SSSS.DYNAZENON
SSSS.DYNAZENON | |
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読み | ダイナゼノン |
原作 | グリッドマン |
監督 | 雨宮哲 |
脚本 | 長谷川圭一 |
キャラクターデザイン | 坂本勝 |
メカニックデザイン | 野中剛 |
音楽 | 鷺巣詩郎 |
制作 | TRIGGER |
放送局 | TOKYO MXほか |
放送期間 |
2021年4月2日 -6月18日 |
話数 | 全12話 |
シリーズ | GRIDMAN UNIVERSE |
初登場SRW | スーパーロボット大戦Y |
『SSSS.DYNAZENON』はTRIGGER制作のテレビアニメ作品。
概要[編集 | ソースを編集]
『SSSS.GRIDMAN』に続く『電光超人グリッドマン』の世界観をベースにしたアニメ作品の第2弾にしてGRIDMAN UNIVERSEの一作。製作スタッフも『SSSS.GRIDMAN』からの続投となるが、世界観や登場人物は一新されているため、所謂続編とはニュアンスが異なる。
巨大ロボット・ダイナゼノンに乗って怪獣と戦うことになった少年少女の成長と人間関係の変化を描いていく青春ロボットアニメで、架空のマーチャンダイジングに則った展開や、要所要所に特撮作品的な演出が盛り込まれている作劇などは『GRIDMAN』と同様となる。
物語後半には『SSSS.GRIDMAN』の一部キャラクターが登場する他、2023年には両作のクロスオーバー映画『グリッドマン ユニバース』が公開された。
ストーリー[編集 | ソースを編集]
東京都アヤナシ市フジヨキ台に住む高校生・麻中蓬は、ある日行き倒れの青年ガウマを助ける。
翌日、気になるクラスメイトである南夢芽に呼び出された蓬は、怪獣が出現し、街を破壊し始めるのを目撃する。
二人と共にその光景を目撃したガウマが所持していた竜の置き物を掲げると、巨大ロボットダイナゼノンが出現。ガウマ、蓬、夢芽、そして偶然居合わせた山中暦の四人はその中に乗せられ、怪獣を操る怪獣優生思想との戦いに巻き込まれていく。
登場人物[編集 | ソースを編集]
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
ガウマ隊[編集 | ソースを編集]
- ガウマ
- 主人公の一人。元怪獣使いの青年。
- 麻中蓬
- 主人公の一人。夢芽を気にする少年。
- 南夢芽
- ヒロイン。蓬のクラスメイト。
- 山中暦
- 偶然ダイナゼノンに乗せられた無職の青年。
- 飛鳥川ちせ
- 暦の従妹の不登校の少女。
グリッドナイト同盟[編集 | ソースを編集]
怪獣優生思想[編集 | ソースを編集]
その他 [編集 | ソースを編集]
- 稲本さん
- 蓬のバイト先のバイトリーダー。
- 角井鳴衣
- 夢芽の親友。通称お母さん。
- 淡木、なずみ、らんか、金石
- 蓬と仲が良いクラスメイト。
- 南香乃
- 夢芽の姉。5年前に水門の転落事故で命を落とした。
- 蓬の母ちゃん
- 蓬の母親。蓬の父親とは離婚しており、今は別の男性と交際中。
登場メカ / ヒーロー[編集 | ソースを編集]
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
ガウマ隊[編集 | ソースを編集]
- ダイナゼノン
- ダイナソルジャーを中心に合体した巨大ロボット。合体竜人。
- ダイナレックス
- ダイナゼノンが合体パターンを変更した怪獣形態。合体強竜。
- ダイナソルジャー
- 蓬が搭乗する竜人型ロボット。
- ダイナソルジャー ウイングコンバイン
- ダイナウイングと合体した飛行形態。
- ダイナソルジャー ストライカーコンバイン
- ダイナストライカーと合体した重砲撃形態。
- ダイナソルジャー ダイバーコンバイン
- ダイナダイバーと合体した水中用形態。
- ダイナウイング
- 優芽が搭乗する全翼機型メカ。
- ダイナストライカー
- 暦が搭乗するバギーカー型メカ。
- ダイナダイバー
- ガウマが搭乗する潜水艦型メカ。
グリッドナイト同盟[編集 | ソースを編集]
- グリッドナイト
- ナイトが変身する姿。
- グリッドバーンナイト
- グリッドナイトとゴルドバーンが合体した姿。
- カイゼルグリッドナイト
- グリッドナイトを中心にダイナゼノン、ゴルドバーンが合体した超合体竜王。
登場怪獣[編集 | ソースを編集]
- ゴルドバーン
- ちせが拾ったバロックが成長した黄金の怪獣。
- シャルバンデス
- 重力を操る能力を持った急転直下怪獣。
- グレージョム
- 瞬間移動能力を持った油断大敵怪獣。
- バーナドドン
- 広範囲に爆発を広げる千荊万棘怪獣。
- ディドラス
- 3次元物体を2次元に変換する千荊万棘怪獣。
- ネオフォビア
- 物質をゾル状に溶かす能力を持つ生生流転怪獣。
