 | ソースを編集]

220mm レールキャノン
キャバリアーから伸びる二門のキャノン砲。
SRWでは本機の使用可能時期の1型は合体攻撃が使用困難な事が多いため、長射程高威力のこの武器主体で戦うのが無難。
2連式 25mm 機関砲
手の甲にあるバルカン。発射速度毎分1500発、携行弾数800発。
SRWでは未実装。
迫兵戦用アサルトナイフ
格闘戦用武器。ふくらはぎに2本装備。
SRWでは未実装。
レーザーソード
両腰2本装備し、柄を合わせてツインソードのバリエーションがある。ケーンはこの形態で使用することが多かった。
実装は『A』のみ。リメイク前では原作再現で、キャバリアーを排出した後に斬りかかる。
75mm ハンドレールガン LPS9型
主兵装の手持ち式実弾マシンガン。発射速度毎分1800発、鉄甲弾および爆裂弾を装填可能。
マルチディスチャージャー
アンダーバレルに装備した多目的ランチャー。プラズマグレネード2発を装填。スモーク、チャフ、フレアも装填可能。
SRWでは未実装。

必殺技[編集 | ソースを編集]

キャバリアー突撃戦法
XO』のみのパターンアタック。レールガンとレールキャノンを連射した後、最後にキャバリアーを分離して質量弾としてぶつける。使用後は機体がドラグナー1型に変化する。

合体攻撃[編集 | ソースを編集]

Dフォーメーションアタック
ドラグナー2型ドラグナー3型とのコンビネーション攻撃。
『A』ではリアルルート2話で最後の1機を倒す前にケーン、タップ、ライトのレベルを10以上にしないと見れない全滅プレイ必須のレア武装。
恐怖のトリプルアタック
ドラグナー2型、ドラグナー3型とのコンビネーション攻撃。
『A』ではDフォーメーションアタック同様レベル制限付きでこちらは2話クリア前に3人のレベルを15以上にしないと見れない。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

EWAC
『A』では(大)だが、本形態自体の出番がほぼない。
ジャマー
剣装備
切り払いが可能。
盾装備
ハイブリットタイプの手持ちシールド。シールド防御が可能。実装は『A』のみ。
分離
キャバリアーを外してドラグナー1型になる。
換装
GC』のみ、ドラグナー1型の換装形態扱い。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

A』では宇宙面でしか出撃できないため、地上の適応がない。
GC』では地上でも出撃可能。

サイズ[編集 | ソースを編集]

M

カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]

格闘武器の攻撃力+200
A PORTABLE』にて採用。単純に分離後と同じボーナス。通常プレイの1周目で取得することは不可能であり、ほぼお遊びのレベル。なお、せっかくキャバリアーで追加された火器に全く影響しないため、仮に取得しても分離後以上に活かしづらい。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

炎の日
第1話より。戦闘に巻き込まれ、偶然手に入れたディスクでドラグナーを起動させてしまったケーン達。不慣れながらも必死に戦うがダインに組み付かれてしまい窮地に陥る。武装にレーザーソードを発見したケーンは増加装甲を分離ドラグナー1型の姿を現して一刀の下に敵を両断する。
GBA版『A』のレーザーソードの演出の元となったシーンだが、原作ではツインソードではなくシングル形態を使っていた。

関連機体[編集 | ソースを編集]

ドラグーン
量産型ドラグナー。白兵・砲撃・電子戦といいとこ取りの発想は共通だが、D兵器各機のデータを充分に反映・発展させているためキャバリアーよりも使い勝手は良くなっている。

余談[編集 | ソースを編集]

  • キャバリアーはデザイナーの大河原邦男氏からの提案で誕生した装備。『ドラグナー』自体が『機動戦士ガンダム』を非常に強く意識した作品であり、主役機ドラグナー自体も『ガンダム』同様の3機編成デザインということから、デザインに対する変化・挑戦を求めての提案であった。大河原氏個人としては、序盤だけでなくキャバリアーを長く活かして欲しかったことを語っている[2]
    • モチーフは時代劇の笠と蓑姿。キャバリアーを排出して斬りかかるアクションにモチーフの面影があり、GBA版『A』で同アクションが再現されている。
  • 一部資料では、ドラウドラグナー1型カスタムにも専用キャバリアーが存在していた(後者の名称は「キャバリアーCX-3」)。本編ならびにSRWでは未登場。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. MECHANICS、機甲戦記ドラグナー公式サイト、2022年1月6日閲覧。
  2. KADOKAWA『大河原邦男 プロフェッショナルの50年』より。