- ブルバイン
- 重力を増減し、相手を押しつぶす能力を持った落花流水怪獣。他の怪獣とは違い二人で操る必要がある特殊な個体。
- ザイオーン
- 落ちない極彩色の塗料をばらまく紆余曲折怪獣。
- ギブゾーグ
- 物体や地面を液状化させる能力を持つ厚貌深情怪獣。
- ガルニクス
- 人や物の時間を切り取り、自分の体内空間へ取り込む悲観離合怪獣。
- ガギュラ
- 咬文嚼字怪獣。
用語[編集 | ソースを編集]
- 怪獣使い
- 「インスタンス・ドミネーション」で怪獣を掴み、操る力を持つ能力者たち。
- 怪獣優生思想
- 怪獣が世界を導く存在と語る怪獣使いの四人組。怪獣本位の世界を実現するため、人間の秩序を破壊しようとしている。ただし、それぞれの最終的な理想は異なる。
- 姫
- かつてガウマ達怪獣使いが仕えていた王国の姫君。ガウマと恋仲で、ガウマが探している人物。
楽曲[編集 | ソースを編集]
- オープニングテーマ
-
- 「インパーフェクト」
- 歌:オーイシマサヨシ
- 『Y』ではプレミアムサウンド&データパックに原曲を収録。
- エンディングテーマ
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- 「ストロボメモリー」(第2話 - 第12話)
- 歌:内田真礼
- 挿入歌
-
- 「My Way」
- 歌:アンチ(鈴村健一)
- 『SSSS.GRIDMAN』におけるアンチのキャラクターソング。
- 『Y』ではプレミアムサウンド&データパックに原曲を収録。
登場作と扱われ方[編集 | ソースを編集]
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Y
- 初参戦作品。
各話リスト[編集 | ソースを編集]
話数 | サブタイトル | 登場怪獣 | 備考 | 再現スパロボ |
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第1回 | 怪獣使いって、なに? | シャルバンデス | ||
第2回 | 戦う理由って、なに? | グレージョム | ||
第3回 | 裏切り者って、なに? | バーナドドン | ||
第4回 | このときめきって、なに? | ディドラス | ||
第5回 | 恋人みたいって、なに? | ネオフォビア | ||
第6回 | この切なさって、なに? | ブルバイン | ||
第7回 | 集まった意味って、なに? | ブルバイン | ||
第8回 | 揺れ動く気持ちって、なに? | ザイオーン | ||
第9回 | 重なる気持ちって、なに? | ゴルドバーン ギブゾーグ |
||
第10回 | 思い残した記憶って、なに? | ガルニクス | ||
第11回 | 果たせぬ願いって、なに? | ガギュラ(第1形態) | ||
第12回 | 託されたものって、なに? | ガギュラ(第2形態) |
上記のほか、「GRIDMAN」と同様、11話まで各話の放送後の日曜日から1週間限定で、Youtubeで短編ボイスドラマが公開されていた。映像ソフト発売に際して、新作が4本追加されたほか、2023年の劇場版総集編公開時に、入場特典として更に1本新作が製作されている。
余談[編集 | ソースを編集]
- 本作は『電光超人グリッドマン』の第18話「竜の伝説」がストーリーのベースとなっている。
- ガウマの正体や怪獣使いの背景設定はこの話に登場する「竜を操る一族」が元になっており、ダイナゼノンに変化する竜の置物なども同話に登場したアイテムが元ネタ。
- 本作に登場する怪獣は肩書は「SSSS.GRIDMAN」と同じく四字熟語が用いられている他ら名称は心理学用語が語源となっている。
- 『電光超人グリッドマン』を原典に据え、製作スタッフや一部の設定が共通しているものの、本作は『SSSS.GRIDMAN』の直接の続編ではない。映画『グリッドマン ユニバース』もあくまで本作と『SSSS.GRIDMAN』のクロスオーバー作品と銘打たれており[1]、作品内において本作と『SSSS.GRIDMAN』の具体的な関係性が明かされた。
- 明言はされていないが、多くの登場人物が故事成語を名前の由来としていると思われる。例えば麻中蓬は「蓬のように曲がりやすい植物でも、まっすぐな性質の麻の中に入って育てば曲がらずに伸びるように、人間は善良な人間と交われば自然に感化され、誰でも善人になる」という意味のことわざである「麻の中の蓬」、南夢芽は儚い夢や栄華のむなしい事のたとえである「南柯の夢」など。
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ 映画『グリッドマン ユニバース』は本日(3/24)公開。『グリッドマン』&『ダイナゼノン』によるクロスオーバー作品、ファミ通.com(2023年3月24日)、2021年4月21日閲覧。